ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡

劇場公開日:

ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡

解説

デビッド・ボウイの盟友だったギタリスト、ミック・ロンソンの軌跡をたどるドキュメンタリー。生前のボウイがナレーションを担当し、監督をこれまで多くの音楽ドキュメンタリーを手がけてきたジョン・ブルーワーが務めた。ボウイのバックバンド「スパイダーズ・フロム・マース」のギタリストとして数々の名曲を世に送り出し、プロデューサーとしても活躍するなどロック界を長年に渡って支え続けながらも、華々しい表舞台に出ることなく1993年にこの世を去ったミック・ロンソン。「ベルベット・アンダーグラウンド」のルー・リード、「セックス・ピストルズ」のグレン・マトロック、「クイーン」のロジャー・テイラーらによる証言や、ミックの妻スージーが管理する貴重なアーカイブ映像の数々を通し、天才ギタリストの知られざる人生と、彼が音楽界にもたらした多大な功績を浮かび上がらせていく。

2017年製作/102分/G/イギリス
原題または英題:Beside Bowie: The Mick Ronson Story
配給:パルコ
劇場公開日:2019年3月8日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5味わい深い作品です

2021年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ボウイ黄金期を支えたギタリスト、ミック・ロンソンのドキュメンタリー。
ボウイの成功は彼なしでは絶対語れないでしょう。
未だにアンコール上映がちょくちょくあるのも頷けます。久しぶりに観てきました。
この作品、語りがボウイなのがもう最高に気が利いてるんですよ。
そのボウイと最初のギグはほぼ即興だったと言うから驚かされます。
作中で語られるように「スターマン」のギグでボウイと肩を組むミックのあの瞬間、二人にとっても当時のミュージックシーンにとっても全て塗り変わったような気がします。
それともう一つギターフェラですね。あのアイディアはすごい。
このプレイは日本のTHE YELLOW MONKEYでも受け継がれていますね。
彼はマーズの後にもフープルやソロでもとても良い仕事をしていながら、どうしても名前が出てこない。これは彼の控えめな性格もあるのでしょう。
ジギー解散後は転落するようなエピソードばかり語られて、観ていて少しさみしくなるんですよ。
そしてボウイにイアンにブライアンメイの錚々たる面子でのフレディ追到ライブ。この時はもう大分やつれているように見えました。
その後の20年ぶりのボウイとのレコーディング風景は、ずっと連れ添った二人のような息の合った様子で観ていて本当嬉しくなります。
ギタリストとしてプロデユーサーとして、素晴らしいミュージシャンでした。
自身の成功より音楽を鳴らす事を選ぶ彼。
親切で誠実な彼がとてもよく分かる、味わい深い作品です。

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白波

3.5改めてミック・ロンソンを知った

2019年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ミック・ロンソン(1946〜1993)のアンソロジー。期せずして「ジギー・スターダスト」と今作を立て続けに観ることができた。

デヴィッド・ボウイ、スパイダーズ・フロム・マーズ、アンジー、世界を売った男、ハンキー・ドリー、ジギー・スターダスト、アラジン・セイン、ピンナップス、ダイアモンドの犬……イアン・ハンター、モット・ザ・フープル、すべての若き野郎ども……ルー・リード、ワイルド・サイドを歩け、トランスフォーマー……ボブ・ディラン、ジョン・クーガー、モリッシー……フレディ・マーキュリー追悼コンサート、ヒーローズ、etc

キーワードだけを追うとベタな感じだが…

所縁の深かった人たちによるコメントや知らなかったエピソードの数々に感動する。ミックのアーティストとしての懐の深さを思い知らされる超貴重な作品だ。

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エロくそチキン

3.0良い映画

2019年4月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

彼が良いギタリストであるばかりでなく、編曲やプロデュース能力にも長けていたことが語られる。そして、人としても音楽仲間や家族皆から愛されていたことがよく分かる。

*ギターの演奏場面が少なく、やや単調で眠気が(笑)…しかし、ファンは必見です!(笑)

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stoneage

5.0あれから

2019年3月14日
iPhoneアプリから投稿

もう45年以上の歳月が経った。
当時はネットがある訳では無く、情報は一方的に音楽雑誌からのみ。

Bowie isが本人への絶賛のみで開催されて、あまりに退屈で10分も会場にいることはなかった。

しかしこの映画は、まさにミックロンソンのドキュメント!
全てが繋がって理解できた。
アラジンセイン、名盤の根底にミックが居た!
ダイアモンドドッグス、あのユルイ音の理由はそこだったのか!!

レノン=マッカートニーも、キース=ジャガーも、
パートナーが抜けるとレベルは下がる。
ミックもドキュメントの中で語っていた。

個人的に100点満点のドキュメントだった!
ブリットロックファン向けです。

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