七つの会議のレビュー・感想・評価
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人生の意義とは。超豪華キャストで投げかける、珠玉の社会派ムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:「働く」こととは切っても切れない、組織の中での在り方や己の正義等、様々なことを考えさせられる。とっても豪華すぎるキャストにも注目。
否:独白形式の展開は、やや好みが分かれるか。展開もある程度は読めてしまいそう。
まさに、観ていて色々なことを考えさせられる作品です。あまりストーリーのことを言うとネタバレになってしまいますが、会社や組織の中での己の在るべき姿や、何を自身の正義として生きていくのか、そして何より「働く」ということの本当の意義。そういった人間の根本的なところを、現代の社会問題を通して改めて考えさせられます。
出演者も超豪華。1人1人が独白をしながらお話が進んでいく演出は、やや好き嫌いが分かれるかも知れませんが、
「ここでこの人!?」
というようなビッグネームが目白押しですので、出演者目当てでご覧になってもイイくらいです(笑)。
とにかく様々な感情・考えを痛感させられる作品であることは間違いありませんので、是非チェックしてみて下さい。
見応えありました
これは組織に属する人がみたら誰でも共感大の映画ではないでしょうか。
ちょっと大きな会社であればどこにでもある派閥や出世争い。そして営業部であればどこにでもある売上げ至上主義。
それが背景となってそこに生ずる部署間の摩擦やパワハラや不正と隠蔽。
多くの企業が抱える問題や闇を浮き彫りにした問題提起の映画といえます。
組織やまわりに流されず常に信念を貫き正しく生きてゆく勇気を持っていたいものですね。
モヤモヤ感が晴れない
前半、全員が恨みつらみが張り付いた醜い顔をして嫌味を言い怒鳴っている不快感。
睨んだ醜い顔のオンパレードが脳内に焼き付いているだけで観なきゃ良かったと不快になる。
後半も野村萬斎の演技は素晴らしいけど…そして他の俳優さんの熱のこもった演技に夢中になったけど…
脚本のモヤモヤ満載で少しも晴れない私がいる。
クチコミが良かったので期待し過ぎた感あり。
池井戸さん、日本企業に怨みでもあるのか?
昭和の内容…
日産ゴーンさんといい「虚偽」が明らかになる時代が来ました。七つの会議よりも見応えのある現実がある。
あくまでエンターテイメント
リアリティーを求めるレビューが多々ありますが、私は率直に楽しめました。
映画はエンターテイメントです。
ドキュメンタリーではありません。
何より昨今の日本映画にありがちな【引き画像ばかり】が無く、役者の【アップ】が大半でした。
引き込まれる映画と言うのは【役者の表情を粒さに捉えているか】に尽き、そういう観点からしても この作品は高評化に値すると思います。
エンドロールで八角さんが【この国】に対する旨を淡々と語っている内容が、この映画で一番言いたかったことなのでは?と思ったら……
今さらながら【日本】と言う国にゾッとした。
顔近っ! 飽きない顔芸!
とても面白かったです。
野村萬斎さんの声はとても素敵で迫力があり、香川照之さんの表情はこれでもかっと目まぐるしい程に変わり、顔の動きから目が話せませんでした。しかも、超顔近いし、笑ってしまいました。
内容は、池井戸潤ワールドで予測がついてしまいますが、一つ一つがとても深く考えさせられるモノです。
「営業って難しいね」って言葉は、12年営業に携わった私も、何度も口にした言葉。
出る者は叩かれる、背く者は弾かれる。
信念をもズタズタにされる。
萬斎さんの最後の長いセリフは、組織の人間として仕方がない事なのか?
香川さんの「組織に背く事がこれ程にまで怖い事なのか?」には、胸が熱くなりました。
黒幕が分かった状況で、もう1度観たいと思いました。
テレビで十分
池井戸潤が大好き、半沢直樹からTBSドラマは全部見てる、全部大好き、そんな私が期待に胸をふくらませて映画館まで足を運びました・・・が・・・、
確かにおもしろかったです。役者も達者で、テンポも速いです。
でも正直、「テレビドラマで十分」「映画にする必要性を感じない」でした。テレビが下というのではなく、むしろテレビでじっくりとやった方が、より池井戸作品の機微を伝えられたのではないかと思います。
元妻とのやりとりも、ドラマであればきっといいシーンになるのだと思うが、あのスピード感の中で見ると退屈で、私は居眠りしそうになりました。
半沢直樹では、滝藤さんが演じた真面目で優しい夫が、いじめに耐え、命がけで仕事に向かい、それでもうまくいかなくて道に倒れて嗚咽するシーンを見た時は、サラリーマンの悲哀に胸が熱くなりましたが、七つの会議はそういう池井戸作品ならではの機微を取っ払って、ただ悪を追い詰めていく娯楽作品に成り下がった感が否めません。
冒頭で、大きくゆっくり「TBS」と出た時に、踊る大捜査線で「フジテレビ」と出た時のような嫌な予感がしましたが的中しました。
ボヘミアン・ラプソディを見た後だったこともあり、「この程度なら、テレビ放送まで待てばよかった。時間とお金を無駄にしたな~」と後悔しました。
打ちひしがれる
池井戸潤が面白くないわけがないので、もしもそれが駄作になるなら監督のせいとまで考えながら観に行きましたが、私こそ、この作品の悪であることを痛感させられましたw
サラリーマンには耳が痛い話でしょうし、萬斎さんのような人が居て欲しかったと涙する人も居ると思います。主要人物はすべて主役級の役者ばかりで、まさに日本版オーシャンズ。非の打ち所がない…と思ったらありましたね。坂田はなんでやつれてなかったんだろう?あんなお肌ツルツルで、健康的なプックリ体型。違和感でしかなかったです。
しかし福澤監督は、これで二作目ですが、まだハッキリとした色が見えないのがちょっと残念でした。
7つ?
初見
予告編から面白そうだと期待していました
ノンフィクションテイストなのかと思ったのと、出演者の演技の濃さもあいまって導入部からひきこまれました
おや?と思ったのは、自社に持ち帰ったネジの強度テストをしている時に八角が現れ、担当者が慌てふためいて逃げ出すシーンです
あ、これバラエティーだ^_^
と思って楽しさが倍増しました
ネジの持ち出しのコソコソした様子から、既述のシーンがストーリーの転換部分なので、ここから終盤に向かって上層部らとのゴタゴタを展開していきます
他のレビューにあるようなリアルの欠如などはなるほどと納得しましたが、それでもフィクションと割り切れば(割り切れれば)楽しめる作品でした
自社の会社のやり方に疑問を持ちつつ、八角が自社に残ってるのはお金を稼いで元妻にお金を渡す必要があったわけですが、自社の不祥事を公開したらそれも出来なくなる
そこを天秤にかけてまでも正義を選ぶ姿勢は確かにサラリーマンでは奇特かなとは思いますが、その突き抜けたキャラクターでないとこのハナシは回せないですね
最後のシーンは蛇足というか野暮な感じもしますけど、個人的にはあるべきシーンだと感じました
やはりあのメッセージは明確にしておくべきかと
余談
タイトルの"七つ"の意味が分からなかったのでググりましたが、そこはググらないと分かりませんでしたね
ハードルかなり下げていましたが
どうせまた香川照之が唾飛ばす映画でしょとかなりハードル下げて観に行ったら思いの外とても面白かった。なにこの顔面異種格闘技。御前会議以降の唇ふるふるおじさんと顔ふりふりおじさんと頭皮カサカサおじさんたちのドアップの応酬がエモーショナル。橋爪功が個人的MVP受賞でした。
おもしろい!!
安定の面白さです!
ちょっと出の役の人すら大物が出てて
勿体ないとか感じる暇なく
ストーリーがどんどん変化していって
時間もどんどん過ぎていきます。
気がついたら終わっちゃいました。
しっかり余韻を残して帰りました。
最近はあんまり余韻が残るくらいの映画は
少ない気がするんですが
久々の心に残る映画(エンターテイメント)でした
どうすんだよ!面白い映画です。
相変わらずの香川節、野村萬斎の変幻自在ぶり、理屈抜きで面白いです。いろいろとごたくを並べ立てても、つまらない。観賞してみて下さい。
現代日本を古典的に描ききった快作
企業というものを題材に、日本社会の体質を多角的に描ききっていて、ネタ的に非常に面白かった。
個人的には歌舞伎や狂言といった古典芸能には全く興味がないし、理解すらできないと常日頃思っているにもかかわらず、いざこのように古典的所作バリバリの作品を見せつけられては、拒絶するどころか不思議と快感めいたものを覚えてしまうのは、日本人の性なのかなと思ってしまう。
とことん分かりやすく感情を表に出しまくるこういった手法は、筋やストーリーが違和感なければ最強だなと思ってしまう。
正直、引いて見れば全ての所作が滑稽に見えるのだけれど、分かりやすいだけに話にはまってしまうと、実に面白くて結構ふるえてしまったりする。
すべての事柄が過剰であり、その積み重ねで表面上暑苦しい映画だが、内容はいたってシンプルなだけにまさに芸能作品として大いに楽しめるような気がした。
素直に面白い、しかしTVドラマ向き?
池井戸潤の同名小説の映画化作品。会社のために滅私奉公で働く日本人サラリーマンが陥り易い陥穽を突いた本作は、私のような旧体制で躾けられた人間には本当に分かり易かったですし、TVのサスペンスドラマのようなノリでテンポも良くちゃんと面白かったと思います。だだ、錚々たる役者さん達と、余りに立派過ぎる大道具を揃えて、少し演技臭が過ぎませんでしたでしょうか?それに、最近の日本の企業犯罪フィクションはパターンが似通っているように感じるのは私だけでしょうか?ネットで個人でも手軽に情報発信が出来るようになり、一企業が社会正義に反して隠し事を続けることも以前ほど簡単では無くなりました。勧善懲悪のドラマパターンは今後も安泰だとは思いますが、企業=悪代官の繰り返しはそろそろ食傷気味かも知れません。
それなりに楽しめる
いろいろな角度から楽しめる、とも言える。
あのタレントをここで?と感じる部分もあるが、
全体として、社会の実態、大人の事情を
明るみに出した作品ではないか。
これは、「本当はこうであってはいけない」と
「現実にあらがえないところも」というジレンマが
よく表現されている。社会で責任のある立場を
経験した人間しかわからない部分では、、
びっくりするくらい面白くなかった
萬斎さんが大好きなので、期待しながら観に行きました。予告編もすごく面白そうだったし。
しかし、びっくりするくらい面白くなかった。
サラリーマンの方は共感するのかもしれないけれど、私はサラリーマンではないし、男性でもなく、本当に全くもってして、どこにも共感のしてみようがなかった。
ヒューマニズムドラマでもない。
ヒューマニズムドラマなら、どこかしらに感動出来るけど、ヒューマニズムでもないので、どこにも感動しなかった。
単に、「お前のせいだ!」「俺のせいじゃない!」という仕事上の責任のなすりつけあいを男性同士がしている話だった。
醜さに辟易・飽き飽きいたしました。
確かに豪華キャストだったけど、萬斎さんの上品さ・華麗さはどこにも活かされていないし、他の人たちも、沢山出てきたのはミッチーくらいで、みんな出番が少ないので、その豪華さ・迫力が散り散りバラバラになっていて、活かしきれていないように感じ、逆にとても残念だった。
無理に有名な俳優さんを沢山起用しなくても、メインの人だけを有名俳優さんにした方が、メインの皆さんのキャラが際立ったのではないか。
香川照之さんももっと出て欲しかったように思う。
印象にも残らないし、とても人にもオススメ出来ない。
お金を払ってまでわざわざ大画面で、日常に普通にありそうな足の引っ張り合いの話は見なくて良かったです。
そう言う内容だったとは、知りませんでした。
今回良く理解したので、このタイプの作品はもう観に行かないことにします。
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