劇場公開日 2019年6月28日

「香取慎吾がいい!」凪待ち META坊さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0香取慎吾がいい!

2019年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

何と言っても香取慎吾がいい。

実にいい。

郁男役は彼以外考えられないくらいのハマり役だ。
(キム◯◯にはこの役は絶対無理だな)。

脇を固める役者さん達の演技も良かった。

ただ、脚本はどうだろう。

最後の大博打も予想通りだし、その後の展開も予想通り。
犯人も早々にこの人だろって思ったら案の定そうだし、サスペンス要素は極めて低い。

殺人の動機について一切触れないまま、エンディングを迎えるのは、あまりにも不親切ではないか。

ほっとする終わり方で、家族や絆、人の繋がりなど、悪い話ではないが、周りの人達があまりにも優しすぎて、少々気になるところだ。

それでも、上半期の邦画の中で、強く心に残る一本であることに間違いはない。

エンドロールの映像が心に滲みる。

META坊