メリー・ポピンズ リターンズのレビュー・感想・評価
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前作へのオマージュ
前作から55年の時を越え、あれから20年後の設定。ミュージカル・ムービーの王道作品の続編。
残念ながら、前作当時は4歳でしたから、当然観ていませんが、前作に関わる登場人物や梯子やガス燈を利用したダンス、レトロな雰囲気を醸し出すロンドンの風景は、前作へのオマージュを感じさせるには十分でした。
アニメの中に入り込んでの場面や、噴水広場で灯り守のダンス場面などは、これぞミュージカルっと感じで、当時を知る人には懐かしさも伝わったのでしょうね。
但し、前作のような『チムチムチェリー』や『スーパーカラフラ…ドーシャス』等のような誰もが知るスタンダード曲、印象に残る劇中歌は、今回は無かったかな…。
エミリー・ブランドも、名優ジュリー・アンドリュースの後を継ぐプレッシャーは大きかったと思いますが、ツンとすました魔法使いの役を上手に演じていたと思います。やや、顔の艶に歳を感じましたが…(笑)
最後は、観る者を幸せにしてくれる、美しいディズニーらしい作品です。
昔のポピンズは一切見てないです
タイトルなし
吹っ飛ぶくらい好き!!!
「クリーチャーに慄き脂汗と涙まみれになった母」と「笑顔の色白美人」のギャップにたじろぎつつ。エミリー・ブラントって凄い。いや、女優さんて誰もかれもが、凄いと思う。
話は変わるが、「プー」は最初から最後まで、ずっと切なさを感じながら見てました。この「メリポピ」は「幸福感」。何なんだろう、この違い?「プーは哲学でメリポピは教訓」。「抽象」と「リアルな生活感」の差。これが本日のところの答えです。もっと細かく言うと、プーは「哲学をファンタジー化しヌイグルミに演じさせる」。メリポピは「色白美人が微笑みながら可愛い子供達との冒険の中で教えを諭す」。どっちも良いけど、プーの方が感動は深かった、いや感銘か。
本編の方はと言うと。ディズニー品質で緻密に造り込まれた画に目を奪われてる間に、一曲目の歌が流れだし、「そうだメリポピはミュージカルだった!」ってことを思い出します。紙芝居は、VFXを駆使した「ファンタジア音劇」だけじゃ無く。古き良き時代の「舞台ミュージカル」あり、「ストリート」あり、もう、うれしくて楽しくてたまらん!「帽子と杖」だよ、それだよ、それだよって、勝手に一人で盛り上がり。「街灯ポールダンス」に熱狂し。もう、この時点で、「あと何回見ようか?」が問題になってる俺でした。
「子供も楽しめるミュージカル」の伏線配置はあっさり、かつ、どえらく早い段階で仕込まれますが、いや、切り紙貼り紙されますが、それだけじゃ無く。最後に止めを刺すのはミュージカルのレジェンド、ディック・バン・ダイク!1925年生まれなんんだと。歌えるし、踊れるんです、これが。また、メリル・ストリープもマンマ・ミーアに続いて歌って踊ります。カッコ良いって、この役。
ラ・ラ・ランド、GSM、今年はメリポピ。年甲斐もなく言わせてもらうと、幸せです。
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(2/7追記)
メリー・ポピンズは「夢を叶えてくれる魔法使い」じゃなくって「教育係」。いや、むしろ「全てお見通し」の上で、あえて試練を与えてる。株券を魔法でゴミ箱に「片付けて」ジョージーに捨てに行かせたり、ジャックに命がけのタワー・クライミングをさせたりする。
「無くなり様のないものは、無くならない」
母親を慕う気持ち、妻への想い、子供達への愛情、長年住んだ「Old Friend」への愛着。カタチあるものは、いつか失われる(従妹のトプシーに頼まない限りは!)。カタチの無いものは、心の中にいつまでも生き続ける。
バンクス家の危機に現れた教育係は、安易な助けの代わりに試練を与え、「無くなってしまいそうになったもの」を「無くなり様の無いもの」に換え、桜吹雪の吹くロンドンの空に去って行きます。子供達の記憶に、メリー・ポピンズは「無くなり様の無いもの」として残ってくれるはず。だが。ジョージーだけは危なっかしくて不安。
ヨンドゥを見に。
前作は観てなかったけど
微妙な作品
「チム・チム・チェリー」のようなキラーソングがない
ディズニーが名作を54年ぶりに引っ張り出して続編を作った。これは「プーと大人になった僕」(2018)と同じ、"名作のその後シリーズ"である。テーマもストーリーも似ていて、企画はビジネス臭のする感じだが、「メリー・ポピンズ」ファンには関係ない(まんまとワナにハマる…)。
「凧をあげよう(Let's Go Fly a Kite)」で終わった前作。メリー・ポピンズが凧に乗って帰ってくる。
まだ1回しか観ていないので(何回、観る気だ?)、やすやすと結論は述べられない。しかしながら、このディズニー看板作品にほぼオリジナル曲で挑戦した、ロブ・マーシャル監督(「シカゴ」、「イントゥ・ザ・ウッズ」)の本気を感じられた。
華やかな映像の楽しさと、主演のエミリー・ブラントの存在感が強烈で、どちらかというと画に圧倒される作品だ。一方で楽曲の第一印象は薄い。
前作は、「チム・チム・チェリー(Chim Chim Cher-ee)」や「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(Supercalifragilisticexpialidocious)」など、言葉遊び的なキラーソングがあった。それと比較しようもない。
もちろん、とても重要なバラード「幸せのありか(The Place Where Lost Things Go)」や、ダイナミックな踊りを見られる「小さな火を灯せ(Trip a Little Light Fantastic)」など、キレイな曲が並べられていて、平均レベルは高い。しかしすぐに惹きつけられる名曲がない印象だ。
むしろ、もっとオリジナルサウンドトラックを聴き込むことで、何度も楽しめるはず(と信じたい)。
ひとまずは字幕版を観たが、やはり今回は平原綾香の吹替版も観るべきだろう。「サウンド・オブ・ミュージック 製作50周年記念版」でマリア役を演じた関係で、同じジュリー・アンドリュースの演じたメリー・ポピンズ役で白羽の矢が立ったのだろう。
ちなみに、映画会社として名実ともに世界ナンバーワンとなったディズニーでありながら、90年以上の歴史を誇る米国アカデミー賞での作品賞を獲ったことがない。
今年は「ブラックパンサー」が、アメコミ初の作品賞にノミネートされている(ほか6部門)が、これはマイノリティ批判をかわす意図が感じられ、現実的に受賞は厳しいだろう。
前作「メリー・ポピンズ」(1964)は、ディズニー映画で最大の13部門のノミネートされ、5部門を受賞している。そしてジュリー・アンドリュースがディズニー・唯一の<主演女優賞>を受賞した、歴史上、特別な作品である。
「ウォルト・ディズニーの約束」(2014)では、この「メリー・ポピンズ」誕生秘話が描かれており、生前のウォルト・ディズニー自身がどんなにこの作品への思い入れが強かったかがわかる。
本作は作曲賞、歌曲賞、美術賞、衣装デザイン賞の4部門のノミネートされている。今年は素晴らしい音楽映画が多いので、美術賞か衣装デザイン賞ならば可能性があるかもしれない。
さて、吹替版は上映館が少ないが、今日はお台場まで観に行こう。
(2019/2/1/TOHOシネマズ日比谷/シネスコ/字幕:松浦美奈)
父娘でメリーファン。高校生の娘と二人で観ました
前作を幼い頃から娘に観せていて、
父娘でメリーポピンズは大好きです。
まず、前作ファンのために作られた作品と
思って間違いないのでは。
それほどに前作へのこだわりが随所に
観られます。
みおえて娘と話したら、細かな所まで
気づいてて嬉しかった!なんせ、
私は一番好きな作品が前作です。
屋根裏部屋やゴミ箱の小物、ちょっとした音楽。
そして前作と変わらず家族愛にあふれたシナリオ。
瀬戸物音楽堂で違和感ありますが、
ちゃんとメリーしてる2代目さん。
ディックはやっぱり素晴らしい。
気に入らない少々はきにならない、
好きな人が楽しめるメリーポピンズです。
風が東に変わるまで。また観たくなります。
父親として、沢山泣けてしまいました。
娘に笑われましたが、幸せな気分で
劇場をあとにしました。
大好きな作品で期待してたのでがっかり
メリーポピンズ本人のキュートな雰囲気が、全く感じられなくて、ツンツンした嫌な女って雰囲気だったし、舞台で現代のミュージカルぽく踊るシーンとかも微妙でした。。
とにかく退屈で眠かった。主役のメリーポピンズの存在感が薄すぎて、微妙でした。。
昔の作品は、ストーリーとか特になくても、とにかくメリーポピンズがかわいらしくて、子供たちもバートもお父さんも、みんなキャラが強烈で面白かったし、歌もよかった。今回は、みんな残念でした。
ですが、この作品で夢を感じれなかったのは自分が大人になってしまったからかもしれません笑。
古めかしいミュージカルが好きな人にはオススメ
夢と魔法だけじゃ・・・
最近、夢見てますか。
舞台は、不況下のイギリス。
家を差し押さえになった家族の元に、空からメリーポピンズがやってくる。
子供の頃に観たDisneyの印象ってこんな感じだったなと童心を思い出しながら、観た。
迷ったときには、小さな灯を探すと、大勢で歌うシーンや、みんなで協力しながら、ビッグベンの時計の針を戻すシーンなど、絶対にありえないことばかりだけど、それを魅力的にしてしまうのだから、Disneyってさすがだなと思わせられる。
ナニーというのは、日本ではあまり聞き慣れないけど、こんなナニーと子供時代を過ごせたら、最高だよね!
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