デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人

解説

「トマホーク ガンマンvs食人族」のS・クレイグ・ザラー監督が、ビンス・ボーン主演で描くバイオレンススリラー。失業してドラッグの運び屋になった元ボクサーのブラッドリーは、取引現場で警察との銃撃戦に巻き込まれ、逮捕されてしまう。刑務所に送られた彼のもとにギャングの使いが面会に訪れ、取引失敗の代償として、レッドリーフ重刑務所に服役している男の殺害を命じる。妊娠中の妻を人質に取られたブラッドリーは、レッドリーフ重刑務所への移送を狙って騒動を起こすが……。主人公の妻を「エミリー・ローズ」のジェニファー・カーペンター、レッドリーフ重刑務所の所長を「ジャンゴ 繋がれざる者」のドン・ジョンソンがそれぞれ演じる。

2017年製作/133分/アメリカ
原題または英題:Brawl in Cell Block 99

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映画レビュー

4.0娘のコアラ

2023年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

拳で車を破壊する凶暴性と女房に浮気されて気持ちの整理がつかないながらも和解する優しさ、真っ当に生活する選択により貧乏暮らしから抜け出せない、早い段階で運び屋を職業にしていたら、銃撃戦に参戦しなければ、そんなツッコミどころがありながら端折れそうな場面まで丁寧に描く、だからこそ少しの長尺と物語の焦点が掴めない中盤位まで、皆んなが大好きS・クレイグ・ザラーの無駄に感じる無駄な部分が楽しくも癖になる、残酷な暴力描写をハッキリと痛々しい反面で不謹慎ながらも可笑しくなる!?

ドン・ジョンソンとウド・キアーの地味な悪役感に無駄遣いながらの効果覿面、最後はハッピーエンドながらのバッドエンドなのに気分は爽快、レフン監督作『ブロンソン』でのトム・ハーディが想起されながらヴィンス・ヴォーンには理性がある、タランティーノが引退しても俺たちにはザラーがいるから一安心、の筈。。。

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万年 東一

3.5この監督の語り口にはまった。

2023年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

「トマホーク ガンマンVS食人族」があまりに面白かったので鑑賞。相変わらずストーリー展開はスローペースながらもそのストーリーテリングのうまさに今回も魅了された。本作が退屈と感じる人にはこの監督の語り口は合わないだろう。

ガソリンスタンドでコーヒーを飲むときにいつもクリームの容器に行き当たらない話をしてこの世は不公平だと話す主人公。この監督独特の間の抜けた会話劇は今回も顕在だ。

そして主人公を演じたビンス・ボーン、冒頭から妻の浮気の腹いせに素手で妻の車を破壊するシーン、相当危険な人間とわかる。「ムーンライトドライブ」でもサイコキラーの役が光った彼には今回の役はうってつけだった。
「トマホーク」と比べるとゴアシーンは作り物感丸出しだったけど、クライマックスの怒涛の展開は「トマホーク」同様凄かった。

久々に次回作が楽しみな監督が現れた。

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レント

4.0北斗の拳?

2021年7月23日
iPhoneアプリから投稿

一つ前の監督作の「トマホーク ガンマンvs食人族」(2015)が面白過ぎたので、国内劇場未公開作品「デンジャラス・プリズン」(2018)をその晩、Amazon primeで夜更かしして鑑賞😎
しかしまぁこれまたゴイスーだね(爆笑)
ザラー監督、比類なき、度胆を抜かれるただならぬ演出力ですね😳予想を上回ってくる☠️

浪花節と男気に裏打ちされた暴力描写のスッキリ感は北斗の拳みたい🤯楽しめた

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あさちゃん

3.0北野武を正統後継

2020年12月21日
iPhoneアプリから投稿

なるほど話題の監督S•クレイグ•ザラーの才気。

何処か間の悪い編集、
客を楽しませる気のないアクション、
異様に澄んだ空気の青、
私的に極小化し閉じて行く物語。

北野武を正統後継。

大いに期待しよう。

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きねまっきい