「アレン監督は年増女が本当に嫌いなのね〜(笑)」女と男の観覧車 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
アレン監督は年増女が本当に嫌いなのね〜(笑)
画面の美しさと裏腹に
観てる間中、「ああ、痛!痛!」と声が出そうになった!
どんだけウッディ・アレン監督は年増女が嫌いなのか〜(笑)
前々作の「ブルージャスミン」はいかにも痛そうだったので
観る前から怖気付いてスルーしたのだけど
今回はうっかり観に行ってしまって、
相変わらず本当に「痛い」内容で〜〜
痛いだけで無く悲しい〜〜。
主人公のジニーは売れなかったとはいえ元女優で
そこそこプライドの高い女だったのに
バツイチ子持ちで生きてゆくには
若干酒癖は悪いが、気のいい親父のハンプティに
結構無理して合わせてるうちに、
「本当の自分はこんなんじゃない!」と
昔の自分と今の自分が乖離してゆくのがさぞや苦しいだろうに〜
と、気の毒になる一方で、昔の自分にしがみつく気持ちの醜さも
自分の胸に手を当てる感じで痛いわ〜〜。
そうやって、ジニー的には「合わせてやっている」ハンプティが
縁を切ったと言っていた実の娘が泣きついて来た途端、
娘の学費のために財布が固くなって
ジニーの連れ子のためのお金を出してくれなくなる。
そんなジニーをとんでもない落とし穴に監督は容赦なく突き落とす。
ほんとに酷い男だわ!ウッディ・アレン!
で、月に8本程は映画館に通う中途半端な映画好き的には
男性主人公の場合は「なんで?」 と思うような可愛い若い女性と
土壇場でくっつけたりするくせに、
女性主人公の場合は容赦なく突き落とす〜〜。
ウッディ・アレンは本当にプライドの高い年増女が嫌いなのね〜。
私もウッディ・アレンの若い女趣味が嫌いだけどさ〜(笑)
それでも音楽や美術が毎回流石にウッディ・アレン!
と唸らされるのでついつい観に行ってしまうけど
今回はそんなものでフォローしきれない程、
悲しくて痛い映画だったわ〜
@もう一度観るなら?
「勘弁してください〜〜(笑)」