「光がきれいだった。」女と男の観覧車 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
光がきれいだった。
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1950年代、コニーアイランド。
よくわからないけど地域全体が遊園地みたいな場所と思えばいいのでしょうか。
たしか映画「ブルックリン」でもシアーシャローナンたちが海水浴に来ていたように記憶しています。
今回の映画は、色がきれいでした。
遊園地のネオンが室内に映っていたり、オレンジの夕日が見事だったり。
美しき風景に反比例する、主人公のさび色の毎日。
そこから大学生には見えないけどかわいげのあるジャスティンティンバーレイクとの浮気に色めきたつケイトウィンスレットが、まあ説得力たっぷりに悲喜劇を演じます。
ケイトウィンスレットの容貌が、昔美人だった、今は生活にくたびれているけど
過去の夢が忘れられないあきらめの悪い中年女性っていうのを、本当に体現していて、感心しました。
もうちょっと病的に恋に溺れていて、夫の娘とジャスティンがひかれあうのを
どうにか阻止したくて、二人のデートするお店に危険を知らせる電話をしなかったシーンまでのあれこれが面白かったです。
そして、それが露見してから、女優になりきっておうちで衣装を着こんで永台詞をいうケイトは最高でした。
息子(ケイトの連れ子)の放火癖が何を表しているのかよくわからなかったです。
非行の典型的な何かがあるのでしょうか。
なんにせよ、彼の放火癖は止められず、ラストにはなんかおっきな火を起こしていたような…
まあ、みんなおばかさんですって話です。
きっとわたしもそうなんだろうなっておもいました。
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