凪待ちのレビュー・感想・評価
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観終わってからもジワジワ来ています
香取慎吾ファンとしても大満足・大興奮の作品でした。そして一映画ファンとしても、白石和彌監督の代表作となるのでは?と感じました。
無駄な台詞や説明が無く、スクリーンに映る全ての人物が石巻にリアルに存在するようです。主演香取慎吾の圧倒的存在感に引き込まれます。汗や脂が臭ってくるような薄汚い風貌、だらしないボテッとした大きな体つき、迫力のあるアップの顔、ギャンブルに狂う目。台詞ではなく表情で怒りや哀しみを表現するあの顔。脇を固める役者陣が全員バッチリはまっていて、唸ります。
見応えはあるのだが、色々と解明されないまま終わった点が…
犯人探しではない
堕ちてなお生きる
多くの人に見てほしい
香取慎吾の新境地
苦しくて切ない
いい作品
映画好きな人は見て
ずっと待ち望んでた香取慎吾
世間ではいわゆるキャラものと言えばの代名詞となってる香取慎吾。
だが、「沙粧妙子」や「蘇える金狼」を見てた私としては「やっと見れた」と思いの方が強かった。
ろくでなしである郁男。でも川崎時代のいじめられてる先輩を助ける姿からも根底にある優しさがにじみ出てるから周りがほっとけない。
そんな周囲の優しさから逃げる、何度も何度も信じられないくらいに。
注目して欲しいのはノミ屋での郁男のギャンブラーの血が騒いだ瞬間の眼。狂気に満ちたあの佇まい。(私がずっと待ち望んでた香取慎吾がそこに)
原作の小説書き下ろしよりバイオレンスが多かった印象だが、それを得意とする白石監督だけあってすんなり観れた。
主演監督のどちらのファンも納得できる作品なので、是非先入観にとらわれずとりあえず観てもらいたい。
ただ、サスペンスを匂わせるがそこは曖昧なのでそれを求めて観ると不完全燃焼になる。
出ている人みんないいです。 みんな堕ちそうになったり、どこか堕ちた...
出ている人みんないいです。
みんな堕ちそうになったり、どこか堕ちたりしながら生きている。
何かから逃げたことない人なんていないんじゃないかな。
観ていたら自分が逃げているものと向き合えた。
いろんなことで泣けてくる。
救いたい人のことも考える。
愛がいっぱいの映画だと思いました。
見入ってしまった作品。
残念なのは。
落ちる男
あんなクズな男はなかなかいない。ギャンブルに溺れ、有り金つぎ込み全部取り返そうとするがうまくいかない。あれ?そういう男いるかも。郁男が香取慎吾なことでどこかに落ちずに戻ってくるのを期待したのか。
クズな郁男はほとんどヒモ状態。なぜか恋人の連れ子とウマが合う。根底には素直な男なんだろうがそれを表現しない。クズなのに根底に隠れた郁男の優しさが漂うからかな。そしてクズでヨレヨレな郁男がなぜか色っぽく艶がある。そこと工場でキレて暴れ競輪に頭も心も持っていかれる郁男が表裏一体なことに胸が締め付けられる。恋人の父勝美とのシーンは必見。エンドロールの今の石巻もまた。もう一度見に行こう。郁男たちの凪をみつけたい。
とても良い
石巻の今を
香取慎吾って、すごい役者でした!!!!
観て良かった
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