万引き家族のレビュー・感想・評価
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とても考えさせられる映画
捉え方はたくさんあるでしょう
でも、そういう映画はいい映画だなと思います。
ラスト20分とかはもう本当に涙が止まらなくて
正解がわからなくて
きっと正解なんてなくて
しばらく椅子から立てなくて
というか立ち上がりたくなくて
言葉が発せなくて
なんていっていいかわからなくて
いろんな意見があるように
自分の中にもいろんな意見があって
受け入れ難いものや肯定してあげたいもの
そんな葛藤と向き合って
自分の中に答えを出すのが難しくて
悲しくなって
これが社会の問題なんだなと思えて泣けてきて。
つまり
肯定的な意見と
反対的な意見が
どちらも出て
社会問題の議論の場になるから
いい映画だったなと思うんです。
理解できない!ありえない!
と、そんな簡単に片付けて
この映画のメッセージを見逃さないで欲しい
メッセージはひとつではないと思うし
もしかしたら、矛盾してるかもしれない。
すべての意見(立場の人)に
寄り添える柔軟な心と行動力を持っていたい
これぞ是枝作品!
演技に見えない!!!
追悼鑑賞
駄菓子屋のおじいちゃん
いい。
「三度目の殺人」が恋しい。
2018年のカンヌ映画祭パルムドール受賞、さらには樹木希林死去という、いろいろな要因があって、本作を素直に観られない自分がいた。
是枝裕和監督が描いてきた家族の肖像は「誰も知らない」でひとつの頂点を見た気がしている。それ以降の「花よりもなほ」以外の作品は同工異曲ではないか。
「三度目の殺人」で新境地を見せたのに、と忸怩たる思いをいだいてもいる。
カンヌで、ケイト・ブランシェットをはじめとする審査員たちは、本作のどこが引っかかったのだろうか。日本で是枝裕和作品に親しんでいる者からしたら、本作は格別なものだったのか。
疑問ばかりが浮かんでくる。
池脇千鶴、高良健吾の圧倒的な違和感は映画にスパイスを利かせていてよかった。
是枝裕和の次作はカトリーヌ・ドヌーブ、ジュリエット・ビノシュ主演という。是枝裕和はどこへ行ってしまうのだろうか。
家族とは
血が繋がっていることだけが家族なのか。家族とは何かを考えさせられた。
一家一人ひとりが抱えた事情が重たく深刻な内容で表現しがたい気持ちになる。
実感が湧かないし身近にはないことだから難しい問題だけど、実際こういう生活をしている人がいる現実は受けとめなければいけないと思った。
私と同い年くらいの女の子が自分の体を売りにしてお金を稼いだり、小さい子供が大人から万引きのやり方を教わったり、”こうしなければ生きていけない”というのを目の当たりにした。
「万引きはいけない」、「夜の仕事は世間体からして良くない」と思っていたが、そう思えたのは自分が幸せだからで、他人事に考えていたのに気づいた。
終わり方がハッピーエンドとは言えない感じで、バラバラになった一家それぞれの今後の行方が気になる。子供たちが笑って過ごせる日は来るのか、大人たちは罪と過去を背負って前に進めるのか心配だ。結末がはっきりしないだけに、なんともいえない感情で、後味は微妙。
映画ですので、最高でした。
少し恥ずかしい程のみっともない大人と、拾われた子供達のお話。
常識的には完全アウトな家族。
子供が万引きするシーンは胸が痛む。
以上は現実的な意見。
ただし、映画ですので。
二時間緊張感もあり、何より役者さんの演技が素晴らしかった。子役も生き生きと子供らしくそこに居て、素晴らしかった。
特に安藤サクラさんは凄い。
松岡茉優ちゃんも体当たり演技で一皮剥けた感じがした。
監督の意図がしっかりと感じられる映画が好きなので、私はとても好きな映画です。
あの家族が、今も何処かで恥ずかしいほどたくましく存在している様な気がしてならない。
その後をあれこれと想像してしまいます。
いろいろ考えさせられました
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