引っ越し大名!のレビュー・感想・評価
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余りリアリティーの無い時代劇だと思ったが、松平直矩という藩主は本当...
余りリアリティーの無い時代劇だと思ったが、松平直矩という藩主は本当に引っ越しを繰り返して"引っ越し大名"と呼ばれていたことを映画を観た後で知って驚いた。観客サービスなのか僅かながらチャンバラもある。封切りが逮捕前なのでピエール瀧が出ている。映画館で観ていたらフラストレーションが溜まっていただろう。
日本の歴史やお城近辺のシステム?(既に頭悪そう)に疎すぎて多少置い...
日本の歴史やお城近辺のシステム?(既に頭悪そう)に疎すぎて多少置いてけぼりをくらいましたが、物語の大筋はちゃんと理解できたし、なにより面白い!笑える!
春之介(星野源さん)のキャラもとってもいいし、周りの人たちもそれぞれキャラが立っていて面白い。最高のエンタメ作品です(^_^)
300年前も、持つべきものは金!
この手のポップな時代劇って最近多いですね。
「超高速、参勤交代」とか「殿!利息でござる」「決算!忠臣蔵」なんかもなかなか面白かったし!
でも、みんなお金のやりくりが絡んでいる話だから1つのシリーズみたいで、どのシーンがどの作品だったっけ?て感じかなぁ
面白いっ🤣
年末年始、コロナの影響で予定がことごとく無くなった旦那が家でスポーツ観戦⚽️🏃🏻しまくっていたので、映画が観られず、今日やっと観る事が出来ました😄年明け最初は何にしようかと、、、まぁお正月らしく時代劇でも、と「引っ越し大名!」。
とても面白かった🤗星野源がピッタリ!本業どっちだ?と思うほど良かった〜おどおど、あたふたした所が可笑しく、海岸でのお皿を投げて敵と戦うところは笑えた🤣🤣🤣
高橋一生もいつものイイ男、寡黙な男と違い、新鮮だったし、高畑充希はやはり上手い。
それにしても、大名に力を蓄えさせない為とはいえ、国替えやら参勤交代やら膨大な経費を使って無駄な事を、、、と思ってしまうのだが、当時の将軍、家臣は最善の策として実行していたのだし、実際に良い事もあったのかなぁ🧐勉強不足でよくわかりませんが💦
時代劇はあまり観ないけど、こんな楽しい時代劇ならどんどん観たいですね!
最後になってしまいましたが、2021年も宜しくお願い致します。
「ふざけた」と感じてしまえば、笑えない
松平家の引っ越しを取り仕切る、新任の引っ越し奉行の活躍を描く物語。
実際に7回もの国替えを経験した松平直矩の史実を基にしたコメディタッチの時代劇。
コメディタッチではありますが、コメディの面白さより『ふざけている』との印象が強い作品でした。
例えば衆道の描写とか。
例えば切腹を強要するシーンとか。
例えばチャンバラシーンとか。
私には、ふざけた不愉快なシーンにしか感じることが出来ずに、評価を大幅に下げざるを得ませんでした。
あと、ミスキャストですかね・・・特に高橋一生は、豪放な剣客を演じるには少し重さと迫力が足りないように感じました。
ただ、ラストへの展開は素敵でした。藩主直矩と藩士達の絆、土と共に生きることの素晴らしさを感じることが出来て、少し感動しました。
まあまあ
もっとコメディかと思っていたら歴史の説明が多く途中眠くなった。星野源はどれを見ても星野源という印象。パワー不足。ただし優男のイメージだった高橋一生の豪快な演技と荒々しい声の出し方は見事だった。
表面だけサラッと撫でただけ
原作未読です。原作では各キャラの性格、行動をもっと描写しているかもしれませんが、映画ではそれは感じられませんでした。
高橋一生演じる鷹村が、星野源演じる片桐を引っ越し奉行に推薦する理由もよく分からん。高畑充希演じる於蘭(以前の引っ越し奉行(故人)の娘)の設定もあやふや。
引っ越しの知識が無い片桐がアタフタして何も進まない(切腹寸前まで追い込まれる)が、当初、亡き父を評価せず、業績を横取りした上士を恨んでいたが、片桐の真摯な姿勢に心動かされて、父の残したマニュアルを持って来るとドンドン引っ越しが進む。
でも、この時、於蘭は藩とは父の死により関係無い人間。それが、実質引っ越しを指揮している。
うーん、誰か以前の引っ越しを覚えている人間が居て、於蘭の父が実質取り仕切っていたのだから、何か資料を残しているんじゃないか?と最初の段階(誰が奉行をするか決める時)で言い出さないかなぁ。シングルマザーの於蘭が今までどうやって生活してきたのかも不明だし、引っ越し指揮していても賃金は貰ってないだろうし。
しかも、何故か突然に於蘭が歌いだすシーンもあるし。
終盤、感動系に話しを振ったけど時すでに遅しって感じ。
夏の終わりに見るのに丁度いい作品
何か見ていると夏の風物詩みたいなのが頭によぎる。
例えると、もう夏休みも終わりか...というかんじの劣等感がズンズン沸いてくる。
そもそもなんかこれはレビューじゃないが...
終わり方が面白い。
やはりこういう映画は面白いようだ。
引っ越しは艱難辛苦!
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル)。
原作(引っ越し大名三千里)は既読です。
国替えを命じられた姫路藩の引っ越し奉行に任じられた気弱な藩士・片桐春之介(星野源)が、仲間たちと共に奮闘する姿を描いた時代劇エンターテインメント。
参勤交代にしたって、赤穂浪士の討ち入りにしたって、先立つものは金、金、金。いつの世も銭がいるのです。藩が引っ越しするにも、もちろん金かかりまんねん!
幼馴染みの鷹村(高橋一生)の推挙によって半ば強引にお役目を任された春之介。国を丸ごとお引っ越し、しかも祿は半分以下に減らされる。いったいどうすりゃいいのか。徹夜で考えどもいい知恵はいっこうに浮かばず…
無策の春ノ介が頼ったのは前引っ越し奉行の娘・お蘭(高畑充希)でした。はじめは父親の手柄を上士に横取りされたことからけんもほろろな対応でしたが、春ノ介の真面目で正直な心根を知って、協力してくれることに!
仲間が集い、ついに始動した一大プロジェクト。しかし、一筋縄ではいかない。前引っ越し奉行が遺した指南書を元にギリギリまで経費を節減するため、藩士には家財道具の半分を処分するように言い渡すなど工夫を凝らす。
なれど反発は免れず。周りに示しをつけようと大切に管理して来た書物を選別し、殆どを火にくべて処分した春之介。私も本好き故、その断腸の想い、よぉく分かりますよ…
さらに、祿高が加増された暁には再び召し抱えると云う条件で殆どの藩士をリストラ。リストラされた藩士は各々の土地に留まり、百姓として生活していくことになりました。
多くの困難を乗り越え、己に自信を持てるほど強くなった春之介は固い決意と人々の想いを胸に任務をこなし、いざ引っ越し当日、意気揚々と進む行列に刺客たちが乱入して…
星野源はひ弱な役がよく似合う。しかも童貞臭が濃厚に漂う役が。でも、やるときはやる男な役でもあることが多い!
「地獄でなぜ悪い」然り「逃げるは恥だが役に立つ」然りで枚挙に暇無し。今後もドシドシ映画やドラマに出て欲しい。
剛の者の役に正反対なイメージの高橋一生をキャスティングしたのもニクい。めちゃくちゃ合っていました。声もちゃんと張れていたし、殺陣もキレ味抜群でした。
クライマックス、刺客の襲撃に対して、やっと俺の出番だ、待ってましたとばかりに大立ち回りを演じてくれました。
金は必要だけど、最後に物を言うのは人の想いだ。
[余談1]
西村まさ彦、こう云う時代劇に出過ぎな件…
[余談2]
タイトルは「引っ越し奉行!」の方が良かったかも?
[以降の鑑賞記録]
2023/06/18:痛快時代劇シネマ(テレビ大阪)
※修正(2023/06/18)
今、調子にのって私と…(笑)
主人公片桐(星野源)が月代もないこじゃれた頭なのでどうなることか?と思って観たが脇を固める面々やワンシーンにも見かけた俳優を配してのコメディは楽しい。
映像的に綺麗すぎる気がしないでもないがリアリティーなどどうでもよい程度に楽しめる。
侍社会の窮屈さも上手く面白みを持たせており、サラリーマン化した根性のない侍たちは邦画コメディに良く合っている。
幼馴染の鷹村(高橋一生)のチャラさとアホのような豪胆さも片桐と相反してインパクトがあった。
年増好きと言うのも面白い。
於蘭(高畑充希)が子連れの出戻りで生き生きしてたのも良かった。片桐のプロポーズ擬きが強引にプロポーズに切り替わっていく件は笑えた。
このままラストまでコメディで行くのかと思えば公儀に通じて裏切る者も現れ、襲撃されるなどのチャンバラ要素も盛り込んでいる。
しかしあの後さらに国替えを強いられるとは、色恋の恨み恐るべし。やはり松平の殿は一晩お付き合いするべきであったか?
引っ越し:インポッシブル!?
土橋章宏脚本による時代劇はユニークな題材のものばかり。
参勤交代を面白可笑しく描いた『超高速!参勤交代』、凡作だったが日本初のマラソンを描いた『サムライマラソン』。
本作では、時代劇でお引っ越し!?
徳川の時代。要所要所の藩を守る為行われた大お引っ越し、“国替え”。
生涯に7度もの国替えを言い渡され、“引っ越し大名”と呼ばれた松平直矩。
これらはノンフィクションで実在の人物だが、本作はフィクションを交えモチーフに。
てっきりその直矩が指揮して大お引っ越しするのかと思ったら、別の総責任者が選ばれる。
その大任を託されたのが…
書庫番の片桐春之介。実在の人物ではなく、オリジナルのキャラ。
“書庫番”などと呼ばれているが、今で言うと引きこもりの漫画ヲタクと言った所。
蔵書にこもり、書物ばかり読み耽っている毎日。
人付き合いも苦手。他人とまともに喋れない。
付いたあだ名が、“かたつむり”。
そんな彼が大任に…いや、半ば押し付けられ、“引っ越し奉行”に。
大丈夫…?
大丈夫な訳無い!
姫路藩から豊後・日田(現在の大分県)へ。移動距離は600キロ!
藩士だけの単身赴任ではなく、家族含め総勢約1万人!
出来なければ、即切腹。
気弱なヲタクくんには卒倒しそう。さあ、どうする!?
無論、一人では出来ない。
まず、前任の引っ越し奉行に話を聞きに行くが、度重なる激務ですでに他界。娘の於蘭に最初は邪険にされるが、春之介の人柄に心を許し、父のノウハウで力を貸してくれる事に。
幼馴染みの武芸の達人、鷹村も協力。(イイ奴だけど、彼が断って無責任に適任者が居ると言ったからやるハメになったんだけどね…)
助けを借りて、いよいよ本格的に任に当たる。
自分も引っ越しした事あるので分かるが、とにかく大変!
全てを持って行く事は出来ない。お金もかかる。
それが藩もろともとなると、無理難題が山ほど。
一つ一つの難題を、知恵と工夫で策を練る。
運ぶものを減らす為、不要なものは捨てたり、お金に替えたり。
それは誰であろうと例外ナシ。
春之介も断腸の思いで蔵書の大半を火にくべる。
この時、嫌味な上役が高笑い。
…しかし、この上役に一休さんばりの方法でやり返す。痛快!
藩は国替え続きで困窮。
国替えには大金かかるが、とてもとてもそんなお金は無い。
勘定頭の助言で、足りない分は商家から借金。
勘定頭が協力してくれたのも、商家が費用を出してくれたのも、これまた春之介の人柄に惹かれて…。
今回の国替えは、石高が15万石から7万石に減封。
分かり易く言うと、大きな会社が小さな会社に。
つまり、全員を今まで通り雇ったままは無理。
この時代にもあったリストラ…。
独身者に対象を絞り、藩士から百姓へ、その非情な通達役も務める春之介。
激昂する者、悲観に暮れる者らが続出…。
心が痛い。が、春之介は約束する。
「元の15万石に加増が戻った時、必ずお迎えに上がり、再び召し抱えまする」
それは、いつの事になるのか…?
本当に叶うのか…?
しかし、春之介は決して…。
春之介という人物像に魅了される。
最初はダメ男くん。
悪戦苦闘しながらも、創意工夫。書物で得た知識で頭も良く、機転が利く。
内面も成長。
もう、かたつむりじゃない。
星野源が好演。
周りも個性的で、中でも、幼馴染みの鷹村役の高橋一生が豪腕な藩士役で新鮮だった。
時代劇は手掛けていたが、犬童一心監督にとっては初と言っていいくらいの本格コメディ。
そこに、ミュージカルやBL要素まで…!?
実は当初はさほど期待してもなく、序盤もイマイチであった。
無理難題の国替えの裏には陰険な上役の仕返しや定番の裏切り者、一応時代劇らしいチャンバラシーンもあるにはあるが、お供え程度。
策を凝らした国替え大作戦が始まってから面白くなってきた。それに加え、
国替えが成功しても、功績は残らない。手柄は悪い上役が横取り。
パワハラ、リストラ、断捨離…現代にも通じるテーマやヒント。
ヲタクくんがみるみる才を発揮して、女性とも出会って幸せを手に入れ、出世もして…と、ご都合主義ではあるが、それすら爽快。
ラストは念願叶う。
決して忘れなかった元藩士を迎えに行くが、戻る者も居れば、百姓として残る者も。その時の田の美しさ、空の青さ、彼らの笑顔が何と晴れ晴れ!
“全員”が集っての「お帰りさないませ」。
最後は意外や感動。
思ってた以上の良作好篇。
作品や春之介も含め、大義であった。
現代の経営策や引っ越しに繋がる面白味
1682年 越前松平家が国替えにて播磨から豊後へ引っ越ししなければならなくなった。
その土地は石高が今の半分。
藩主&家来丸ごと引っ越しなので事前かつ経済的にかなり切り詰めなければならない状態。
そんな遠方引越しの采配を任されたのは書庫番の片桐だった。
星野源のよそよそしさと引越しへのあわてぶり。
時代劇コメディである。
収支見直し、整理整頓策、金策、リストラ策(新型コロナ→ロイヤルリムジン策を思い出してしまった)で今を乗り切ろうとする姿は共感出来るし、理不尽で融通効かない上司をギャフンと言わせる所にも面白味がある。
上手く時代劇に現代風を取り入れた感たっぷり。
しかし、アンパイ過ぎた面もあり。
星野源、高畑充希以外の俳優が少ししか活きていない。
高橋一生は引越し中アクション用か?
濱田岳の無駄遣い。
新型コロナのこの社会情勢だからこそ、個人的に面白味も少し増えたとも思われる。
何かと言えば腹を切れと言われる江戸時代。
切れとまでは言わないが、そんな覚悟でやれてる役人が今何人いるだろうか?
新型コロナ危機で経済が疲労しているからこそ観てもらいたい映画である。
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