THE GUILTY ギルティ(2018)のレビュー・感想・評価
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小説読んでるみたい。
電話の向う側の情景が鮮明に広がる秀作
明日が大事な裁判のアスガー、弁当食ってるトーベン
音や声だけでストーリーが進むとなっても、デーン語(?)が全くわからないため字幕を追う必要がある。それでも受話器の向こうで微かに聞こえるノイズや想像できる背景音がジワジワと脳内にイメージを作ってくれる。昨年は『サーチ』でこんな映画もありか!と感じたばかりなのに、今回は電話オペレーター室のみで展開するサスペンス。相手と会話するアスガーの機転の利く対応、さらに被害者と思われる少女マチルデに自分を信頼させるテクニックとか、見せ場(聞かせ場)に舌を巻く。
見事だったのはPC上の地図をも使っていたことだろうか、犯人と思しきワゴン車の位置や警察車両がどの辺りを走っているだとか、かない脳内イメージの手助けをしてくれる。また警察官のため息とか無言になる瞬間とか、説明調ではないのに、凄惨な現場状況を伝えてくれるのです。
ついつい40年前に110番にイタズラ電話をかけたことを思い出しましたが、こんな真摯な対応をしてくれる警察に子供ながらに何をやっていたんだと反省するばかり。これはguiltyだけど、時効ですね・・・ふふふ。そんなGUILTYの意味も終盤には明かされるのですが、精神疾患を抱えているのと同様、罪の意識というのは心の深層に根付くものなのでしょうね。
立ち上がれなかった。
面白い!
想像力が付く映画❗面白い❗
絵付きのラジオドラマ?
ハンガリー版ザ・コールと思ったら意外な
タイトルの意味は見た後に考えてさせられる。
コペンハーゲンの景色もシェラン島の風景も出てこない(地図は出てくる)潔さ。
画変わりが無いので体感時間は長いが劇場で観てこその集中力、音に注力して想像力を膨らませないと楽しめない。
電話だからこその想像力(先入観)が肝
Den skyldigeっててっきり陸橋って意味かと思ったけど
翻訳ソフトにかけると 犯人って出てきて洋題とほぼ同じなのね。
私は好き
着想が面白い。
ワンシチュエーションものとして秀逸
ワンシチュエーションの捻りが効いたミステリーとして秀逸。宣伝を見ていて「ものすごく耳をすまさないといけない映画」なのかと思ったが、そういう系統の映画ではないなと思った。勿論ひとつひとつの会話はものすごく注意深く聴いてしまうんだけど。
物語としては完全に騙される系のやつだけど、主人公が割と暴走しがちなせいで逆に冷静に観られた。「落ち着けよ、引き継げよ!」みたいな。何もかも自分で引っ掴んでやっていこうとすると駄目ですよ、という教訓が垣間見えるのは私だけでしょうか。主人公の過去が随所に垣間見えるのでその辺も分かりやすいですね。
声だけの出演者を想像させてしまうのが上手かった。声だけの演技凄い...と思わせる。
映画の可能性を広げる作品だなと思います。
手法のアイデアと奥の深さ
画面に映るのはほぼコールセンターの室内のみ、8割方は主人公のアップ。
視覚的刺激や盛り上がり、爽快感を期待する人には全く向きません。
お勧めしたいのは、想像力豊かな人、考察好きな人。
与えられるのは電話口からの通話情報と主人公の表情のみ。想像力豊かな人こそ、見えない事件の光景を鮮明に脳内に思い浮かべ、やがて自らの想像力に裏切られるでしょう。
ミステリーとして話の筋だけを追えば、さほど意外性があるわけでもない物語。ですが、視覚情報を与えない事で観客を振り回し、常識とは、正義とは、大義とは、果たして信じて振りかざしても良いものなのか、と懐疑の迷路に誘い込み、重々しい後味の悪さを覚えさせる手法を面白いと思いました。
次第に多重的に浮かび上がってくるタイトルの意味。個室に籠り外部をシャットアウトし、最後そこから出てくる象徴的表現。主人公アスガーの内面、心情、行動原理、それを是と受け取るか否と取るか。この映画が本当に描きたかったものは何なのか。
グルグルと考え考察すればするほど、ジワジワと面白さが滲み出してくる作品のように思います。
期待しすぎると肩透かしを食らう
短気は損気
斬新さは認めますが
導入部、誘拐されてるという電話が入るところまでは面白く期待が高まり...
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