騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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公開前から大泉洋だし、原作は罪の声の作者ということで絶対に観よう...
公開前から大泉洋だし、原作は罪の声の作者ということで絶対に観よう、その前に原作読もうとまず本を読んだ。読んだら面白かったけれど、主人公の速水の人間性がどうにも好きになれず、映画を観たい気持ちも薄れてしまった。なのでwowowにて鑑賞。
映画の方が速水の人間性がそんなに嫌ではなかった。それでも人を利用するあたりは、、、でものし上がるためには必要なことなのか、結局高野恵も速水を出し抜いて、の結果には少しスッキリした。
予想以上におもしろかった。 ライバルや仲間を欺き、常に主導権を握っ...
予想以上におもしろかった。
ライバルや仲間を欺き、常に主導権を握っていた大泉洋が最後に部下にしてやられる。
様々などんでん返しがあり、楽しめる。
ただ、35000円の本はなかなか売れないでしょう。
注目されていた作家の22年ぶりの新作でも。
もっと騙して欲しかったー
大泉洋のための作品なんですね。
今、知りました笑
大泉さん、やたらかっこよかったですね。
いつのまにか2枚目になったんでしょう?
かっこいい役多いですよね?
かっこいい人がかっこいい役やるより、
3枚目キャラが2枚目やる方がウケるのかな?
それはさておき。
俳優さんかっこよかったのはよかったんですが
(特に宮沢君!)、
ストーリーは、ん?って感じでした。
騙し絵っていうから、もっと騙されてやられたー
ってなる映画を期待してたけど、
特にそうゆうこともなく、
何が言いたい(やりたい)映画なのかは
よく分からなかったなー
(大泉洋だけにアフタースクールみたいのを勝手に想像してた)
娯楽映画として最高です
騙し絵の牙、テンポ良い場面展開や、良い意味で裏切られるストーリーなど、どれをとっても見事な出来栄えでした。大泉洋に当て書きされたというだけあって、彼の演技をより引き出し、クスッと笑えてフフフと噛み締める。
観終わったとときに、スッキリニッコリ満足できる映画だった。
大泉洋は、こうでなくては!
大泉洋が主演ということで、三国志のトラウマで鑑賞するかどうか迷いましたが、結果見て良かったです。
脇を固める出演者も良かったですし。
私も仕事をしているサラリーマンとして、守るよりも攻めた方が面白いと言うことを思い出さしてくれました。
最近は、コロナで各企業様は大変だとは思いますが、こんな時期だからこそ、歴史に囚われず攻めることを再認識しました。
我が社の部下にも攻めの姿勢を伝えたいと思います。
大泉洋なので期待してたが…
大泉洋なので面白いかと期待して見ましたが、シリアスなのかコメディなのか、ギャグが浮いていました。
序盤の掴みもダラダラとしていて、いまいちでした。
ボソボソと長いセリフが多く、全く聞き取れず音量をありえないぐらいに上げて見ました。
熱く、楽しく、面白ければ何でもいい“お仕事ムービー×コン・ゲーム”
出版業界を舞台にした作品というと似たり寄ったりの忙しいお仕事ムービーがほとんど。
が、本作はそうでありながら、一線を画す。
裏切り、騙し騙されのコン・ゲーム要素をプラス。
原作は『罪の声』の塩田武士。監督は才人・吉田大八。出演は大泉洋、松岡茉優他豪華な面々。
これで面白くない訳がない!
出版業界の不況の煽りを受ける大手出版社“薫風社”。
創業一族の社長が急死し、次期社長の座を巡る争いが勃発。
先代の息子を擁する常務vs売れない雑誌を次々廃刊する大改革方針を進める専務の東松。
そんな中、変わり者の速水はカルチャー誌“トリニティ”の編集長に就任。“偶然”社の顔“小説薫風”から新人編集者・高野を引き抜き、発行部数を上げる様々な奇策に打って出る…。
速水の打ち出した奇策。それは…
これまでの固定概念やカラーに染まらない。
“小説薫風”専門の大御所作家に掛け持ちして貰う。
“小説薫風”で落とされた才あるイケメン新人作家のデビューの場にする。
人気の美人モデル作家に本当に書きたいものを書いて貰う。
編集者各々、温めていた企画をぶち込む。
20年以上前に姿を消した幻の作家、シンザ…いや、神座(カムクラ)の足取りを追う…。
面白ければ何でもいい!
どんな業界でも新風を吹き込むのは、異才。
それは古今東西明らか。
勿論昔ながらのやり方も大事。でも、寛容さの無い固執した傲慢さが才能を潰す。
双方取り入れて、各業界生き残れる可能性がある。
原作者が当て書きしながら執筆しただけあって、速水役は大泉洋にドハマり。
飄々とした性格、軽妙なトーク、親しみ易い人たらし、そしてその中に隠し持つ“牙”の漢気…。
とあるインタビューで、「私が演じた役の中で最も私に遠い」なんて返すのも、流石!
速水に振り回される松岡茉優も流石の巧さと魅力。ある人物に対して言う、「お前、誰だよ?」には笑った。また本作はクセ者速水劇というより、彼女の奮闘・成長劇でもあった。
若手、実力派、個性派、ベテラン、本当に出てくる出てくるその面子を見ているだけでも楽しい。一気に駆け足で。
池田エライザ。何か問題とやつれを抱えた人気モデル。
中村倫也。最後に登場する先代の息子だが、その目的は…?
佐野史郎。憎たらしい役所はお手の物。
國村準。居ると思わせる面倒臭そうな大御所作家。
木村佳乃。クールなキャリアウーマンがハマる。
小林聡美。彼女はもう素でしょう。
宮沢氷魚とリリー・フランキーの役所については、内緒。
佐藤浩市。存在感は言わずもがな、速水の後ろ楯だが、侮れない。
豪華キャストのクセ者キャラを捌きつつ、出版業界の内幕を、スリリングかつユーモアを交え、テンポ良く仕上げた吉田監督の手腕こそ、“大胆な奇策”。
一作一作ごとにシリアス作品とブラック・ユーモア作品を手掛けているが、本作はこれまでの中でも最もエンタメ色が高い。
この才人はまだまだ秘めたるものを隠し持っている…。
宣伝文句なんかでは、“ウソを見破れ!”とか“大どんでん返し!”とかかなりの捻ったストーリー展開を煽る感じだが、勿論どんでん返しはあるが、他の方々が仰るように、ちと誇大広告過ぎかな、と…。
速水が高野からのペン入れを何度も断る時点でうっすら察しが付いた。
姿を現さないあの人物がきっと思わぬ所で絡んでくるのも察しが付いた。
しかし、話が非常に面白かった。
まさかの敵陣地からの引き抜かれ。が、これは速水が先読み仕掛けた“爆弾”。
誰が敵で、誰が味方か。使い古された言葉だが、コロコロ変わって本当に本作にぴったり。
速水の起死回生の奇策。廃刊の危機をどう免れる…?
小説薫風vsトリニティの“仁義なき戦い”の行方。
東松が推し進める“プロジェクトKIBA”とは…?
下手すりゃバランスが悪くなるくらいの要素を詰め込みながらも、そこは吉田演出、伏線も張られ、最後まで飽きさせない通快エンタメ!
エンタメ一色ではない。
前述の通り、出版業界の表と裏。
また、出版業界のみならず、どの業界にも通ずる“スキャンダル”。
ある事件が起きる。そのまま出版するか、差し替えるか。
映画業界なんかもそうだ。一人の役者が不祥事を起こし、公開延期や見送りや最悪お蔵入りだってある。
世間一般的にはきっと、不祥事を起こした人物の雑誌や映画など見たくない!…と、ボロクソ炎上するだろう。
が、その作品の為に努力し、心血注いだ作り手の思いは…? たった一人の不祥事の為に作品が水の泡と消えてもいいのだろうか…?
不祥事は不祥事。人それぞれ意見もあるだろうが、犯した事と芸術は別。
劇中でも言っていたが、綺麗事で詭弁かもしれない。売り上げの為の炎上商法かもしれない。
だけど私は、“作品は作品”を信じたい。
速水の台詞、「楽しければ仕事はおもちゃでもいい」。こんな事言えるなんて凄い。そう言っといて、実際は仕事に熱い男。
高野の最後選んだ道も心地よいものだった。
出版社のようで、ネット通販ツールのようで、昔ながらの本屋さんのようで。
その根底には、本が好き。
ずっと速水に振り回され騙されっ放しの彼女だったが、最後の最後に速水にしてやったり!
実は強か? いや、
これがひょっとしたら、本作一番の“騙し”だったり…!?
宣伝が1番の騙しです。
うーん、つまらなくはないんです。
題材が出版業界の話で思いの外手堅い作りになってるので宣伝を見て大泉洋のクセモノどんでん返し物と期待しちゃって見ると相当の肩透かしをくらう。
まーあんな宣伝で人を惹きつけるのはある意味才能ですよね。
雑誌トリニティが覇権を取るような話かと思いきや、斜め上の展開のドラマになってるところもわかりにくいかなぁ。
大泉洋が主役に思えるが実際は松岡茉優がメインで、1番は見てる人を騙してかかってるような映画。
プロモーションが邦画のよくない部分がでてるのがなんだかなと。
大泉洋さんの魅力を楽しめる映画
大泉洋さんの当たり役だなあと思いながら鑑賞しました。
後に大泉洋さんをイメージして書かれた小説の映画化と知って納得。作品を当て書きしてもらえるなんて「世界一幸せな役者さん」と言い切って良いんじゃないでしょか。
松岡茉優さんが新人編集者を熱演されていましたが、出版社の編集者というのは基本的に、大泉洋さんが演じる速水編集長のように自分の勘や絶対の自信を持つ猛者の集まりで、大手出版社なら何百倍の倍率の入社試験を突破して「憧れの編集者」になった人たちですから、あと2、3人クセのある編集者を出して、もっと話をひっかきまわしても全然OK!だったような気がします。原作はどう描かれているのか、読んでみたくなりました。
本が売れなくなった今、本はどうやって生き残るかというフリーの編集者の対談で「本は徹底的に高級化させることで出版文化を後世に残す」という話を聞いたことがありますが、小さな出版社、特に一人オペレーションで出版社をやっている編集者は、手数料の高いアマゾンが大嫌い!な人が多く(老舗の中堅・大手出版社なら古い本の在庫が売れるアマゾンはありがたい存在ですが)、アマゾンとの関係を原作でどう描いているかも、興味がわいてきました。
原作読みます!
期待値が高かった
ふつうにおもしろかったです。
大どんでん返しという展開ではなかったものの、終わり方としては納得の高いものかと。
ただある程度出版業について知らないとちょっと難しいところがあるかもしれません。
ややハードルは上げすぎか。それでも意外性のある騙し合いドラマ!!
【賛否両論チェック】
賛:一癖も二癖もある登場人物達が繰り広げる戦いから、最後まで目が離せない。小説好きな方には向きそうな作品か。
否:登場人物が多く、関係も複雑なので、把握するのが一苦労。とんでもないどんでん返しを期待しすぎると、ややそうでもない感もあり。
「この笑顔を信じてはいけない!」
「あなたは既に騙されている!」
「騙し合いバトルの幕が上がる!」
等々、予告からメチャメチャハードルを上げられていたので、正直なところ
「そこまで・・・かなぁ・・・?」
と思ってしまったのが、第一印象でした(笑)。そこまで
「えー!!?」
って裏切られた感はなかったような気がしてしまいます(笑)。
とは言うものの、そのどんでん返し自体はとっても痛快です。廃刊の危機に立たされた雑誌編集者と、そこへ加わった熱き新人編集者。クセの強い大御所作家や謎の新人作家、そして権力を狙う上層部の思惑まで相まって、最後に誰が笑うか分からない、予測不可能な戦いが繰り広げられるのが印象的です。
登場人物も多く、相関関係も結構複雑なので、観るのが少しだけ大変かもしれませんが、元々小説が好きな方なんかには、是非オススメの作品といえそうです。
大八印の巧みな構成と演出が冴えた作品
観よう観ようと思ってるうちに緊急事態宣言で映画館が閉鎖され、ようやく再開された時にはもうかかっていなかった作品。そもそも昨年ロードショーのはずが今年の春まで延期されてやっと封切られたと思ったらまたも緊急事態宣言、とちょっと公開運が悪かったかな?
去年長〜い期間予告編やってましたもんねぇ。
という訳で、悲運の騙し絵を求めてちょっと離れた地域の名画座まで電車乗り継いで観てきました。
ここでの評価がそこまで高くはなかったので今さら劇場鑑賞すべきか迷いましたけどやっぱり吉田大八監督作ですからねぇ。
で…。
いやぁはるばる遠征してまで観た甲斐あったわぁ!
全然面白いじゃん!!
原作をいったんバラバラにして再構築したストーリーらしいのですが、巧みな構成だったと思います。
原作読者でオチまで知ってる人をも楽しませようと思ったらやはり別の仕掛けが必要になってくると思いますけど新たな脚色によって緻密に計算された鮮やかな展開は監督の手腕そのものでしょう。
決してドタバタコメディではなく知的でスタイリッシュ。きっと吉田監督はとても頭の良い人なんでしょうねぇ。
今これを書きながら、桐島〜や紙の月などをふと思い出したしかに緻密に計算された演出だったなぁと。
出版業界、広告業界を少しでも知ってる人ならより楽しめるでしょうし社内闘争などの社会派部分もありますし取締役会のシーンに思わずニンマリする現実社会の役員さんたちもいらっしゃるでしょう。その辺りはどこも存分に楽しめました。
キャストは豪華で適材適所。特に松岡茉優さんやっぱり良いですね。國村隼さん演じた二階堂は絶対あの人がモデルですよね?まんまあの大作家ですよね??笑
どのキャラもとてもいい感じでした。
ラストにやや物足りなさを感じなくはないものの、(楽しかった〜)という爽やかな余韻が残る秀作でした。
期待を裏切るおもしろさ
予告編をみた時の印象としては「絶対に観に行こう!」という程のことも無かったのですけどね。
松岡茉優に引っ張られて行ったようなものなんですが。
これは、おもしろいですよ!
オススメです。
なんていうか… 予告編がよくないですよ。
全然、映画の空気感を表していない。
大泉洋がハチャメチャするわけでもないし、
丁々発止の騙し合い合戦でもないし、
あんな音楽ながれないし。
全然違う。
もっと、ずっと静かな空気感で、きちんとしたドラマが展開されます。
そして、キャストがとても良く生かされている。
奇抜な使われ方をしている人はいません。
意外な使われ方をしている人もいません。
皆、得意なことをさせてもらってる。
良い意味で。
大泉洋なんて、三國志よりずっっっと良かった。
無駄にバカ騒ぎさせることないのよ。
ちょうどいいタヌキ感で曲者を演じてました。
この作品の原作って「罪の声」と同じ作者なのね。
あれも良かったし、私の好みに合うのかも。
原作や、他の作品も読んでみようかな。
大泉洋をイメージして書いたらしい小説。
大泉洋をイメージして書いたらしい小説。
大御所作家に文芸誌ではないカルチャー誌で連載を書かせるためのご機嫌取りで部下の女子を送りこんで酔っ払わせて本音をわざとぶつけさせるシーンなんかはたしかにとても大泉洋っぽい。
騙し合いという言葉が大きく宣伝されていたが、そこまで騙し合いな感じはしなかった。半沢直樹ぐらいのつぶしてつぶされてのやり合いはなかった。笑
ネットでなんでも買える時代にどうしたら出版業界が生き残れるのか、の模索はやっぱりみんな同じ悩みよねーと思った。
そこで出たのがその店でしかかえない、希少性、ローカル性をもつという案。
大泉洋の仕事をおもちゃにしたっていいじゃないという言葉はなんだかささった。
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