騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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そんなに観客を騙して面白いですか?
めちゃくちゃ面白いですよってこれ別のシーンでのセリフ!多くの方が投稿してる様に予告が七つの会議等と同じで大げさ過ぎ予告では業界を揺るがす大事件みたいな作りだが内容は裏側の攻防を描いた平凡な物語 まあ国村さんの中尾彬風な所が面白かったが!
面白い事をしたやつが勝つ。
この一言に集約される映画だったと思う。
だからこそ大泉洋が躍動するのだと考えると、大泉洋という人間の魅力そのものによって成立する物語だった。
権力争いに揺れる出版会社を舞台に 一番面白い事を仕掛けたやつが勝つ というルール設定の中で話が進むわけだが、今日本で 面白い ということにおいて大泉洋以上の華を持っている役者はいないだろう。
本作は大泉洋に主役をあて書きするというアイデアでスタートした小説が原作ということだけど、そのことが単なる人気俳優キャスティングとしての意味だけでなく、物語の根幹のルールの部分にまで背骨を通す意味合いが込められた内容に映画が仕上げられているところがよくできてると思う(原作小説からはかなり改変されてるようなので、映画ならではの印象なのかもしれないが)
音楽面の貢献も大きくて、大泉さん演じる速水が 面白い 事を始めると、シンプルながらもカタルシスを生じさせる的確な音楽が話のテンポをサポートするように流れてくるのがまた良い。
その他豪華役者陣たちも手だれ揃いで流石の存在感だが、特に國村隼! 何だこいつ笑 という独特すぎる動きが本当に良かった。
あとは、 一番面白いやつは誰だパワーゲーム の最後の勝者となるあの人。若いけどやっぱり良い役者さんです。 作中最強のツッコミワード お前誰なんだよ! では劇場が爆笑に包まれてた笑
あとはもう少し物語推進力の上で縦軸になる事柄を盛り込めたらよりわかりやすく魅力的なプロットにはなったかなぁと思う。
ただ肝になる どんでん返し もちゃんと話のルールに沿った上での着地なので、無理矢理取ってつけた感が無いのも非常に好感を持つ。
予告を見るだけだと少し不安になるような部分もあったけど 吉田大八ならまぁ心配ないだろうという期待感にきっちり答えてくれた一本だった。
#27 めっちゃ騙された〜
出版業界で利益を出すにあたって何が正解で何が不正解かわからない昨今、頭が古いおばさんは最後まで騙されっぱなし。
そもそも知らない業界なので雑誌が出来上がる過程を見るだけでも楽しい。
このままこの世から本屋さんは消えちゃうのかなあ。
それとも紙にこだわり続ける日本人みたいな人たちは世界にいるのかなあ。
塚本晋也(監督しかしない人かと思ってた)の本屋さん役、すっごい似合ってた〜。
今までいや、人生で観てきた映画の中で一番面白かった
直感的な感覚と主演俳優の大泉洋さんに惹かれて今作を4月の上旬鑑賞させて頂いた者です
ネタバレは避けますが策士がよく出てくる映画とはまた一味違う作品だったと思います
そして、また策士と大泉さんの演技が良く合うんです。多くの作品を通してあれほど普通の笑顔一つで含みを持たせられる人は中々いないと思いますよ
また、作品は予告編等でお分かりかと思いますが編集所が大まかなメインとなってきます
個性的な作者、編集者、役員の抗争さも良くありがちではあります
ただ他作品とは違うのはチームの力でとか奇策を用いて逆境を乗り越えていくそんな映画ではないです
「ただ面白ければいい」これがこの映画の醍醐味だと思っています(個人的な意見です)
ただ面白いことをするにもハプニングやリスクは付き纏うものです。それをどう切り抜けていくのかは是非皆さんの目で見て頂きたい
さて、クライマックスですがこれまで再三お伝えしていますようにこの映画は普通の策士が活躍して終わるような映画ではないです
どれだけ頭が切れてようが無理矢理にでも流れを持って来れる人物でも人間は人間なんです
「目には目を歯には歯を」「天上天下唯我独尊」とは良く言ったものです
そういう部分を監督である吉田大八監督は物凄く上手く切り抜いているなと思いました
ここまでハマるとは思っていませんでしたが小説、及び映画のサウンドトラックが出たら買います
終わってほしくない!と思いながら見てた!楽しめます。
騙し絵の牙
予告編で煽りすぎた分・・・
固定観念から解放される
原作読んでたので騙されました
いやー完全に騙されましたね、原作とのあまりの違いに。
個人的には原作を読んで、元々ファンでもある大泉さん当て書きというところに魅力を感じていたのに、見ててあれ…?って感じ。
原作はそれこそ、もしも大泉さんが編集長だったら…という程の原作はいわゆる人たらし的キャラでまさに当て書きの編集長。
それを大泉さんが演じ逆転していくのだから面白く無い訳が無い、
と期待をして見に行ったので、原作とは違う内容に個人的にはがっかり感が強かった。
これならぶっちゃけ大泉さんじゃなくてもいいキャラだよねって内容になっているし。
というかこれ主演はほぼ松岡茉優になっちゃってるじゃん。
何となく同じ様な設定なんだけど、別物を見せられた感じで、
確かに色々な媒体で大泉さんが大泉さんらしさを出したらダメ出しされたとか、原作とは違うらしいことを薄々見聞きしていたのだけれどここまでとは…。
まぁ原作を知らなければこれはこれでありな映画なのかもしれないが、
原作の一番の魅力は大泉さんを当て書きしたことだったので、それが大きく崩されてしまっているところが残念。
内容的には、確かに騙し合いが展開されているし、原作を読んで期待してた者としては確かに騙されました。
でも見たかったのはそいうことじゃないんだよな…。
なので、面白かったと言うより、別物見せられちゃったなという残念感が強く残ってしまった。
大泉さんも、ああいう人なので言葉に出さないけど、あまりの違いに内心では本当は、うーん…なんじゃないかなと思っている。
良くも悪くもウェルメイド(偉そう)
変わる世界でどう働くか
「騙し騙され」という視点より、衰退していく業界でどう働くのか?を考えさせられる作品でした。
謎の部分はわかりやすい感じで表現されてました。
実際はそうではないことが、距離感で伝わり方と受け止め方が変わってくる。
人と人とが同じ職場、同じ会社で働く事ためには常に多角的な観点が必要だと感じました。
私自身は、どっちもどっちだなぁと思っていたので、正直、得をする側も損をする側も大変だなぁ…と最後まで一歩引いた目線で見ていました。
ただ、もっと人を大切にして欲しかった。
雑に扱いすぎる。
利を得ようと好き勝手するのは良いけど、人は人としてきちんと扱って欲しい。
自分が優位だろうと追い込まれようと、自分が自分に真っ直ぐでいたい。その強さが欲しい。と思いました。
木村佳乃がカッコ可愛い。
大泉洋だけでなく、全てのキャストが当て書きされたようにハマり役。
映画的な映画を楽しめました
もったいない……予告詐欺
馬の様に
駆け出しの編集者が、面白いこと(野心)に情熱を注ぐ編集長に振り回されることで自身の立ち位置(道)を決める物語です。
本(雑誌)を通して心に寄り添うこと、そして編集者の決断に痛快さを感じられます。
どんなサラブレッドでもいつまでも走り続けることは出来ないってことかな。転じて立ち止まる勇気(情熱)も必要だと。
腑に落ちないのは流れからモデルが襲われることを予想できる点で、事務所側にどんな利点があったのか❓ってことがスルーされてることでした。私が見抜けなかっただけかもしれませんが💦
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