空母いぶきのレビュー・感想・評価
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どうするのだろう?
この映画の様なことが起きたら、実際どうなるのだろう?と思ってみていた。国連があの様な形で阻止してくれるだろうか。相手が大国中国だったら、余計難しいだろう。俳優の演技より、そちらが気になってしまった。自国利益主義の今、現実的に統制は取れない。平和が当然一番だが、専守防衛の限界を感じた。命を奪おうとしてくる相手に命を落とさないよう配慮しながら攻撃するのは馬鹿げている。よっぽど力の差がないとできないし、映画のようには行かない。ラスト良かったとなっているが、戦死者が出ているわけで、平和ボケで無関心な国民の描写とともに、そういう意味では問題提起をしている作品だと思う。冒頭から有事なのに不敵な笑みをこぼす西島秀俊の演技が?だが、佐々木蔵之介が艦長だったら、やられていただろう。記者の管理の仕方、捕虜の捕らえ方、捕虜に銃器を取られるところ、コンビニ店長の浦島太郎的なところなど、非現実的、残念な部分はあったが、我が事として、考えるテーマだと思う。
勘違いレビューの多さが残念でしかない
俳優の演技に対しての評価はまだ分かる部分はある。しかし、映画そのものへの勘違いレビューが多すぎるのは意味がわからない。
そもそも原作を忠実に再現しようものなら1.2時間で収められるようなものでは無いことを理解しているはず。原作に忠実にやれよ、という発言自体がそもそもお門違いでしかない。むしろ原作に忠実にやった場合重要部分のみ描かれて、かえって流れと繋がりがわからない映画になる。そのことすら気づいていないのなら勘違いレビューをして恥をかかないようにすることを勧める。
実写映画に完璧な忠実性を求めることはそもそも間違ったことなんだから、忠実性以外のところを言及するように
今どきの戦争
原作未読で観賞。
今、日本に戦争を仕掛けられたらこんなに複雑な問題があるんだな…と思った。
やられたからって簡単にはやり返せないのね、、勉強になりました。
今どきの戦い方ってほとんど実際に着弾しないのにもビックリ。
記者のエピソードやコンビニのエピソードが若干リアリティにかけるけど面白かったです。
市原隼人さん演じるパイロットが色気ダダ漏れで大変でした。
なぜ「空母いぶき」の名を冠したの?
佐藤浩市の演技が当時の総理を揶揄とか難病を侮辱してるとか、なんかイデオロギー絡みの場外乱闘が繰り広げられているけれど、そんなことは見当はずれの空論だ。
実際そんなこと、言われなければわからないし、言われたところで「これが彼なりの反体制の?」と訝るくらいどうでもいい。
問題なのは空母いぶきを騙っておきながら似ても似つかぬ作品に仕上がっていることだ。
敵が中国から架空の国にすり替わったことを、マーケティングの上で仕方ないとか弁護している人がいるが、そんな言い訳しなきゃならない時点で駄作だと思わないか?
表現の自由を守れだの、反体制だの、安全な相手には威勢が良いが、圧力かけてくる相手には自主規制して尻尾を振る。
そこまでして作りたかった「空母いぶき」なんだろうが、観てみると原作との乖離が酷くて、空母いぶきを作りたかった理由と言うのが見えてこない。
いわゆる原作レ◯プと言うやつなんだが、この原作はこうすればもっと面白い、という信念に基づいてやってるんだろうけど、これがさっぱり面白くない。
原作人気に乗っかって、自分が考えた最高のシナリオを披露したかったのかもしれないが、原作のファンからしたら詐欺としか思えない。
もはや日本では、才能ある人間は漫画やアニメに行ってしまって、実写映画界には出がらししか回って来ないのだろう。
その証拠に、日本映画の歴代興行成績を見るとトップ10のうち7作品がアニメ、今回鬼滅の刃に10位の踊る大捜査線が押し出されるだろうから8作品がアニメになる。
実写映画を作ってる方々には申し訳ないが、自分達は面白い脚本が書ける!なんて自惚れは捨てたほうが良い。1から勉強しなおしたほうがいいだろう。
最後に一つだけ。
首相を揶揄して(いるんだかいないんだかよくわからない演技で)反体制を表現するくらいなら、毅然とした立派な指導者を演じて「さすが佐藤、あの総理の演技はシビれるね〜。それに引き換え本物は…」と唸らせるのが、俳優としてのレジスタンスではなかったか。
自分的には面白かった
冒頭、字幕で東亜連邦って出たときはパラレルワールドの話かと思ったw
色々言いたいことはままあるけれど
面白かったです、原作知らずで、事前情報ゼロで見ました
中国のことねってわかれば、いずれ起こってしまう第3次世界大戦または
現在でも中国の侵略にも似た行動に苦労しているであろう自衛隊のことを
思わずにはいられない
映画としてきちんとハラハラするところはして
ベタですが悲しいところは悲しくて緊迫感もありました
日本人はどこまでも日本的で道徳的に描かれている
今まさに中国がめんどくさいことになっているからリアリティがあり
あの人ら領海領空侵犯どころか撃ってくるんだから
日本は苦労してるでしょうと・・・
前半に総理役の佐藤さんがアメリカ副大統領に電話したときの
内容と最後にグッドラックって言った感じまさに
あの感じなんだと思うわ
自国の損得第一で属国のことなんぞさほど
興味ない
ストーリー的には最後は国連登場でちゃんちゃんです
俳優さん豪華です、贅沢ですね
こっから気になるポイント
空母や潜水艦の中の映像なので寄りの絵が多い
動きがなくてそんなにアップいらないです
なので俳優さんたちの力量と顔面力が要ですw
内容的に仕方ないのだけれど
カメラワークと説明台詞これも気になりました
西島さんのキャラが掴みきれない
佐々木さんは熱演
あたしの好きな藤さんは前半早々に去ってしまいさみしい
それにしても本田翼が大根です、小倉さんいてくれてよかった
へんに斎藤由貴の存在感がありすぎ
真田さんは?
中井さんが三谷さんの映画みたいなキャラになってた
死亡フラグが立つとやっぱり死ぬ
もし戦争が起こってしまうなら人でやるのではなく
ロボットとかでやればアホらしくなってやめてくれないかな
ラスト総理が官房長官に席を譲る話が出て
2020年10月現在リアルでは実際にそうなりましたね
最後に一番言いたいこと
この映画は東亜連邦ではなく中国とはっきり表現して
勝負して欲しかったです
そこ大事じゃないですか
この映画のテーマとして、自分でもん?と思うのに
実際見た人は自衛隊であろうが政府関係者であろうが
モヤルと思うのですが・・大きなお世話ですかね
実際の自衛隊の方達はあんな狭い中で生活して
ストレスたまるだろうなって
あの状況で戦争でなくても命の危険や、
今回のように攻めてきたりしたら
そんななかで感情はフラットではいられないでしょう
特に仲間が殺されたりなんかしたらその怒りや悲しみは
相当なものだと思います、戦争の悪感情の増幅ですよね
今回の映画の中でも死者が出ています
簡単に人は死にます
戦争のない日々が続くよう一人一人が考えないといけないと
思う一方、今平和に思えているのはこの映画のように自衛隊の人たちがギリギリで
駆け引きや時には戦ってくれているおかげかもしれないと考えさせられる映画でした
この映画の点数を4にしたのは今だから・・・かな
2019年5月に公開されてたあの頃に見るより
コロナがあって無茶苦茶な2020年も半分過ぎた今
コンティジョンをみたときと同じ不安感や既視感のように
何故か心と頭にグッときたんですよ
じゃ、違う時に見たらどうなんだと3、8?w
兎にも角にもこんなことにならないように平和は大切ってことですよね
中井貴一の重要さ
あらゆる疑問に答えてくれている作品
戦争とは
戦闘とは
復讐とは
死とは
生きるとは
平和とは
そして
自衛隊とは
私も自分の頭で考えたい、違う答えが見つかるかも知れないから
コンビニの店長さん、たいへんお疲れ様でした
お店をやるってのはみんなが楽しくしている時でも仕事
国が大変な時でも仕事
昔の宣伝文句は素晴らしい!
「空いてて良かったー」ってね
平和な時間が何十年も続いている日本はとても素晴らしいと思います
平和なことにボケるくらいいいじゃないか
世界がそうなればもっとハッピーじゃないか
店長さんのように居眠りしていたら平和になってたなんて夢のようなことでしょ
自衛隊の専守防衛の困難さを描いた、戦争映画ならぬ”戦闘映画”の希少価値
戦争の放棄を明記した平和憲法を持つ日本が、領土侵略をされた時の防衛出動を主軸にした”戦闘映画”。敵の犠牲者を抑えるために、最小限の武力行使を行う自衛隊員の戦 闘場面を描く日本映画としては希少な作品と思われる。空母を守る護衛艦や潜水艦の役割、ミサイルや魚雷の攻撃に対する防衛システムなど興味深く観ることが出来た。但し、専守防衛から逸脱できない攻撃内容の足枷による高確率なミサイル撃破が実際に可能であるのかの疑問は残る。ハイテクを駆使した装備を使いこなす自衛隊員の技術力が高いことを願うしかない。しかし、それにも限界があると思われる。目も当てられない悲劇を予想させる、絶対多数の敵戦闘機が襲来するクライマックスが、およそ現実的ではない常任理事国5か国の国連軍の援軍で決着してしまうからだ。現実的には、アメリカ軍の協力がないと領土奪還と人質解放は不可能であることを改めて認識させる。戦争に至らぬ戦闘で出来る範囲内で纏めた、これは戦争映画ではなく”戦闘映画”と云うべきなのだろう。今の日本が置かれている状況の実態を仮想世界で見せてくれた価値は充分あると思う。
戦闘場面の緊張感、軍服姿の男優の演技、空母・護衛艦・戦闘機・潜水艦の特殊撮影は特に不満がない。しかし、偶然空母いぶきに同乗した新聞記者ふたりと、クリスマス・セールに忙殺されるスーパーの店長の描写は酷い。軍事衝突のスクープ映像を世界に発信するための作為は仕方ないとして、空母内での言動にジャーナリストの気概を全く感じない。この映画で最も軽く扱われているのがジャーナリズムの存在である。スーパーマーケットの場面も、映画の緩急のためのカットバックとして定石であるが、クリスマスブーツの需要にリアリティがなく、シリアスを強調するユーモアも不発に終わる。そして、このどちらにも平和ボケした理想主義者の安直なメッセージが込められて、主軸の現実的な切り口の価値を削いでいる。それと、強硬姿勢を貫く副総理と優柔不断な総理に比較して、冷静沈着な官房長官が、影の総理のように描かれているのが解せない。現存の内閣を揶揄する意図なのか、それ以上に政治家の無能を改めて描く意味が、この”戦闘映画”に必要なのか。大人の視点なら判断できるだろう。また、外務省官僚の最後の台詞の(物事は、想定外の連続で動くものだが)の後を濁したのも、エリート官僚を馬鹿にしていないか。結論を言えば、この程度の日本国内の描写力なら、一切カットして、領土奪還と人質解放を遂行する自衛隊の活躍と犠牲を真正面から描いたなら、傑作になったと想像する。それこそが、厳とする映画の姿であろう。
それでも、この作品で国家防衛の未来像について、新たな想いを抱くことに意味がある。欠点を含めて今の日本の現実が、残念ながら、ありのままに反映されているからだ。
苦悩する日本の自衛隊
原作がコミックであることも知らずに観賞。
その後、某サイトのレビューをちらっと見たら、あまりに評価が低いので驚きました。
厳しいであろう制約の中、何とも扱いにくい題材をうまく映像にしてあるなと思いました。「自衛のためのやむおえない戦闘を決断しなければならなくなったときどうするか?」というシチュエーションにドキドキハラハラでした。あり得る話だけど、あってはならない展開。これはあくまでもフィクションであって本当によかった・・・。
東亜連邦という仮想国家が敵国になっていて、ぼんやりとした目に見えぬ存在になっているので、リアルさがなく、いま一つ迫力がありませんが、実名の国を想定するわけにもいかないのかもしれません。捕虜になった人もアジア系の人で、どこの国の人かもよくわかりませんでした。
それにしても、空母艦内たるところに、外部の人間(たとえ記者であろうが)が乗船していていいのか?? 緊張感もなく。コンビニ店長がのんびりしているのは設定としてまだわかるし中井貴一は上手いです。記者は命がけのルポライターらしくもっと緊迫感を出すべきでは?と、普通に感じてしまいました。また、現場の様子を撮影してスクープを流すなんてこと、許されるのか?? 余談ですが本田翼は大根なんですよねぇ(ファンの方すみません) 『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』というドラマで、演技がちょっとなぁと実感してしまいましたが、今回もやっぱりという感じでした。安倍首相を揶揄したと言われた佐藤浩市はやり玉に上げられましたが、憲法9条の縛りの中で苦しむ総理をうまく演じたと思いました。トイレだって1回しか行ってませんよね。
「いそかぜの主砲ならどうか? それなら敵艦は沈まない」
そこまで冷静に判断して、自国だけではなく
敵国の人命までを守ろうしなければならない。
戦闘から戦争へと拡大してはならない。
「戦争する力は持っている。しかし、絶対にやらない」
いろいろ考えさせられました。
原作を読みましょう
・SNSで流れた戦後平和主義的茶番劇の映像がきっかけで戦闘終了。世の中の状況を反映したのだろうけど安直すぎないか。
・本田翼が本田翼にしか見えない。とても戦闘下の空母にいる記者に見えない。あの雑誌の編集部の皆さんもまるで他人事で緊迫感なし。
・東日本大震災とその後の原発危機の時のような恐怖を感じた原作を、2時間ちょいの映像にまとめることは不可能。
忖度だかなんだか知らないけど、原作の面白さの一番重要な要素を変えてしまっているような気がする。
原作は大好きで、全部読んでる。
本当に面白くて、血沸き肉躍るという感じだった。
原作は尖閣諸島諸島を侵略した中国の空母艦隊と、空母艦隊同士の決戦をする話。
なぜ面白いのか考えてみると、中国軍に尖閣諸島を侵略されたらどうなるか?どう対応すればいいのか?というリアルな設定がまずあると思う。
それにも増して面白いのが空母が出てくるということ。
外国の人は空母と言っても、ただ単に戦闘機を乗せた船というイメージしかないと思うけど、日本人は違う。
空母といえばアメリカとの戦争を思い出すと思う。
アメリカとの戦争については、当時いろいろなやむにやまれぬ状況があったと思うけど、絶対にやってはならないことをしたというイメージしかない。
だいたい決定的なのは、単純に生産能力が日本の約10倍で、資源のあるなしを考えたら100倍1000倍ということ。
こんな国と戦争しても勝てるわけがない。
だけどなんとなく残念に思うのは、日本は世界で一番初めに空母を使った戦法を考え出した国なのに、中身はずっと大鑑巨砲主義で、すぐアメリカに追い越されてやられてしまったこと。
原作は歴史シュミレーション小説ではないし、敵もアメリカではないけれど、空母決戦で勝利してその辺の悔しい思いを晴らしてくれないと面白くない。
映画では原作をほとんど無視し、いろいろ忖度しているのだろうけど敵が中国ではなく、よくわからない新興国ということになっていて、侵略してくる島も架空の島になっている。
ここがまずがっかりした。
敵が訳の分からない新興国で、どういう国なのか何の説明もなかったし、なぜその島を侵略しにくるのかも特に説明がなく、しかも敵の姿はまったく見えなかった。
これではなんの感情も起こらないし、どう思っていいのかもわからず、感情移入できず面白くなかった。
それでも戦闘シーンは、敵がミサイルや魚雷を撃ってきて、それを撃ち落とすだけだけど、そこそこ面白かった。
敵との駆け引きとか、敵がミサイルや魚雷を撃つシーンとかあればもっと面白くなったと思う。
ただここで問題なのは戦闘が引き分けに近いこと。
やったりやられたりでピンチになるのはいいけど、最終的に痛み分けみたいになってるのがよくない。
自衛隊の考え方として敵をやっつけられないにしても、敵を完全な戦闘不能状態くらいまでもっていってほしかった。
あと男優さんはいいとしても、女優さんがよくない。
全部原作にはないキャラなので、客引きの為に入れたのかもしれないけど、アイドル的な人はこういう映画ではやめてほしかった。
主に出てくる本田翼さんもアイドルではないけれど、アイドル的な雰囲気があるのでよくない。
入れるとしても可愛さで売ってない本格派の人がよかった。
パニックを演出するためなのか、コンビニのシーンが入ってくるのだけれど、そこで出てくる店員役の元乃木坂46の深川麻衣さんもなんかもよくない。
あまり意味のない部分だし、元アイドルが出てくると逆に現実に引き戻されてしまう。
一番よくないのはパイロットの家族写真(写真のみの出演)で出てくるAKB48の横山由依さん。
アレ?と思ったけど、まさか違うよな?と思って気になってしょうがなかった。
最後のエンドロールでやっぱりそうだったのかとわかったけど、あれはなんだったんだろう?
ファンサービスというよりも、小ネタとして、笑わそうと思って入れたとしか思えない。
元アイドルといえば、本田さんの会社の上司役で斉藤由貴さんも出てくるけど、この人もなんか違う感じだった。
原作アイデアパクった別作品
原作が中国による尖閣諸島の侵略をテーマに完成された物語ですが、それをなんと中国スポンサーで映画化。
骨抜きにされるのは目に見えた製作が予想されますが、少し上を行って旧日本の悲願である大東亜共栄圏(西洋に蹂躙奴隷化されたアジア各国を開放する日本の闘い)の東亜の名称を使った国を敵とする日本を侮辱する設定。
ここまで日本を馬鹿にする設定を受けてまで映画化したいんですかね?この映画を見て楽しむ?無知な日本人を嘲笑ってる中国人の顔が想像されます。
映画は日本政府の慌てふためく様子と自衛隊の奮闘が描かれてますが骨となる設定がこれでは感情移入は不可能です。戦争の悲惨さが感じられない中途半端な製作。いったい何を伝えたくて作ったのか甚だ疑問。恐らく中国からの制約が厳しい中少しでもマシにしようと努力はしたんでしょうね。その分☆をゼロから少し増やしました。
自衛官の皆さん、心も体もご無事であります様に。
「もし、専守防衛の日本が他国から攻められたら?」
と言う問いに、映画の中の自衛官は
国際社会の世論が味方についてくれる様に
一人一人の命を守りながら最小限の応戦をすると言う
ギリギリの決断がくり返される。
その姿は本当に涙ぐましい!!
一人目の「戦死者」が出た時に慌てふためく首相や官僚たち。
戦争映画を観すぎたせいで、
映画の中の人の命の重さが麻痺しがちな
中途半端な映画好き的には、そのシーンは
逆の意味で印象的であり、
実際に他国との戦闘で自衛官が亡くなったら
そりゃもう日本は大騒ぎだと思うわ。
緊張感が半端なく前半は否応無しに引き込まれて行きます。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
公開当時
「かわぐち かいじ氏の作品には一見の価値があるが
平和ボケの私や日本人にちゃんと届くのだろうか?」
と、かなり懐疑的で映画館では鑑賞しなかったのだけど
私の持論である
「大きなものが動く作品は映画館で観ないと意味がない!」
の通り、やっぱ映画館で観ておくべきだった!!
映画の三分の一を占めるのは大きな空母や
護衛艦、潜水艦が動く様子であり、
そこはやっぱり映画館でないと勿体無かった。
後半のいわゆる政治的決断の部分で
そこは、若干希望的に過ぎると思うし
国連軍の中のあの国が本当は黒幕じゃね??
みたいな気分になりますが
そこに突っ込んだら気の毒な気がする。
落とし所がないもんね〜〜
そこよりも、実際の自衛官の皆さんの
日頃の訓練や警備活動の苦労に
思いを馳せて観て欲しい。
奇しくも、今、2020年7月、
中国からの船が尖閣諸島周辺の海域に
連日侵入していると言うニュースが流れている。
どうか、自衛官の皆さん、
心も体もご無事であります様に。
その思いを込めて星三つです。
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いつも「共感!」やフォローをありがとうございます。
人の感想を読んでしまうとすぐ影響されてしまうので
他の方の感想はあまり拝見していないのですが
「共感!」やフォローには本当に感謝しています。
いつもありがとうございます。
あるかもしれない現実の世界
まず、原作を読んでいない中でこの映画を見たので、純粋に楽しめたと思う。
現実に起こるかもしれない戦争は、こんな風に現場での葛藤や矛盾と戦いながら、限られた人の判断で進んでいくものなんだと思う。
ある意味で言えば、この映画は現実よりもずっときれいでというより、きれいごとで終わっている。
東日本大震災でも体験したことだが、映画よりも現実に起こることの方が、もっと非情だし、バタバタだし、救いようがないことが起きる。
とりあえず、今の私たちは、この映画を観て、ある程度起きるであろうことを想像するしかない。
原作と比べてどうかとか、佐藤浩市さんの発言が不適切とか、そこに目を向けてこの映画を観るより、いつ起きてもおかしくない、いつかくる現実を想像し、その時のために自分は何を判断するのか考えた方が、この映画を観る意味があると思う。
フィクションと捉えるか
この話はもちろんフィクションだから色々ツッコミどころもある。
しかし、実際にこんなような事が起こったとしたら、この映画で描かれた道筋というのはほぼベストアンサーなのではないかとおもう。
戦争をできる能力を持つ事がダメだという主張もあるが、既に日本は持っている。しかし戦争には使わない。浅はかな言葉でまとめるとすれば、それが一番かっこいいのではなかろうか。
リアリティがないストーリーに残念
かわぐちかいじ原作漫画の実写化。期待していたのだが公開時に見逃した作品だがWOWOWにて視聴。テンポがない展開にちょっと退屈。敵があまりにもお粗末でリアリティが無い。お金を払って見なくて良かったと思ってしまった。
一人一人に突き刺さる深いテーマのその先に。
戦争をしない日本の自衛隊が正体不明の相手から先制攻撃を受けたらどうなるか。
そのことを国民一人一人に否応なく、自分の頭で考えることを求める、大変よくできた映画でした。
それでもなお、人命を至上で守れるのだろうか、と。
映画の公開直前に、大量のネガティブキャンペーンが打たれました。
やれ首相役の俳優が首相の下痢を揶揄しているとか、なんだとか、かんだとか。
この風景、昔、見た記憶、デジャブを感じたのでした。
ある作品に不当に悪いイメージを貼り付けて、国民がなるべく触れないようにと行われるキャンペーン。
昔、さだまさしの「防人の詩」が散々にネガティブキャンペーンを受けて潰された、あの事例にたいへん良く似た臭いを感じたのです。
国民一人一人が、自分の頭で考えること、を極端なまでに恐れている者たちが暗躍しているのでしょう。
ただ、その手口が通用したのは、マスコミだけが声を持つ時代までだったのだと、この映画を観て、感じたのです。
ぜひそういう観点から、この映画に関するマスゴミの悪あがきを観察してみると興味深いと思います。
もちろんこの作品は、ハリウッドの戦争娯楽の世界とは懸け離れた映画で、爽快感のかけらもありませんが、ぜひ自分の眼で観て、頭で考えてみるべきテーマを突きつける、そんな作品だと思うのでした。
なお、敵国「東亜連邦」とは、どこのことなのでしょう。
映画に国名が出てきたのは、米中露英仏とフィリピンですから、これらの国々は東亜連邦「ではない」わけです。
映画中で、隣国なのに一度も国名が出てこなかった二つの国かありました。
もちろん東亜連邦の捕虜役は東南アジア系の役者を使っていましたけど、そういうことなんだろうな、と一人で合点していたのでした。
高麗連邦……なのかな。
もう少し迫力と緊迫感が欲しい
日本映画としてはガンバッたと思うけど、迫力がもう少し欲しかった。いぶきの中での隊員達の人情っぽい遣り取りに緊張感があまり感じられず、、、いちばん違和感あったのが2人の記者。100社の中から選ばれたにしては緊迫感がまるで無い。しっかり仕事してる感が全然無い。あんな緊急事態になって大変なスクープなのに、何故にあんななの???もっとちゃんとリポートしてよ!パソコン、ケータイ、その他諸々使えない状況だとしてもメモくらい取れるでしょ😩
映像的にキレイどころが欲しかったのかもしれないが、話の内容からすると軍事に精通したむさ苦しいくらいの記者のが良かったのでは?斎藤由貴の編集長?もピンとこない。
東亜連邦という架空の国にしたあたりはなかなか面白い。(戦艦に旗がなかったり、国名を出さないとか配慮しすぎな気もするけど、仕方ないか💦)一歩間違えばこうなり得るかもしれない、という今の時代に合った映画だとは思う。
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