アメリカン・アニマルズのレビュー・感想・評価
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現在と過去のリンクが弱いかな
ストーリーとしては現在のインタビューから過去の事件を遡って行く進め方。
その進め方自体は悪くないけど、現在の状況とリンクして、ああだからこうだったのか、みたいのがない。
まあ過去の記憶て曖昧だよね、てのと若い時ってなんとなく事件になりかねないような事を、軽い気持ちではじめて仲間がいるとやめられなくなる感じはわかるなぁ。
這いずり回る鳥たち
深化した「アイ,トーニャ」的アプローチと徐々に「藪の中」な展開でマヌケな若者達の痛い青春の軌跡を記録するクライムコメディ。
俳優達の演技とモデル本人達のインタビューが織りなす独特なテイスト。
主観と客観が入れ替わり、人物に寄ったり突き放したりと多角的な視点。
音楽と映像もハイセンス。
種の起源
曲と映像がめっちゃ好きだった。特に逮捕の瞬間のシーン印象的。ライトが当たり、声などの雑音はあえて消された状態で4人の悲壮感をよく表していたと思う。何より本人が出てきて、インタビューに答えるだけでなく本編に組み込まれている演出がとても新鮮でよかった。ウォーレンとスペンサーの記憶のズレの表現も見ていて楽しかった。
緊迫感と現実味がすごかった。決行日のシーンは、彼らが想像していた映画のようにはうまくいかなくて、それとのギャップに見ていてヒリヒリするし、自分もチームに加わってるかのようにヒヤヒヤするし、とにかくドキドキした。
主役2人はもちろんのこと、あとの2人にもきちんと見せ場があって、キャラが埋もれていなくて、役者それぞれの個性が発揮されていて見応えもあった。
インタビューでウォーレンは首謀者はいなかった、と言っていて、だからと言って彼に責任感がないという問題でもないだろうし、でも結局ウォーレンが信じているほど他の3人に強奪への決心はなくて、結局流された形なんだろうなと、作品の中で思わされた。オランダのことやバイヤーのこと、ウォーレンの作り話と言われていたけれど、私はウォーレンを信じてみたた。いな、と思った。それは、結果はどうあれ、あそこまでの決断をすることはやっぱりすごいことだから。退屈な毎日に風穴を開けたい、スパイスが欲しいという気持ちは痛いほどわかる。けれど自分にあんな決断力は良くも悪くもないから、かっこいいと思った。だからこそ、あと一歩やめるという決断をしてほしかったなって切に思っ
4人の本人たちが、これからの人生をこれからも進んでいくんだな、と思わせてくれる帰り方がすごく好きだった。あんなことやらなければもっと成功できた人々ではあると思うけれど、あの経験で彼らの中の何かが変わったのも確かなのかなと思えた。
ウォーレンが、10年後あの時やっておけばって後悔したくないだろ、っと言っていたけれど、現実にやったことで後悔してないといいな。
稚拙なアメリカの若者の実話が面白い
かくも大それた犯罪を何と稚拙な考えで実行してしまったのか?
実際の犯人である当時の若者のインタビューが随所で、挿入される、映画が中々いい。
彼等が罪を償いそれぞれ、新しい人生を歩んでいることが、この映画のラストのお楽しみに感じました。
ドキュメンタリーとノンフィクションを見事に融合させたエポックメイキング作品
内容に関しては他のレビュワーの方々が様々に述べられているので、私はこの作品を鑑賞して驚いた部分について記す。まずは冒頭に流れる「この作品は事実に基づいた作品・・・・ではなく、事実である」というテロップ。そしてストーリーが進む中で随所に現れる犯罪を犯した実在の人物たちが語る言葉の数々と場面によっては役者と本人が同画面で会話するという今まで記憶にない斬新なシーン。何故に彼らはあのような稚拙な犯罪を衝動的に犯してしまったのかをこの手法で観客に考えさせるバート・レイトン監督(ドキュメンタリー畑出身の方とのこと)の手腕に魅入られた2時間であった。
とんでもない意欲作
実際に起きた事件の映画化。
役者が演じるドラマパートと、事件を起こした実際の人物が出てくるインタビューパートで展開されていく。
それぞれが話す内容がバラバラで羅生門のようにズレが生じ、何が真実なのか見ているこっちは混乱してくる。
最初は意気揚々と話していた人物たちも、途中から自分がなぜあの事件をおこしてしまったのか、話しながら混乱していく様はドキュメンタリーをやってきた監督ならではだなと思う。
途中、ガソリンスタンドで劇中の人物と実際の人物が車の中で会話をするシーンが出てくる。今まで、劇中の登場人物と実際の人物が出てくる映画はいくつかあったと思うけど、それが同じ画角に収まり会話をする、っていうのを初めて見たので度肝を抜かれた!こんな手法があったのかと。
その他にも何かを、やってやろうという監督の意気込みが感じられる良作だった。次回作も楽しみです。
実話
まさかの実話で本人達が出演するドキュメンタリータッチな内容。
聖なる鹿殺しで存在感抜群のバリーコーガン
うーん贔屓目にみてもかっこよくないなぁー
でも、個性的で魅力的だと思います。
犯罪を犯した人達の中では唯一あまり本人役に似てないのは残念。
予告だと綺麗に犯罪を起こしたように見えるけど、、、
それにしてもアメリカの鳥類の絵が魅力的すぎてなんであんなでかい本なんだろうって調べたら等身大で鳥描いてるのね、、
ちょっとほしいなと思ってたが値段が10億で落札とか穏やかじゃない。
レプリカでも400万以上するみたいでした
その前に置くとこもないか、、
映画の内容より本自体に興味が湧いてしまいました。
いっそのこと映画スタッフのインタビューも・・
何故強盗をしたか?
と何故映画化したか?
理由は似てるのでは?
その動機はなんとなく理解できる。
実現後、狙っていたのは、両方とも一攫千金か。
でも結果はなんとなく想像つくよね?
実現した(強盗、映画化)後の本人たちのインタビューとフィクションの混在はいい。
プラスして、映画化した本人たちのインタビューもあれば、今年ベスト級だっかも。
犯罪モノは、準備、最中、その後、どこを物語の中心に据えるかがまずは大事です。
その一例。
〇準備段階シリアス型、「TATOO〈刺青〉あり」
は強盗に入るシーンがラストカット。
〇ただいま強盗中型、「狼たちの午後」「ラン・ローラ・ラン」
〇逃亡、逮捕、その後が痛快型、
「掘った奪った逃げた」、(作品は実は痛快でもなく、大昔に月曜ロードショーで映像と音がずれた放送事故状態で観た記憶が痛快な記憶として残っている可能もあります。)
〇オールラウンド型、現金に体を張れ、ダークナイト、レザボアその他・・・
本作は、動機、、準備と最中、その後と、中心が分散されてしまっている事が平均点レベルになっている理由でしょう。
以上
犯罪心理描写がリアル
特別になりたい青年たちがバンドをやるとか恋をするとかではなく、道を踏み外してしまう青春映画。
いま罪を犯すかもしれない人が観るべき映画。
この映画を観たらそんな人もきっと思い留まれるはず。
思い留まれない人は根っからの悪人だと思う。
犯行の際のスリルとその緊張から生まれるコメディ。
色んな感情を引き出してくれる映画です。
これぞ人生。刺さりました。
馬鹿だなぁ、
と笑い飛ばしたいところだけど、
そこまで突き放せない不思議な感覚。
隣人や親戚、いや自分も
やりかねない青春のこじらせが
心に刺さる、刺さる(笑)
『桐島、部活やめるってよ。』
『何者』
が楽しめた人は
絶対楽しめるし、苦しめる。
素晴らしい作品です。オススメ。
1人でやれよ
結局主観が違うと、真実がわからなくなるって言いたいのかな?
見ていて、友人をどんどん巻き込んで、抜けることも許さず、自分の計画の甘さを理解出来ず、リーダーとしての自分に酔ってるだけの独りよがりな感じ。
ものすごくムカついたけど、映画としては良く撮れていると思います。
罪は縁遠いものでなく、思いの外近くに潜む
レビューなどから、もっと癖の強い作品かと思ったが、想像よりは見易かった。
どう生きればいいのか解らなくなったり、社会や人生の閉塞感、平凡や常識への反発、家族を大切に思いながらも抱く鬱屈、変化を待ち望みながら反面恐れる感覚などは、多くの人が多少は共感を持てるのではないだろうか。
4人が皆、生まれも環境も人格も、特別に異常な訳ではなく、ごく普通であるのが恐い。
堅実に生きるか、野心を抱いて挑戦するか、夢を追うか、自由を求めるか。
たかだか100年程度の、誰も肩代わりできない人生。代償を自分で支払う限りは、どう生きるかの選択は自由にすればいいと思うが、それが他者を損なうものになった時、社会が、法が、良心が、破滅をもたらす。
教育や親や周囲は、知識としての【罪】を口を酸っぱくして語るだろうが、その境を本当に見極めて、行動を選択できるのは自分だけ。
考えの甘さが選択を誤らせた。もっと上手くやれると。誰も傷付けずに。そしてきっと、成功の暁には、達成感に溢れて最高な気分になると思った。
結果得たのは、罪悪感と後悔と絶望とすり減るような恐怖。
例え社会に断罪されなくとも、その後の人生は、心の幸福や平穏を代償に支払うものとなっただろう。
冒頭の上下逆さまの気色(非日常を求める心の象徴だろうか)、再現映像のようなドラマと、そこに挟まる当事者達のインタビュー、その食い違いによってリアルタイムに変化する映像内容など、表現や演出の手法が斬新。
4人の中でも、記憶や主観が食い違っているのも、真実ってそういうものよね、と実感できて面白い。
本人登場は、なえるよね
ただ、まぁこの映画では必要だったのかもとは思えなくも無い。
若さ故の自分は特別なんだ、こんな現状に甘んじているはずの人間じゃないんだという根拠なき自尊心
強盗も簡単にできるはずという思い込み。計画を立てるときに映画て計画を立てる
どこかで引き返せるところがあったはずなのにやってしまった犯人の反省
結局家庭に問題があってもおぼっちゃん臭がただようところに、生やさしく見られたけど、これも現実に起きたことなのよね
ばかだよねー
殺人とか犯さなくて良かったね
図書館奇譚
一言で言って、あまりにずさんな犯行である。
本を盗む動機としては、その本を熱狂的に入手したいか、換金目的かの二通りある。前者ならまだ可愛げがあるが、この事件の場合明らかに後者だ。ただいくら高価とは言っても、宝飾品とかと違って、そう簡単に買い手が見つかるとも思えないが。
四人そろって老人の扮装をするに至っては、不自然すぎてまるで茶番だ(大学図書館の中で浮きまくっていた)。
そんな愚かしい青春の恥部が今さらながら再現されて、なおかつ本人が顔をさらすというのだから、ご家族ともどもよくOKしたなと思う。
スペンサーが鳥の画家になっているというのは、よくできたオチだ。結果的には、オーデュボンの本に魅入られていたということになるのかもしれない。
我らの似姿たるボンクラども…
どいつもこいつもボンクラ過ぎて、退屈してて、臆病過ぎて、それでも自分は特別だと思いたくて、まさに彼らは僕等の似姿なんだと思い知らされる。
特に、本人と家族自身のインタビューシーンはそれがよく分かる…
ただ、「オーシャンズ」を思わせる宣伝はどうかと思うな。そういう観点では面白くはない訳だし。
ドキュメンタリーとドラマの秀逸な融合
作りとしては最近よくテレビで見かける「再現ドラマ」的構成である。ドキュメンタリーパートでご本人が登場し、ドラマパートで彼らの過去の行動を見せるというやつだ。だがしかし、さすが映画としての「画」の繋げ方は秀逸だ。ドキュメンタリーとドラマシーンが非常に美しく繋がり、単なる実録ドラマに止まるのを防いでいる。演じている彼らは特段本人に似ていないのだが(特にバリー・コーガンは全然似てない、本人はどっちかといえばアンドリュー・ガーフィールド似だ)、うまく引き込まれる。
この本人語りが若干相互矛盾を含んでいるのも興味深い点だ。そしてそれに応じてくるくると変わる映像。結局何が真実なのかは本人たちに聞いても分からない。誰かが嘘をついているというより、記憶というのは本来そんなものだと思うし、何ならなかったことすら本人の中ではあったことにできるかもしれないものだ。
犯罪モノは頭脳戦で痛快、駆け引き、という展開が劇映画の醍醐味だが、本作品はまさに「True story」であるため、精緻に見えて何から何まで杜撰だ。彼らはどことなく現状に満足していなくて、それを乗り越える「冒険」として高価な本の強奪を企むわけだが、とにかく想像力が圧倒的に足りない。リスクマネジメントもなにもあったものではない。そして「人を傷つける」ことを理解していない。
当然のように破綻して刑期を終えた後でも、彼らにリアルさはあるようでない。ある意味では「青春の苦味」は存分に味わったのだろうが...。
側から見ていればこういうのは馬鹿だなー、で済むのかもしれないが、願望自体は誰にでもあるものだ。彼らも計画だけで満足できたなら、最初でやめていたなら...と思わずにはいられない。
リアルの4人は絵になります
あまり前知識を入れずに鑑賞。
何者かになりたくて、若さの証明ゆえに、犯罪に手を染める若者4人のお話。若者達に感情移入して、『危ないよ!』って言ってあげたくなるような保護者の視点で見るような映画でした。それはきっと本人や家族の人たちのインタビューを織り交ぜるとともに、あまりに無邪気に犯罪計画を立てる浅はかさ所以なのでしょうね。
脚本は捻ってあり、それに呼応するかのように時折面白い画があり、制作者の意気込みがそこかしこに垣間見れました。
それにしても当人4人はみんな演者でもおかしくないルックス。どうせならイーストウッドみたいに本人達に演じさせたらっていうのはちょっと酷か。
背徳のスパイスと強かな罪の香
小さな世界で日々多くの人に紛れてただ生きる私にとって、背徳のスパイスや強かな罪の香は時に憧れの対象になる。
非情な殺し屋になりたいし、スマートな怪盗になりたいし、ドロドロの不倫がしたいし、芸能人と繋がってSNSで匂わせしたいし、人肉は食べたい。
きっと誰しも少しくらいは同じ思いを抱いたことがあるんじゃないか。
しかしそれらの「特別」の裏に悲しむ家族や失われる命や傷付く人間や閉ざされる己の未来が無ければ、それを考えなければ、の話なのである。
現実ではどうなるかが容易に想像できるから、妄想と脳内現実の別世界だとか、映画や小説などの創作物だとかで仄かな欲望を昇華させているんだから。
二重になった登場人物たちやドキュメントタッチのストーリーに引き込まれつつ、演出の隅々まで光るセンスと工夫に頭を殴られるような面白さを感じる作品。
映画のファーストカットが好きだ。
予告編と映画館マナーの映像が流れ、劇場内が暗くなり、スクリーンが広がり、製作や配給のロゴムービーが流れ、いよいよ本編の掴みとなるファーストカットが映し出される。一連の流れが好きだ。
週に何本、一日何本観ても、どんな名作でもどんな駄作でも、ファーストカットへのワクワク感は作品の度に更新されるのである。
本作ではロゴムービーの頃からジャングルを思わせる鳥や動物の鳴き声が聞こえて、「さてどんな初対面になるんだろう」とドキドキした。
そして画面いっぱいに出てくる映像に胸掴まれる。
何十年も前から世界中で膨大な量の作品が創り出され続けている映画において、完全に新しい表現や完全に新しい題材を扱うのはとても難しいことだと思う。
しかし、細かい工夫を重ねて新鮮で刺激的なものを次々と提供してくれる意欲ある人たちがいる限り、映画の表現はこれからも広がり続けるんじゃないか、とも思う。
本人達と家族、関係者と被害者の実際のインタビューを挟み、再現ドラマのように演技と創作の映像を進める本作。
フィクションでもドキュメンタリーでもない狭間のバランスがとても新鮮に感じた。
15年前の事件を語る上で時折表れる食い違いもご丁寧に描写。
スタイリッシュで綺麗で無骨でスピーディーな演出とカメラワークや映像の切り替えに心奪われ、これらの表現方法だけで興奮してしまう。
オープニングでは猛禽が小動物を捕食し、エンディングでは鳥たちの家族や感情を思わせる絵が入るのも非常にグッとくる。
上下反転した映像に「これから私の価値観がひっくり返されてしまうかもしれない…!」とヒリヒリする。
映画へのワクワク感や映画の楽しさ、可能性の大きさを改めて感じることの出来る作品だった。
こんなに好きにさせてくれて夢中にさせてくれてありがとう。と、全ての映画に関わる人たちに伝えたい。
作品ごとの好き嫌いは置いておいて。
ストーリーと言えばいいのか回想録と言うべきか、とにかく映画の本筋もとても面白かった。
着地点も秀逸。
計画段階、肌を刺すような好奇心やゾクゾクする興奮を味わう4人と共にテンションを上げた先の現実。
蓋を開けてみれば、犯罪エンタメ映画のようなテンポの良い緊迫感など到底演出できないもので。
グダつく作戦、大声で怒鳴り合い罵り合い喚き合いジタバタと進行するその中身のみっともなさよ。
大きなリスクを冒した先に得られた物とは。
口籠もり涙ぐむ本人達の様子からもう全て全て窺える。
彼らと自分の指の間からサラサラと色々なものが流れ落ちていくのが目に見えるようだった。
特別な人間なんかじゃない、と言われる。
その通りだと思いつつ、敢えてその言葉に私は異を唱えたい。
俯瞰で観れば私の人生など平凡な日常かもしれないが、毎日色々なことが起きて、些細なことですら特別だと感じ、私以上に特別な人間なんていないんじゃないの、くらいの心持ちで生きているので。
犯罪をしようとしなかろうと特別も平凡も皆持っているものなんじゃないのと言ってやりたい。
いや私も自分の現状を惨めに感じたり人生に落ち込んだり未来に失望することがあるけれど。
ポジティブとネガティブのどちらかに針を振り切るのは難しいから。
それでも何とか自分だけは自分を愛してあげたいじゃない。この人生では私以外主人公になれないじゃない。
綺麗事だと切り捨ててなんか欲しくないじゃない。
しかしこの事件を題した映画に出演したり本を書いたりなんて、それって結局「分かりやすい特別」になれる道じゃないか、とふと思ったり。
捨てきれないね。自覚は無いのかも。でもそれで良いのかも。
どうせ共感も理解もできる。私が彼らだったら今何をしているんだろう。
結論が出ても一筋縄ではいかないのが人間。
4人それぞれの背景とその奥、日常に戻っていく様に何故だか涙がボロボロ出てきた。
いつかは死ぬんだ、さてどう生きてやろうか。
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