ハンターキラー 潜航せよ

劇場公開日:2019年4月12日

ハンターキラー 潜航せよ

解説・あらすじ

「ジオストーム」「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェラルド・バトラー主演で描いた潜水艦アクション。ロシア近海で1隻の米海軍原子力潜水艦が消息を絶ち、捜索に向かったジョー・グラス艦長率いる攻撃型原潜「ハンターキラー」は、現場付近に沈んでいたロシア原潜の生存者を捕虜にする。同じ頃、ロシア国内で世界を揺るがす陰謀が企てられていることが判明。ハンターキラーに陰謀阻止のための過酷なミッションが下される。その任務を達成するには、絶対不可侵のロシア海域へ潜航せねばならず……。原作は、小説家ドン・キースと米海軍潜水艦の元艦長ジョージ・ウォレスによるベストセラー小説。共演に「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞を受賞したゲイリー・オールドマン。製作は「ワイルド・スピード」シリーズのニール・H・モリッツ。監督は「裏切りの獣たち」のドノバン・マーシュ。

2018年製作/122分/G/イギリス
原題または英題:Hunter Killer
配給:ギャガ
劇場公開日:2019年4月12日

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(C) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.

映画レビュー

4.0 久々に見逃さなくて良かったと思える掘り出しモノの快作

2019年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

今となっては申し訳なく思うばかりだが、最初私はDVDになる前にちょっとばかし劇場公開して箔付けするタイプの映画なのかと思っていた。が、完全に間違っていた。単刀直入に面白かった。グイグイと引き込まれた。「ロシアでクーデター」という題材と、エキスパートたちがそれぞれの場所で命をスパークさせるという展開には、それこそトム・クランシー小説のような懐かしさを覚える。が、それは決して悪い意味ではない。

ゲイリー・オールドマンの出番はごくわずかだが、ジェラルド・バトラーの艦長ぶりや、期せずして乗艦するロシア側の艦長の矜持も際立っていてこれまた良い。また水面下がどちらかというと「静」に陥りやすいのに対し、地上部隊の「動」なる激戦ぶりもなかなか魅せる。さらに主演クラスの俳優の後ろでうごめく、一兵卒らの演技も統率がとれていて見ていて頼もしい。ともあれ思いがけずこんな快作と出会えたことに感謝したくなる一作だ。

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牛津厚信

4.0 突っ込みどころもあるが、娯楽活劇としては合格点

2019年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

ロシアでクーデターが勃発し、拘束された大統領を、米海軍が原潜とネイビーシールズの少数部隊の連携ミッションで救出へ…というストーリー。核戦争の危機が高まったとはいえ、ロシア側から要請もないのに領内へ原潜と上陸部隊が勝手に侵入するのは無茶だが、まあ大目に見よう。それにしても、クーデターの首謀者や兵士らがボンクラなこと。米兵の上陸を察知してからの捜索が超適当だし、大統領を監禁した部屋に建物の窓から侵入されたら、その窓側に兵を回して退路をふさぐのが合理的な対処では?

とはいえ、細かなところを気にしなければ、潜水艦での作戦行動をサスペンスフルに描いた骨太アクションとして十分楽しめる。軍の協力により船内なども忠実に再現されたとか。ジェラルド・バトラー主演のアクション映画は、なぜかド派手で大味でリアリティには少々かけるエンタメが多い。「オペラ座の怪人」の頃は、こんな方向に進むとは思いもよらなかったが。

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共感した! 35件)
高森郁哉

3.0 二人の艦長の対比も映える

2025年9月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「艦長、仕事に戻らねば。」
「私も。」
「私は他に知らない。君のような豪胆な艦長を。」
「いえ。私の目の前にいる。」

ひょんなことから「捕虜」にした敵艦の艦長を案内人に仕立てて、敵陣を突破する―。

お互いに、軍隊という戦争のための組織に所属する者同士でありながら、戦争を回避するためには、敵・味方の区別なく、一致団結するという姿には、素直に感銘も受けます。

実際には「ありえへん」ストーリーなのでしょうけれども。
しかし、そこを違和感なく味わえるというのも、映画作品ならではの楽しさともいえそうです。

叩き上げのロシア艦・ヴォルコフの老練な艦長と、軍人としては兵卒からの叩き上げながら艦長としては新任(昇任)ほやほやのアメリカ潜水艦・アーカンソーの若手艦長という彼我の対比という対置構図も、よく映(は)えていて、面白かったと思います。

それでも、アメリカ潜水艦タンバ・ベイに撃沈されたとみられていたアンドロポフ艦長の潜水艦ヴォルコフの遭難を、たった一枚の写真から内部テロの犯行と見破ったのは、潜水艦の艦長としてのキャリアの浅さはさて措いても、やはりジョー艦長の軍人としての下積みのなせる技だったのでしょう。

本来は「敵側」の立場であったはずのロシア艦のアンドロポフ艦長の協力を取り付けられたの
も、実は、アンドロポフ艦長も、同じくキャリア出身ではなく、一兵卒からの叩き上げたったからなのではないかと、想像も膨らみます。

そんな点でも、本作は、楽しめる一本でした。評論子には。

本作は、評論子が入っている映画サークルの話会(映画を語る会)で「スカッとする映画」というお題で、話題になった一本でした。
評論子的には、観終わって別段スカッとした感慨もないのですけれども。
しかし「潜水艦ものにハズレなし」という(評論子こ中の?)不文律は、今回も破られることがなかったことは、嬉しくも思います。

充分な佳作とも、評しておきたいとも思います。

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共感した! 4件)
talkie

5.0 キャプテーーン

2025年8月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

スリル満点!息を殺して観た!クライマックスの連続!潜水艦の緊張感や戦闘シーンだけでなく、ヒューマン胸アツのストーリーが本当に素晴らしかった。

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ゆうき