こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のレビュー・感想・評価
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清々しい気分になるのは何故?
筋ジストロフィーという障害をもつ主人公と、彼を支えるボランティアの人々の人間模様が、とても面白かった。
主人公に振り回されるボランティアのカップルが、彼の生き方を通して成長していく様が、微笑ましかった。
大泉洋以外に、誰がこの役をリアリティーを持ってできただろうか?
彼のキャラに救われている部分も多かったのではないかな。
明るく楽しくそしてほろりと泣ける映画だった。
障害のある人を理解するうえで、導入編になるような映画だと思うので、多くの人に見てもらいたいな。
「生き方」について一石投じられます
予告から、主人公の鹿野が周囲の人々にわがまま放題をぶつけるのはわかっていましたが、それが序盤から全開とは思いませんでした。そんな鹿野の様子を目の当たりにして、高畑充希さん演じる美咲がブチ切れる気持ちはよくわかります。自分ももちろんそうですが、おそらく多くの観客が彼女に共感しながらこの作品に入り込んでいったのではないかと思います。
しかし、物語が進むにつれ、しだいに鹿野の生き方やその裏にある思いが見えてくるようになり、それを間近で見て、触れて、心を通わせるようになった美咲も、鹿野への接し方がどんどん変化していきます。気づけば自分も鹿野の生き方を応援していて、とくに「鹿野ボラをなめないでください!」のシーンは、涙がこらえきれませんでした。いつの間にか観客も「美咲の変容に自分を重ねて見る」、これこそが制作側の意図したところではなかったかと思いました。そういう意味では、主演の大泉洋さんはもちろんのこと、高畑充希さんの抜群の演技力と存在感で魅せている部分も大きかったと思います。
それにしても、鹿野の生き方にも、ボランティアの生き方にも、本当に頭が下がります。実の親子だけでなく、ボランティアとも「家族」と言い切れるほどの絆で結ばれていたことが、ひしひしと伝わってきました。自分にはどちらの生き方も真似できそうにありませんが、「生き方」について一石投じられたのは確かです。大晦日に鑑賞したのですが、来る2019年は「生きる」ということをいま一度噛みしめていきたいと思いました。
全てのキャストが適役!
三浦春馬くんと原田美枝子さんが、筋ジストロフィーに関わっている題材に出ているということから、昔見たドラマ『僕のいた時間』を想起しました。
彼みたいな二枚目が主人公ではなく、今回は大泉洋さんが主演です。
それがとても良かったと思いました。
嫌な味も出せるし、コミカルな演技もお手の物。
感動する場面にいたっては、逆に彼だからこそグッとくる演出ができたのではないかと思いました。
周りの人たちもぴったりな役。
チームだなって思いました。
全く湿っぽくなく、障害・病気についても同情を受け付けない、とても清々しい映画でした。
体が丈夫な人でも心は傷んでいたり、体にハンデがある人でも心は逞しかったり。
そんないろんな人が生きていけるのは、みんな周りの人たちのおかげなんだなと、改めて謙虚な気持ちにさせてもらえる映画でした。
鹿野の魅力
もしも
もしも洋ちゃんでなかったら? いったい誰がこの役をやっていただろうか?
もう少し社会派で笑いを少なめにすると草彅剛さんはどうだろうか
このままの台本でムロツヨシ、個人的に見てみたいと思うのは森ーダー(TEAM NACSリーダー森崎博之)、下町ロケットでの森ーダーの活躍嬉しかったです!
でもね、やっぱり大泉洋でしょうねー
草彅さんだと全体に笑いが薄くなりそうだし
ムロさんはその逆、森ーダーは声が大きすぎたしな〜〜
追記的本文
生活することを我慢しなければいけない
そんな事ないはずなのに彼のような方々はそんなってしまうのでしょうね
ただ普通の生活をしただけなのに取材されインタビューを受けたりこのように映画にまでなる
社会が豊かになった現代だからここまでの自由が出来るのだと思います
感染症が猛威を振るう今はこんな生き方はなおさら難しいでしょうね
生きることはそれだけで奇跡なのは分かりますが病院でただ天井の穴を眺めながら居るのは生きているって言えるのでしょうか
それでも家族は「死んでほしくない」と涙を流すでしょうね
なん度でも見て勉強になる映画だと思います
最後に三浦春馬さんのご冥福をお祈りします
いい映画でしたよ
でわでわ
内容が引っ張る
24時間テレビのドラマ
人に頼む勇気
それぞれの成長の物語
鹿野が傍若無人過ぎて、マジかと思って不愉快になったり、笑ったりしたが、人工呼吸器をつけた後の発声や、なんと言っても、皆の前で、美咲にフラれたのに、田中くんと美咲の間を取り持とうとしたり、ほんの一年足らずの物語なのに、これほど人は成長するのかと。
普通の人だったら、耐えられないような状況も乗り換えてきたからなのか、持ち前のキャラなのかは別にして、物語の全体を通して、鹿野も成長していたんだと、再認識させられた。
医学の道を諦めかけた田中くんも、一度は投げ出した教師の道に再チャレンジする美咲も、鹿野に巻き込まれながら、葛藤を乗り越えて成長する姿は、映画の演出であっても胸を熱くする。
この三人の成長は、同じ成長であって、ハンデがあろうとなかろうと、人は成長すると、人は補い合い、助け合って成長するのだということを教えてくれている作品だと思う。
なんとなくでもいい。観て損はない映画。
生きていく事は誰かに世話になっていくこと
後半の大泉洋の演技が神がかっているのと。
障害者が生きていくために必要なことと、ボランティアの方々の重要性とを明確にした、作品根幹に流れるメッセージ性に、心を貫かれる。
実のところ、大切なのは障害の有無じゃない。
「生きていく上では、誰しも大なり小なり他人の世話になっているわけで、人は一人じゃ生きていけない」
ということ。そして、
「やりたいことがあるから、生きていける」
「思うように生きてこそ人生」
「頼みごとをするには誠意と、正直に話すことが大切」
という、当たり前だけど、人生の本質を逃げずに描いているのが良かった。
原作および、モデルの人の生き様がよいのだろうね。
今は元気でも、いずれ予期せぬ病気や怪我、老化に伴って誰かの介助なしに生きていけなくなった時に、どんな心でいたらいいのかということにまで思いを馳せました。
松竹喜劇風ノンフィクション
どう消化しようか
考えさせられました。
生きる意欲を貰える作品
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