アリー スター誕生のレビュー・感想・評価
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ありー?!
ちゃんと数字を調べてもないので、憶測だけれど、この映画は期待したほど、日本では興行収入が伸びなかったんじゃないかな。
恋愛映画なのに、相手役が(もちろん役柄が、ですよ〜)アル中でヤク中って‥‥。元々さわやか系よりワイルド系の方がタイプですが、それでも、「この人、息くさそうだな、ちゃんと歯みがいてるかな」とキスするたびに、顔が自然とゆがみ。
途中で、観客の5,60代の男性が2人、出て行ったまま戻らなかったのですが、とても気持ちがわかりました。私も時刻を何度か、確認してしまった。
ただ、ラストの、アリーちゃんがグラミー獲得する辺りからの展開は、とてもドラマティックで感動的です。強く愛し合う2人の姿に泣けます。
スター誕生のストーリー展開や、雰囲気に慣れ親しんでいるアメリカ国民の方々は入りやすいと思うのですが、日本国民にとつては、アンコンフォタブルかな。
過去のスタア誕生を上書きして21世紀に生きる私達のスタンダードとなって長く記憶に残るだろう
心が震えました
そして泣きました
4度目のリメイク、翻案作品は数知れず
もはや日本でいえば忠臣蔵並みに世界中の誰もが筋書きを知っています
どう展開して結末はどうなるのかも私達は知り尽くしているのです
しかし、それでもなお感動するのです
あのジュディ・ガーランドという天才の名演と歌唱が多くの人々の記憶に刻まれています
彼女を基準に比較されてしまうが故にこのスタア誕生という古典に挑戦することは物凄く大きな勇気が必要なはずです
それでもなお果敢に挑戦した、レディ・ガガの気概たるや恐るべきものです
そして、その挑戦に勝利していると断言して良いと思います
レディ・ガガは21世紀のジュディ・ガーランド足り得る実力を示して見せたた思います
芸のレベルでいえばまだまだ及ばないかも知れません
しかし彼女の表現力と実在感はジュディすら凌駕していると思いました
音が素晴らしい
ロックの音がしています
ミキシングとトラックダウンにロックの事を分かっている人が関わっていることが、冒頭いきなり分かります
ジュディ版と比較したときに、本作はジャクソンに焦点が多く当てられています
それは冒頭のステージでの歌詞、アリゾナでの話と重層的に彼の人格と人間性の成り立ちをしっかりと描かれています
それにより鏡の向こう側のアリーの姿が一層際立つことになりました
ガガの等身大の姿とステージ立つスターとなる虚像との乖離
ジャクソンの心との距離を楽曲とダンスのシーンで見事に表現しています
サタデーナイトライブのアクトは売れ線でありマネージャーが代表する音楽産業的には全くの正解であって正しい方向です
しかしそれを見て落胆するジャクソンの気持ちが痛いほどに伝わる名シーンでした
彼もそれが正しいことは十分に承知して理解しています
しかし違うものは違うのです
決定的瞬間でした
ジャクソンとアリーの森の中の家
ジュディ版の海を望む全面窓が多用された家のイメージを継承していました
1976年版と比べると本作は完璧にこれを下敷きにしています
ジャクソンは姿形、楽曲まで似せています
バーバラストライサンドは流石の歌唱でした
けれどハッキリいって本作の方が上です
ガガの表現力はとんでもないレベルということが
良く理解できます
脚本も1976年版で描き切れなかった部分を完全に補完してくれています
改めて本作の素晴らしさを実感しました
スターは世代交代を繰り返し、時代は流れて行きます
ガガ版のスタア誕生は、過去のスタア誕生を上書きして21世紀に生きる私達のスタンダードとなって長く記憶に残るのではないでしょうか
それ程の名作だと思います
新しいジャンル!絶対映画館で観るべき
監督でジャック役のブラッドリークーパーの歌がジブい!また男の私が嫉妬する色気があります。そして何よりガガの歌声に感動します。ガガのファンでなかった私がファンになりました。音響など考えるとこれは絶対映画館で観るべき作品です!新しいと思うことは、ヒロインが歌を書いて歌う詩の内容がその時のヒロインの心境を歌っている事。ジャックも同様。そこが自然でミュージカル映画とは違う良さがあり、只のサウンドトラックでもない。音楽の詩と内容が上手く溶け込んだ魅力のある内容です。監督と役者のブラッドリークーパーとミュージシャンのガガの2人は歌と役者とプロデュースのどの面を取っても一流だと感じる作品です!是非サントラCDもおススメしたい。映画のシーンを振り返れます。映画のセリフの後に歌が流れます。どれもいいですが12と17と23が最高です!
Bradly Cooper
ブラッドリー・クーパーの監督デビュー。レディー・ガガの主演女優デビュー。
世界中の期待が一身に集まった本作。何度もリメイクされている脚本で挑んだ。
正直に言おう。ブラッドリー・クーパーが映画賞を獲るために作った作品。残念ながら私には一切ハマらなかった。期待が高かったのも理由かもしれないが。どこでリズムをつかみとればいいのかわからずに終わってしまった。
まず、ブラッドリークーパーの役。これは絶対にブラッドリークーパーがやらなかったほうが良かった。なぜなら、かっこよすぎるから。今までの彼のイメージ、そしてこの作品におけるカリスマ的な彼の立場とは大きく違ったからだ。この作品での彼の描き方も謎。正解はないのかもsれないが、過去のスターとして、世間から見放されていないといけなかったんじゃないんだろうか。最初のライブシーンからほとんどのシーンで、ブラッドリークーパーがかっこよすぎて、レディーガガの役とのギャップが薄まり、誰が悪者なのかが掴めなかった。つまりは、誰に感情移入したらいいのかわからなかった。ジャックに感情移入して、嫉妬や孤独、後戻りできない極限の状態を感じながら、アリーの役に感情移入して、成功への喜び、自分の愛するものへのこだわり、感謝を応援して、その2人の関係性に心を打たれ、それでも叶わない思いに涙する。というのがこの作品の望んだところなのではないのだろうか。
ジャックの孤独は感じられず、アリーの愛するものへのこだわりも感じられない。つまりは、悲劇におけるクライマックスの部分がぽっこり抜け落ちていた。本当に1つ、2つシーンが抜けてたんじゃないかと思うぐらい。ジャックがアリーのグラミー賞受賞式典で失態を起こしてからのジャックの葛藤。それを見捨てず、これまでのジャックを尊敬する意味でのアリーの心からの行動。これがなかった。なぜ?なぜ?わからない。音楽の歌詞に込めたつもりかもしれないが、もっと素直に伝えて欲しかった。
そして、細かいところだが、所々見られるジャンプカット。使いすぎて、いざというところでのインパクトが薄すぎる。撮影は、彼独特のカメラワークが見られたが、流行のカラーライトの使い方がストーリーにマッチしていない。赤と青での表現したいことはわかるが、あまりトーンがあってなかった。
監督デビューとしてのポテンシャルはすごい。細かなところや、演技へのこだわりがすごいところは伝わってくる。でも2時間の映画として、視聴者に旅をさせる大きな枠組みでのストーリーテリングにかけている。あくまでも個人的な感想。
レディー・ガガは素晴らしいデビュー。圧倒的な歌声と、カメラを感じさせない目線はまさに表現者。これをどこまで引き延ばしていけるのかを楽しみに待ちたい。
期待しすぎた・・・
予告がすごくよかったし
ボヘミアン・ラプソディが良かったので
かなり期待して行きましたが・・・。
体調悪かったのかな〜って思うほど
中盤以降で眠気に襲われました。
レディガガの演技が良いというレビューあるのですが
英語のわからない僕には、そのよさもわからず・・・。
興奮を求めて行くと、ダメです。
フラットな気持ちで行くと良いのかもしれません。
ガガの歌唱力と素顔が◎
やっと観に行けました。ガガの歌唱力はやっぱりスゴイ!ガガで始まりガガで終わる物語。あとジャックも言っていたが、ガガのナチュラルメイクはとってもキュート。わたしもこっちの方が好きかも(^^)
忖度映画
映画『アリー 』鑑賞の感想。
点数:30点
ひどいストーリー。
なぜかというとガガ様に忖度しつくした映画。ガガ様のことは好きで観に行ったが、まったく観た価値は無かった。
ガガ様は複雑な演技ができないからだろうか?物語の進みかたが明らかにおかしい。ガガ様のガガ様によるガガ様のためのうまく行き過ぎるストーリーで、何一つ新しい進み方をせず、通り一遍の使い古されたストーリーをさらにバカみたいにわかりやすく、ペラペラの砂糖菓子にして、感動を押し付けて来ようとしてる。だいたい、クーパーさんの役の立ち位置もよくわからん。スターやのに場末のキャバレーで一目惚れしてそれが純愛とかあるか?
色々問題起こしてたけど、金あるならもう少し色んなサポートつくのでは?
まるで、ここで泣けよ!と言わんばかり。はっきり言って映画ファンをバカにしてる。クーパーさんは、今のところ尖ったところの一切ない、無用な監督の1人に収まった。
はっきり言えば監督としての才能は一切ない。
ただ、ガガ様を使う。ということや、歌をあれほど作り込む。
という点は評価される点だと思います。
プロデューサーとしてはすごい能力があるかもしれない。元々俳優としてはもちろんすごい。
映画としては、久々に途中で帰ろうかと本気で思い、観終わってイライラした映画でした。
さすがですガガ様
奇抜なファッションでないガガ様を初めてみた。
そのくらあまりガガ様にはさほど興味もなかったけれど
いいですね。
あの声、迫力、雰囲気。すばらしいです。
ストーリーはよくあるような展開だけど
あそこまで酒と薬に溺れるジャクソンを最後まで見放さなかったのは凄いと思う
ものすごい愛なんだなあと。
圧倒される楽曲の数々。痛々しくて切ない愛情物語。
【賛否両論チェック】
賛:レディー・ガガやブラッドリー・クーパーの歌が非常に魅力的で、それだけで感動を誘う。ストーリーもそんな歌の数々に導かれるように、とても切なくて哀しい内容に仕上がっているのが印象深い。
否:ラブシーンが結構多いのが、どうしても気になるところ。ラストもかなり唐突。
まず特筆すべきは、何といってもレディー・ガガ演じるアリーと、ブラッドリー・クーパー演じるジャクソンの歌声です。劇中で歌われる2人の歌の数々が、物語の世界観をいざなうかのように紡がれていくのが印象に残ります。
ストーリーは非常に切ないです。ジャクソンに見出され、瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていったアリーと、彼女と反比例するかのように荒んでいってしまうジャクソンとの愛情物語が、時に痛々しいまでに伝わってくるようです。
終わり方はやや唐突で、
「えっ・・・!?」
という感じもありますが、楽曲だけでも一見の価値ありですので、気になった方は是非。
ブラッドリー・クーパーの歌が意外と良かった
レディ・ガガの歌が良いのは勿論、ブラッドリー・クーパーの歌が意外と良かったです。
アリーが帰宅した時に彼女のお父さん達が日本の競馬の馬券を買っているという件で競走馬の馬名がひらがなや漢字交じりだったのがちょっと気になりました。
うっ…やられた。
予想外に胸をえぐられた。
確かにある程度の期待はしていた。しかし、こういうタイプの映画は普段はあまり好まない。
と言うわけで、力まずに映画館へ。幸運なことに平日に行ったが、お客さんは案外入っていた。
始まり方のシーンはロック好きは「うわあ来たかー。ギターかき鳴らしたら観客のテンションが上がるとか思うなよ。」と思っているうちにテンションが上がっていた。
やがて有名なシーンに。アリーのラヴィアンローズ。この時点で何故か感無量。ネタバレして観たからなのかも知れないが、切なさが込み上げてきた。ジャックとアリーの運命的な出逢い。
あれやこれやと二人は恋仲になり、ジャックのお陰で名前が知られたアリーはどんどんとソロの人気シンガーになっていく。
ジャックは素直に喜ぶ反面、納得できないんだなー。そして酒に溺れていく…。
この映画は、全部○○のせいだ!みたいな悪者が登場せず、人間の難しさが浮き彫りになっていると思う。
*見終わってしばらくは放心状態でした。
帰途、電車を待つ頃になってようやく「もう一度、君たちの姿が観たい。」と感じました。安くなる時期を狙ってレンタルしたいです。
この感想は例の台詞をもじったものですが、脚本にまんまと乗せられた(笑)
もう一度映画が観たくなるようにあんな台詞を入れたのかもと思ったりもします。
それにしてもブラッドリー・クーパーには脱帽。渋い。渋いぞー!自分の魅せ方をわかっている!bassmanにもその男前を分けてくれ、なんて(笑)
おすすめポイント
・人間関係のドラマ
・登場人物のリアリティ
・レディー・ガガの地味なのに可愛い姿
・所々違う味わいを持つ "shallow"
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