アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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人生の栄光と影の絶妙なかけあい
アリーの夢を諦めずにチャンスを掴む人生の栄光。
アリーの奥から微かな光を見いだし、大スターに導いたジャックの影。
美しくも切ない余韻を残す映画だった。
シャロウをアリーが両手を広げて歌った瞬間は、本当に泣いた。
人生に希望が持てる映画だし、自分には光が当たらないなって努力の虚しさを感じてる人には絶対観てほしい。また諦めずに立ち上がる勇気が湧いてくるから。
ジャックの生きざまも賛否あると思うけど、きっと彼女をこれ以上傷つけるくらいならっていう愛を感じた。
人生の喜びも辛さも、全部詰まった感動作品でした。
お酒あんまり飲めないからアル中の気持ちに共感できなかった。 ガガの...
お酒あんまり飲めないからアル中の気持ちに共感できなかった。
ガガの見た目で鼻のせいで売れないという設定は無理があるのでは?と思った。
音楽は最高だった。
アメリカならではのシンデレラ・ストーリー
過去に何度かリメイクされ、古典とも言えるシンデレラ・ストーリー。
その度に旬のスターが起用され、今回はレディ・ガガ。
日本では比較的甘く見られがちな話ですが、エンターテインメントの本場アメリカとなれば夢物語も格段にスケールアップします。運と才能で一晩で世界的な名声と富を手に入れるのですからたまらない。半面、半端ないプレッシャーから酒やドラッグで身を滅ぼすスターが多いのもアメリカの芸能界の厳しさ。日本の様に頭数だけで実力のない素人同然のキャバクラ商法芸能界とはわけが違うのです。
その背景を踏まえて観れば、この作品がさらに面白くなるのでは?
主役のガガの演技もなかなか達者で、ブラッドリー・クーパーを相手に負けてません。彼女のやや野暮ったい容姿もこのシンデレラ・ストーリーによく合っている上、下積みから奇抜なファッションとダンスで注目され、その後本格的な歌手へと変貌していったガガ本人のサクセス・ストーリーに合致しています。その意味でも当たり役と言えるでしょう。
劇中の歌唱シーンはもちろん圧倒的で、こちらではクーパーもガガに負けてません。
スター誕生?
レディーガガの歌唱力はもちろん素晴らしいが、演技がとても上手でビックリした。
レディーガガのドキュメンタリーとか自伝的な映画かと思いましたがそうではなかった。過去作・原作もあるのは鑑賞後に知りました。
前半はテンポ良いサクセスストーリーだったのですが、後半は一転してヒューマンドラマっぽい冗長な展開になって飽きてくる。
レディガガの素晴らしさ
ボヘミアンラプソディーを観に行った時に予告編が流れていて気になっていた作品。
そのうちにと思っていたら上映が終了しそうだったので慌てて観てきました。
とにかくレディガガの歌声が流石の素晴らしさの一言に尽きる!
音響に力を入れてる映画館の効果もあるでしょうが、これは劇場で観るべき作品ですね。
もちろんガガの演技も、曲も、充分に魅力的でした。
主役二人の出会いからアリーを舞台に上げるところまでは丁寧に描いていたのに、一旦サクセスストーリーになってからはグラミーまでがあっという間で、もう少し世間の変化の熱を感じたかったです。でもあくまでも二人の関係が中心なのでこのくらいでいいのか。
クライマックスにかけてはアリー(とワンコ)の気持ちを思って大泣き。
アメリカ人はハッピーエンドが好きと聞いてたのに騙された〜
酷評も多いようですが、私は映画館で観て正解だった作品でした。サントラもまんまと買ってしまいそうです。
ひたすらカメラが近い!接写の連続
オリジナルは映画業界を、今作は音楽業界の光と陰に置き換えていた
ダークサイドの描き方がとてもパーソナルな寄せてた
カメラワークとして全体を捉えた画、客観視する画がとにかく少なくて
ずっとキャストに密接したカットが続く
おかげで、アリーorジャックのどちらかに自己投影することを強いられことになった
幼少期の境遇から受けた心傷が壮年期となったジャックにまだ悪影響を与えていることは分かるんだけど、その考察と描写が浅くて、ジャックのあの思考・行動・所作・振る舞いにあんまりシンパシーを感じられなかった
一方で、
ブラッドリー・クーパーのステージパフォーマンスは圧巻
まるで Pearl Jamのエディ・ヴェダーのよう、
ブルージーでオルタナティブな音色をガチで奏でてた
古風には感じませんでした
今さらと思ってたけど、堂々たるリメイクでした。
本物の歌声に圧倒されます。
男女の物語というのもあるけれど、今までを担ってきた者と次を担おうとする者との物語でもあります。
この度のスターには、名声よりも自ら輝く意味合いが強く込められているようで、古風な話にはなっていないと思いました。
アリーという輝きにすがるようなジャクソンが痛々しく、苦しくなる。
監督も務めたブラッドリー・クーパーの熱演に引き込まれます。
二日酔い映画で有名になって10年。
彼こそ輝きに磨きをかけ続けた人だなぁ、全力の楽しい役もまた観たいです。
アリーを演じたレディー・ガガ。真っすぐで心優しい女性を好演でした。
かわいらしくて優しくて、なんか端々で胸に迫って泣きそうでした。
私の2.5時間を返せ
この映画が何を言いたいのかわからない。ストーリーが長すぎてダラダラ、1時間だったらもう帰りたいと思った。内容があまりクライマックスもなく、ずっと同じテンション。終わりだけが泣けるけど、それまで待つとそれまでのつまらなさが蓄積してもう感動しない。Lady GaGaはさすが、歌が上手いので、それは唯一のいいところ。Bradley Cooperのキャラクターは最初から最後まで気持ち悪い。
多彩な監督
原作は多分観たこと無い。
ブラッドリー・クーパー、主演しつつ、監督しつつ、歌う。
あの歌をネイティブが聴くとどうなのかはわからないが、
サントラが好評らしいので良いのだろう。
レディー・ガガのアルバムを映像つけて流しているMVのような作品。
ピークはデュエットシーンだと思う。
全体的には長過ぎな感じがした。
音楽メインではなく、二人の人間を主軸にしているためか、
同時期に公開されていたボヘミアンと比較するとライブシーンは大人しめ。
ソロ歌手とグループで比較は出来ないと思いつつ、冒頭のステージとか。
ガガの自然体の演技
ブラッドリークーパー、初監督にしては、中々良い作品だったのではないかなと…ガガの自然体の演技は、素敵でした。歌唱力は抜群のガガに対して、ブラッドリークーパーの歌声が思った以上に素晴らしかった!!音楽は素晴らしかったですが、ボヘミアンラプソディと比べるとストーリーはありきたりなラブストーリといった感じで、少し物足りなさを感じてしまった…ガガ泣きと言っている人がいましたが、ホロっとは来たけど、それほど泣けなかったかな(笑)
ガガの曲は良かった。
スターが誕生します。
原名A Star Is Born
うーん、のれなかった。
楽曲「シャロー」は素晴らしかった。ガガにしか出来ない役だったし、ラストでの顔のアップもスタア誕生にふさわしい、非常に迫力があるものだった。
それ以外が、全体的に鈍重というか…退屈ですらあった。特に中盤。ライブシーンとかが当然多い割に、シャロー以外の曲が全く刺さらなかったのもある。
ガガよりすごいクーパー、そして依存症
アリー(レディ・ガガ)はウェイトレスとして働きながら、夜はクラブで歌っている。
国民的シンガーのジャック(ブラッドリー・クーパー)はライヴがはねた後、飲み屋を探していて偶然、アリーが歌う店に入る。
ここでアリーが歌うのは「ラ・ヴィ・アン・ローズ(薔薇色の人生)」。
このシーン、「シャロウ」のPVにもあったから、ガガがクラブで何か歌うシーンがあることは知っていた。
それが「ラ・ヴィ・アン・ローズ」とは!
日本では越路吹雪などのヴァージョンで知られるスタンダード・ナンバー。試合初球にいきなり、ど真ん中のストレートを投げられた気分だ。
圧巻の歌唱力にいきなり涙腺が緩む。
いや、待てよ。
演じているのがレディ・ガガなんだから、そりゃそーだよ。
彼女はスタンダード・ナンバーだって歌える。既に2014年に、彼女はトニー・ベネット(アメリカの超大者シンガー、「霧のサンフランシスコ」などのヒットで知られる)と、ジャズのスタンダード・ナンバーをカバーしたデュエットアルバム「チーク・トゥ・チーク」(傑作です)をヒットさせているではないか。
本作は「スター誕生」の4回目のリメイクだ。ストーリーのフォーマットはこれまでと大きく変わらない。無名の女性が男によって見出される。やがて女性は才能を開花させ、男はダメになっていく、というもの。
このハリウッドの古典とも言える作品に、レディ・ガガがキャスティングされたことに意外だという声もあったが、彼女は「レディ・ガガ」である。これくらい演ることは容易に想像できた。
(まだガガをデビュー直後のようなイメージを持っている人は、認識を改めるべきである)
Tony Bennett, Lady Gaga “Anything Goes”
https://youtu.be/EIoyTlfUPPU
かく言う自分も、ガガにばかり気を取られ、相手役のことを意識していなかったのは不覚だ。
このガガの相手役は、映画の役として、なんとガガよりキャリアのあるミュージシャンを演じなければならないのだ。
ガガよりブラッドリー・クーパーの心配をすべきだったのである。
ところが、である。
クーパーはガガの相手役として、まったく見劣りのしない出色の出来で、心配は無用だったのである。
ええっ?あのクーパーって、音楽もやってたの?と思ってしまうほどの、驚愕レベルのパフォーマンスを見せるのだ。
しかも、サントラのクレジットを見ると劇中の重要曲の作曲までしているではないか!
これはもう、グループ魂が紅白出たとかいうレベルを超えている。
クーパーは、「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・スナイパー」などでの演技が評価されたのだが、これが2013年前後のこと。以降、映画から遠ざかっていたように思えるが、実は本作の制作に集中するため、この4年間、ほかの仕事を断っていたという。そして、ミュージシャン修行も、この間、おこなったのだそうだ。
クーパーは本作では監督、脚本のほか、プロデュースも兼ねている。だから、彼は自身の音楽面におけるパフォーマンスについて、手応えを感じていたはずである。恐るべしブラッドリー・クーパー。
映画は素晴らしい出来だ。
世評では専らガガの評価が目立つようだが、ガガの向こうを張ったクーパーも相当スゴい。しかも、前述の通り、音楽的にも本作に貢献している。
つまり、役者が演じるこの映画のストーリーそのままに、本作はレディ・ガガとブラッドリー・クーパーという優れた2人の“ミュージシャン”のコラボレーションの成果なのである。
この映画は後世、“女優”レディ・ガガの誕生以上に、“ミュージシャン”ブラッドリー・クーパーのデビュー作として記憶に刻まれるかもしれない。
脚本も練られている。
アリー、ジャック双方の家族のこと、いわゆる「セルアウト(売れることを目指すこと)」の問題、そして恋愛など複数のテーマを破綻なくまとめている。ミュージシャンが売れるまでの、舞台裏を見る楽しさもある。アリー、ジャック、双方の楽曲も素晴らしく、まったく飽きることはない。
最後に、本作の重要な要素の1つである依存症について触れたい。
なぜジャックは自殺をしたのか。
アリーはグラミーの新人賞を獲得(ちなみにレディ・ガガはグラミーの新人賞は獲っていない。どういう気持ちで演じたのかと思うと面白い)。この頃、すでにジャックは深刻なアルコール依存症に陥っていた。アリーとともに表彰式のステージに上がったジャックは泥酔しており、なんと失禁してしまう。
これを契機に彼は依存症の克服のための施設に入院する。
退院したジャック。アリーは喜ぶ。ところが、アリーのマネージャーは彼に、「お前はアリーの足手まといだ。グラミーの件を火消しするのに、どれだけ大変だったか」と責める。
表面的には、この一件が引金を引いたように見えるが、どうか。
依存症は恐ろしい病気だ。そして、多くの場合、親や家族との関係が背後にある。ジャックと父、そして兄との確執のことは、前半、本作で触れられていた。ジャックの兄は公私両面でジャックを支えていたが、アリーを得たジャックが兄を切ったのは象徴的だ。ジャックにとっての家族が兄からアリーに代わった、ということである。
依存症で難しいのは、家族が症状を加速させることがある、ということである。いわゆる共依存に陥ってしまうのだ。
施設に入ったジャックは、こうした依存のメカニズムについても学んだはずである。
ここからは推測だ。アリーのマネージャーに責められたジャックはどうしたか。ジャックは酒に手を伸ばしたのではないか。または、飲みたいと思ってしまったのではないか(問題の2人の会話の前に酒が話題に出ていることに注意)。
アリーはジャックを深く愛している。グラミーのときも、アリーはジャックをかばっていた。
死の直前、アリーはライヴに出掛ける前、ジャックに対し、「ステージで一緒に『シャロウ』を歌おう」と誘っていた。
ジャックにとっては、こうしたことがまた、いたたまれなかったはずだ。
そして、ジャックがアルコールに手を伸ばしたとしても、アリーは変わらず自分を愛するだろう。そう悟った瞬間、彼は自分の存在を消してしまうことしか選べなかったのではないだろうか。
アリーはミュージシャンとしては成功する。しかし、それは大切な人を喪うということと引き換えだった。
このように、単純なサクセスストーリーではないことが、本作に複雑な味わいを与えている。
また、依存症による死と、その背景も破綻なく描きこまれていて物語の奥行きも十分。
音楽ももちろん素晴らしく、映画館の音響設備で楽しむべきクオリティ。
傑作である。
ハッピーエンドじゃない
アリーとジャックの二人の愛の話。
自信のないアリーはジャックがいなければ今の自分はなかった。スターになっても彼を捨てませんでした。
ジャックはどんどんおかしくなっていきますが、根は優しくて一途な人なんだな思います。そして弱い....それは酒や薬のせいかもしれないけど、普通ではなかった。アリーの為にあの最後の手段を選んでしまった、アリーはどんなジャックだろうとあいしてくれて、彼を待っていたのに。最後は泣きました。感動じゃなく、悲しかった。切ない。夢を追うのは難しいね。恋は盲目。残される側の気持ち、切ないね。
ドキュメント映画みたいだった。歌はさすがレディーガガ、クーパー!バンドは痺れる!!
歌のシーンよりストーリーが良い!
前評判では
「ガガの歌以外は大したことない」
とかが目立ったのを疑いながらも…
スターを夢見る
強い女性アリー演じる
ガガちゃんも良い役でしたが
やっぱここは
ミュージシャンのアル中男
ジャクソン役がどハマりな
ブラッドリークーパーだよな!
そしてスゲ〜歌上手い👏🏻🌟
ドルビーシネマの音響で
最高にgoodでした👍🏻✨
大切なモノを見つけて
強くなっていく者と
弱くなっていく者
ジャクソンもそれに気づいたからか
最後は…
個人的には前評判の
「歌」のシーンより
ストーリーから伝わってくる
2人のやり取りが凄く良かった💯
'19/2/25 追記
アカデミー賞 歌曲賞受賞おめでとうございます🎊
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