翔んで埼玉のレビュー・感想・評価
全565件中、1~20件目を表示
埼玉県民は面白いですね。
埼玉県ってそんな駄目なとこだろうか。なんでそんなに自尊心が低いのかよくわからない。自分は神奈川県民なのであまり埼玉県に行かないのでよくわからないな、と思っていたのだが、本作を見てなるほどと思った。行かないのは要するに行っても見るものがないということだと。無個性であることが自尊心の低さになっているのだが、本作はそんな無個性を揶揄することで逆に埼玉に強烈な個性を与えることに成功していると言えるかもしれない。この映画を観れば、「埼玉県民おもしれーなー」とやっぱり思うわけだし。クライマックスに提示される「全国総埼玉化計画」は現代社会に対して皮肉が効いている。どこに行っても同じお店が並び、同じような風景ばかりになってしまった。確かに日本は埼玉化しているのかもしれないと思った。
GACKTと二階堂ふみのハマり具合は素晴らしかった。GACKTは画面にいるだけでそこが異空間のようになる。この映画に欠かせない存在だった。
GACKTという稀有な生き物。
魔夜峰央の荒唐無稽なギャグマンガがまさかのリバイバルヒットなり、まさかの実写映画化。正直、ここまでちゃんとやってくれるとは思っていなかった。なんとも失礼な話だが。
観終わって何かを残す映画もあるが、全力でバカげたことをやり切っていて、深みみたいなものを一切感じさせないのがいい。それも出演している役者陣が求められていることをきっちりとこなしているからで、終始、職人芸を愛でるような気持ちで鑑賞していた。
中でも得難い人材だと感心したのがGACKT。よくもまあマンガでしか成立しないような生き物をかくも完璧に演じることができるものだと感動すら覚えた。ただしその感動も後を引くようなものでなく、サラサラと脳から滑り落ちていく。その気楽な塩梅も、普通に力の入った熱演では醸し出せるものではない。GACKTが提示する非現実な佇まいが最良の形で活かされた稀有な企画だったのではないか。いや、GACKTについて詳しくないので、実はこんなことは朝飯前なのかも知れませんが。
パペピプペポパポ埼玉♪
原作は魔夜峰央の同名マンガ。
監督は『テルマエロマエ』シリーズの武内英樹。
【ストーリー】
19XX年埼玉。
わが国が世界にほこるメガシティ・東京のそばに、埼玉という県があった。
バブル経済華やかなりしその時期、東京民は神奈川以外の周辺を未開の地としてさげすみ、各所に関所をおいて通行手形で他県民の流入を規制していた。
東京・白鳳堂学園。
そこは代々東京都知事を輩出する、超名門校であった。
生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、東京人のプライドを体現したような人物。
埼玉出身者の集まったZ組を、「そこらへんの草でも食わせておけ! 埼玉県民ならそれで治る!」と薬も飲ませずあからさまに差別していた。
だが、優秀な転校生の麻美麗(GACKT)にあしらわれ、強固だった自負が千々にみだされる。
麻美麗への対抗心で次々に勝負を挑むもすべて敗北し、いつのまにか百美は麗に恋をするようになっていた。
しかし麗には秘密があった。
彼は埼玉に生まれ、そして埼玉県の地位向上のために父親の命令で海外に留学した、命がけの密命を帯びた、埼玉解放戦線の次世代リーダーだったのだ。
魔夜峰央、で思いだすのは『パタリロ』という方々も多いかと思います。
あのアニメ、実は関西圏で大人気で、くり返し再放送されてます。
エンディングテーマの『クックロビン音頭』は、今でも盆踊りのスタンダード曲。名曲です。
魔夜峰央自身も、大阪美大で絵を学んでいたとか。
続編『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』で、関西に流れ弾しちゃったのは、なので自然な流れなんでしょう。この話、あっちのレビューでやった方がよかったなあ。
主人公カップルの麻美麗と壇ノ浦百美(原作では白鳳堂百美)も、なんとなーくパタリロ麾下のスパイ・バンコランとマライヒを思いださせる倒錯したフンイキ。
美々しく華やかなGACKTと二階堂ふみは、役柄とバッチリなキャスティングですね。
熊谷と大宮の対立や埼玉県と千葉県の対抗心といった僻地ネタや県民あるあるを、丼にもう入らないよう、と弱音をはくほどマシマシにして恩讐カラメで提供してくれるこの映画。
いやそもそも東京への通行手形って(笑)やめてやめて腹筋鍛わりすぎてシックスパックになっちゃう!
この手の自虐ギャグ映画って、コンプレックスを笑いに変えられるのがいいですね。
埼玉県を愛し、腹筋を鍛えたい方必見。
そうでない方でも、お笑いに飢えているなら、頭からっぽにして見られます。
こういうライトな作風でも全然イケる方なら、見ない理由ないですね。
オースティンをも凌ぐ
アホすぎてとても嬉しい♪
日本版ティム・バートン?
親子が運転中に聞いているラジオの世界が何時代なのか不思議な設定で演じられています。チャーリーとチョコレート工場のパロディもありました。
埼玉県民なら結構楽しめる御当地あるあるが散りばめられているのではないかと思います。
GACKTがふんだんに登場し大阪弁までこなしているので、GACKT好きな方も楽しめるかもしれません。昔GACKTがパーソナリティーを務めていた深夜のラジオを思い出し懐かしくなりました。
平和な日本って素晴らしい
可愛い百美(二階堂ふみ)と格好良い麗(GACKT)
都市伝説と言われる百美(二階堂ふみ)や麗(GACKT)の物語も面白いが、それを車の中のラジオで聞いたり夫婦げんかしたりする菅原家(Bro.TOM、麻生久美子、島崎遥香)の現代パートがなかなか面白い。
序盤から笑える。
途中、百美がサイタマラリヤにかかって東京に向かうあたりで、個人的に睡魔に襲われ、ちょっとウトウトしてしまった。目覚めたら百美が回復していた。
クライマックス、GACKTさんと伊勢谷友介さんがそれぞれ扮するキャラクターでの、さいたま VS 千葉の出身地対決が、体育祭のようなノリで楽しい。
エンディングに流れる主題歌「埼玉県のうた」(はなわ)も笑える。
とても氣に入った。
ボーイズラブというていであるが、演じている役者が二階堂ふみとGACKTのカップルだからなのか全然受け入れられる。
自分が住んでる場所を棚に上げて、東京って田舎に囲まれているんだなあと、あらためて思った。
大画面で迫力を楽しむタイプの作品ではないけれど、繰り返しの視聴に耐えられる凝った装飾やビジュアルが魅力的で、百美がほどよく可愛いく、麗がほどよく格好良い。
続編が楽しみ。
群馬県は日本の秘境であることはこの作品で学ぶことができた。 ファミリーマートや山田うどんが埼玉県発祥などの豆知識もあって ためになった。
動画配信で映画「翔んで埼玉」を見た。
2019年製作/107分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2019年2月22日
二階堂ふみ
GACKT
伊勢谷友介
ブラザー・トム
麻生久美子
島崎遥香
成田凌
間宮祥太朗
加藤諒
益若つばさ
中尾彬
武田久美子
麿赤兒
竹中直人
京本政樹
ジャガーさん
武内英樹監督といえば、
「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)を見たことがある。
原作者は魔夜峰央。
パタリロというマンガの存在は知っているが、
どんなマンガなのかは知らない
原作のマンガは数十年前に書かれたらしい。
『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)で取り上げられ、
このことにより大きな反響を呼んだらしい。
原作者は仕事場の家賃の滞納額が1200万円を超えたらしい。
2015年に「飛んで埼玉」が復刻されて大ヒットしたため、
作者には多額の印税収入が一気に入り、
滞納していた家賃や借金を全額返済することができたらしい。
この映画には埼玉県出身者、
千葉県出身者が多数キャスティングされているらしい。
「埼玉県人には、そこらへんの草でも食わせておけ!」
というセリフが有名である。
東京では埼玉への迫害が続いていた。
埼玉県人は通行手形なしでは都内に入ることもできなかった。
「埼玉県民として見ていられないくらいのひどさで埼玉を痛めつけ」
埼玉県民にとっては不愉快な場面が続く。
超名門校・白鵬堂学院に、
埼玉県民であることを隠して麻実麗(GACKT)は転校してきた。
その目的は都知事であり学園の理事長でもある壇ノ浦建造(中尾彬)に、
埼玉から東京への通行手形制度を撤廃させることだった。
埼玉だけではなく、千葉県と茨城県と群馬県もディスりの対象になっている。
関西人のオレは具体的なことは何も知らないが、
見ていてとても可笑しい。
群馬県は日本の秘境であることはこの作品で学ぶことができた。
ファミリーマートや山田うどんが埼玉県発祥などの豆知識もあって
ためになった。
笑える場面はいくつもあって、楽しい映画だった。
続編の「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」もきっと見ようと思っている。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
ださいたま
埼玉が好きになる、すごく面白い映画!名古屋を舞台にして映画をつくってほしい!
先日、映画館で『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を見て、監督の武内英樹さんに興味をもって、武内英樹さんの代表作の一つ『翔んで埼玉』を見たくなったから、見た。
『もしも徳川家康が総理大臣になったら』も良かったけど、この映画もやっぱり、話題になるぐらいだから、すごい良いと思った!
武内監督は、原作の魔夜峰央さんに敬意をもちつつ、いざ映像にすると、すごい面白いギャグ映画になりつつ、キャストが素晴らしすぎて夢中で見てちゃう!
特に、麻美麗(GACKT)と、壇ノ浦百美(二階堂ふみ)の振り向きざまのキス、すごい良かった、ある意味カッコ良すぎるし、すごいキュンとくるシーンだった。
また、GACKTと伊勢谷友介のキスをするシーン、あの撮影をしただけでも、この映画の貴重さ、素晴らしさが感じられるシーン。自分は、二人ともファンだから、めちゃくちゃ熱いシーンだった。
映画を見ると、埼玉の自虐ネタ満載だけど、見終わってみると、なんか埼玉が好きになっているし、埼玉県に行ってみたい!!って思える。
だから、自分も名古屋歴史観光の活動で名古屋を紹介して、『翔んで名古屋!?』みたいな映画をつくってもらえるように頑張りたいと思った。
★面白かったシーン
ネタばれみたいになってはいけないが、個人的にウケたシーンをあげておきたい。
・東京テイスティング・・・瓶の中の空気のにおいから、東京都内のどこの場所かあてる
(いや~こんなん無理でしょ)って思いつつ、面白いシーン
・埼玉警報・・・埼玉県民がかわいそう。
・「さ」がみえている・・・えっ、埼玉県民は、「さ」で探されてしまうってこと1?
・草加せんべいを踏ませる、踏み絵みたいな場面
あーこれ、生粋の埼玉県民はできないかも。
名古屋の人に、
味噌カツを踏めって言われているようなもの。
・さいたまポーズ・・・かっこいい!
・池袋は埼玉県民の夢の街・・・確かに!
・千葉解放戦線につかまるとピーナツを詰め込まれる
さすが落花生全国ナンバー1
・サイタマラリアと祷師⁈
う~ん、これはひどいかも。
★アクションプラン
・名古屋を舞台に「翔んで名古屋」の映画をつくってもらえるように、名古屋歴史観光の活動で、名古屋のすごいところや面白いところ、変なところ(?)を今後も紹介し続けたい。
・原作の魔夜峰央さんにも興味をもった。今、久しぶりに『パタリロ』をdアニメで見ているところ。魔夜峰央ワールドの世界観にお盆期間はハマりたい。
【東京VS埼玉】 二階堂ふみ×GACKTが描く、愛と笑いの都県抗争コメディ!
魔夜峰央の人気漫画を原作とするこの作品は、埼玉県を舞台にした奇想天外なコメディです。
二階堂ふみとGACKTという異色のキャスティングが目を引きます。
二階堂ふみが男役の壇ノ浦百美を、GACKTが謎の転校生・麻実麗を演じるという斬新な配役が、物語に独特の魅力を添えています。
ストーリーは、東京都民から迫害を受けた埼玉県民の姿を描きつつ、百美と麻実の禁断の恋を軸に展開します。
東京と埼玉の県境を挟んだ二人の関係性が、作品全体に絶妙な緊張感をもたらしています。
本作最大の魅力は、東京以外の関東県をこれでもかとディスりまくるところです。
埼玉県はもちろん、千葉県や茨城県など、東京近郊の県民は容赦なくイジられ、思わず笑ってしまうシーンが満載です。
特に、埼玉県民が東京に行くためには通行手形が必要という設定は、荒唐無稽ながらも妙に納得させられます。
しかし、笑えるシーンは多くても、声を出して笑えるほどではないというのが正直な感想です。
ギャグのテンポは速いのですが、どれもどこか既視感があり、新鮮味に欠けます。
また、ストーリー自体はよくあるラブコメ展開なので、特に意外性や感動はありません。
全体的に、エンターテイメント作品としては十分楽しめる作品ですが、映画史に残るような傑作とは言い難いと思います。
特に、東京以外の関東県民にとっては、共感できる部分も多いでしょうが、そうでない人にとっては、ネタが分かりにくいかもしれません。
続編では関西編が舞台になるとのことなので、関西人の方はこちらの方が楽しめるかもしれません。
思った以上にくだらなかった。
埼玉のことを馬鹿にする人なんていないと思うが小学生の感覚でダサイタ...
全565件中、1~20件目を表示