IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
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尺長くね?
率直に思った感想がこれでした。
別に退屈過ぎて疲れたという程ではありませんが、とりあえずカット出来たとこ結構あったでしょ(笑)
さて、一昨年ヒットしたスティーヴン・キング原作の「IT それが見えたら終わり」の続編ですが、前作で子供だった主人公達が今回は大人になって再びピエロのペニーワイズと闘う話。
今回はペニーワイズの正体が明らかになるそうなので、それが気になって観に行きました。
まず好きだったのが、
キャラクター達の愉快な会話シーンですね。
子供の頃からの絆を感じられますし、仲が良いことを凄く感じさせられます。
それを上手く引き立てていたのが、やはりキャスト陣の演技の良さだと思います。
ジェームズ・マカヴォイやジェシカ・チャスティン等、実力のある俳優が揃っていて、特にジェームズ・マカヴォイは素晴らしかったです!
また、主要人物を演じた俳優のやり取りは本当に付き合いが長いんじゃないかと感じる自然さが垣間見えました。
これは前作もそうでしたが、建物やセットに不気味さが醸し出されていて、それが恐さを引き立てていたと思いますし、映像もフレーミングが美しくて好きでした。
音楽も前作同様不安さを出しながらエモーショナルな場面は美しいです。
...はい、以上が好きだった点になります。
嫌いなところも多いです。
ネタバレ気味になってしまいますが、今回は色々と人間のゾンビが登場します。
ゾンビ自体は気持ちの悪さが出ていて恐いですが、結局何故ゾンビが登場するかが明かされないので本当に謎でした。
それも含めて、今回は2時間49分という長尺にも関わらず、ペニーワイズの謎がかなり最初の方で明かされるし、細かく解りやすいように描かれているとは思えないし、色々と消化不良な点が多いです。
あと、一番重要な最終決戦は怖くなると思ってたのですが、全然怖くないです。
ペニーワイズが不気味な姿をして脅かしにきてるのにも関わらず、自分は心が凪のように動きませんでした。
そして、これが一番嫌いだったのですが、前作同様またしても効果音で脅かす「ジャンプスケア」が多かったです。
このシリーズは付けすぎな気がします。
何度も言いますが、本当にうるさくて仕方ないです!
今回もそれをやられたので正直イライラしました。
そして、ペニーワイズをやっつける前のルーザーズが一人一人ペニーワイズに襲われそうになるのですが、それが結構長いです。
何度も言いますが、ここは絶対にカット出来たと思います。
ただ結末に関しては、主要人物が好きになれているので結構感情的になりました。
だから嫌いと言うほどではありませんが、とりあえず不満が多いです。
前作の続きが気になる方は観ても良いとは思いますが、前作が好きじゃない人はオススメは出来ないです。
忘れたくないこと。忘れられないこと。
最初に皆様に聞きたい。これ、そんなに怖くないですよね?ビビらないですよね?と言うか、ペニーワイズの最終形態とか笑うトコですよね?俺がセルフ4DXする場面が無いなんて、そう言う映画じゃ無いですよ。でも、普通に中々楽しめたし、良かったです。
誰からかは分からないロマンティックな告白。自責と後悔。甘酸っぱい思春期の記憶。少年時代に熱中したもの。叶わなかった淡い恋心。亡くなった友の優しさの思い出。あの夏の恐怖。
忘れたくなかったこと。忘れられなかったこと。忘れてはいけないと思って来たこと。
美しかったり、美しさには程遠かったり、ただの心の傷だったり。揃って燃やしてしまった後に残ったものは、美しい愛と友情だけでした。って言う話。
情け容赦なく子供が犠牲者になるところがゲロゲロですが、アレの登場場面は、タイミング、画面の何処に現れるかも含めて予測が出来るのは良心的、俺的には。お陰でシートから飛び上がらずに済みましたw
少年時代の映像バンバン挟んで来るトコロにあざとさは有りますが、ラストのガラスに映る7人の姿は良かったのと、スタンの手紙を乗り越えて行く姿にはホロリとしました。
と言うか、丸腰で乗り込む?普通。アメリカ人が。大人なんだから武装しようよ。いや待て。武装したら、違うカテゴリーの映画になるか。最終形態が形態だけに。
怖くなかったけど、普通に良い話だった。かも。
映像が良かった
・先回の復習をせずにおぼろげな記憶を頼りに各々の特徴を観ながら思い出しながら観たせいか、どんな人だったっけなぁとか、やや気が分散してしまった。特に、ハローズなどの不良グループの事はすっかり忘れていたので、前作でどうなったんだっけなぁってのが気になってしまった。
・登場人物が多すぎて、やや疲れた。顔にあざのある女の子とビルが昔住んでた家に住んでる子供がペニーワイズに食われてショックだった。
・前作の子供対ペニーワイズっていう不利なシチュエーションから戦うっていうのが良かったから、今回のラストは大人の割に武器とか全然用意してないなぁって思った。銃とか持ってこれたんじゃないのかとか。
・ペニーワイズを倒す手立ての説明やらツボや一族とか何で?って思ったけど、思い出を生贄にするっていうのは良かった。
・ビバリーがペニーワイズにトイレに閉じ込められて次々とドアを押し開けようと出てくるシーンが絵的に面白かった。血の洪水は気持ち悪かった。
・ペニーワイズがハローズを利用する意図がよくわからなかった。前作も思ったけど、どこにでも現れる能力があるのと現実的に殺傷できるしゲロかけたりできるわけだし。
・ペニーワイズの自信を失わせて心臓を潰したり、真っ黒いゲロかけられたり気持ち悪いシーンが多かった。
・最後、全員の憑きものが落ちて幸せになりました的な感じだったけど、何となく、誤魔化されている気分が残った。特にスタンリーの手紙の所、最初だれから全員に手紙が?とわからなくなりつつ、内容もよくわからなかった。とりあえず、集まったら?って思った。
・エディがペニーワイズに殺されて、その後、思い出の湖に飛び込んで皆が笑わせてくれたよなっていう話をしていた所が少し泣きそうになった。
・脚本家のビルが何度も結末が悪いと揶揄されていたので撮影中の映画のラストを仕上げてるのかと思ったら違ったのでえっ?って思った。新たな作品て。と思いつつこの映画も結末…って思わなくもなかった。
・現代がIT Chapter twoだったので何かあるのかと思ったらなかったのが拍子抜けした。
・ホラーはあまり観ないからわからないけど嫌な感じの人や映し方ばかりだった。リッチーのゲロを下から撮ってたり。プロデューサーがハンカチを差し出して口を拭ったハンカチをプロデューサーがうわっきったねって捨ててたり。
・映像はとても面白かった。化け物が全部気持ち悪かったしや封印しようとしていたツボを風船が押し開けたりしてたのが面白かった。
今回は「IT」とは何なのか、はっきりしてます。
デリーという街にて連続児童失踪事件を解決したルーザーズ・クラブの仲間達。しかし、その根源ペニーワイズを駆逐出来て無いと知り、大人になってから再び退治に来ようと誓うメンバー。そして27年後ペニーワイズがまたしてもデリーの街を恐怖に陥れる。
まあ、前作のルーザーズ・クラブメンバーや家族、いじめっ子達を憶えておかないと面白さが湧きません。
前作の大人版「二番煎じ」と思う人もいるかも知れません。
ルーザーズ・クラブの面々皆さん大人になりました。
前作子供達の映像もあり、前作を懐かしながら楽しめるのは親切で良かったです。
(子供自体の映像は前作の際、この作品の為に既に撮影されていたのかな?🤔子供達は成長しますからね。)
敵側はというと、ペニーワイズの怖さというか、モンスター度は前作よりかなり増しました。色々出てきます!!
グロテスクホラーゲームですね。ここまで来るとw
上映時間も長いのは観て納得。だってルーザーズ・クラブのひとりひとりにゼルダの伝説みたいな事させちゃう訳で。。。。
映像的には前作にも劣らない演出は見事です。
スペクタクル度も増して面白かったのだけれども、ITの正体が具体的になりすぎてSFっぽく拍子抜け、神秘性あるまま終わって欲しかった気もするが、、、楽しめたので満足です。
前作と一緒にニコイチで楽しむ映画です。
彼らの冒険の続きを観たい方はどうぞ。
終盤、目のチカチカに注意
苦手な方はちょっとでもヤバいなと思ったら無理せず目を閉じましょう。2〜3分(もっと?)続きます。
内容はまぁまぁですかね。他のレビュアーの言う不満点もわかりますが、ストーリーはそこまで期待せずギャグホラー(ツッコミながら観られるホラー)を楽しみにしていたので、まずまず満足です。お金かけたホラーはほんとに面白い。3時間は長すぎですが。
ちょっと残念…
なんかマイクが主人公のように描かれていたけど、本来はビルが一番itに対して復讐心があるからこそ、一番リーダーシップをとってみんなをまとめてたのになと思いました。あれだとまるでマイクだけがitに対して一番やらなきゃいけないみたいな感じになっているので、終止違和感があったな。確かに記憶が薄れているとはいえ、戻ってくるよう言ったマイクに騙しうちするようなことと言ってたのが、なんか可哀想だった。ビルのリーダーシップと聡明さあってこそ、みんながまとまっていたと思うので、もうちょっとビルを中心にしても良かったんじゃないかな、と思う。だっていきなり27年ぶりに会ったやつが、チュードの儀式がなんちゃらとか、怪しげな古代遺跡を出してきたら、私だって、こいつやべ~!ってなるし(笑)
あと、ところどころ面白くて、ベヴァリー家のおばあちゃんとか漫☆画太郎みたいだった(笑)ビルの思い出の品はてっきり自転車だと思ってたから、え…持ってきてないのに大丈夫かな、とか本気で心配してしまったよ。
全体的にあんまり恐くないのと、もうちょっとみんながマイクに頼りきりなんじゃなくて、お互いに協力的だと良かったなと思いました。じゃないと、おそらく伝達係として残ったであろうマイクは27年も恐怖を忘れることなく、たった1人で歴史から何から調べてたのに対して、他のみんなは恐怖を忘れているし、それぞれ裕福な身分になってて、戻ってきても協力できないとかあまりにもヒドイんじゃないかな、と。
恐怖の安売り
前作はピンポイントに恐怖のシーンをぶっこんできたのに対し、今回は恐怖とグロシーンのバーゲンセールということで、それはそれである意味楽しめたけどやや安直に怖さを売りすぎな感じがした。
加えて絵面が老けてフレッシュさがなくなり、キャストは豪華になった反面キャラの印象は薄くなった。思えば前作は絶妙に良いキャラが揃っていた。青春、恋愛、恐怖など様々なエンタメが揃ってそれがうまく融合していた。しかしその淡く甘酸っぱい青春の延長をおっさんになっても尚貫くには絵的に厳しかった。そして個人的にベバリーは少女時代の方が断然好きであった。
更に恐怖のバリエーションが乏しく、似たようなパターンが多い。そして怖いというよりグロさで目を引いてくる。でもボリュームはたっぷりあってまんべんなく驚かせにくるので、何も考えずとも観ていられるという意味では、それはそれで良い点だと思った。
オチがイマイチ
三時間弱という長尺でありながら、個人的にはあまり中だるみも感じず、随所に恐怖シーンが盛り込まれていだので、けっこう楽しめました。子供はまずトラウマものでしょう。
上映開始一時間後くらいから尿意に襲われ、途中で抜けるのも嫌だったので最後まで我慢しましたが、ババアの豹変やペニーの登場シーンでは失禁の恐怖にも耐えなければなりませんでした。
恐怖演出や俳優陣の演技はとてもよかったです。ただ、最後のオチの付け方には、やや強引さや違和感を覚えずにはいられませんでした。なんだか、弱者の立場である主人公たちらしくない感じがして、ペニーがかわいそうに思えたくらいです。
原作を読めばまたすこし違う印象になるのかもしれませんが。
IMAX鑑賞
同じ事の繰り返しな印象。
前作である程度、設定は分かるので、歳を取った仲間を中心にストーリーが進めば良いのに。過去の出来事は、ここぞと思う所で使った方が良いのでは?
本編にも出ていたファンハウス的乗り!それが狙いだったり。
前回は有名な役者がいないのに大ヒットしたので、今回もそうしてほしかった。超有名人2人。新鮮さが無し!
メッセージ性は伝わったが
率直な感想としてはまぁメッセージ性は伝わったがうーんって感じかな。
決してつまらないとか3時間近い鑑賞も全然退屈に感じなかった。だから面白くないって事はないんだけど、ホラー映画と謳ってる割にはスリリングさが薄い。
恐怖とは己の心のトラウマだったり、強い思い込みからくるものであって、恐怖に打ち勝った時こそさらに人は成長するというメッセージ性も伝わり強く共感も覚える。
だから作品としては決して嫌いではないのだが、何か物足りない。
結局ペニーワイズの具体的な強さがイマイチわからないわりには簡単に人は死んでしまうしね。
圧倒的に強い存在なのか、心の持ちようで強さが変わる存在なのかイマイチわからない。
少し期待しすぎたのかな。恐怖や驚愕する部分も先にわかってしまう。来るなぁーと思って来る感じでね。
スコセッシ監督の言葉を借りるのであれば、ホラー映画というのりジェットコースターのようなアトラクションみたいなね。
だから身構えたり、予想したりそれなりに楽しめる事には変わりないんだけどね。
まぁホラー要素や、大きな展開のあるようなストーリー性を求めなければ楽しめると思う。
何だこれ!オマージュの嵐じゃないか!
たまたま朝早くに起きたのが失敗。「よし、映画見て来よう」と前日就寝が4時だから眠いはずなのに意気込んでシネコンに向かったのです。よく調べておけば、この映画が169分もある大作だということで、眠い時には敬遠したはずなのに・・・眠いから時間もチェックしてません(ばかじゃん)。
中盤までかなり寝ました。ところが、変幻自在のペニーワイズを見てると、「何かに似てる」という形態ばかり。眠かったせいかもしれませんが、途中、ゴラムまで登場しました。「くそー、眠くなけりゃわかるのに」と、悔しいのでパンフ買いましたけど、ゴラムなんて書いてありませんでした。要はキング映画へのオマージュ満載ということで、『クリスティーン』、『シャイニング』、『エルム街の悪夢』(これはわかりやすい)、キング以外に『ロストボーイ』、『遊星からの物体X』、『ユー・ガット・メール』などがあったらしい。
こじつけで「こなきじじい」なんてのはいかがでしょうか?・・・などとバカなこと考えないで、再チャレンジが必要です!健康診断で「要精密検査」と言われたような感覚ですわ。とほほ。
ホラーだけど…!
怖い!怖いというかグロい?気持ち悪い?
思わず目をつむっちゃうような…
前作よりもヤバイシーンが多い!!
だけど、ルーザーズの絆に涙したりクスッと笑えるシーンも!
最後は不覚にも涙が流れました。
長いけど面白いので飽きずに最後まで見れました!
終わらない青春と勇気
「 IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」ファンミーティングに参加
2019年10月25日
戻ってくると誓ったルーザーズクラブ。
27年後のデリーで失踪事件が再び...
ペニーワイズの秘密が明らかになり不気味な恐怖が襲ってくる...
トラウマが具現化し“それ”は目の前に現れる...
過去と向き合い恐怖に立ち向かう
蘇る記憶に心大きく揺れ動かされ恐怖と感動が劇場を包み込む
今日のITChapter2なんとドルビーシネマで上映してくれた😳
ドルビーシネマの恩恵すごい...
今回サラウンドサラウンドが大活躍!
不気味でミステリアスな恐怖をさらに煽る...
ホント心臓に悪い...(いい意味で😂)
すごい...あの忌まわしきデリーの街、下水道の中に入り込み恐怖におののく感覚が... メガホンを取ったアンディムスキエティ監督と製作のバルバラムスキエティがなんと舞台上に✨
今作の製作裏や会場からの質問に熱く語ってくれる姿が😭ファンの要望に応えてペニーダンスも披露しちゃう素敵な監督😂
お二人ともとても面白いトークで場を盛り上げてくれて最高でした
#itchapter2
#イットそれが見えたら終わり
違った意味でもスリル満点
前作から27年後、再びルーザーズが集まり”それ”(ペニーワイズ)に挑む、甘酸っぱい記憶と悍ましい記憶が蘇る同窓会ホラー !
ホラー界のレジェンドのカメオ出演、”あの映画”のオマージュなど…ニヤリとするシーンも散りばめられていて、気付く度にテンションが上がりました(笑)
そしておデブでいじられまくっていたベンの、ナイスガイな豹変ぶりにビックリ。
169分という上映時間の長さも違った意味でスリル満点!(上映前におトイレ済ませてくださいね!)
チュードの儀式は.......?
前作の27年後にベニー・ワイズこと本名:ロバート・グレイがデリーの街に再び、何の前触れもなく突然現れる。原作は、モダン・ホラー小説の先駆者であり、ヒットメーカーでもあるスティーブン・キング。脚本は前作と同様、ゲイリー・ドーベルマンが務めていて彼は、「アナベル 死霊博物館(2019)」では初監督に挑戦している。しかも、今非常に売れている脚本家の1人と言える。
ペニー・ワイズの正体は?
I'm every nightmare you've ever had.
I'm your worst dream come true.
I'm everything you ever were afraid of.
映画の冒頭、不良グループに目をつけられたゲイの2人が、シコタマ殴られた後、そのうちの1人が川に落とされると川岸には”奴”がいた。
”IT”が、復活していつ何時、現れるかもしれない恐怖からか? それとも彼らの血の約束からか? マイクは自分の人生を賭してまで街に残っていた。その情報を得るとマイクは悟っていた。デリーの街から地方に散らばっている”ルーザーズ・クラブ”のメンバーに集まるように至急連絡をしなければならないことを............!? 中華レストランで再会した6人? (人数が?) 数 字の7は神に関する一般的なシンボルで、ユダヤ教では神聖なる契約や、その他聖なる目的での象徴として頻繁に使われ、例えば1週間の7という繰り返しの基本とする宗教的な数字となっているが、数字の6は、”不完全” を意味する! (しかし、他の人の考えでは、6は奇跡を生む数字と考えたり、魔よけの意味もあるとする人もいる。)
ホーチュン・クッキーの謎の言葉
”Guess Stanley Could Not Cut It” この不吉な言葉の後に.......!
奴を倒すには、自分たちの思い出の品を集めてネイティブ・アメリカンからマイクが盗んだとされる壺にそれを入れることで奴を封印できるはずだったが......? その思い出の品を集める過程でクラブのメンバーの各々が、子供の時の性的虐待・弟の失踪・いじめ・代理ミュンヒハウゼン症候群の母親・人とは違うジェンダー・等々、精神的に克服できずに心のどこかにしまい込んでいた忌まわしい過去、負の遺産、トラウマといったものに対峙しなければならず、しかも狡猾な邪悪な ”IT”がそれを見逃すはずがない。
もうこれ以上メンバーを失うわけにはいかない!!
そのことで奴によってメンバーが精神的に屈服されそうになる描写を1989年の時間軸と2016年の時間軸をNon-narrative形式やフラッシュバックと呼ばれる形式で交差するように描いている。全編を通じて、いかなるものにも自由自在に変身・変化することのできる事でルーザーズ・クラブのメンバーを精神的に追い詰めるペニー・ワイズ。つまりこの映画は、精巧にできたギミックを使ったゴア表現に留まることなく、体が大きくなったり小さくなったり、いきなり多量に湧いて出る擬人化のし難い変形・変態の魔物・怪物などの造形描写や耽美という言葉を失っている醜貌恐怖を追求したCGIをふんだんに使い、 jump scares horrorとして遺憾なく発揮されている。そして最後スタンの手紙を受け取ることで彼の真意をメンバーが共有し、感動を呼ぶこととなる。一つ忘れていたのは、いじめっ子のヘンリー。TV版ではもう少し存在感があったような........? ”IT”に操られ、メンバーを物理的に襲いに来ます。
この映画の批評として...........。
1873年にライバルのデトロイト・フリー・プレスの建物内のスペースを借りて創業を開始したアメリカのデトロイトにある主要新聞紙 Detroit News
'It Chapter Two' takes long, winding road to ending より
「映画”IT”は、額面通りの恐怖として捉えるのか、それとも潜在意識にだけ存在するものであるのか、決めかねていると同時に、結果としてゴチャゴチャとして訳の分からないものになっている。」
1995年以来、ソーシャルメディア、モバイルデバイス、ウェアラブルアプリに配信されているオリジナルのビデオを通じて全国的な対話を推進してきたジャーナリズムにおいて大胆をモットーとする。 Salon.com
"It Chapter Two": Penny wise is back in a fitting follow-up
— but is that a good thing? より
「全体として本作は、最初の映画の姉妹編として相応しく、多少の欠点はあるにしろ、映画としては、大いに期待できる作品となっている。」
第1作目「It(2017)」よりも興行成績では見劣りのする本作。それでも興行収入的には、ホラー全体の2番目に位置付けされているので好調な出足であることは間違いなく、いい結果が残せると期待されている。
バーモント大学トニー・マジストレール教授(過去に何冊かキングについての本を出版している。)がスティーブン・キングとのインタビューをまとめた本(題名:HOLLYWOOD'S STEPHEN KING)の中に彼は映画にカメオ出演することには、何もためらいもないというよりか、どちらかというと好意的にとらえていると述べていた。また別には、今住んでいる家は、彼の財力ならば、高級住宅地にある邸宅をいともたやすく買えるはずが、何の因果か、ブルーワーカーの人たちが多いとされる地域で特に事件や事故など色々と何かしら起こる土地柄をわざわざ選んでいる。家族の同意を得たのか、またこの本を読んでいくうちに理由がよくわかるものとなっている。
キングがあまり気に入らなかった「シャイニング(1980)」や彼を世に出した「キャリー(1976)」などをオマージュしていると思えるシーンも取り入れられ、またメンバーが逃げる途中、3つのドアが出てきて、その1つのドアを開けるとポメラニアンがいたりして、笑いを誘おうとする場面もあり、その事で思い出したのが、ある監督がコメディとホラーは共通点が多いと言っているように今作は、コメディ色も織り込んでいる。それでも、さすがに2時間50分近い映画となると.........? 何故か前作のほうがいい印象しか個人的には、残っていない。寡聞の者のタワゴトとして聞き流してください。それなら書くなってか?
この役者さんのことをどのように説明したらよいのか? ペニーワイズ役のスウェーデン俳優のビル・スカルスガルド。彼が鍛錬を積んだ特技として、顔がアップの場面では、目を斜視にしたり(両目を外側にですよ!コンタクトでもCGでもないとされている。)、また体を曲芸師張りに曲げて見せたりもできるようになった不思議な方です。彼の兄には、最近観た映画「ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち(2018)」で役柄から頭をそり上げて臨んだ14才、年の離れたアレクサンダー・スカルスガルドがいる。
"Your hair is Winter Fire, January embers........" ベバリーに送られた思い出の手紙。この送り主こそ真実の愛を愛する者と分かち合い、そして語り合うことのできる
"right man"
と呼ばれることが許される唯一の人。この映画の凄惨な場面に相反するかのように、アニミズムに精通している原作者の優しさと作品にかける思いがわかるもの.....
この映画全体を通して、印象に残ったというか、ただただ気色の悪い場面は、ベバリーが昔、父親と住んでいたアパートを訪ねたとき、今の住人として、ジョアン・グレッグソン演じるカーシュ夫人がいた。その老女の姿が奇妙奇天烈で違和感の何物でもなく、壁から首だけを出して離れた場所からこちらの様子をコソ~ッと見る場面は、個人的には、この映画最大のキモイ場面と呼べるものとなっている。
These were his friends, and his mother was wrong: they weren't
bad friends. Maybe, he thought, there aren't any such things as
good friends or bad friendsーmaybe there are just friends, people
who stand by you when you're hurt and who help you not feel so
lonely. Maybe they're always worth being scared for, and hoping
for, and living for..............
スティーブン・キングの友達観か.........?
やっと、おぞましいものから解放されたマイク。車の後ろ姿の余韻を残しながら....
そしてエンドロール.....
Finally パチパチ
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