劇場公開日 2019年6月28日

凪待ちのレビュー・感想・評価

全325件中、201~220件目を表示

5.0キャストの熱演に感涙

2019年7月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

萌える

白石監督の作品は所見でしたが、PG12の割にはバイオレンスの要素も少なく直ぐ世界観にのめり込めました。
震災に寄りすぎない内容だか今の現状を映し出すスクリーン、そして田舎あるあるな部分に相打ちをしていた。しかしある事件をきっかけに物語が大きく動き出す。
見事と言わざる得ない俳優香取さんの迫真の演技に引き込まれて、クズなのに愛しい気持ちになった。
更に昆野家の存在も映画の軸とも言える。
優しさが何故不幸を呼び寄せてしまうのか、過ぎ去った時間はもう元には戻せない、だが残されたものは生き続ければならない。
深く心に刺さる今年一番の最高傑作に出会えたことが本当に良かった。

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フィル

4.0名作だった。しいていうなら、しんごくんがボロボロになっていく様がき...

2019年7月2日
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名作だった。しいていうなら、しんごくんがボロボロになっていく様がきれいなままだったので、そこがもっとリアルだったらよかったなと思った。

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おれ

5.0監督と主演の化学反応 香取渾身の演技

2019年7月2日
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興奮

知的

香取慎吾が白石監督と素晴らしい化学反応を起こしている。いつもの白石作品よりマイルドだが香取慎吾を得て監督らしい作品になっているなんて驚き。2時間あっという間でだれさせない。音楽が抑制的で変に情緒や感傷に訴えずそれでいて号泣必至のラスト。見たことのない香取慎吾という触れ込みだがそれでも長年見てきた彼の一面が引き出されていて違和感がない。墜ちるだけ墜ちても下品にならない愛すべきダメ男なのだ。助演陣の素晴らしさ。リリーさん吉澤さんは言うまでもないが女優陣もまた素晴らしい。ヤクザの面々もこれまた見せてくれる。無駄なキャストが一人も居ない。昔見たフランス映画を髣髴とさせてくれた。出色の傑作。

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sanfeliche

4.5日本人全てに観てほしい。

2019年7月2日
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悲しい

怖い

最初は小さな綻びからどんどん転がり落ちていく男を香取慎吾が体当たりで好演。文字通り傷だらけになりながらの迫真の演技は観ごたえあり。脇を固める役者さん達も素晴らしく、特に吉澤健は味があってすばらしい。
最後に射す微かな光とエンドロール、過酷な出来事の連続で、それでも暖かさを捨てず生きて行く人々。これは祈りだ。郁男と残された傷ついた家族の幸せ、そして被災地の復興を祈らずにはいられない。今の日本人すべてに是非観てほしい。

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K-ko

5.0また観たい!

Rさん
2019年7月1日
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悲しい

怖い

すっと話に引き込まれて、集中力が途切れず、ちょうどいい時間で終わった。
ダメな方へ行ってしまう主人公を助けたくなる。周りの人の優しさがホッとする。
観終わる(犯人がわかる)と別の視点で観たくなって、もう一度観たくなる映画だった。
震災のことにも触れていて、忘れてはいけないテーマだと思う。
また劇場に観に行きます。

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R

5.0本当のクズ野郎は誰だ

2019年7月1日
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悲しい

知的

この作品を鑑賞した後に考察している自分がいる、これは私が好きな純文学のジャンルで凪待ちのキービジュアルも、その問い掛けのような言葉が添えられているではないか。
純粋に大喝采を浴びるべき映画。
郁夫は香取慎吾でなければならないし、脇を固めるキャストも彼等じゃなければ違和感1つは出ただろうが、文句の付けどころがない。
賞を総なめにした万引き家族を思い出す。そんな素晴らしい映画が令和早々に出現したことに喜びを隠せない。
とにかく、日本人であれば是非見て頂きたい作品であることは間違いない。

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月子

4.0まっすぐにしか生きられない

2019年7月1日
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圧倒的に香取慎吾の息遣いが伝わる演技が良かった。背景の描写はいささか古く感じたが、震災津波がリアリティーを増す。必死の生き方と、やり場のないやるせなさが加わり、香取演じる「木野本」を応援したくなる。自分にも原因がある巡り合わせの悪さは、イラつかせるも、平穏を望む「凪待ち」の状態か。津波に沈んだ平穏の生活は、もう戻ってこないのか。そこも「凪待ち」状態なのか。そんなことを考えながら映画を見た。リリーフランキーの最後の表情も印象的だった。

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にっしん

4.5ダメ男だけど...

2019年7月1日
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愛で繋がっていればその先は必ずあるのかな?って信じられる映画だと思いました☺️

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れかまる

4.5良かった

2019年7月1日
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babami

4.5主人公の中にある嵐

2019年7月1日
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興奮

物語の最初から、主人公は既に真っ当な人生のレールを外れ、ろくに仕事もせずにギャンブルに夢中になり、暴力衝動を抑えることができない、大事なものがかなりたくさん欠落した男として観客の前に登場する。 その理由として、これまでの人生や何故ギャンブル依存症になったのかなどという説明があるわけではない。初めて見た時は彼の行動が理解しきれないところもあり、なぜそんなことをしてしまうのかと半ば呆れるような気持ちで見た部分もあった。でも見終わった後ふと思った。彼だけでなく観客である我々も、いろいろな理由によって、もしくは何の理由もなく、もうすでにあらかじめさまざまなことが失われている存在なのだと。その理由を自ら説明、あるいは釈明、弁明しようと思えばできるかもしれない。しかしそうしたからといって失われたものが戻ってくることはない。そのような救いのない共通点を通して観客がこの主人公に心を寄せることができる、この物語の開始地点はそのような場所に設定されているのかもしれない。

主人公はつねに現実から逃げ続けている。本当は心が優しい面もあり、やる気になれば仕事ができないわけではないという部分もあるのだが、彼はいつもどこか上の空で、恋人や自分を気遣ってくれる人の思いと向き合うことを拒否する。自分の中にある嵐につねに翻弄され、他人に気持ちを振り向ける余裕がないようにも見える(同棲している恋人にすらも)。自分を表現することが不得手で人間関係がうまく築けず、感情のコントロールも上手くできない彼の人生は行き詰まってしまう。見ていて思わず、何故彼はこんなふうにしか生きられないのだろうと考えてしまう。これはすべて彼のせいなのだろうか。もちろん、20歳をとっくに過ぎた彼が自分の行いを誰のせいにすることもできない。でも、どうして彼がこんなふうにしか生きられないのか、どうしてこんなに歪んでしまわなければならないのか、いったい彼に何があったのだろうと思わず考えさせられる。きっといまの考え方ではすべてが「自己責任」とされるのだろう。でも、個人にすべての原因を帰してしまうことが本当に正当なのだろうか?と思わされてしまう。

自らの欠落を認識することは苦しい。でも直視せずに生きることも苦しい。失われたもの、癒えることのない傷、忘れることのできない苦しみ。自らの内にあるそれらを認めることからしか前に進むことができない地点があることをこの映画は示唆している。私はあのラストシーンから、彼=我々の苦しみが決して個人的なものではなく普遍的なものであるという救いのようなものを感じた。それと同時に、震災で大事な人やものを亡くした多くの人の苦しみも決して他人事ではなく、我々の苦しみとどこかで響きあうものなのだということも。

「誰が殺したのか?何のために殺したのか?」というサスペンス風のキャッチフレーズは物語とは一見そぐわないようにも思える。しかし考えてみれば、私たちの現実はそう問いたくなるような不条理な死に満ちている。震災での死者は膨大なため、ついつい「〇万人」という数字で処理してしまいそうになる。でも彼らは一人一人の人間であり、その死は決して数字だけで処理されるべきものではない。遺された者たちが、答えは決して返って来ないと分かっていながら「誰が?何のために?」と問わざるを得ないような、私たちの現実に起こる死と同じ死なのだ。

決して明るく楽しい映画ではない。でも見ている人間の心の暗く荒れ狂っている場所に救いの様な何かをもたらす作品だと思う。安易な救済の物語ではない。見ている方は、全編通じて主人公の激しい感情に翻弄され続ける。しかし見終わった後の心はどこか静かだ。彼の苦しみも私の苦しみもみんなの苦しみも、あの海に流れて少しでも消えればいい。そんなふうに願いたくなる。

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pal

4.5寄り添って生きること

2019年7月1日
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ギャンブル依存や、DVなど様々な問題が背景として語られるが、物語を観終わって感じたのは、人は寄り添って生き、困難を乗り越えようとするということ。

一見、再生のストーリーのようにも思えるが、自分が一人になってしまった時、或いは、友人・知人が一人になってしまった時に抱えてしまう問題が対照的に語られることも、そんな風に思わせる。

そして、口幅ったい言い方かもしれないが、それが、被災地で復興を目標に、或いは、日々をなんとか生き抜こうとしている人たちに対するオマージュなのではないかと考えさせられる。

津波は何もかも呑み込んだが、こうした人たちの気持ちまでは呑み込むことは出来なかった。

明るさを抑えた映像表現だが、なにかしっかりした足取りを感じさせるように思った。

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ワンコ

4.0早く立ち直れ

2019年7月1日
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ごっとん

4.02019-63

2019年7月1日
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悲しい

徹底してクズだった。
ほんとに「らいおんハート」歌ってた香取くん?

そういえば香取くんの演技を、今さらながらしっかり見たことがなかったのですが、
そこにいたのは間違いなく役者・香取慎吾でした。

クズ中のクズというレビューを読んでいたので、序盤は正直そこまででは?と思っていたら...。
中盤から、怒涛にクズだった。
さすがにそれは😟と思うことを、悉くやっていく。
自分でも止められないギャンブル依存症、心に広がる闇、その苦しさを全身で表現していた。
観てるこっちも、しかめっ面と困り顔を繰り返すので、眉間とおでこが疲れました(笑)
おじいちゃんがいたたまれんもん。
リリーさん、吉澤さんもさることながら、音尾さんのJenniferですら訛る演技はさすがと思いました。

キャッチコピーがサスペンスを匂わせていますが、実際はクズ男のドラマです。
そこを期待して観るとちょっと消化不良。
明かされない部分もあります。
真実はいつも一つ!で育ってきたので、気になっちゃう性分ですが、
役者陣の演技合戦が濃厚だったので、『三番目の殺人』のように、答えが出ない映画だったけど受けるものはたくさんありました。

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かいり

4.0新しい海

2019年7月1日
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破壊と再生の物語と一言で言うには残酷なストーリーなのだが、救われないはずの人間が救われる過程に過剰な予定調和はなく、でもところどころはありきたりで展開は読め、その隙間を役者が巧みに埋めていっている。結局、脚本と演出の勝ち?

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ghostdog_tbs

4.5ギャンブルは借金までしてやるもんじゃない!

2019年7月1日
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kossy

4.5予想以上でした

2019年7月1日
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特に情報を入れないで観たが、観てよかったです
重く苦しいが、最後にほんの少しの光を感じられる作品でした
主人公に共感出来たし、主人公のように自分も誰かの助けになれているのかなと思えました。生きようと思える映画でした

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Daiki Sugiyama

4.0見ていてつらい

2019年7月1日
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映画らしい映画を見た、と言う感想です。ただ、主人公があまりにクズで、見ていてつらい。途中退席した人がいたくらいです。それでも、良かった。人って、こういうものだよなぁ、と思わされる。いくつかご都合的にも思える展開があったけど、それもまた人だからと思いました。

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松戸花子

4.0これから香取慎吾という個性に期待する。

2019年7月1日
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愛を表現するって、実はいちばん難しいのではないだろうか。

香取慎吾がいい。

愛を力まず、疑わず、自然に表現できる役者
なんだと思う。

白石作品であのSMAPがどうはまるのか、興味は尽きなかった。

香取慎吾は香取慎吾で、白石和彌は白石和彌だった。

愛を抱えながら人を助け、人を殺す。白石不条理劇も健在だった。

香取慎吾は大きな一歩を踏み出したと思う。

次回作を期待することにする。

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エク

3.0中途半端に重苦しく切ない・・・

2019年7月1日
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週末レイトは、韓流映画のポスターって感じの地上波での番宣のない元国民的アイドルの一員主演の『凪待ち』

しかしヤフーのレビュー異様に高いし・・・
あの白石監督が、ドン底に切ない超バイオレス作品撮ったの!?と思って、主演俳優は好きじゃないけど鑑賞して来ましたが、一番小さいシアターで鑑賞者10人^^;;;

ギャンブル依存のどうしようもないクズの話ですが、主人公はどこか愛されるクズ、誰からも愛されない孤独なクズは悲惨(ーー;)
で、愛されるクズの奥さんが殺される。。。

ただこの出演メンバーなら、すぐ犯人の推測は出来る。。。(^◇^;)
物語の要点は、その犯人探しではないので、このポスターのキャッチコピーに、惑わされないようにご鑑賞下さい。

途中から娘役の恒松祐里ちゃんの今後のブレークを確信する存在感のみ見てた気がする・・・まれに出てた頃が懐かしい。

いい作品ですが、観るつもりの方は、早めに行かないと公開縮小されるかもですよ〜☆3

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eigatama41

4.0香取慎吾がいい!

2019年7月1日
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何と言っても香取慎吾がいい。

実にいい。

郁男役は彼以外考えられないくらいのハマり役だ。
(キム◯◯にはこの役は絶対無理だな)。

脇を固める役者さん達の演技も良かった。

ただ、脚本はどうだろう。

最後の大博打も予想通りだし、その後の展開も予想通り。
犯人も早々にこの人だろって思ったら案の定そうだし、サスペンス要素は極めて低い。

殺人の動機について一切触れないまま、エンディングを迎えるのは、あまりにも不親切ではないか。

ほっとする終わり方で、家族や絆、人の繋がりなど、悪い話ではないが、周りの人達があまりにも優しすぎて、少々気になるところだ。

それでも、上半期の邦画の中で、強く心に残る一本であることに間違いはない。

エンドロールの映像が心に滲みる。

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META坊