パンク侍、斬られて候のレビュー・感想・評価
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ノリと勢いだけのキャラ乱立
出だしで「ウィン ウィン」「プライド」などのセリフがあった時点で、「ああ、そういうノリね」と。
原作未読ながら、舞台演劇ではよくある「時代不詳」「何がなんだかなノリと勢い」な作品と理解。
時代劇じゃない、時代風パチモン系娯楽作品。
騙し合い・化かし合いの、軽妙なトーク。
ありえない設定。
特に落ちはなし。
最終的には「女の人、こわい」のパターン。
端々に、クドカンらしさが爆発してました。
面白い、笑えるって思うシーンはあるし、私は好きな作品なんだけど……
キャラが乱立しすぎて、どこにも誰にも自分の感情を振り分けられず共感できなかったのと。
エピソードを散らばらせすぎてまとまらなく、全体のバランスが悪い。
なもんで、ヒットは難しくないかこれ? ある種の「カルト映画」で終わっちゃうかも?
という懸念も抱きました。
パンクですです!!!
なんじゃこれ!(褒め言葉)
北川景子ちゃんの無機質なダンスと最後のオチで、
おいしいところ持ってかれたって感じ!
ぶっちぎりってるテンポはビートがあるからのれる。
エンドロールでギタリストの真壁陽平さんの名前を発見したときが一番感動した!
超ビッグミラクルパンクな映画でした!
浅野忠信w
酷評承知で鑑賞したからか面白かった。
クドカンの破天荒ぶりは相変わらずだったが、それ以上に浅野忠信が振り切っていたw
そんな俺にも合戦は異次元過ぎた。
キャッツアイ日本シリーズのオカリナが頭をよぎったw
人生で1番残念な思いをした。
キャストが好きな人だらけだったが ここまで残念な気持ちになったのは初めてでした。 何度途中で帰ろうと思ったことか。 こんな思いになったのは記憶になく レイトショーの1,100円でさえも高く感じました。
後から 宮藤官九郎脚本と知ったのですが 監督は違う方で やはり合作はダメなんだなと感じました。
ストーリーのオチがすぐに読めてしまうし 世界観が 枠をはみ出し過ぎて それを説明する事で収めようとする始末。 本当に本当にキャストがもったいない。
綾野剛と北川景子のビジュアルと染谷と豊川悦二の演技と浅野忠信のぶっ飛び加減でなんとか持っている映画。
総評の2.8はまだ高い方だと思う。お金を返してほしい。万引き家族を観れば良かった。
何も残らない
原作未読。タイトルとクドカンに期待して観賞。ところどころ小さな笑いはあるが、全体としてはお粗末。最初の切り捨てごめん的な場面もそれはないだろう、というか先が読めてしまう作りだし、最後の戦いの場面もそんな能力ありって感じ。
エンターテイメントとして割りきってみても、やはり余韻も何も残らない。豪華俳優人使っているだけに、原作に忠実だったとしても映画としては物足りない内容。
ナレーションないと成立しない作りにもマイナス。
こんな時代劇観たことない
ストーリーと世界観がシュール、14年前の小説が原作と知りその原作が読みたくなりました。登場人物は曲者揃いで最後に斬られるのは綾野剛!バグと見せかけて腹を北川に刺し北川が始めに斬った父親の娘だと告げるシーンはビックリしたけど結局父親の仇討でしたんですね。
日本のタランティーノ
久々に石井監督の作品みて、楽し過ぎた。他の作品で活かしきれてない俳優たちを大いに活かして、最高のエンターテイメント。町田康さんやクドカンさんとの相性も最高!
日本にこんなハリウッドなみに遊び倒せる監督がいるなんて!と改めて石井監督の潔さふざけ方スケールに満足。
カッコつけ過ぎていまいちエンタメしきれてない監督たちにみせつけてやったなあ。
SFアクションコメディー超大作!
真面目にレビューする作品ではない
これがクドカン節なのだ、と言われたら
納得される方も多いのでしょう。
このセリフやリアクションは面白いでしょ?
って無理やり挿入された時代錯誤の
現代口調のセリフたち。
映画や物語性のあるもののルールに
捕らわれる必要はないのです。
何故ならタイトルが示す通りパンクなのだから。
しかし元来パンクは左翼的かつ
政府に対し革新を求める若者達の反逆精神の表れ。
主人公は狂言回しに追いやられ全くといって
いいほど活躍の場がなく、存在が中途半端。
反逆精神もなく体制に呑まれようと召抱えを
求めるもその試みが暴かれるほど短絡的。
藩内の覇権争いのための施策として
新興宗教をでっちあげ、それにハマった
奇声をあげる町民たち。
最終的におバカな能力者と猿の戦い。
そんな中でとある復讐劇も加わって
何を描きたいのか、まとまりのない設定に
これを観たから人生観のなにかを得るということもない
131分に耐えられるのならご覧ください。
邦画がアニメなら集客があるのに、
実写だとイマイチの理由がまざまざと垣間見える作品。
ただひとつジャニーズや一部アイドルを
配役せずに公開に踏み切ったのは評価したい。
カルト映画狙いが大外れ。
「ロッキー・ホラー・ショー」のような、ハチャメチャ振りと怒涛のがぶり寄り感を期待してたんだけど、作り手がそれぞれ好き勝手にやってるようでまとまりがない上に、意外とぶっ飛び感のキレも悪い。カルト映画目指すんなら、一本芯のある所を見せてほしいです。
アナーキー
アナーキーってこういうことなのかなあ、って考えさせる映画だとしたら、俺はそう考えてるから成功してる。
浅野忠信、永瀬正敏、豊川悦治、綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太といった錚々たる俳優陣が、揃いも揃ってなんてわけのわからない映画撮ったんだろう。
眠らずに最後まで観られたってことは、きっとそれなりにうまく作ってあるんだと思う。
それでも感想は「わけわからんなあ」のみだ。
東宝が、万人受けしそうなオーソドックスな話を撮ってくるのに対し、東映は、個性的な映画を撮ってきてるんだってことはわかった。
音楽いや映像ノリはイケてるのかもしれないが、残念ながら俺がパンクにはまってないのだろう。どうにもわからなかったなあ、原作読んでみようかな。
地位争いの空しさや、行列があれば並び、その時の話題に流されやすい日本人の主体のなさ、そういったものを、時代劇の中に埋め込んで観客に届けてくれていることはわかった。そして、その根底には刹那的なアナーキズムが流れているように思う。
それだからこそ、無難大好きで大勢順応を愛する自分は、この映画から批評され冷たく突き放されているように潜在意識で感じているのかもしれない。それをごまかすために「わけわからんかったなあ」という反応となているのだろうか。
ちなみに中途半端に夕方の時間だったためか、生まれて初めて「最初から最後まで劇場を独り占め」という状態で観ました。
映画.COMの紹介文にありましたが、この映画が商業映画として作られていることが奇跡なのかもしれない。
あまりにわからなかったので、以下キネマ旬報からの受け売りがほとんどですが追記します。
石井監督(旧名・聰亙、現名・岳龍)って人は、その場のエネルギーをそのまま絵にすることを大切にする監督とのこと。
なるほどって思う。それは本当に出来てたから。エネルギッシュだったか?と聞かれたら、観た全員がイエスと答えるだろう。
さらに、監督に一貫しているのは、現状破壊への衝動だとのこと。これもまた、イエスだ。
過去作、たとえば「爆裂都市」を見てみなきゃいけないんだろう。
パンク=傾奇者(かぶきもの)か、なるほど。
浅野忠信は真にやばい人間に見えるし、永瀬正敏は猿の役で大して動かないしフルメイクだし声は別録だし、永瀬正敏がやる意味があるのかどうかわからないのだが、こうしたこと自体がパンクなのだろう。(東出昌大は「けだし、正論」という台詞がめちゃくちゃあっている、という評にこの上なく同感)
演じている方、撮っている方は熱く熱く、限りない熱気をこの映画の中に押し込めて、その熱気を感じ取れる人には極上の映画なのだろう。
考えるのではなく、感じることが大切な映画なのだろう。映画を観るという感覚よりも、ライブを見に行く感覚で行くべきだったと、今は思う。
自分はまだパンクではなかったようだ。
こんなのを映画にする?
意味が分からなかったです。
キャストは凄かったけど、なんでこんな映画に出演したのか不思議です。
映画にした意味も、なにを伝えたいのかも分からないです。
DVDが出ても無駄なのでやめましょう。
映画は何百と見ましたが一番のクソ映画でした。
お金も時間も無駄なので見ないことをお勧めします。
パンク?な感じ
最後の最後で、そのためにかよっ!て感じのストーリーでした。
役者陣のはじけっぷりが面白くて、まさにパンク侍な作品でしたけど…。
トゥーヤング・トゥーダイ的なロック感を期待していたのでちょっと消化不良かなぁ。
社会風刺?
自分を貫くパンク侍は結局自分を貫くロンにやられてしまう。
フェスに大挙する馬鹿はフェスを止めようとするバカ真面目やウソの大人と相打ちになる。というか昇天する。
バカばっかりの周りに染まらないパンク侍であったが、パンクであるが故にパンクに殺される。
誰にも救いがないが我々はそれでも殺される覚悟でパンクになるしかないのかもしれない。
(´ω`)どう感じるか?なのかな
前半のくだらない展開には退場すべきか迷いましたが、後半北川景子も出てきて面白く観れました。
感想というよりどう感じるかの映画なのでしょう。
パンク侍ということなのだからカオス感漂う映画なのかと思いきやそうでもなく中途半端な感じがします。バッサバッサ切り裂くというものでもなく、魂がゆさぶられるか?といえばそうではない。
んーーーーーん。
2018-71
地雷踏んでもた。
レビュー見てると不安になるけど、綾野剛の映画は追うって決めてるからいーやという精神で劇場入り。
おそらくコメディとして見るのが正解だと思うし、難しい昔の言葉をしゃべったと思ったらいきなり英語混じるこのごちゃ混ぜ感を楽しんで的なノリは嫌いじゃないけど、なんかこれじゃない感。
笑いたいなら、『デッドプール2』や『50回目のファーストキス』のほうが笑える。
失笑というか……役者さんたちの熱の入れようがすごくて、だからこそ笑えないのがしんどかったです。
綾野剛は何やらせても化けるし、今回は世界の浅野のはっちゃけぶりがはんぱなかったです。
あと永瀬さんにはエンドロールまで気づきませんでした。きっと大物がやられてるんだろうとは思ってたけど、まさかの。
北川景子の美しさが唯一の癒し。腹ふりしてても美しい。
笑いについてけんくなって、だれてしまい、合戦の最中、爆音なのにうとうとしてしまいました。
腹ふりしとらんけど、お腹いっぱいです。
だいたい原作の通り
配役が良い。原作の間延び感も再現。終盤、掛が切り捨てる2人のくだりは映画のみで、原作の方が良い。花火ではなくB級スプラッターにすれば良かったのでは。大人の事情なのか。
意味不明だけど痛快。破天荒すぎる新感覚時代劇!!
【賛否両論チェック】
賛:達観した世界観の中で、スクリーン狭しと駆け回る主人公達の活躍や、豪華なキャスト陣の小気味よい掛け合いが楽しい。
否:展開は割と意味不明なので、正統派好きな方が観ると、絶対に退屈してしまうはず。若干のグロシーンもあり。
良くも悪くも、ブッ飛んでいる世界観の時代劇です。なので、時代考証なんてものはお構いなし。時代劇で「win-win」なんて単語を初めて聞きました(笑)。
そして破天荒なのは世界観だけではなく、ストーリーもまさにハチャメチャ。最初こそ筋道立って進んでいきますが、後半はもはやカオスで、その辺りについてこられるかどうかで、好き嫌いはハッキリ分かれそうです。
そんな中で光るのは、豪華なキャストの皆さんによる、コメディ色豊かなやり取りの数々。特に綾野剛さん演じる主人公・掛十之進の適当すぎるキャラクターには、思わず笑ってしまうこと請け合いです。
言ってみれば、観る人を圧倒的に選ぶ作品でもありますが、気になった方は是非。
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