こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のレビュー・感想・評価
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観たかった場面が違かったかなぁ
もちろん、実話だもの、話しは素晴らしいし、大泉洋さんだからこそ、何だかんだ笑いもあって辛いばかりじゃなくて観られるし、涙が溢れるシーンもいくつもあります。
でも、観たかったのは最初に病院から退院して自宅で暮らす大変さ、ボラさんとのやりとりでした。ちゃんと、苦労の数々を乗り越えて、20歳だった命が42歳まで生きられたところを観たかったな。
もう少し、、、押しが欲しかった
CMや番組宣伝が良すぎ、期待感(泣ける)が高まっての鑑賞だったのですが、、、
何がどうと言えないですが「残念」というのが第一印象です。
最初の展開は面白い。そこからが、、、そこからが、、、
何か押しが足りず物足りない感じで終わりました。
とはいえ、劇中に出て来る言葉はグッと胸に来るものも多く「元気」を貰えました。
わがままに生きた鹿野さんの生きる努力、鹿野ボランティアの団結力は凄いですが(自分には)胸打つほどの「何か」を感じれなかったのが凄く残念でした。
今を全力で生きる
主人公は筋ジストロフィーの為、指先がかすかに動かせるだけで自分の姿勢を治すこともできない。 会話はできるし、目で訴えることはできる。 やりたいこともあるし、性欲だってある。 ただ、ボランティアの支えが24時間必要だ。 ボランティアの田中(医学生)と田中の恋人充希は鹿野に関わっていくなかで、曖昧だった自分の夢に向き合っていく。 充希に惹かれていたが、思いが叶わなかった鹿野は二人の為に命懸けの芝居を打つ。 母親の人生を思うがゆえに母を遠ざけていた鹿野が人工呼吸器を装着するかどうかというピンチに母の手を握るシーンでは胸が熱くなった。 田中や充希と同じように私も将来の打算や周囲の期待など、自分の欲望や願い、本心が分からなくなっている。
本心で生きることは、時にわがままに思われるがそれが全ての人に嫌われるわけではない。 ぶつかりながら、理解してくれる人たちと家族のような関係を作ることもできるのだ。
私の日常は職場の人間関係に振り回されている、そんなことは取るに足らないことなのだ。 もっと自分を大事にしよう。
影響力のある作品
松竹が放つお正月映画第一弾!すばらしいです。最近の日本映画にはなった作品です。この映画を観たら、世界が少しだけ変わるかも知れません。実話をもとに作られた映画ですが、メッセージ性もあり、笑いと感動が散りばめられたとても素敵な作品でした。
大泉洋が大泉洋にしか見えない
木村拓哉さんがどんな作品に出てもキムタクにしか見えない現象がありますが、大泉洋さんにもその現象が起きているな、と思いました。
いつか「嬉野くぅん、今君なんて言った?」と言い出すのではないかとドキドキしながら鑑賞していました。
というのはもちろん冗談でして、映画としては非常に楽しく鑑賞させていただきました。自らの病に苦しみながらも生きようとする主人公を、良くも悪くも「ワガママ」に描いていて、見ごたえがありました。
他の方が言うように、たしかに映画としてはあと一歩半歩足りないような気もしましたが、それを差し引いても非常に良い作品でした。あと個人的に作中のクラシック調のゆったりした音楽が良かったです。
高畑充希さんはかわいいし、三浦春馬くんもイケメンだし、大泉洋は大泉洋だし、とても満足です。
一つ一つのシーンに心動かされる
鹿野のブレない生き方は最初から最後まで見事である。体をほとんど動かせない男が、すべてボランティアに面倒を見てもらおうなんて普通はありえない話だ。ボランティアに嫌われたら生きていけないはずなのに、わがまま言い放題。弱い立場のはずなのに横柄な態度はどうなっているのだろうと、最初は鹿野とボランティアの関係に疑問がわくが、わがままも計算された真剣勝負だと分かってくると納得がいく。
鹿野の言葉の一つ一つに強い覚悟や潔さが感じられて、どのシーンも心が動かされる。一番分かりやすく彼に影響を受けるのが、田中くんと美咲だ。最初あれだけ嫌っていた美咲が、一番の応援者になり、田中くんも美咲も彼の後押しで未来へ歩き出す。とてもいいシーンである。鹿野は仕事もしてないし、社会的には役に立ってないように見えるが、ボランティアをはじめ関わった人々に生きる勇気のようなものを与えたことは大きな功績だ。それだけでも彼が生きていたことは無駄ではなかったと思わせてくれる映画でした。
勇気もらえたーーーー!好きな映画。邦画らしくないかも。
この予告編を何度も見てても興味わかずノーチェックだったのに、レヴューがやたらいいから観てきたら。。。。
え、すごくよかった。。。
なんなの、これ?
超わがままな、難病・筋ジストロフィー患者の鹿野さん。実在の障害者の方。
12才で発症し、20歳までしか生きられないと宣告されながら、30代で一人暮らしを始め、42才まで生きた。
首から上と、片方の手首しか動かせず、1人では何もできない彼は、自らボランティアを集い、のべ500人を超えるボランティアが彼を助けたと言います。
鹿野さんの武器は口だけ。いつも正直。
しかも、言いたい放題の毒舌。
でも、なんだろう。ファンが多い。
鹿野ファミリーと呼ばれるボランティアグループ。
『鹿野さんにとっては、どれもが、命がけのわがままなんだ』
三浦春馬くんが、鹿野さんにブチ切れる恋人の高畑充希ちゃんに言うセリフが印象に残ります。
少しずつ衰えていく体。命の期限は近づいている。
だから遠慮しない。したいことをやる!
できないことは、手伝ってもらう!
僕困っています、助けてください、と言える勇気が鹿野さんにはあり、屈託のない笑顔で相手を巻き込んでしまう魅力も。
観客は皆、最初は充希ちゃんと同じように鹿野さんに腹が立ち『障害者だからって調子に乗んな』と思わずキレたくもなる。
でも、喧嘩して、ぶつかって、本音で話して、お互いを理解することにより、身障者が本当に思っていること、そして、健常者だって色んなことで苦しみ、悩みながら生きていることを知る。
そこに、ようやく、うわべだけでない本当の意味の思いやりが生まれる。
20歳そこそこの三浦春馬くんも、高畑充希ちゃんも、もがきながらも自分の人生を切り開き、前へたくましく進むことができたのは、鹿野さんの丸裸な生き方と、そして心根の優しさに触れて、多大な影響を受けたのは間違い無いわけで。
これ実話です。
大泉洋さんが、もう鹿野さん役にドンピシャで、彼だからこその[憎めないキャラ]が説得力あったし、首から上しか動かせないから、ちょっとした表情とか目の動きで、彼の抜群の演技力が証明されたと思う。
三浦春馬くんと高畑充希ちゃんも、自然で、とてもいい。
特に充希ちゃん。なんて仕草が可愛いのか。声も好き。可能性を秘めまくった、きっとすごい女優さんです。
とにかくこの映画、観てよかった。。
ブラックユーモアもあり、お涙頂戴なベタ邦画らしくないところが好き。
「思いっきりやってみろよ」
「ぶつかってみろよ」
「お前は何が一番大切なの?」
命に限りがあるのは、みーんな同じ。
どう生きるか、何が大事なのか。
自分らしく生きる勇気やヒントをもらえますよ。
よかった!!!
筋ジスなめんなよ。
や、
今のグッと来た。
健常者も生きんの大変だな〜
だったり。
自分の病気を受け止めながらそれを当たり前のようにギャグにしてしまう強さがよかった。
悲観的に、同情する視点から描くのではなく、対等に、もしくは尊敬して描いていて面白かった。
健常者がどんなに意識してしまう身体の差から出てしまう言葉も、受け止める鹿野さんの大きさに感動。
自分の置かれている状況で、自分の夢はなんなのか、考えさせられる映画だった。
こんな映画もいいですね 愛しき映画
すごく勇気のもらえる映画です。
難病の主人公を中心に織り成すドラマですが、お涙頂戴的な作りではない脚本に救われ楽しく観ることができました。
端的にストーリーを表現しているタイトルもグッド。
主人公を演じた大泉洋さんの演技はもちろんですが、表情豊かな高畑充希さんの演技もとても良かったです。高畑充希さんってふだんはそんなにかわいいと思ったことはないのですが、映画のスクリーンを通すととたんに魅力的に見える不思議な女優さんです。
可もなく不可もなく
チョコポップコーン片手に一人鑑賞しましたが、どうにもお連れの方がいる人にとっては気恥ずかしくなる場面が少々見られました。
思っていたよりか恋愛色が強かったのが印象です。
また、実話である以上これはどうしようもないですが、登場人物の鹿野が頻繁に倒れたので、張り合いがなく、いまいち盛り上がりにかけました。どうせまた助かるんだろ、と。
ただ、映画としてはやはり流石の大泉といったところで、まるで本人が憑依しているかのようでした。
最後に余談ですが、途中のカップル間の関係がよじれるシーンでは、空気感がリアルすぎて端からカップルを指加えて眺めているぼくは手ぇたたいて喜びました
正直に生きることの大切さ
これは楽しかった〜
時に笑い、時には泣いて、主人公の鹿野さんから、自分に正直に生きることの大切さを教えられた作品だった
この作品では、筋ジストロフィーを患っている鹿野さん(大泉洋)と、彼を介助しているボランティアの人たちとの交流が描かれている
彼は、一人暮らしをしているが、ボランティアの介助なしでは、生活をしていくことができない
医学生の田中(三浦春馬)は鹿野さんの介助をしているボランティアの一人
田中を訪ねてきたガールフレンドの美咲(高畑充希)は、鹿野さんに気に入られ、美咲もボランティアの一員になっていく
そんな鹿野さんと美咲の交流を中心に、この物語は進んでいく
この鹿野さんが、とっても困った人で
タイトルにもある通り、夜中の2時に「バナナ食いたい。買ってきて」とか言ってしまう人
でも、そんな鹿野さんを観ているうちに、彼のワガママにも慣れてきて、次第に、そんな鹿野さんが、とても魅力的な人だと思うようになる
悪く言えばワガママだけど、よく言えば正直者
鹿野さんは、何でも言いたいこと、やりたいことを言って生活している
それが受け取る人によっては、ワガママに聞こえてしまうのだ
しかし、それぐらい、鹿野さんは、一瞬、一瞬に対して、とても真剣に生きているということなのだ
いつまで生きていられるかわからないから、やりたい時にやりたいことをやり、言いたいことを言う
そんな鹿野さんを観て、正直に生きるって大事だなぁと思った
人は夢がある時、叶えられるかどうかわからないから、なかなか口に出すことができない
でも、夢を正直に口にした瞬間、周りの人も巻き込み、その夢を聞いた人たちが手助けしてくれる
だから、正直に言ってしまった方が夢は叶えやすくなるし、時間も短縮できる
そして、夢に向かって一生懸命な姿は、周りに伝染するのだ
この映画は、そんな夢を見て、それを叶えるために必死に生きている鹿野さんに、周りの人たちが元気づけられる姿が描かれている
もちろん、それを観ている観客も元気づけられる
筋ジストロフィーの患者の話と聞くと、重い話とか、お涙ちょうだいモノだと思うかもしれないが
これはそうではなかった
正直で前向きに生きる鹿野さんから、健常者が元気をもらう作品なのだ
年の初めにこれを観たら
きっと「私もがんばろう!」と思えるに違いないので
凹んでたり、元気がない人にオススメの作品
図々しい人生
筋ジストロフィー患者がボランティアと共に人生を全うする話。
他人のお世話になりながら図々しく生きる。そんなことがあっていいのかと思い見に行ってしまった。
鹿野はなぜわがままに生きれたのか?彼の、周りの人に愛されるわがままは、僕たち健常者がよく想像する煩わしいわがままとなにが違うのか?
彼はわがままさによって、不自由な体のまま自由に生きることを獲得した。なぜなのか。
・ユーモア
彼と一緒にいることは、時にボランティアの労力を上回るほど、楽しいのだ。
・情熱
彼の心は「やりたいこと」で満ち溢れており、ゆるぎない目標を持っている。普段、そこまで強い情熱を抱いて生きることができない僕らは、より強い情熱を持つ人に際し、その他人の持つ情熱の実現のために動くことで、自分のために動くよりも、むしろ充実感ややりがいを感じられるものである。
・本音でぶつかり合える
鹿野は言いたいことをなんでも言う。それどころかボランティアに対してはあくまでも対等なスタンスを取り続けている。常に介助される状態にいながら、貸し借りの一切ない関係を貫くことで、遠慮なく自分の心が望む通りに生きることができる。
他人にわがままを言えるようになることは、確かに自分らしく生きるためのヒントな気がする。でも、現実には僕らがそのように生きるのは、やはりとても難しい。なぜなのか。
・本音と気遣いの両立
鹿野とボランティアの関係は、ボランティア自身が心から支えたいと思わねば成り立たない。そのためには、遠慮のない関係を築くため本音でぶつかると同時に、相手に好かれなければならない。本音をさらけ出すと同時に、周りの人間が自分のもとから離れていかないような言葉遣いや態度を持ち続けないといけないのだ。
・気持ちを曝け出すことの難しさ
僕らはついつい感情を押し殺してしまう。田中はデートの約束があったのに、わがままを言う鹿野に対しなにも言えないまましぶしぶ夜まで付き合った。鹿野に向かって、あなたの介助よりデートに行きたい、と本音はやっぱり言えないものだ。
・情熱的に生きることの難しさ
鹿野の病状は深刻である。きっと彼も怖くてたまらないに違いない。それでも、絶望的な気持ちを外に出してしまうと、忽ち対等な関係は崩れてしまうし、人を引き付ける強い情熱に影が差してしまう。これは僕たち健常者でも同じ。かつては常に高い目標を掲げ毎日情熱的に生きていた人でも、挫折を何度か味わったり、身の回りの出来事に対する感動がだんだんと薄まったり、目の前の仕事に追われて自分が本当にやりたいと思っていたことに意識を向けられなくなったりする。自分は情熱を持っていると堂々と言える人生を送ることの、いかに難しいことか。
わがままによって我が道を生きた鹿野に憧れる。でも現実に立ち返ってみると、やはり鹿野のように生きるのはとても難しい感じがしてしまう。それじゃあ僕らはどう生きるべきなのか。
・自立とは、「他人に迷惑をかけないこと」ではなく「自分が思うように生きること」である
僕たちはよく「人に迷惑をかけてはいけません」と教わって大人になってきた。でも、自分が幸せに生きることができる「自立」は、そうではなかった。
・与えられる人間になる
自分が思うように生きるためには、人から与えられることを厭う必要はないのだ。でも、人から与えられる人間になるには、人に与えられる人間になる必要があるのだ。鹿野にとってそれが、ユーモアであり情熱であり人生観であった。そして人に与えることは、自分にとっても幸せなことなのだ。
・自分の思いを大切にする
社会のしがらみの中で生きる僕たちは、自分が本当にやりたいと思っていたことがなんだったかを自覚することこそが、実は一番難しい。でも難しく考える必要はないのかもしれない。バナナ食べたい、アメリカに行きたい、デートしたい、みたいな普段ふっと思い浮かんでは消える色々なことに対して、物怖じせず口にでき、それに向けた行動を取れるかどうかではないだろうか。
おわりに
何事もとかく難しく考えてしまうけれども、今回も映画館の中では楽しく見れたのでよかった。
全くの健康体で大学院まで行って一部上場企業に勤める僕より筋ジストロフィー患者の方が幸せな生涯を送っている気がしたのはいかがなものか。
でも、それはちっとも不思議なことではないのだ。「キスしてほしい」で盛り上がれて、周りに与え与えられる人がいれば、人は例外なく幸せになれるのだ。きっと
こういう人に出会ったことある
大泉さんベストなキャスティングな気がします。
一見すると本当にわがままで、端からみると腹が立つ感じ。
でもなんか、この人のパワーに巻き込まれていっちゃう感じ。
そしてどんどん惹かれていく感じ。
弱っていくなんてとんでもない。
最期の直前まで命が燃え盛っていたんだろうなと。
原作があり、且つ実話に基づいてるなんていったら、二時間で描ききることは本当にもう至難の技なんだろうなと思う。
ここ半年で原作ありのヒューマンドラマ系を他に2本観たけど、一番良くできていると感じた。
ただ、回想シーンはまったく好みではなかった。
最後の両親のシーンもあんまり響かなかった。
その前に描ききれているから、観る側が読め切れるかわからなくても、大泉さんに読ませず手紙だけ何秒か写せばいいのにと思った。
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