騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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派手さは無いが最後まで惹きつけられる映画
面白かった
メインから脇まで登場人物が全員魅力的で、誰がメインのシーンでも見応えがあった。
思わず笑いが漏れた台詞も、驚いて声が出そうになるシーンもあり、飽きないままあっという間に時間が過ぎた感じ。
ただ、予告やCMを見た印象程の「大」どんでん返し的な内容はない。
期待してしまった人には肩透かしになってしまうかもしれない。
偏った広告は、集客はできても満足度は上がらない気がするのでほどほどにして欲しい。
キャストが贅沢
キャストが豪華だったので、さまざまな騙し合いが交錯するのだと思っていましたが、それほどでもないのが残念でした。
斎藤工の役はほとんど本編に影響がない感じで、キャストの無駄遣い?とも思ってしまうほどでした。
中村倫也も役は重要ですが、出番がそれほどないのも残念でした。
三国志といい最近の大泉さんの主演作品はCMが先行している感がありますね。
意図を隠しているだけ.....
騙すというよりは、意図を隠しているだけ。
全体的にうまくまとめてるように感じるが、もう少し物語にスパイスがほしいところ。
CMのほうが盛り上げ方に関しては、うまいよな!って感じる。
ただ、ラストの屋上で2人で語り合うシーンが良かった。やはり2人は.......。
それに大泉さんのキャラが立っていて、すごく魅力的だった。キャストもはまってた。
また、常識や固定概念、殻を打ち破らなければ、速すぎる社会の流れに流される厳しい環境であるということがメッセージとして描かれている。
言い変えれば無限の可能性がある!と訴えかけてるポジティブになれる面白い映画だった。
騙し合いバトルは見応え十分
ベストセラー小説の実写映画で目移りするような豪華キャストが勢ぞろい。大泉洋と松岡茉優を中心とした安定感抜群のキャスト陣に安心して鑑賞できる作品。
個人的には美貌と演技力を兼ね添えている池田エライザの役どころが抜群に良い印象を受けた。彼女にはもっともっと活躍して欲しい女優の一人です。
2021-46
巧みな構成
タイトルと予告編から、コンゲームの映画として構えて観たが、騙し騙されと言う展開はそれほど深くないし、その点での爽快感は薄い。どちらかと言えば、斜陽産業である出版人のビジネス奮闘記と表現した方が合いそうだ。
文芸誌で出版社としての地位を築いた「薫風社」。看板の文芸誌は落ち目で、雑誌その他の出版で存続している。しかし、社内では文芸誌の地位が1番で、役員も派閥が分かれる。ところが、創業社長の急死で、社内は揺れ始める。
そこへ、カルチャー紙トリニティの編集長として雇われたのが速水(大泉洋)。改革派の東松(佐藤浩市)の差金だ。故人である社長の側近で、文芸誌の地位に固執する伝統派の宮藤(佐野史郎)、伝統の文芸誌を守り続ける編集長江波(木村佳乃)、看板作家の二階堂(國村隼)、創業者の息子伊庭(中村倫也)、東松と密談している外資ファンド(斎藤工)など、曲者が入れ替わり立ち替わり暗躍する。出版に夢を見て働く本屋の娘、高野恵(松岡茉優)が、そんな薫風社で一編集者として、新しい才能を世に出すため日々奮闘する。
社内の権力争いの騙し合いと、作家や編集者の、裏に隠れた思いが交錯し、いくつものエピソードが物語を織り上げていく。個々のエピソードや設定は目新しさは無いが、それらを差し込むタイミングや全体の物語との絡ませ方は、お見事。テレビドラマ1クール分くらいの要素を、違和感なく配置、構成している。あまりに緻密に整然と進行するので、逆に掴みどころが無い感じを受けた。
例えると、とても丁寧に手入れをされている、ビジネスホテルの部屋といった感じか。細部に至るまで、綺麗に拭き掃除がされていて、小物の配置や部屋の空気まできちんと整頓されている。一級の技が施されているのに、どこにでもあるかなり狭いビジネスホテルの一室。田舎の貧相な旅館の窓から、大パノラマが見えた感動や驚きとは、対照的な感覚で、心地よさの質が違う。
どんでん返しとしての伏線・回収はたしかに沢山ある。しかし、大泉洋と松岡茉優の出版にかける情熱の部分が、物語の底流にありラストに繋がる部分だったので、全体を崩しても、その心情面に表現を割いても良かったと思う。この辺は好みの分かれるところだろう。
とはいえ、構成力抜群の佳作であることは間違いない。
困難だから面白い。難しいから面白い。
大泉洋さん演じる速水の、倫理観無視でメキメキと必要な物、人、を利用して仕掛けを施し、それが種明かし的に展開する様子は本当に痛快。
最高の笑顔でやることエゲツなくて何故か笑えて来ました。
一方で松岡茉優さんは本当に本が好きなのであろう、原稿に鉛筆を入れる際の文をチェックする目の動きは読むことへの集中力を感じましたし、映画冒頭の原稿にあることをしてしまったことへのアドリブにも、物語や小説と言った作品に対するリスペクトを感じました。
大泉洋さん速水は面白い事象の追求
松岡茉優さん高野は面白い作品の追求
それぞれが一貫して異なる価値観で生きている。
そんな彼等だからこその、最後の選択とその結末にも説得力あり、物語全体を通して、上手い落とし所だと思いました。
最後のどんでん返し?
と言うより隠れた事実に鳥肌。
一度見通し、より背景や相関などを明確に再認識したうえでもう一度初めから観たい作品だと思いました。
それと劇中出てくる小説作品のタイトル秀逸過ぎ、読みたすぎ。
大泉洋がカッコよすぎる!
映画の中で、斜陽の出版業界を舞台に大泉洋演じる速水が編集長を務める雑誌、トリニティーの快進撃が見せ場なのだけれど、実はそれに纏わる様々な人達の思惑が重ねられ、複層的にストーリーが進んでいくところがこの映画の肝。最終的にはどんでん返しのどんでん返しのどんでん返しと、テンポよく観客を全く飽きさせないストーリー展開。また、例えば、大泉洋さんが演じるちょっとした笑いが、あとから考えると見事な伏線になっていたりなど、ストーリー展開に加えて、出演している役者さんたちの演技の見事さにも、魅せられました。
本屋の雰囲気が懐かしい
面白い映画でしたが、原作に忠実にしようとしたのか、前半の伏線が詰め込み過ぎかな。
魅力的な役者が多くて、見やすい映画。
あと、大泉洋さんは好きな方には良い映画だったかもしれませんが、しゃべり過ぎ。
主人公
原作未読。
主人公は松岡茉優が演じる、高野なのかな?
大泉洋より登場シーン多い(かも)ので、松岡茉優ファンは見に行ったほうがいいですよ。
キャストは豪華。ストリーは中盤まではワクワクするが、だんだん尻すぼみのような。
音楽はインストロックバンドのlite。この手の映画では珍しいタイアップかも。会話シーンはもう少しボリューム抑えめのほうがいいかも。
原作を読んでた人間ほど騙される映画
出だしから、あれっこんな作品やったかなって思いながら鑑賞し、最後は原作のエッセンスを残しながら違う作品だったと知る感じでした。
でも、原作好きでも楽しめる作品にはなっているかなと思います(但し、別作品です!)。
原作にある出版業界を包む悲壮感は薄くなっており、大泉洋演じる速水の秘めたる文芸への熱さも無くなってます(トリニティを守るって感じが無い)。
というより、ラストにもはや速水が主人公ではなかったことがわかったとき、こう来たかと笑ってしまいました。
こういう大泉さんじゃないの。
たしかにそう来たか、という展開ではあったけれど大どんでん返しでもなく宣伝で煽り過ぎた感じは否めない。原作の方が大泉さんに演じてもらうつもりで書いた内容であったという事だけど私が見たいのはこういう大泉さんではないけどなぁ、という感想。もっとおチャラケて欲しかった。ふり幅大きく楽しく残念で愉快なお話を期待していました。ちょっと大泉さんが作られた感がすごくてあんまり役に陶酔できていないように見えたのは私だけかしら。こういう役は、他の人だったらもっと面白かったかも。松岡茉優さんが本当に上手くて、それを追いながら最後まで楽しめました。
速水が魅力的
速水は、原作と映画とでは別人のようだったが、どちらも魅力的だった。映画の速水の方が、原作に比べて内面の描写が少なかったので、より大物に見えた。他方、原作の速水は、小説へ執念という映画よりもう一段深いこだわりを持っており、それはそれでかっこいい。両方見るべし。
映像で織り成す騙し絵
この面白さはずるい
脚本始め、役者の皆様もいい
くるくると変わる展開がテンポよく詰まっててずっとわくわく面白かった
初見が1番面白い映画なので是非映画館で見てほしい
広告の煽り通り、ちゃんと面白い映画だし役者の皆様の演技合戦が最高
記憶をリセットしてもう一度見たい…
大泉洋は、こうでなくては!
大泉洋が主演ということで、三国志のトラウマで鑑賞するかどうか迷いましたが、結果見て良かったです。
脇を固める出演者も良かったですし。
私も仕事をしているサラリーマンとして、守るよりも攻めた方が面白いと言うことを思い出さしてくれました。
最近は、コロナで各企業様は大変だとは思いますが、こんな時期だからこそ、歴史に囚われず攻めることを再認識しました。
我が社の部下にも攻めの姿勢を伝えたいと思います。
映画 → 小説 派です。
とっても楽しく見れました。
屋上で紙コップ叩きつけるシーン好きです。
ただ
騙し絵?騙される?については
何だかなぁーって思ってました。
基本起こったことがあとバラしで
展開されていくのですが
テンポと役者さんの良さで
へーってなるほどねーって感じで
最後まで楽しめます。
ただしつこいストーカーに追われている
看板タレントだったら
部屋まで送れよ…
とか
所々ツッコミどころがあって
ちょいちょいトーンダウン⤵️させられますが…
ただこの映画が騙し絵なのは
あとから小説を読むとわかります。
全然違う話しやん…
普段は面白そうな小説があれば
映像化のことなど気にしないで読んじゃいますが
今回は大泉洋のあてがきとの事で
いつか映画になるからその後
小説でいいやと
買ってからずーっと放置してました。
去年コロナで公開延期になったとき
さすがに読んじゃえとページを開いたところ
思いとどまってよかった。
基本
小説の映画化はあんまり好印象に
ならないと思ってるので・・・
今回は小説読んでた人は度肝抜かれたのでは?
だって
小説の方が面白い上に
話が全然違うってオチ🤣
ただ映画からの小説読んだので
小説の高野恵が松岡茉優で頭に浮かぶので
こっちの高野もいいなーって
楽しく読めたのは 内緒🤫
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