私の人生なのに
劇場公開日:2018年7月14日
解説
韓国の女性アイドルグループ「KARA」の元メンバーで、「映画 暗殺教室」「レオン」など日本で女優として活躍する知英が主演を務めた青春サクセスストーリー。清智英原作・東きゆう著の同名ライトノベルを原作に、半身不随となった新体操選手が音楽との出会いを通して希望を取り戻していく姿を描く。新体操のオリンピック候補選手である瑞穂は、不治の病に冒され半身不随になってしまう。絶望に打ちひしがれる瑞穂だったが、音楽と出会ったことで人生に彩りが戻り、ありのままの自分を受け入れながら新たな夢に向かって進みはじめる。「小川町セレナーデ」の原桂之介が監督・脚本を手がける。
2018年製作/103分/G/日本
配給:プレシディオ
スタッフ・キャスト
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2022年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
北海道に引っ越していた幼なじみの淳之介。週刊誌の記事によって新体操選手瑞穂が下半身不随となったことを知り、ヒッチハイクで東京に出てきて車椅子の瑞穂と再会する。
人生の半分以上を過ごしてしまった自分が言うのもなんだけど、20代なんて自ら命を絶つものじゃない。まだまだいくらでも可能性があり、障がい者ならではの道しかないわけじゃないことを悟った瑞穂。体育大学在籍だから、アシスタントコーチという道もあったのだが、誘われた時点で何か思いがあったのだろう。
爆風スランプのヒット曲「ランナー」を口ずさんだ淳之介。私は走れないから歌えない!違う。団子三兄弟は団子しか歌えないのか?!人とは違うところで衝撃を受けた。今まで作曲はできたけど、作詞が苦手だった・・・そうか・・・団子になったつもりで作詞すればいいんだ!
淳之介の悲惨な話もよかった。こうした過去があったからストリートミュージシャンになろうとしたんだね。しかも彼は人生がどうとか、直接的な重さを語らない。「今まで生きてた中で一番幸せです」という岩崎恭子の名言も後々になって名言とされてきたもの。まだまだ人生は長いよ~
ただね、淳之介の歌はやっぱり下手。だからこそ知英の歌が際立つんだけど、そんな彼女の歌を公演に来ていた子どもたちに聴かせ、「また来るんだよね」と言わせる。どんな人でも存在意義がある。素晴らしい新体操の演技で観客を魅了させたり、歌を聴かせて感動させたり、車椅子を押してもらって介助者に満足感を与えたり、常に人は見えないもので繋がっているものだ。韓国人である知英がKARAを辞めてから日本でもネイティブのような言葉で演技することも俺たちに感動を与えているんだよ~~頑張れ。
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レオンを見て知英を知り、そのつながりで出会った映画は思いがけなく、最高の映画でした。
淳之介の両親の話を聞き、両親のありがたさを再認識したみずほが両親を抱きしめ合うシーンに泣きました。親子の気持ちがわかります。抱きしめることの大切さ。言葉じゃ伝わらないものが伝わります。
車椅子で公園をはしる姿をこどもなどに見せて、どう見える?とインタビューみたいにたくさんの人に聞くシーンなんかも良かった。「走ってる。」その言葉を言わせるために必死な淳之介。
障害者のあつまりで、出てきた言葉。
「人生とは失うこと」
「かたちあるものは全てがこわれてしまうもの、かたちのないものは壊せない」
この言葉は真実をついていますね。
かたちのない心にあるものは、どうやってもこわせないし、こわれないんです。
淳之介が知英を好きだといった時に、私は人を好きにもうなれない、私の気持ち、わかる?と尋ねる場面で、淳之介が言った言葉も良かった。
「知ってるよ。自分に起こった事とか、将来の不安とかずっと受け入れられないで生きていくんだ。だから苦しいんだよ、人生は。」
この言葉はすごくわかる気がします。
この映画すきです。知英さんと、この映画と無名で、レビューも少ないんですね。
多くの人に見て欲しい映画です。
また主題歌の「涙の理由」がすごい良い歌です。さっそく探して購入しました。こんな名曲を歌える知英さん素晴らしい。
劇中のランナーも良かったな。爆風スランプもおお喜びだろう。いいとこで使われていた。
知英さんは本当にいい演技をしてます。
この方が売れてないのは何故なの?
この方の演技がもっと見たいです。
彼女の完全にファンになりました。
2020年9月13日
Androidアプリから投稿
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脊髄を損傷した
少女の再生のお話。
こころの思いを
言葉にして
周りのみんなに聴いてもらう。
足として助けてもらうよりも
一緒に歩いてくれる相手と
共にいきようと思う。