バッド・ジーニアス 危険な天才たち

ALLTIME BEST

劇場公開日:2018年9月22日

解説・あらすじ

中国で実際に起こったカンニング事件をモチーフに製作されたタイ映画で、同国で大ヒットを記録したクライムエンタテインメント。天才少女を中心とした高校生チームが世界規模のプロジェクトに挑む姿を描いた。小学校、中学校と優秀な成績を収め、その頭脳を見込まれて進学校に特待奨学生として転入を果たした女子高生リン。テストの最中に友人のグレースをある方法で手助けしたリンの噂を耳にしたグレースの彼氏パットは、試験中にリンが答えを教え、代金をもらうというビジネスを持ちかける。さまざまな高度な手段を駆使し、学生たちは試験を攻略。リンの売り上げも増加していった。そして多くの受験生の期待を背に受けたリンたちは、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試「STIC」攻略という巨大な舞台に挑むが……。

2017年製作/130分/PG12/タイ
原題または英題:Bad Genius
配給:マクザム、ザジフィルムズ
劇場公開日:2018年9月22日

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映画レビュー

4.0 スマホが物語を面白くした例

2018年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

日本は学歴社会だと言われるが、実はどこの国も同じである。学歴不問の国などあるのだろうか。学歴を巡る葛藤はどこの国でも同じなゆえに、これは世界で通用する普遍的なエンターテイメントになった。
見事なアイデアのカンニングに舌を巻き、いざ発覚しそうになった時の駆け引きが見事。最後まで目の離せない展開に唸った。LINEの使い方も効果的だ。スマホは物語をつまらなくすると言う人は未だにいるが、この映画ではスマホが物語を一層盛り上げている。

父子家庭で貧しい主人公は天才。周囲の金持ちのクラスメイトは楽して得点を稼ごうとカンニングを持ちかける。金のない者は知略と努力で這い上がるしかない、金持ちは金だけで同じ得点が変えてしまう。社会の理不尽な縮図そのものである。主人公やもう一人の天才、バンクたちが自分たちのためだけの努力が許される日が来てほしい。そんじゃない社会は何かがおかしい。でも世界中にそんなおかしさは蔓延しているのだ。

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杉本穂高

4.0 A級のカンニング・(ちょっぴり社会派)・エンタテインメント!!

2018年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

カンニングが映画のテーマになったのはいつ以来だろう!?以前、「あなたが考える秘密のカンニンク法は?」と聞かれた時、「答えをオブラートに書いてばれそうになったら飲み込む」と答えて笑われたことがある。そんな呑気な時代だったのだ。しかし、要するに、学力優秀な生徒から答えを伝えてもらえばいいのでは?というのが、タイ発最新カンニング映画の提案だ。本作の見せ場は、どんな方法で、どう伝え、さらにそれをどう拡散していくかで、何しろ、舞台は全世界共通の大学共通入試。なので、なんと時差が回答の伝達&拡散に味方してくれる。詳細は避けよう。でも、アイディア、展開力、そして、演じる若手俳優たちの洗練度は、とりあえず日本以上。仕上がりのセンスには太鼓判を押せる。また、カンニングがビジネスになり得るタイ社会のシビアな現実にもしっかり目配せする社会性にも。これはA級のカンニング・(ちょっぴり社会派)・エンターテインメント。是非、お見逃しなく!!

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清藤秀人

4.0 洋画と比べて深みがない

2025年10月19日
iPhoneアプリから投稿

単純

タイ映画初めてかも
突然出て来たこの子可愛い
最初でめっちゃ尺使う
高校生じゃないの?タイではもう免許持てるんだ
もうダメだって
ドラ息子
グラサンかけた横顔めっちゃキレイ、目元大事だな
時間めっちゃ厳しい
そりゃ流れんでしょ
全部答えられんくても受かるんじゃないの?
ピンポイントで着いてくんじゃん
最後白状したのね

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くっきー2

3.5 【第一級スリラー】

2025年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

ドキドキ

なんだろう、この感覚。

バレるかバレないかの狭間でヒヤヒヤして、普通のスリラー映画以上にドキドキさせられた。

まるで世界を股にかけた犯罪組織の話のように見えるが、実際にやっていることは「カンニング」。このギャップがとにかくすごい!

コミカルな犯罪ものなら、犯罪組織が勝って終わっても爽快感があるのに、ここでは学生が組織的に行うカンニング。不正はやはり是正される──そう思えてしまうのが残念でもあった。

それでも間違いなく傑作。面白さゆえにハリウッドでリメイクされたのも頷ける作品だった。

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abu