「"ブコウスキー"」ビューティフル・ボーイ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"ブコウスキー"
個人的に傑作な「オーバー・ザ・ブルースカイ」に「ベルヒカ」も良かったヒュルーニンゲンの最新作で、全体的に監督の色は感じられたカナ。
オープニングからのタイトルや音楽の使い方のセンスが良くて、N・ヤングはズルい!思わず泣きそうになった。
何不自由することもなく健全に育ったような息子は、ドラマとして成立する確たるキッカケはない感じでジャンキーへの道に落ちてゆく。
堪忍袋の尾が切れたかのように怒りや悲しみ等、色々な思いをごちゃ混ぜにして泣きながら車で追いかける義母のシーンは、追突するくらい衝撃的で感情を揺さぶられる何かを期待したが拍子抜け!?
感動させる為の演出が、所々で気になってしまう。
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