九月の恋と出会うまでのレビュー・感想・評価
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ファンタジックで素敵なストーリー
未来のシラノさん、新元号教えて
タイムパラドックスについて丁寧に説明してくれる良質SF恋愛映画といったところか。主人公平野(高橋一生)が営業マンをやりながらSF小説家を目指すという設定なので、その辺のタイムトラベルものではお手の物なのだ。
タイムパラドックスものとはいえ、場所が詩織の部屋が中心となるため『オーロラの彼方へ』のような声のみのタイムスリップ。詩織が本来なら死んでいることから、パラドックスが起こることを恐れるという、普通のドラマとは逆のパターンが新しいといえば新しい。しかし、詩織が殺されるという点は推測でしかないので、ストーリーはアンビギュイティの上に成り立つ不安定なものだ。
平野をシラノと聞き間違えたことから声の主X=シラノとして話は進むが、尾行を本人として扱っているのでシラノ=平野でしかないことが痛いところ。強いアイテム元カレが登場しようが歴史は歪められないのだ。この曖昧さを推すところが平野の照れ隠しの表れなのか、本当にバカなのかは定かではないが、簡単に結末が想像出来るのもパラドックス初心者向けの作品といったところでしょうか。
パラドックス回避のためにはリープの繰り返し、パラレルワールドの発想、歴史修正せずに忠実に再現することの3通りの方法しかないとのこと。SF好きには大好物な内容でしたが、とにかく静かな作品。恋愛苦手な平野を中心とする純愛を楽しむ映画でした。
意外なストーリーがかなり良かったです
キャスティングが微妙
川口春奈はかなりの美人なのに、表情が乏しいせいか、失礼な言い方だがあまり華がないように感じてしまう。可愛くないし色気もない。この人よりも容貌では見劣るかもしれない女優さんでも、表情豊かであればそれなりのコケットリーはある。
本作品と同じように高橋一生がややエキセントリックな役を演じた映画「嘘を愛する女」では相手役を長澤まさみが務めたが、演技力が優れているとは思えない長澤でも、今回の川口よりはかなりマシだった。
川口春奈がまったく駄目ということでもないが、アップの多い本作品では女優力がものをいう。もう少し演技力があって表情にバリエーションのある女優さんが演じたら、ちょっとは作品に奥行きが出たのではないかと思う。
タイムパラドックスはタイムマシンと並んで様々なジャンルのSFで扱われた古典的なテーマである。もっとも有名なのは相対性理論の説明で紹介された双子のパラドックスである。ご存知ない方のために簡単に解説すると、相対性理論では定数はCで表される光の速度だけで、時間も空間も変数である。物体の速度が光速の9割になると、時間の経過が半分になる。双子のひとりがその速度で20年間宇宙旅行をして帰ってくると、残っていたほうは40年歳を取っているという話である。この他には本作で紹介された親子のパラドックスなどがあるが、いずれも解決はない。熱力学第二法則が示すようにマクロの現象はすべて不可逆である。過去には戻れないのだ。
しかしタイムマシンの本当のテーマは過去に戻れるかどうかではなく、過去から見た現在、現在から見た過去がそれぞれ肯定できるかどうかである。人は未来に不安を感じ、現在に苦痛と恐怖を覚えたとき、誰でも過去を振り返る。あのときああすればよかった、こう言えばよかった、そうすれば・・・。
本作品はタイムパラドックスを舞台にした、小ぢんまりとした恋愛劇である。だがヒロインの性格まで小ぢんまりとすることはなかった。相手役の平野に拮抗できるくらい癖の強いヒロインであれば、作品の印象も違っていたと思う。
良い感じの恋愛映画!
意外と映像がオシャレな恋愛映画❗
ゆっくりドキドキする
前半は良かった
後半の駆け足感だけ残念…
人気恋愛小説原作ですが
読んでいなかったので最初から
最後まで展開が読めなくて楽しめました!
ほのぼのとした胸キュンストーリーですが川口春奈さん演じる詩織の引っ越してきた部屋で起きる不思議な現象がミステリアスでただの恋愛ストーリー じゃないところが良かった。
その不思議な現象は夜9時になると
部屋のあるところから聞こえてくる
未来からの声。
その不思議な声は高橋一生さん演じる平野であり1年後の平野だという。
その未来の平野は詩織に「今の自分(平野)を尾行してほしい」と頼んできた。
この作品は平野と詩織の服装や部屋がすごくオシャレでそこも見どころ。
詩織が平野を尾行する服が
普通に可愛くて「尾行する格好じゃないだろ!」と思ったり。
詩織の部屋はすごい照明が可愛いかったり、平野の部屋は本でいっぱい(小説家を目指している)だったり
観ていて飽きなかった。
前半は謎がちりばめられてて
良かったんだけど
後半の展開が少し駆け足で
そこだけ残念…。
最後の感動的なシーンをもっと
観たかった。
ただ少し残念だっただけで
他はめちゃくちゃ良かった!
一番良かったのは
主題歌のandropのkoi。
感動的で映画にピッタリ。
本編よりエンドロールで少しうるっと
きました。
ピュアな恋愛映画!キュンキュンできる映画で観てよかった!
時空恋愛物語
ありえないことに説得力を持たせる演技
原作未読。
デートムービーにぴったりのむずキュン(死語かな…)映画。
全編に渡って美しく、劇伴も美しくドラマチック。
何より、主演の二人がチャーミングで良い。
タイムパラドックスやえっ!?それはアリなの?な展開も、主演のふたりのキャラクターや演技で納得させられてしまう。
川口春奈さん、正直今まで注目していない女優さんだったのですが(すみません…)、とても良かったです。
高橋一生さんのキャラクターは一歩間違えれば嫌な奴になってしまうのに、高橋さんの演技力で魅力として昇華されているのがさすが、と思いました。
サブキャラクターの人々が濃かったので、もっと絡んできても楽しかったかな。
※九月の公開ではなく三月公開だったのには何か事情があるのかな?と思いました。
気になったシーン
北村志織(川口春奈)の部屋、本箱の中でともされるキャンドル
本箱の中がすすけそうだし、生活の中で目が届かないところに
火があること。いつか火事になるのではないかハラハラしました。
こう感じた人っていないですか?
私が職場安全衛生委員長で、常日頃「危険予知」ばかりしているからなのか? その習性なのでしょうか?
消防当局としてはやめて欲しいでしょうね。
アパートオーナーとしてもこれは怖い。大切な資産が火事になったら・・・
平野進(高橋一生)
几帳面に料理中に北村志織がやって来て玄関口へ・・・
きちんと火を消しています。(当然ですが、これ出来ていない人多いですよね)
こんなにきちんとしているのに、冷蔵庫からペットボトルを出して、口のみ・・・
私、これが怖くてできません。口内雑菌がボトルに入ります。
変質します。世の中にこれを平気でやっている人が多くて気になっています。
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