騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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原作読んでたので騙されました
いやー完全に騙されましたね、原作とのあまりの違いに。
個人的には原作を読んで、元々ファンでもある大泉さん当て書きというところに魅力を感じていたのに、見ててあれ…?って感じ。
原作はそれこそ、もしも大泉さんが編集長だったら…という程の原作はいわゆる人たらし的キャラでまさに当て書きの編集長。
それを大泉さんが演じ逆転していくのだから面白く無い訳が無い、
と期待をして見に行ったので、原作とは違う内容に個人的にはがっかり感が強かった。
これならぶっちゃけ大泉さんじゃなくてもいいキャラだよねって内容になっているし。
というかこれ主演はほぼ松岡茉優になっちゃってるじゃん。
何となく同じ様な設定なんだけど、別物を見せられた感じで、
確かに色々な媒体で大泉さんが大泉さんらしさを出したらダメ出しされたとか、原作とは違うらしいことを薄々見聞きしていたのだけれどここまでとは…。
まぁ原作を知らなければこれはこれでありな映画なのかもしれないが、
原作の一番の魅力は大泉さんを当て書きしたことだったので、それが大きく崩されてしまっているところが残念。
内容的には、確かに騙し合いが展開されているし、原作を読んで期待してた者としては確かに騙されました。
でも見たかったのはそいうことじゃないんだよな…。
なので、面白かったと言うより、別物見せられちゃったなという残念感が強く残ってしまった。
大泉さんも、ああいう人なので言葉に出さないけど、あまりの違いに内心では本当は、うーん…なんじゃないかなと思っている。
良くも悪くもウェルメイド(偉そう)
原作未読。
松岡さん9割仕掛け1割くらいの興味で観に行ったのですが。
安定の松岡さんです。ポンコツ感は抑えめですが、文学というか文章オタクみたいなキャラがすんなりハマってます。
出版業界の今後みたいな大きな話にいくこともできたとは思いますが、その辺は穏当というか、それでいいのかと思うような結末へ行ってしまい、話の結末としてはともかく、納得はできませんでした。
変わる世界でどう働くか
「騙し騙され」という視点より、衰退していく業界でどう働くのか?を考えさせられる作品でした。
謎の部分はわかりやすい感じで表現されてました。
実際はそうではないことが、距離感で伝わり方と受け止め方が変わってくる。
人と人とが同じ職場、同じ会社で働く事ためには常に多角的な観点が必要だと感じました。
私自身は、どっちもどっちだなぁと思っていたので、正直、得をする側も損をする側も大変だなぁ…と最後まで一歩引いた目線で見ていました。
ただ、もっと人を大切にして欲しかった。
雑に扱いすぎる。
利を得ようと好き勝手するのは良いけど、人は人としてきちんと扱って欲しい。
自分が優位だろうと追い込まれようと、自分が自分に真っ直ぐでいたい。その強さが欲しい。と思いました。
木村佳乃がカッコ可愛い。
大泉洋だけでなく、全てのキャストが当て書きされたようにハマり役。
原作は大泉洋さんに当て書きされた作品であることは知っていた。当然、映像化されたこの映画の大泉洋さんもめちゃくちゃにハマり役であった。ただハマり役なのは、大泉洋さんだけでなく、その他すべてのキャストにも言えた。まるで全てのキャストが当て書きされたようだった。
最高のキャスティングによる自然な演技の力もあり、物語の世界に入り込める作品だった。
作品ラストの大きな選択をする際の考え方は実生活にも生かすことができる、ステキな考え方だと思った。
映画的な映画を楽しめました
テンポも良くて引き込まれてしまします
これが映画、と言う様な話の進め方
最近の邦画の予告は信じないことにしていたので良かったです
皆さんのコメント通り、コンゲームでは無いですね
ところで、この映画、松岡茉優さんが主役ですよね、どう見ても
大泉さんが大きく取りだたされていますが、影が薄い感じです
最後の付け加えの様なシーンは活躍シーンを作るため?
しかし、牙はKIBAの事だったのか?
抜かれても痛くないような牙!
もったいない……予告詐欺
他の方も散々書かれてますが
予告の煽りが激し過ぎる!!
壮絶な騙し合いバトル!
ラスト○分衝撃の展開!
どんでん返しが待っている!
みんながだまされた!
最後まで気が抜けない!
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もうこの手の煽り、辞めませんか?
無駄なハードルが上がるし、見る側も構えてしまうし、良い事が無いように思います。
馬の様に
駆け出しの編集者が、面白いこと(野心)に情熱を注ぐ編集長に振り回されることで自身の立ち位置(道)を決める物語です。
本(雑誌)を通して心に寄り添うこと、そして編集者の決断に痛快さを感じられます。
どんなサラブレッドでもいつまでも走り続けることは出来ないってことかな。転じて立ち止まる勇気(情熱)も必要だと。
腑に落ちないのは流れからモデルが襲われることを予想できる点で、事務所側にどんな利点があったのか❓ってことがスルーされてることでした。私が見抜けなかっただけかもしれませんが💦
ワイルドな大泉洋が楽しめる
キャスト見れば一目瞭然ですが
男優も女優も実力派揃い。
リアルな演技とドラマ的な派手目の演技を
イイ具合に使い分けられていて、
この人たちの世界を見られるというだけで
映画代を払う価値は充分です。
大泉さんといえば、個人的には
コメディタッチな役や優しい役が
多い印象なのですが
この作品の大泉洋は飄々としながらも
野心満ち溢れる「デキる男」な役どころで
なかなかにカッコいいです。
作者さんが原作書いてる時点で
大泉さんを主人公として
あてがきした作品だけあって
いわずもがなハマリ役です。
中身の感想は
池井戸作品のような業界内での騙し合いをしつつ、
「出版業界」という紙媒体業界の
苦しい現状なども織り込まれつつ、
速水が次々と人を翻弄していく様が愉快でもあり、
最後のどんでん返しも痛快であったりと
見ていて飽きないです。
「騙し」要素は…?!
この作品の根幹に有る近年の日本の出版業界の厳しい状況は、その世界の人間ではない私にでも容易に想像できる。
読書を愛する者の一人としても、この物語が提示している諸問題は非常に心を傷めているし、未来を考えると暗澹たる気分に成る。コメディではあるが、この部分だけは真剣に私達が突き付けられている課題だと思った。
さてそれはさておき、大泉洋主演、大泉洋の為に作られた原作だが、実質的に松岡茉優さんが主演と考えて差し支えないと思う。
本を愛して、生真面目に突っ走る新米編集者役の彼女は出色の演技。
最近は「ど真ん中の主役」が減ってきた感が有るが、彼女の実力を過小評価しているテレビや映画関係者には、怒りすら憶える。
また脇役も手堅いキャストで、國村隼さんや小林聡美さん等、大いに笑わせてくれた。
…と、ここまでベタ褒めしてきたのですが、星三つの理由は「騙し」の要素が薄過ぎること。
騙し展開が全く無いとは言わないが、良く整理された脚本のお陰なのか、かなりスムーズに物語が展開するため、「ホホ~ゥ」と話の捻りを楽しんでいる内に「おしまい」。
「アッと驚かされる展開」を期待してきた自分としては、正直エンドロールで「これで終わり?!」と呟いてしまった。
その点だけが残念…。でも、茉優ちゃん、これからも頑張れ!!
日本映画は死なず。
予想以上に良かった。
以下良かった3つの理由。
1.丁寧な作り
撮り方。画角とかに細かいまでにこだわっている。
演者の背景も小ネタを挟みつつ観客の目に止まるように計算して自然に目に入るように撮っている。細部に神は宿ると言いますが、プロットからかなり肉付けをして詰めた内容になっていると感じられるまで仕上げていて、昔気質の職人芸が感じられる内容。
2.キャスティングへのこだわり
大手芸能事務所やテレビ局の政治を廃したキャスティング。売出し中のアイドルが出てくる時間てそこまで緊張感があった濃密な映画時間だったのに変なスカスカ空気が漂いませんか。そういう時間がない映画。安定感抜群のキャスティング。安心して映画の内容に入り込める。松竹角川が主導の制作が為せる業か。
3.実力ある役者陣の魅力
リリー・フランキーの絶妙な配役。差込み方に脱帽。出演タイミングピッタシ。
松岡茉優という女優について。
この人、凄い。
無精な女性役やらせたら同世代女優No.1だと思います。間違いなく演技巧い。あまちゃんから演技の成長が見られた万引き家族から、更に演技上達してる。
多分日本アカデミーで助演女優賞取るんじゃないかな。松岡茉優を撮りたい監督多いのではないだろうか。アイドル売りから立派に女優に脱皮しておじさん嬉しいよ。
佐藤浩市。
目元がますます三國連太郎になってきて、時の流れを感じました。
以上、ただの映画好きおじさんの感想文でした。
思ったよりマイルド ~カレーに例えるならバーモント中辛~
小説は未読ですが、たぶん小説のほうがいいんじゃないのかなぁ?
タイトルの「牙」から、かなりシリアスな作品をイメージしてたけど、
ちょっとほんわかした雰囲気なので、牙のイメージが伝わりにくかったです。
一応「上司に牙をむく」ところが牙なんですね。
なんにしても、インドカレーの店に行って日本のカレーが出てきちゃった~
みたいな、期待したよりマイルドな味でした。
雰囲気的にも、展開にしても
でも、ストーリー的には好きな方です。
出版業界の実情にも少し触れられて新鮮に感じたのと、
メルヘンチックなオチも気に入りました。
評価点は3.5か4.0か迷うところですが、
松岡茉優の普通女子役が自然でなかなか良かったし、
普通っぽさがかわいかったので4.0にしよう!
大泉洋の新しい見せ方、、、それ魅力!
大泉洋ファンです。最近の三国志の映画とか全然だったのでファンやめようかと思ってたくらい寂しかったんです。けどこの映画は大泉洋らしさが炸裂、しかも新しい大泉洋!2時間飽きることなく楽しめました。しかも松岡茉優さんもいい!「お前だれだよ!」吹き出しました!内容的に続編は厳しそうだけど、次も大泉洋、松岡茉優さんに期待します!
重厚なテーマで出版界の舞台裏が書かれた小説の方が好きですが、 騙し...
重厚なテーマで出版界の舞台裏が書かれた小説の方が好きですが、
騙し騙されを前面に出した
この映画はこの映画で十分に楽しめる仕上がり。
面白かったです。
しかし今作でも松岡茉優には
翻弄されたなぁ(;^ω^)
コテコテしてるがしっかり楽しめる娯楽作
観終えて帰りの電車で『Lie Lie Lie』という中島らも&中原俊監督の映画を思い出す。あれも面白かったな。
こちらも面白かった。ヘンなタイトルなんで途中それのことをずっと考えてたのだけど、そうか〜と。
娯楽ドラマとしてのいろんな要素をうまく詰め込んだストーリー。出版業界の今と経営バトルを背景に、ふらっと現れる謎の編集長の雑誌立て直しと裏の仕掛けの数々。大泉洋のキャラクターが出来過ぎっちゃあ出来過ぎだけも、娯楽として楽しめる、という感じ。欲を言えば、定番過ぎるキャスト過ぎてサプライズがあまりない。言ってみればコテコテなところが2021の映画として弱いなぁ、と。あと音楽もコテコテ。
どこで騙された?
映画の予告編を見て、最近3連続でシン・エヴァを
鑑賞していた流れを断ち切ろうと観ました。
出版業界の内実も垣間見られて作品として十分
楽しめましたが、待てよ?どこが「騙し」なのか
良く分かりませんでした。確かに大泉の隠し技は
至るところに存在しましたが、ん?すげぇ騙された!
って感じは受けなかったなぁ。
単に私の理解力不足だと思いますが、何か大きな
騙され感を期待した割には、どんでん返しが
なかった印象です。
作品は普通に面白かったです。
予告に騙された
話はテンポも良くて伏線も貼られてるから気を抜けない。大泉洋にあて書きされた速水は確かに大泉洋っぽい。
全体的には面白くて退屈している暇は無いんだけど、予告程にどんでん返しがあるのかと言うとそうでも無い。
登場人物、全員曲者。は確かにそうなんだけど思ってた程では無い。予告で騙された気がするけど、役者全員がハズレでは無いし話は面白かったからまずまず満足。
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