30年後の同窓会

劇場公開日:

30年後の同窓会

解説

「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター監督が、「さらば冬のかもめ」でも知られるダリル・ポニックサンの小説を原作に、30年ぶりに再会した男たちの再生の旅路を描いたロードムービー。男ひとりで酒浸りになりながらバーを営むサルと、過去を捨てて牧師となったミューラーのもとに、ある日、30年にわたって音信不通だった旧友のドクが突然現れる。ドクは1年前に妻に先立たれ、2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、死んだ息子を故郷に連れ帰る旅に同行してほしいと依頼する。30年前のある事件で大きく人生が変わってしまっていた3人は、ともに旅をし、語り合うことで、人生に再び輝きを取り戻していく。主人公の3人をスティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンという、いずれもアカデミー主演男優賞にノミネートされた経験を持つ実力派が演じる。

2017年製作/125分/G/アメリカ
原題または英題:Last Flag Flying
配給:ショウゲート
劇場公開日:2018年6月8日

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映画レビュー

3.5味わいある感動

2023年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

楽しい

 サルのバーにドクがやってきて、二人はミューラー牧師のところに行く。三人はベトナム戦争の戦友で、30年ぶりの再会だった。ドクは妻に先立たれ、二日前に息子がイラクの戦地で命を落としたという。その亡骸を連れ帰る旅に、息子の戦友ワシントンとともに三人は旅に出る。当時を語り合う三人には、後悔していることがあり。
 ベトナム戦争後真面目に暮らしていたドク、自堕落なサル、改心し牧師になったミューラー、とわかりやすい設定。公式とは違う死因だった息子の死と自分たちの後悔から、死の尊厳に気付いていくおっさんたち。上官も最初は嫌な感じだったが、熱意を持った良い人だったと気づきます。最後のオチに、とても味わいがある感動を覚えました。邦題が残念、原題が良いです。

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sironabe

4.5戦争の名誉って何もないのですね。

2023年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦場での出来事で、無事帰還できても生涯苦しめられたり、戦死者を迎える家族の不幸。
罪深い事ばかりですが、3人の叔父さん達がウィットに飛んで明るくイキイキしていた。
良い映画でした。

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共感した! 3件)
jiemom

4.5これはいい映画でした。

2022年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

同部隊で死活をともにしたベトナム退役軍人3人が戦後30年を経て再会する。軍法裁判で服役した(この3人が遊びでモルヒネを使い果たしたせいで激しい痛みの中で死んだ兵士がいる:管理していたのはラリー)過去を負っているラリーは、息子をイラクで亡くしたばかり。その息子の遺骸を引き取りに行くにあたり2人に同行を依頼する。この3人によるロードムービーです。
ベトナムは、またイラクは前途ある若者が命を懸ける価値のあるところなのか。政府は嘘を付いて若者を戦地に赴かせたのか。彼らが死んでいくとき神はどこにいたのか。父親の服役を息子はどのように背負ったのか。バカ話のふんだんに入ったコメディタッチの映画の中に、重いテーマが語られています。
原作「Last Flag Flying」は「The Last Detail(さらば冬のかもめ)」の続編にあたるんですね。道理でいい話です。「さらば冬のかもめ」でジャック・ニコルスンが演じたバダスキーがこの映画ではバー店主のサルで、護送された新兵のメドウスがラリーになってるんですね(彼だけが服役しているというわけです)。ちょっと年回りは違いますが、くだらないジョークを言うサルと、なんだか煮え切らないラリーはちょっとキャラクターが出ていましたね。
映画化も非常にこなれた語り口で私たちに多くを問いかける、素晴らしい映画だと思いました。リンクレーターさすが。
言っても詮無きことですが邦題はひどい。適当過ぎて哀しくなる。

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arlecchino

3.5何のための戦争か…

2021年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI