七つの会議のレビュー・感想・評価
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ニューヒーロー、クセの強過ぎる半沢直樹
『半沢直樹』や『下町ロケット』みたいな純粋で熱血サラリーマンではなく、クセの強い主人公を野村萬斎が熱演。後半の謎が解けてく辺りから、とにかくカッコイイ! 大袈裟な演出がどうのとか、実際の会社ではどうのとか、そんな事言ってたら映画じゃない! 社会派痛快エンターテイメントとして浸るべし! やさぐれてるけど実は凄腕のサラリーマン。そんなキャラに惹かれて自分も明日からこうなりたいなんて思ってしまうが、実際間違いなく生きていけない! でも、カッコイイ!
日本の〇〇体質がヤバ過ぎる
原作は未読ですが、野村萬斎さんの映画は久々なので 楽しみにしておりました。 滅多に映像に出ない人が映像に出てる時は その、溶け込みめてない異物感が存在感になって来ますね〜 流石に目立ってました。 池井戸潤氏の作品、昨年の「空飛ぶタイヤ」はあらすじ紹介 みたいな感じで終わってましたが こちらは結構どっしり感のある作りで最後まで締まってました。 萬斎ファン、池井戸ファンだけでなく 大企業で働くってどうなんだろう?と 進路に悩む就活生にも観て欲しい映画になってると思います。 で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては 予告編にも出てくる香川照之さんの「売って売って売りまくれ」 のパワハラでしかない重い空気を見ただけで これは嫌だな〜〜と思った人も多いでしょうが そこを流石のミッチーパワーで なんとか観られる様にしてくれてるのが及川光博さん! 本当にこの映画の救いです。 及川光博さんと浜本優衣さんの掛け合いのシーンが 一服の清涼剤になっています。 そして、私やっぱり、 野村萬斎さんと言う役者さんの存在が好きなんでしょうね。 初めのうちは「美味しんぼ」の山岡かい!!みたいな いい加減な感じがちょっとキツかったのですが だんだんとああ、萬斎さんだわ〜〜みたいになって来て ラストシーンは〜〜〜流石!! に、しても、つくづく、日本の隠蔽体質、 それこそ戦争中の大本営発表みたいなことは 大企業も全く同じ!少しも改善されてない! 今の現実社会で起きてること 企業はいろんなことを隠蔽してたし 政治家も面倒なことは隠蔽して行く、 官僚もそれに忖度して隠蔽して行く〜 最近、この国が本気でヤバ過ぎて怖くなって来ました。 @もう一度観るなら? 「配信とかでじっくり観たいっす。」
サラリーマン劇場
日本のサラリーマンという生き物の生態を描いた作品。 動物園で檻の中にいる動物を観察しているようで面白かった。 香川照之(サル)や野村萬斎(大ネズミ)が映画館の大画面で怒鳴るのは大迫力だった。 及川光博(カモシカ)が好感のもてる役柄だった。 北大路欣也(マントヒヒ)もいるよ。
胸が痛くなる、そして熱かった!
同じ会社勤め人として、胸が痛くなる、目を背けたい、そんなシーンが被せるように迫ってくる。 昭和世代の人間ならば、映画のようなシリアスな体験までとは言わないけれど度合い違いはあってもほとんどの人がでもあるはず。 今の清潔で正しさだけが許される時代とはちがう、落としても大丈夫な3分ルー ルがまかり通り、電車のつり革にもたれかかるように眠りながらの残業帰り、今ならセクハラパワハラと言われるだろう上司や顧客に耐えた日々。 そんなの思い出しました。 ハッカクサンのようにできるか、ナカガワサンのようにするか。 ドラマみたいなことは自分にふりかかるとは思えない。けれど、考えて、決めておこうと思わせる。 そんな難しいことは抜きにしても、あっぱれとは言いがたいラストは正解だったと思う。
終始飽きさせない展開
ミステリー風に考えながらも、難しすぎず、 テンポもよく真相が明らかになっていき、 終始飽きずに鑑賞できた。 空飛ぶタイヤよりも、話が大きく、最後もきれにいまとまって、鑑賞後はかなり満足。 野村萬斎の演技はサラリーマンぽくはなかったけれど、インパクトがあってあれはあれでよかった。 観て損はしない映画ではあったが、ただ、ドラマのようで、名作としずっと心に残るまではいかない、というところ。
会社に忠誠を誓うこととは。。。
池井戸作品のドラマなどはほぼ見ていないが、おそらくザ・池井戸作品て感じがする。
とある子会社で起こったネジの不具合を発端としてどんどん広がっていく作品。
ダラダラとしている平社員と思わせるのは最初だけで、だんだん裏でいろいろ動いているデキる社員に変容していく。ということは最初のキャラ設定はギャップを生み出すためのものにも思えてくる。
野村萬斎が芝居が狂言を見ているようで、とても不自然。狂言ぽいロボット的動きが気になる。
ネジの首謀者がこいつかと思ったら、実は、実はと上の階級と上がっていくんだね。
面白い・・が
野村萬斎の芝居が好きじゃない・・もう、これは何を見てもそうなのでしょうがない。野村萬斎さんの芝居ってそこに心が無いように感じるのは何で何だろ? 以前のNHKのドラマよりエンタテインメントに作ってあるので内容の濃さは負けるが楽しめた。藤森さんが良い‼️香川さんの芝居を大袈裟という人もいるが物語から外れてないのは高度な演技力だと思う。
会議のシーンがやっぱり多い
ストーリーは複雑ではなく,頭から順番に理解することができました.半沢直樹を見ていないのですが,香川照之さん演じる北川部長がいかにも悪者であると思い込まされてしまった・・・.それくらいかな.主役の野村萬斎さんは良かった.作品の雰囲気を全て背負って,並み居る豪華俳優陣を凌駕していた.ただ,別の俳優がこの役をその人なりに演じても,それなりに面白い作品になるのではとちょっと思ってしまった.つまり,ヒットさせるためのフォーマットが整っていて,ちょい役の看板俳優をちりばめた娯楽作品であると言ってしまおう.
野村萬斎の存在感
野村萬斎の存在感がすごい。一人だけ演技の質が違う。もちろん全員が演技達者なのだけれど、野村萬斎だけは雰囲気も迫力も他とは異なる。まるで柳生一族の陰謀の萬屋錦之助を見ているかのよう。そんなぐうたら社員がいるか! ストーリーも極上。会社の不穏な空気を察したベテラン社員二人が野村萬斎演じるぐうたら社員の謎を暴こうとして、どんどん会社の闇に近づいていく様は、我々が望んだ池井戸作品の骨頂。 一見頼りなさげな二人がじわじわと真実ににじり寄る過程は最高にワクワクする。真実を観客に提供してからの会社の「政治的な判断」も池井戸節が効いていてたまらない。そしてそれを追い詰める野村萬斎の啖呵!最後の最後に香川照之の涙! 野村萬斎の演技を見れただけでも非常に強い満足感があるのに、最終局面での香川照之との掛け合いがさらに畳みかける。あのシーンを見るために何度でも劇場に足を運んでもいいくらい。
キャストの無駄遣い感はあるけれど…
4作品見る予定の日では一番期待していなかった作品。その期待値の低さがよかったのかな、結果すごく楽しめた🎶 トレイラーの時点で悪い顔した半沢組+@の方々が気になっていましたが、作品観たあとでは野村萬斎の演技の切り替えの見事さに脱帽。終わりの方では八角さんがイケメンにすら見えてきた萬斎マジック+゚。*(*´∀`*)*。゚+ みんながみんなあんなに揃いも揃っていやらしい顔をするというのは監督からの絶妙な指示が出ていたのかな? (*´艸`*) それにしても演技派オールスターの揃い踏みに加えて若干の無駄遣い感あったかな。キャスティング的には申し分ないんだけど出演時間の短いこと短いこと…。でもこのキャストの面々に岡田浩暉が名を連ねたのは個人的には嬉しい限り。そして最後には大好きな役所さんまで! どぉしても「邦画アレルギー」の名残りみたいなものが自分の中にはあるんだけど、この作品は眠気なることもなく終始一貫して楽しめました❤ ❤ ❤
結局
日本人の体質なんだろうという最後の「落とし込み」は、ある意味で日本人に対する失望でもあったりしますが、これまで明るみになった不正の現実や経営者の言い訳等が全て凝縮された皮肉が、面白かったと思いました。 すいません。間違ってましたと誤りを正せないのは、間違うはずがないという前提(ある意味で性善説)だからだと思うし、立場が変わることで、あっさり翻すのも日本人なのかも知れません。 この辺りは、将棋とチェスの違いかな? 色々、突っ込みどころは満載でしたが、まぁ、これはお話として…。そこを考えなければ、非常に良質なエンタメだったと思います。 あと、会議って、七つあったんだっけ? (数えてないから不明) DVD買ってまで観ようとも数えようとも思いませんが…
池井戸さんリコール好きだなあ
狂言・歌舞伎・落語の人を集めて、ちょっと芝居がかった感じでやるの面白いのね。
主人公は八角なんだけど、出世競争降りてるの。うだつが上がらない感じなんだけど実は……ってのサラリーマンが憧れるファンタジーなんだよね。
最後は『御前会議』でケリつけにいくんだけど、「『御前会議』ってあるよなあ」と思って観てた。でも、御前で「御前会議であるぞ」って言わないと思うね。裏でこっそりね。
一番感情移入ができるのが、及川光博演じる原島なんだよね。他はちょっと色々といっちゃってて常人じゃない感じになってた。
役者が凄すぎ
なには、ともあれちょい役からメインまで役者が凄い。演技対決みたいな映画だった。 凄すぎて、笑いそうになった。内容も思ってたより難しくなく、わかりやすいし、日本の社会での問題提起してると思う。
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