バッド・ジーニアス 危険な天才たちのレビュー・感想・評価
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面白いです。
面白いけど、体の芯がビリビリするようなヤバい映画ではなかったです。いわゆるヌ普通に観て楽しめる映画でした。完成度の高さが素晴らしいです。演技や演出が丁寧で、見応えがありました。
心の善に従い、光の中を生きようとする姿に心を打たれました。シンプルですが強力なメッセージです。そのメッセージと、その逆の姿の対比が主題だと捉えます。
ずっとドキドキしながら見てました
久しぶりに面白い映画に当たったと思いました。ずっと手に汗握る感じ。ぼーっと見てても話の流れがわかりやすいから頑張ってみようとしなくても楽しめます。
ハラハラドキドキ、淡い恋なんかもあってとても良かった。
リン役の方すっごくスタイルが良くて引きの画映えてました。グレース役の人もかわいい。
リン役の人ユニクロのモデルしてた人なんかな?また調べてみようと思います。
イッサヤー・ホースワンがウザ可愛い
アマゾンプライムで観賞。
バレるかバレないかのサスペンスがとても楽しく、それがうまく話しの中に落とし込めているのが見事。ただ、トイレのアレは予想できる範疇だと思った。実際に中国で起きた事件もトイレのアレはあったのかな?
個人的にはグレース役のイッサヤー・ホースワンのルックスに見事にやられた。ほんと日本人受けする顔立ちだなぁ。
リンに頼りすぎ・・・。。
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』鑑賞。
*主演*
チュティモン・ジョンジャルーンスックジン
*感想*
カンニングは絶対ダメだけど、面白かった!\(^^)/
とにかくリンが優等生すぎる!頭が良いし、記憶力は抜群だし、ピアノの手の動きを利用したハンドシグナル的なやつを使って答えを教えるっていうのが凄い!
グレースやパット、その周囲にいる人達も巻き込んじゃってさ、、皆リンに頼りすぎだよ~(^^;
ライバル的な存在であるバンクは、色んな意味で可哀想だった。あれはやりすぎ。
前半は少し退屈だったけど、後半のSTIC試験はめっちゃハラハラした!
会場にいた強面の試験官が怖い!
何故かクロックタワーを思い出しましたw
総じて、スリリングがあって面白かったです。カンニングは絶対ダメですけど!
最後までピアノコードがよくわからなかったww
面白い!
この映画刺激的で面白い!
取り扱うのはカンニングという、大犯罪からすれば笑ってしまうレベルのものだけど、ずっとドキドキしてしまう、非常にスリリングな描写。
貧困と学歴、平等ではない各々の経済状況、それに対抗しようとする素晴らしい頭脳。ダーティなカンニングという形で。とてもドラマチックで面白かった。
そんなことをしても報酬はリッチで恵まれている者からの提供で、利用されている形からは抜け出せない二人、二人とも有能で自分の力は持っているだけに応援したくなってしまう。
けど、ラストはしっかりカンニングがバレてしまい、カンニングビジネスを始めようとしたバンクも断られ、真っ白な部屋で主人公の弁解が始まる。
社会に反しない真っ当なエンドを迎えてくれた。
巻き込まれたバンクがとても可哀想だけど、金に欲を出したのは二人一緒なので違いはない。
バンクよ…
緩急の付けかたが非常にスリリングで、最後まで突っ走る感じ。
主演女優さんの出で立ちだとか表情だとかはやっぱり白眉で、
特に後半の、空港でお父さんと抱き合うシーンは目頭が熱くなった。
そんでバンクよ…。
作中でどんな成長を見せるかと思ってたら、そっちかい!っていうね。
たぶん学歴だとか貧富の格差だとか、社会風刺を担ったキャラクターなんだと思うけど
ちょっとあのオチは個人的に好きじゃなかったなーって。
もちろん、それのおかげで主人公・リンの変化が際立つっていうのはあるんだけど。
世界に蔓延る教育格差、揺れる心情以前に利用されていることを悲観せねば
世の中、カネかヒトか…そんなテーマはごまんとあるわけだが、「カンニング」からそんなことに気づかされるとは。世界で求められている「教育」とその狭間にある「格差」が、スリリングかつ大胆に展開される。
一見すると、カンニングなど笑い話に出来るような側面もある、そんな導入だとは思う。しかし、金持ちの欲望が絡むことで、金をも交じる取引へと姿を変えていく。そうなったものだから、これは命からがらのサスペンスだと植え付けられる。そんなふうに転がるもんだから、気持ち悪くも同情する自分がいる。しかも、スリルと悪しき発想は世界にゴロゴロと存在しており、この世に格差がある限り、平行線のままなのだろう。よって、勉強にも金が必要で、名誉は買って作るものという、世界の悲観を啓発するような映画でもある。その一方で、金持ちがただのヒールでしかなかったのは少し残念。友達を裏切るというより、いつ見切ってみせるのか?が描かれており、恩を仇でも返さない薄情な奴らだけに留まったことに、胸糞の悪さを覚える。それでも、映画を時間いっぱいに使いつつ、社会に意味を持たせた作品なので、ハラハラされっぱなしだった。
『ハッピー・オールド・イヤー』から観た私からすると、やっぱり起があっさりしてるな、と思う。いつの間に離陸しているような。ちょっと不思議に思う(笑)。途中で訪れるトラブルや災難を笑う様に観ていた自分は、自業自得で困っている奴に、ノートを貸すのも考えたくなる性だからなのだろう。カンニングがまかり通るのかを真義にかけた今作を面白いと思う一方、胸糞悪く映ったのは、そうした根底があるからに違いない。
あくまで青春映画なのが良い。
テーマたる良心の呵責がブレそうでブレない脚本のスレスレ感と不正行為がバレそうでバレない演出作劇のハラハラ感の配合バランスが巧い。
主役女子の秋本奈緒美的な微妙な美は二時間ドアップも苦にならぬ心地良さ。
あくまで青春映画なのが良い。
カンニングの皮を被った社会派青春もの
2021年1月30日@Netflix
2020年の年末に、『ハッピー・オールド・イヤー』を観て、チュティモン・ジョンジャルーンスックジンを知りました。
複雑な感情の演技ができる女優だなぁと印象的だったので、デビュー作の本作を鑑賞しました。
ストーリーがはっきりしていて、わかりやすい映画だったと思います。
グレースやパットの人物像は、よくある「金持ちの嫌な奴」という描き方ではなく、精神的に未熟だけど、どこかしら特技や魅力があって憎めない、高校生らしい人物像だと思いました。
リンとバンクは、裕福なグレースらと違って、常に格差の現実と向き合いながら生きている。ゆえに、彼女らの複雑な表現の演技に、観ている側も引き込まれました。
印象に残ったシーンは、
校内でのカンニングがバレて、授業料免除などが取消しになり、リンが家で泣いているシーンは、いくら天才でも、根は家族思いの普通の女子高生なのだなぁと思わされました。
映画での彼女の行動の原動力は家族なのだと最後まで観て思いました。
リンやバンクを取り巻く不条理さも印象的でした。
学校は親から金(賄賂)貰っても咎められないのに、リンがカンニングで金(賄賂)を貰うと咎められる。そんな大人の社会の不条理さに、リンがなす術なく押さえつけられる姿に、観ている側もやるせない気持ちになりました。
また、「STIC」事件の後、受験資格を失ったバンクや試験無効になったリンとは対照的に、なんの努力もしていない金持ちのパットらが、試験の成功を祝い、パーティーを開いているシーンは歯痒く感じました。
格差社会の中で、頭脳や努力だけで報われないリンとバンク、金だけで思い通りになるグレースやパットの対象的な立ち位置が痛いほど伝わりました。
ナタウット・プーンピリヤ監督が、インタビューでタイの教育・学校事情について、次のように語っています。
「現代のタイの教育システムの中では、子どもは勉強ができることが一番大事という価値観があります。でも実際は、子どもというのは勉強以外のほかの分野に情熱があったり、他の分野で才能があったりするかもしれないのに、そういったことは見落とされがちなのが今のタイの現実。なので両親も学校の先生も、勉強のできる子どもばかりに気をかけ、勉強のできない子は、その子なりに必死に親や先生に認められるようもがくように闘って頑張っています」
日本や韓国も学歴社会と言われますが、どこの国も同じような状況みたいです。
勉強ができない学生相手に、カンニングビジネスが流行することはいつの時代でもあることなのだと思います。しかし、その技術や方法は日々進化しており、本作は実際にあった事件をモチーフにしたという点で、現代のカンニングを見せる面白い映画だと思いました。
「スマホ」や「SNS」、「時差」を利用したカンニング法に、“今どき”感を感じました笑
カンニングなのにハラハラする……
天才の主人公がカンニングに加担することでお金を得る。これだけ聞くと、自業自得のような聞こえもするが、どうしてもその背景に貧困であったり経済格差があると知るとなんとも言い難い感情に襲われる。最後の選択、バンクとリンとで完全に分かれてしまった。バンクが闇落ちしたと言いたくはないが……
4
集団カンニングがスパイ映画のような
緊張感と迫力で、展開も精巧!面白かったです。
このような若者がほんの悪戯心から始めたことが、
いつまにか一線を超えて自分たちでは
収拾がつかなくなっていく作品は何度か観たことがあります。
そんなとき、彼らを止められるのは親ではないかといつも感じます。
この人を悲しませたくない、そんな想いが彼らを止められる。
綺麗事かもしれないけれど、たとえ裕福でなくても
自分をちゃんと見ていてくれる親がいることは幸せだと改めて実感しました。
カンニング版オーシャンズ11
面白かったと思う。
こんな壮大なカンニングがあるのかと見入ってしまった。
カンニングの計画段階から実行中のハプニングやバレるバレないの駆け引きとか完全にオーシャンズ11を彷彿させられた。
あと、主人公とは別のもう一人の真面目で誠実に生きてきた天才の方が、大金によって人間的に落ちぶれていく様が可哀想というか、そんな不運があればそうなるよね、共感してしまった。
やっぱ金持ちの親に生まれた時点で、人生イージーモード感あったけど、最終主人公の告発で金持ちの子供達がどうなったかは想像できるので、気分良かった。
努力して結果を出せば報われる社会であってほしい。
80
冒頭から取り調べのシーンが並行して描かれることで、最後には捕まるという気持ちで観ていたのが、それはあくまでも練習だったとわかった瞬間からのラストへ向かう引き込まれ方は凄かった。
たかがカンニングの話で人が生きるか死ぬかのような場面じゃないにも関わらずここまで手に汗握る臨場感を味わえたのは感動した。
バッド・ジーニアス
まるでアクション映画のようなテンポの良さとハラハラ感。ワイルドスピードやオーシャンズシリーズを思い起こさせる。
お父さんめちゃくちゃイイ人。
実話をもとってのがすごい。
最後、バンクがそのようになることは予想外だった。
タイの生活とかも分かった。LINEとか。
ラストはクールでいて美しい終わりかた。
経済格差、学歴格差も描く。
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