ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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オモチャ箱ひっくり返したような
家に遊びに来いって言うから遊びに行ったらオモチャ箱をひっくり返してコレクションを見せられてコレで遊ぼう面白いだろ?な?な?な?と延々と帰してもらえないような映画。
豪華キャストの無駄遣い。
幼女がとても良かった。
要するに、ジャズなんだと思う。ジョン・コルトレーンのやったフリージ...
要するに、ジャズなんだと思う。ジョン・コルトレーンのやったフリージャズみたいな感じ。
自分の好きなものを好きなだけ詰め込んで、好きな方向に好きなだけ飛ばしてる感じ。
おとぎ話にして、めでたしめでたし、にして良かったとも思う。
見様によっては、支離滅裂なツギハギ話。
でも、見様によっては、すごく尖った切れのいい、それでいてノスタルジックな
いかしたジャズみたいな映画
TVドラマは「アイ・ラブ・ルーシー」以外はみんな殺人を扱ってる!?
『キル・ビル』の長尺エンドロールで腰を痛めた経験のある者からすれば、極端にエンドロールが短い!いつものタランティーノらしくないといえばらしくない。逆にそれほどまでハリウッド映画を愛していていたんだと伝わってくる内容だ。
扱っている事件が“チャールズ・マンソン事件”なだけに血生臭いものを想像していたのに、肩透かしを食らった観客も多いのだろう。終盤にそのクライマックスを持って行って阿鼻叫喚の地獄絵図をも覚悟していたのに、意外にも・・・といった感じです。
軽くでもいいし、wikiでシャロン・テートやチャールズ・マンソンのことを調べてから鑑賞すると、映画愛でほっこりして帰宅できること間違いなし。もし暇があればシャロン・テートの作品を観ておくと、彼女の美しさにうっとりできるのです。といいつつ『吸血鬼』(1967)しか観たことないかも。
西部劇への愛もマカロニ・ウェスタンの愛もたっぷりだったし、ブルース・リーの扱いもちょっとではあるけど面白かった。エンドロールの最後にはTV版のバットマンのナレーションが流れるので、ここでもブルース・リー演ずるケイトーと関連付けてたんですねぇ。
もう一つ面白いのが女優達の足(の裏)。シャロン役マーゴット・ロビーは映画館で前の背もたれにドーンと素足を乗っけるし、腋毛も魅力だったプッシーキャット役のマーガレット・クアリーも車のダッシュボードに素足を投げ出しフロントガラスには足の裏が映る(けっこう汚い)。さらにダコタ・ファニングに至っては投げ出すどころか足の指で方向を指すという、親が見たら怒り出すような仕草をこなすのだ。ちなみに子役のトルーディ役のジュリア・バターズもブーツを履いていたが足を投げ出していた。ディカプリオだってプールで・・・(もういいか)
一貫したストーリーよりも小ネタを満載して宝箱に入れたかのような映画でもありました。好きなシーンはパンクさせられた相手にブラピが取った行動とか、『大脱走』のオーディション映像が細切れで挿入されてたシーン。誰でもマックイーンになれた可能性があるんですね!
サントラ欲しいわぁ🎵
興奮が止まらないっ!!
1969年ハリウッドから
2019年JAPANにまだまだ、戻れねぇ~💧
お恥ずかしながら係りの方に声を掛けられるまで腰が上がらなかったぁ😅
タランティーノに殺られたぜ!
夏休みは終わった!!
タランティーノがこしらえた最高、最強の「大人様ムービー」体験してみて下さいな!!
評価分かれるだろうなぁ~
テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリス・ブースを中心にシャロン・テート愛をタランティーノ流に描いた作品。
69年は私はまだ9歳なので、ハリウッドの華やかさも知らないし、タランティーノが描きたかった良き時代やシャロン・テートが良くわからないで鑑賞しました。
「ヘイトフル・エイト」「ジャンゴ 繋がれざる者」が好きだった私には、物足りなかったですが、2時間半が長いとは感じなかったのは映画好きの心がそう思わせたのかも?
いずれにせよ、大きく評価が2分する作品と思いますので、私は☆半分で。
シャロン・テート事件といえばコメディドラマ「SOAP]
シャロン・テート事件で思い出すのは、
コメディドラマ『SOAP』、
テート家で次々に起こる事件を笑い飛ばす。
カルト宗教、悪魔の子懐妊、UFOとの遭遇、祖父は認知症で四六時中軍服着用で紛争地の最前線にいるつもり、空気を読まない腹話術の人形、全てを冷笑する執事(『ミスター・ベンソン』はこの執事のスピンオフシリーズ)等書き切れない。
オーソン・ウェルズ劇場の傑作TVシリーズと共に、再放送もDVD化も望めない。
VHS、βでもいいのでお持ちの方、お宝買います。
さて本作、
♩We haven’t had that spirit here
Since nineteen sixty-nine(1969年)♩
イーグルスがホテルカリフォルニアで
ロック(や生きる為)の魂(スピリット)なんて1969年に置いてきたよ。
と嘆いた1969年に、
タランティーノは何を仕掛けてくるのか楽しみだった。
予想通りといえば予想通り。
タランティーノ好き、映画好きにとっは大満足!
でも、しっかりとしたストーリーは無い!
といっても言い過ぎではありません。
「ニューシネマパラダイス」のラストのラブシーンばかり繋いだシークエンス、あれの映画マニア版ぐらいの受け取り方です私にとっては。
これが観れただけでも満足です。
ブルース・ダーン、ジェームズ・レマーが元気そうでなによりです。
大人な映画
強い個性と巨匠然としたクオリティの両立。
オタク的に追求再現した当時の空気。
奇をてらわず基本に忠実な撮影技術。
これを商業映画でやれる監督は中々いないし、何より時代が許さないだろう。
上映前に流れる邦画の予告を見てしまうと尚更「嗚呼、映画産業の中心はやはりアメリカなんだ!」「なんて大人な映画なんだろう!」と、こちらが赤面してしまうくらい、素晴らしい映画だった。
物語は大半が二大スター(本作では落目)の出演作を観る形式だが(名作への合成?もあったかな)、途中途中で描かれる二人の関係や日常、映画業界の裏側、当時のアメリカ、そしてテートの私生活を並行する形で入れ込みながら、ラストの祭りへ(笑)という流れ。
あらすじを読んで行った私は、衝撃のラストに唖然としながらも、何だか心が温ったかい気持ちで映画館を後にしました。
タランティーノ監督の作品はそんなに熱心に見てこなかったクチなんだけ...
タランティーノ監督の作品はそんなに熱心に見てこなかったクチなんだけど、さすが自分と同年代。いいたいことはよく分かる。(ブラピも同じなのは初めて気づいた)あと宇多丸さんによる監督インタビューとかしっかり予習して正解でした。
映画の背景となるシャロン・テート事件については、自分がもともとビーチボーイズのファンだったってこともあって、デニスとマンソンが友人だったとか、ポランスキー夫妻が旧テリー・メルチャー邸に住んでたとか、背景は十分に予備知識はあったんですけど、十分に腹に落ちてなかったというか、狂った集団心理だったんでしょ?的な理解に留まっていたんだけどね。それが具体的な背景含めて理解できた。
そんな事件が軸ではあるんだけど、物語というか物語ともいえないお話は、売れなくなりつつある役者とスタントマンのダメさ加減が愛おしい話であります。ブラピ実際もあんな感じらしいし、いっきに好きになりました。勝手に思ってたイケメン大スター的なイメージ完全に崩れました。
行ったこともない1969年のハリウッドを懐かしいと思わせてくれる
「チャールズマンソンファミリー」
「シャロンデート殺害事件」
この2つをwikiで軽く読んでおくと楽しめると思います。
ラストまで観るとグッと拳を握りたくなるいい映画でした。
161分の長尺にも関わらず、ディカプリオとブラピの豪華主役コンビの魅力と話の肝であるシャロンテート殺害事件をどのように描くのかという2点で飽きることなく興味が持続しました。話も整理されて見やすいし、1969年ならではの映画・TV業界ネタも有名どころが多かったりするので若い自分でもすんなり楽しめました。
犬の名演技は必見です!
映画は素敵な嘘をつく
クエンティン・タランティーノ監督最新作は、
1969年のハリウッド映画界を舞台にしたドラマ作。
かつてのスターだがキャリア下降線の俳優リック、
彼と長年コンビを組むスタントダブルのクリフ、
そして実在の女優シャロン・テートの物語が交錯する。
まず、まだ未鑑賞の方にひとつ注意を。
この作品、1969年8月9日深夜に起こった
『シャロン・テート事件』が非常に重要な
要素として扱われている。ご存知無い方は鑑賞前に
ザックリでも良いので調べておくことを強く推奨。
この事件のあらましを知っているだけで、
サスペンスもエモーションも大幅に増量しますよ。
(『映画秘宝』10月号の記事に、事件や時代背景が
非常に分かり易くまとめられているのでオススメ)
さて本作、
端的に言ってしまえば映画制作に明け暮れる
主人公らの日常をつらつら綴っただけの内容である。
巧妙なシナリオが売りでは無いし、
起伏が激しい物語なわけでもない。
なのに・なぜか・少しも飽きが来ない。
コスト度外視の老舗の鯛焼き屋のように、
頭から尾っぽまでギッシリ面白さが詰まってる。
...
まずワクワクしてしまうのが、劇中に登場する
リック・ダルトン主演の架空の活劇映画たち。
『賞金稼ぎの掟』『対決ランサー牧場』
『FBI』『ダイナマイト作戦』等々の劇中映画は、
ショットも質感も台詞も「これぞ往年の名作」風。
ニヤニヤしつつも単なるパロディに収まらない
気合の入り様で、思わず見入る楽しさ!
特に『対決ランサー牧場』は西部劇的な
ドラマチックでゾクゾクするショットの
連続だし、それまで自己卑下ばかりだった
リックの見せる本気の演技に胸が熱くなる。
予告編を観た時、年端もいかない少女に
褒められたリックが涙ぐむシーンで
僕は思わず笑ってしまったのだが……
ごめんなリック、あれは泣くわ。
...
豪華キャスト演じる主役たちも残らず魅力的!
スター稼業の酸いも甘いも知る
ディカプリオはリック役にドンピシャ。
えらく傲慢だったり酷い自己嫌悪に陥ったり、
人間臭くてどうにも憎めないスター俳優を好演。
毎度危ないイケメン役が似合うブラピ演じるクリフ。
下積みが長いせいか達観しているような雰囲気は
あるし、友情に厚く女性にも優しいナイスガイ。
だが、気に食わない相手にはニヒルな笑顔を
浮かべながら容赦無く口や腕を出してしまう
危なっかしい所もある。
シッカリしてるんだかボンヤリしてるんだか
分からない所が先読みできないサスペンス要素
にもなっていて、妙な面白さのあるキャラだった。
忠犬ブランディとのコンビプレーも◎!
マーゴット・ロビー演じるシャロン・テート。
「出演作を自分でアピールするなんて
ちょっと自意識過剰じゃなぁい?」と
思ったりもしたが、どーしても誰かに自慢
したくてしようがない時ってあるよね人生。
自身の出演シーンで笑いや拍手が起きる度、
小躍りしそうに嬉しそうな笑顔をみせる彼女は、
まるで親に褒められてすっかり有頂天の小さな
女の子のようで、とても無邪気で可愛いらしい。
と同時に、彼女にその先起こる悲劇を思い出し、
胸が締め付けられるような気持ちも覚えた。
短い出番ながら不穏な存在感を放つダコタ・ファニング、
カルトに取り込まれる可憐な少女マーガレット・クアリー、
辛辣だが面倒見の良いプロデューサーのアル・パチーノ、
裏方魂を感じさせるカート・ラッセル&ゾーイ・ベル
等々、素敵なキャラクターもわんさか登場。
...
もうひとつの主役は60年代ハリウッドの風景そのものだ。
撮影現場、映画館、交差点、ハイウェイ、荒涼
とした山地、何の変哲もないロケーションでも、
どのショットを切り取っても画になる。
タランティーノ監督は本作のインタビューで、
「母が運転する車の窓から見えたロサンゼルス
の風景がこの映画の原点」と語っている。
だからだろう。
カーラジオから流れてくる音楽越しに見る、
陽光とネオン煌めくハリウッドの黄昏色の風景。
その空気感は実に心地良く、そして
どこかノスタルジックにも映り、
物語の終わりが近付くに連れ、その世界を
立ち去るのが無性に寂しくなってくる。
...
ご存知の通り、タランティーノ監督はA級B級
問わずありとあらゆるエンタメ映画について
恐ろしいほど深い造詣を持つ映画マニア。
本作でモチーフとなっている作品やキャラクターは、
そんな彼が子ども時代に観ていた作品やその出演者
が主となっているらしい。
この映画は、端から端まで、監督が子ども時代に
目を輝かせて観ていたのだろう作品たちと、
それを創った人々への敬意に満ちている。
映像黄金時代を築き上げながら、時の流れに
抗えず消えていってしまったスターたち。
華々しいスターたちの裏で陽の目を見ることなく、
それでもスターや作品を支え続けた裏方の人々。
憧れていたのに、身勝手で理不尽な暴力に汚された夢……
本作の物語は……特にあの驚天動地の展開は……
昔々あんなに心躍らせてくれた恩人でありながら、
必ずしもその人生で報われなかった彼ら・彼女らを、
せめて映画のなかでは永遠に輝かせてあげたい
という、監督なりの恩返しなんだと思う。
徹頭徹尾楽しくて、とんでもなく衝(笑)撃的な
展開もあるのに、ところどころで何故だか
じんわり涙が込み上げてくるのは、そんな
底抜けに優しい気持ちが伝わってくるからだと思う。
...
劇中映画や実力派キャストの演技はどれもファニー。
登場する音楽や小物や風景のひとつひとつも魅力的。
タランティーノ作品でお馴染みの長い会話が少ない
のが僅かに寂しくはあるが……彼のフィルモグラフィ
の集大成かつトップクラスの作品じゃなかろうか。
少なくとも個人的には今年のトップクラス作品!
5.0判定で!
<2019.08.31鑑賞>
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余談1:
文脈に合わなかったのでここに書くが、
音楽に関する演出で気になった点。
主人公たちの日常を描くシーンでは、主人公たちの
周りにあるラジオやテレビから流れてきた音楽が、
そのままBGMとなる演出が多用され、その場に
居合わせているかのような臨場感を感じさせる。
だが、あの場面ではその演出が使われていない。
どこからともなく流れてくる優しい音楽。
そこだけがまるで御伽噺であるかのように。
余談2:
終盤リックが持ち出すまさかのアレで、
劇場なのに爆笑しそうになった。危なかった。
余談3:
プロ意識の高過ぎる子役で名演を披露したのは、
若干10歳のジュリア・バターズちゃん。
末恐ろしい子……!(白目)
好きだよ。
タランティーノらしさ凄い強いけどなにかタランティーノ不足してる。なんだろ、何が足りないのかわからない。満足?!いやなんだ!この気持ちは!わからないからタランティーノ全部見た!いや!まだわからん!バイオレンスが足りない?!いやいやそんなこちゃーねぇよな?!とりあえず最高に記憶に残るし何よりタバコがかっこよくて吸いたくてたまらなくなる!もうわかるまでは落ち着いて何回も見よう。。。。
うーん
大好きなタランティーノ楽しみにしてたのに。60年代ハリウッドに思い入れがないと最後の15分以外はツライ。10作で監督止めると決めてるらしいけどいい判断かも。ヘイトフルエイトもタランティーノにしちゃ弱かったんだよなー。
タランティーノの映画愛に脱帽‼️
69年カルフォルニア、ハリウッドを舞台に映画愛を込めて作りあげたタランティーノに脱帽‼️
途中、最後の展開がわかったが、タランティーノだと許される・・・IMAXでみなくてもいいかも。雰囲気的に純粋なシネマスコープが良いかも。
タバコは苦手だけど吸ってみたくなる映画
私はタバコの煙などすごく苦手ですが、この映画は美味しそうにタバコを吸う描写が本当に多くてたまらないです。
喫煙者が多い時代だからですね。
そう思わせるのはすごいと思う。
悲しいお話なのでいつもみたいに手放しで楽しめる映画ではないけど、哀愁があり心にザクっとなにかが残りました。
タランティーノだったんだ
なんか(普通の映画と)色が違うな・・・・と思いきや
タランティーノだったんですね
2大スターを思うように使っての映画
いつもの冗長さは健在で、お約束のエグいシーンも
しかし、雰囲気は認めますが、やっぱり分かりません
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