翔んで埼玉のレビュー・感想・評価
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ものすごく面白いことしてますの空気感
田舎者をばかにするのは有史以来あったことだけど、80年代に新しい待遇になった。よくわかってないかもしれないが、魔夜峰央や江口寿史は田舎者に自虐というしのぎ方をもたらしたんじゃなかろうか。
それまでは、1930年の榎本健一の歌にあるように、おれは村中でいちばん、モボだと言われた男、うぬぼれのぼせて得意顔、東京は銀座へときた──ただ、ひたすら都会人の嘲弄の対象だったのが「おれって埼玉だからダサいんだよね」と、予め宣言してしまうことで、ばかにされるのを回避できるようになった──わけである。
すなわち、これらの作者の初動には、千葉や茨城や埼玉や群馬をダサいところであるとおちょくると同時に、自嘲をまじえて、都会人の嘲弄をかわす目的があった──と思う。
東京でなければ、どこだってぜんぶ田舎なのに、やり玉になる県が東京近隣に限局されていることで、その裏付けができる。
通勤圏なら、日々そのカーストを被る。
かれらは、東京人たちの目を、もっと生産的なことに向けさせたかった──と見ることができるはずである。
ただし、80年代のシフトから、これらは耳にタコができるような常套ネタになった。嶽本野ばらみたいに、楽しいのもあったけれど、もういいんじゃなかろうか。個人的には下妻物語で卒業した昔のネタである。そして、これも事実上2020年の現在から見ると魔夜峰央の38年前のネタである。
そこに若い人々が突き抜けたフレッシュさを感じているのなら、もくろみが当たっているし、大多数の高評価に対して、イキって低評価を下している少数派意見には、はぎしり感が醸されてしまうわけで、もし自分が、そんな映画に遭っても、くれぐれも冷静さを失ってはいけない──と、つねづね思ってきた。
しかし、もうこの手の話は、ボディイメージを提供しているに過ぎない──とは思う。ようするに虐めを助長するような、卑下をもたらしているに過ぎない。
きょうび虐めがおこるのはメディアやSNS等が、イメージを形づくってしまうことが少なからず影響している──と思う。インスタとかで、おまえはこんな奴だぜとか、じぶんはこんなボディイメージなんだとか、繰り返しインプットされた人が、それを現実に反映させている。
だいたい、日々、ダサいところに住んでいるダサいじぶん、を念頭している人間が、いったいどんな人間になれるっていうんだろうか。
おちゃらけている映画に、律儀な持論を展開してしまうレビューは、柔軟性の欠如を露呈してしまうのであって、つねづね映画の温度に適応しなきゃいけないと思ってきたが、これはできなかった。
きょうび、あるあるを採ってくる──身につまされることを狙っている創作物がやたら多い。地方の風物や、会社の人間関係や、合コンの言動や、公共のパターンについて、定型に陥ってしまいがちな様式を笑うやつだ。笑えても、笑いがひきつる。魔夜峰央の漫画には、そんな意図はぜんぜんなかった。
人をばかにできる定型を山ほど提供していながら、それが観衆の無意識に取り込まれることを予測していながら、ばかにしているわけではない──とは、日常わたしたちが忌避している官吏の態度そのものではなかろうか。
映画は人の寛容をはかっていて、観衆は、受け容れることのできる自分の度量に満足しているわけだが、こういうのって、ぜんぶ面と向かって言われてみろよ。
いや、それ以前に、ほかの地域がぜんぶ関係ない。九州や北海道や四国やその他数多の人々がこの映画に頭がはてなマークだらけになっているとき、それを驕りというんじゃなかろうか。
埼玉県民には、そこら辺の草でも食わせておけ!
「埼玉県民には、そこら辺の草でも食わせておけ!」
はあまりに痛烈で、もう忘れられそうにない。笑
“埼玉”に完全フューチャリングした今作。
GACKT様のオーラが作品を包み、二階堂ふみのパンチの効いて尚且つギャップのある役がハマっていて、終始楽しい映画だった。喜劇なのかなんなのかよく分からない世界観なのだが、それが斬新でなぜか心を掴まれた。
でもやっぱりなんだかよく分からない作品。
個人的には、エンディング曲もかなりツボだった。
精神状態によって評価が変わる作品❕
今回はAmazonプライムで視聴しました❕
今まで気になってはいたけど、中々観る勇気が出なかった作品に思い切って足を踏み入れてみましたよー!
感想は【面白かった】です❕
現実世界とフィクションの世界を行ったり来たりするストーリー展開を見せます。
・世界観
東京と神奈川が牛耳る世界で、その他県はほぼ迫害されており、東京を訪れる為には通行手形が必要というぶっ飛んだ設定です❕
特に埼玉県民は東京都民から評判が最悪で、作中では埼玉県民であることが発覚すると逮捕されるシーンもあります…(埼玉への扱いが酷すぎるw)
・内容をザックリ
東京都民である壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が通う学校に帰国子女のイケメン麻実麗(GACKT)が転校してきます。
なんやかんやあり、百美は麗に恋をしますが、実は麗が隠れ埼玉県民であることが発覚します。
それがきっかけとなり、2人は東京から逃げることになり、常磐線を経由してとある場所へ向かうが…
2人の運命と埼玉の行く末はどうなってしまうのか❕❔
ってな感じですw
ネタバレを避ける為、詳しくはDVDかサブスク登録して視聴してみてくださいねー❕
・感想
1番笑ったのは群馬県です❕
原作者の群馬県のイメージがジュラ紀でマジ笑いました😂😂😂
千葉県との小競り合いで、聞き馴染みのある地名が多数出てきた為、千葉県民の私は楽しめました!w
他県の方はポカーンでしょうけど…
・こんな人にオススメ
少女漫画風なテイストと壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は男役の為、ソフトなボーイズラブもあるので腐女子の方々必見ですよー❕❕
・最後に
タイトルの「精神状態によっては」の意図は、
最近、結構気持ちが沈んでいたので、とにかく何も考えず笑える作品を探していました❕
結果楽しめたので、そういった精神状態の時に観るのもオススメしたい作品です❕
最後まで、読んで頂きありがとうございました😊
深読みすると結構なブラックユーモア
埼玉県の地理情報、東京に対して自虐的な県民性も少しながら理解している。ので内容はストンとお腹に落ちた。
紛争が起こる前ってこんな感じ?というのをギャグっぽく見た気がした。
コロナ時代の県境封鎖や黒人のデモをニュースで見ているので余計にそう思うかも。あと拷問も(妄想だったけど)ぞわぞわ来ましたよ。
私の感想はギャグの仮面を被った戦争映画です。褒めてます。
あとキスシーンはドキドキしました。
彩の国がぶっ翔んでいく
開始早々、色々展開の早さに驚いた。なるほどそういう話だったのか。
世界中を探しても、ディスられている当人たちにこれほど愛されている作品も珍しいと思う。自分も出身は違うものの埼玉に長く住んでいた事もあり半分埼玉人ぐらいの自覚はあるが、まったく嫌味はなく楽しめた。特に最後の塙の歌が最高。
最初に魔夜峰央が見られる!真面目にバカをやる
熊谷市
NACK5
途端に原作者の絵柄に合わせてきた。
何もなければ胸も無い
東京テイスティング
表現もするのね
しらこばと付き草加せんべい
さいたまポーズ、しらこばととたまをイメージ
所沢⁉
池袋はさいたま県人の夢の街
茨城経由でさいたまへ
さいたまと千葉は犬猿
ピーナッツを詰め込まれたまま九十九里浜で地引き網
ヌー、ここはサバンナか
大洗から春日部に海を引く
千葉開放戦線
熊谷は群馬だろ!
さいたま県産さざえ
さいたまデューク
エンペラーちば
闇手形で金塊を蓄財
さいたマラリア
禁断のキスシーン
海に誘われる
さいたまで内輪もめ
いかくさいたま
敵は流山橋にあり
群馬凄いな
市原悦子は千葉なのか
やっぱり千葉と埼玉が共闘すると強い
最終的に一番disられたのは神奈川県
日本埼玉化計画
世界さいたま化計画
エンディングテーマはGACKTじゃなくはなわ
深谷ねぎは知っていたが深谷レンガは初耳
東京駅にそっくりな深谷駅がレンガじゃなくてタイルでいいのか!!
ゼリーフライ食べたい
なぜか埼玉vs千葉の構図
かなり後にレビューしてますが、千葉なのに劇場の混みっぷりに驚きました。予想以上の大ヒット。武内監督が千葉出身だから千葉vs埼玉の構図になっているのかな。こういった展開なら実際に千葉出身のキャストと埼玉出身のキャストで争えば面白かったような。けれどこれだけの大ヒットば武内監督の演出が長けていたのでしょう。フジテレビに武内ありだね。
おもろい
2020GW、ようやく鑑賞。
西葛西は千葉だと思っていた、というさりげない下町ディスとか、埼玉ディスの向こう側の群馬・茨城差別とか楽しかった。あと、Gacktが高校生役とか、なんか色々あほらしくて楽しかった。
気楽に観れていいっすね。
翔んで埼玉
漫画が原作なんですね。
なんて知らないのは私みたいなトンチンカンオバさんだけですね。
4月の半ばにAmazon primeで観ました。
それこそ、漫画チックで面白い映画やったなぁ、、、と観終わって最初に思いました。
役者さん達もきっと楽しみながら、笑いながら撮影したんだろうなあ。
二階堂ふみは不思議な少年を力いっぱい演じていたし、GACKTも高校生を演じているのに、存在感アリアリで、GACKT自身が楽しんでいただろうと思いました。
前髪が気になったけど、前見える?と気が散る私。
京本政樹もピッタリなイメージ。伊勢谷友介も流石の男前 笑。ただちょっと、力み過ぎやで〜感が残念。
あと、エキストラたくさんいましたね〜。みんな盛り上げてましたね〜。賑やかな、ある意味華やかな映画でした。埼玉県民さん達は喜ばれたことでしょう。
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