若おかみは小学生!のレビュー・感想・評価
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神楽のシーンにアニメーション的快楽がある
数多くのジブリ作品で作画監督などを務めてきた名アニメーター高坂希太郎の「茄子 スーツケースの渡り鳥」以来11年ぶりとなる監督作。原作はテレビアニメ化もされた児童文学のベストセラー。事故で両親を亡くし、引き取られた祖母の旅館で若女将を務める少女の成長がさまざまな客たちと関わりを通じて描かれていく。自らを導く幽霊たちとの別れを決意し、最後に舞う神楽にアニメ的快楽が詰め込まれている。大人も楽しめる良質な作品。
よかった
イオンシネマでは15分くらい予告があるので安心していたら、すでに始まっていて冒頭少し見逃した。お祭りの後、高速道路ですぐ事故が起こるがどのくらい見逃したのだろう。
主人公が労働力として頑張りすぎな気がするのだが、健気で応援したくなる。事故で霊能力が備わり、友達が幽霊ばかりなので心配になる。親切な幽霊ばかりでよかった。同級生のピンフリもいい子だった。主人公が家に来た時に必死で読書している体を装うところが可愛らしかった。
占い師のお姉さんが富裕層。
自分が実際に、あのような温泉旅館に泊まりたいかと言えば。高そうだから無理だ。オレはふだんカプセルホテルしか使わない。どのくらい所得があれば平気で利用できるようになるのだろう。
みんなに見てほしい作品です!
子供二人と見に行きました!
まぁ〜楽しめるかなぁ〜〜という程度で見に行きました!
しかし、とてもじんわりくる映画でした(涙)
うちの娘は小学3年生ですが、終始泣いてました。
小学生にも伝わるし、うちの娘も何か感じてくれたら嬉しいと思います。
ぜひ、見てない方にはオススメです!
隠れて欲しくない良作
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「都民の日」、親子連れに囲まれて若干気まずい思いで鑑賞したが、号泣である。なんだこれ。
小学生の女の子が若おかみとして成長していくお話、と一言で言えばそれだけ。なんだが、冒頭からヘビー、脇のキャラクターの絶妙さ、そして終盤の重過ぎるとも言えるエピソード。そして絶妙な伏線。
みんなが優しいんですよ。ライバルの子が言ってることも(棘はすごいが)実は尤もだったりするし、悪い人いないのね。児童文学だからというのもあるでしょうが、それぞれに見所があるというか(占い師のグローリーさんだけ若干薄いけど...)、泣いてほっこりする、みたいな。
こういう話を当たり前にきちんと作る、って実は結構難しいと思うのですが、素直に感動しました。
ラストも綺麗に終わらせたなぁと。
作画も素晴らしかったね...。エンドロール素敵...。
それにしても上映回数少な過ぎですね...。
喪われたものへの想い
ジブリで宮崎駿の右腕として活躍した高坂希太郎監督作品。「ナウシカ」や「ラピュタ」では原画を、「もののけ姫」「千と千尋」、「風立ちぬ」では作画監督を務めたのだから、これはもう筋金入りである。
主人公は死者を想う。幽霊が出てくる。死者も幽霊も、生きていたのは「過去」である。
ゆえに、一貫して「もう帰らない、喪われたものへの想い」がかき立てられる映画である。
エピソードの寄せ集め感がないわけでもないが、それぞれのエピソードは破綻なく収斂していき、1本の映画としての完成度は低くはない。
職業、というか、「はたらく」ということへのリスペクトが厚い(という点では魔女宅に似ている)。そうして、主人公の必死さがストーリーを動かしていく。
小さい子供を主人公にして、その両親が死んだ、という設定は、なんと言うかズルいわけで。でも本作は、そのズルさに甘えず、安易なお涙頂戴を避けたフェアな演出を志向していて、好感が持てる。
宮崎駿譲りの飛翔シーンや食事シーン、舞台となるところの建築や地形の面白さなど、見所も多い良作。
テレビ版とは別物 大人向け
少女の成長ドラマ。大人向けです。
まだまだ伸びてほしい映画
大人の鑑賞に堪える傑作
いい作品だと思う。変に説教臭くもなく、子供の人格を軽んじることもない。
小学生でも高学年になると人間関係を敏感に意識するようになる。世界観はまだ形成されていないから、大人以上に人間関係に一喜一憂する毎日を過ごしているはずだ。どこかで視野を大きく広げることで、人間関係の渦の中から抜け出し、自分も含めた全員を客観視できるようになり、孤独にも耐えられるようになる。
実は鑑賞前には、小学生にして旅館の女将になった女の子が特異な能力を発揮するマンガみたいな作品かと思っていた。レビューを読んで、意外とそうではないかもしれないと思って、先入観を捨てて観ることにした。
映画館にはたくさんの子供たちがいて、映画が始まる前まで賑やかだったが、はじまると間もなく静かになった。小学二年生以下くらいの子供は1時間もすると飽きはじめていたが、三年生以上くらいの子供たちは、引き込まれるようにスクリーンに見入っているようで、終幕近くにはたくさんの子供たちが泣いていた。
自分のことで精一杯だった女の子が、旅館での経験を経て他人を許す寛容さと優しさを体得していく成長物語であるが、その成長ぶりを子供たちにぜひ理解してほしい。
狂言回しとして登場するウリ坊、みよちゃん、鈴鬼の役割も重要で、物語としてとてもよく出来ている。声優陣もそれぞれの役柄にぴったり合っていて、自然に鑑賞できた。主人公の声を担当した小林星蘭もよかったが、相手役ともいうべき真月の声の水樹奈々が、声優としての職人芸を見せてくれたと思う。
世界観といい、プロットやストーリーといい、子供たちだけではなく大人も含めた、小学三年生以上のすべての人の鑑賞に堪える傑作である。
レイトショーもあるといいですね
先日鑑賞してまいりました。普段はこのようなレビューに書き込む人間ではないのですが,興奮のあまりに気付くと筆をとっておりました。
当方成人しておりますが,久しぶりにいいものを観たという気持ちです。
90分と短い尺の中で,一人の少女の成長を見事に描き切っており,過不足感が一切ありません。可愛らしい絵柄とコミカルなシーンの裏で両親との死別という重いテーマを扱いながらも,鑑賞後はとても清々しい気持ちになれました。こればかりはネタバレになってしまいますので,是非映画館で確かめていただければ……,と。
対象は小学生とのことですが,見終わった今ではこの完成度とテーマ性を加味すると,本当に小学生がターゲットなのかと疑問に残るところです。
お子さまはもちろんですが,人生経験を積んでいる大人の方がより心に響くのかもしれません。
初動が思わしくないためか上映回数が減ってしまっているようで,大変惜しいです。SNS 等で大人の間でも口コミが広まっているのを見かけますので,夜遅めの時間の上映もあるといいですね
中途半端であっさりな感動。
「若おかみは小学生!」鑑賞。
*概要*
交通事故で両親を亡くし、祖母の経営する旅館に引き取られた小学6年生のおっこは、旅館に古くから住み着いているユーレイらと知り合い、ひょんなことから若おかみの修行を始めることに。不思議な仲間たちに支えられながら、次々とやって来る個性的なお客様をもてなそうと奮闘しながら、少しずつ成長する物語。
*声の声優*
小林星蘭
*感想*
今回は辛口レビューです。ご了承ください。m(_ _)m
原作は未読。観る前は興味がなかったのですが、評判がめちゃめちゃ良いし、感動すると知ったので、観ましたが、個人的には非常に惜しかった。感動すると言っても号泣までにはいかなかった。
何て言うんだろう…変な言い方かもしれませんが、もっと前半を重くして欲しかった。
交通事故で亡くなり、葬式とか、おっこが号泣するシーンとか悲しむ描写が1シーンでもあれば、おっこの感情移入がすぐに入り込めたかもしれない。ユーレイのウリ坊におっこを助けたというのは分かるけど、次のシーンは、おばあちゃんが営む旅館の若女将を引き継ぐから、なんかあっさりしてた。
あっさりに関しては、他にもあります。
おばあちゃんとウリ坊のストーリー。おばあちゃんは、幼なじみのウリ坊が亡くなったことを知らず、後に新聞を見て、初めて亡くなったことを知るんですが、ちょっとあっさりしてた。
また、真月と姉みよちゃんのストーリーも浅く、真月が泣くだけじゃなくて、もっと過去のエピソードを描いて欲しかった。
小鬼もエピソードもざっくりしてたなぁ~(笑)
ウリ坊、みよちゃん、小鬼といった個性豊かなユーレイたちに支えながら若女将の仕事を奮闘するという点では、ファンタジー要素が強い感じがするけど、アニメだからそこは仕方ない。
旅館にやってきたお客様も皆ワケあり。
母親を亡くしてからひねくれ者になった少年とその父親、彼氏にフラれた占い師、そしてある家族たちと言った客が次々にやってくるんですが、解決方法があっさりしすぎてて、ツッコミ所が多い。
最後の家族は、おっこの家族と深く関係してて、そこは、グッときましたが、あまりおっこの感情移入が出来なかったので、泣けませんでした。
感情移入が出来なかった理由については、冒頭でも記しましたが、最初の両親との思い出をもっと掘り下げて、少し重くすれば、感情移入がすぐに入って僕は泣けたかもしれませんね。(^^;
総じて、期待してましたが、まぁまぁです。全然泣けないって程でもなく、グッとくるシーンが1つだけあるだけ。
おっこ役の小林星蘭の声がめちゃめちゃ上手くて、本物の声優さんなんじゃないかと勘違いしてしまう程上手かったです。
美しい絵、分かりやすい話、ピュアマインド
出だしが良すぎた!!
序盤は泣きましたが、接客というより召使が機嫌を取っているだけに感じてしまい、冷静になってしまいました。大女将の厳しく暖かい指導で成長するという事もなく、子供に判断させ昼夜問わず働かせすぎて、次第に学校に行かなくなって気になりました。3番目のエピソードはお客の心情的にそのまま泊まれるはずがなく、察した大女将がフォローし、レシピの恩義もありますが助け舟を出してくれたピンフリの顔も立てて欲しかったです。占い師を出してしまった為、大女将と心の距離を感じます。起承転結の結が弱く、え?これで終わり?という感じで残念です。幽霊3体の描写に気を取られて、おっこを見守ってくれる渡瀬恒彦的ポジションのスタッフいなくて寂しいです。春の屋の物語としてはとても薄かったです。あかねのお母さんが「かしこま!」のポーズをしていて良かったです。
見るべきアニメ
素敵で最高な若おかみ
・おっこの苦難を乗り越えて行く素敵な成長物語に胸を打った。
・幽霊達が可愛いくて、良いキャラしていて楽しい。
・ラストの若おかみであることをチョイスしたシーンが素晴らしい。大人でもこんなこと耐えられない出来事なのに、偉いなって感動した。
亡くなった人に会いたくなる感動作品
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