ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
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2018最恐最凶映画
映画試写会@ユーロライブ。
2018年最後に来た最恐最凶映画。
完璧な悪夢。
完全な悪魔。
完美な悪縁。
見た目だけでも十分ホラーな家族が落ち入る戦慄の展開。
この暗がりの恐怖と、最悪なハッピーエンドを映画館で味わおう!
怖いのは音響とトニ・コレットの表情。
日本人好みの作品かもしれない。突発的ではなく心理的にくる。
キャリー(1976年作)の手、
シックスセンスの指輪、
リングのテレビ、
牡丹灯篭(1968年作)の「新三郎さん.. あけて...」
番町皿屋敷(1957年作)の「いちまい.. たりない...」には及ばない。
ここ数年で1番の恐怖
とにかく顔がこわい
母エレンを亡くしたミニチュアアーティストのアニーは葬儀の後から自宅で母の幻影を見るようになる。そんなアニーを心配する夫スティーブに墓地の管理事務所から電話がありエレンの墓が荒らされたと知らされるがスティーブはアニーに告げなかった。アニーとスティーブの子供、ピーターはある日アニーに妹チャーリーの世話を押しつけられるがナッツ入りチョコをチャーリーが口にしてしまったために発作を起こしてしまい慌てて病院に連れて行こうとするが・・・からとんでもない展開を見せるホラー。
グロテスクな描写を叩きつけるのではなく、ジワジワと弱火で2時間かけて釜茹でにされるような怖さ。ミニチュアと実写の境目が曖昧になるようなカメラワークと不快極まりない音響で現実と幻想が混じり合い、あちこちに散乱したイメージの断片が一つまた一つとこびりついた脳裏に浮かび上がる不吉極まりないクライマックス、不吉過ぎて逆に場内大爆笑。どんどん正気を失っていくアニーを演じるトニ・コレットの表情がとにかく強烈な印象で、顔だけでここまで狂気を表現出来るのかと戦慄しました。ネタとしてはクラシックなものですが表現方法は図抜けて斬新、またひとつ低予算ホラーに傑作が生まれたと感動ひとしおです。
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