猫は抱くもののレビュー・感想・評価
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猫と人間の舞台。
楽しく観ました。
キャッツは人が猫に扮した舞台ですがこれは猫が人間になっている。舞台を見ている様。これはなかなかおもしろい!
キイロは(猫だと認識している)人間の恋人。君って猫だろう。貴方だって。違う俺は人間。(良夫は自分を人間だと思ってる)時々。🐹か人か分からなくなるけど。
良夫の沙織に対する想いが強すぎて…。笑っちゃう。吉沢亮の猫役が🐹っぽくて可愛い。
峯田もひよっこ感が強いけど面白い。
自分の好きな世界で生きていくためには苦労がつきもので思い通りにいかない苦しさが…
泣きたい時になぜ。笑うのか。沙織の絵を描き始める。キイロが歌いだす。(ミュージカル)ぽい。沙織のいつもの違った表情をみて良夫が(僕は猫だね)と認める。良夫の猫目線で描かれているのがおもしろい。
芸術が詰まった映画です。にゃぁぉ~ん。
舞台なのか映画なのか?
これはなかなか独特な映画。
まず、猫の映画だと思っていたけど、猫の話ではなかった…。
1人のアイドルの悲しい人生の物語でした。
猫は彼女のペットとして存在していて、彼女の周りでは様々な人間模様が繰り広げられます。
そして、なんと言っても変わってるのは、この映画は舞台を披露しているかのような設定というところ。
映画なのに舞台。
スポットライトが当たって、一人一人が劇場で台詞を喋っているような独特な雰囲気でした。
猫ちゃんも、本物の猫ではなく人間が猫に成り代わって演じているからなかなか…ストーリーに入りにくい。
映画を観ようと思っていたには、拍子抜けしちゃう気がしました。
沢尻エリカさんは美しかったけど、ストーリー的には特にかもなく不可もなく…。
吉沢亮さんのカッコよさは感じられず…。
全てにおいて、ちょっと中途半端な映画でした。
色んな意味で惜しかったと思います。
うちにはエアコンが無いので、雨や強風で窓が開けられずに室温が30℃越えの日々が続くと、PCの前に2時間座って映画を観るのもキビシイです。それでもこうして映画鑑賞出来ている自分は幸せだとつくづく思います。
この映画の最大の特徴は猫が擬人化されていることで、CATSよりはむしろ大島弓子さんの傑作漫画「綿の国星」を思い出します。
まずはビジュアルについて述べます。主人公は人間の沙織(沢尻エリカ)で、半・飼い猫のロシアンブルーが良男(吉沢亮)です。この良男の衣裳がダメです。恐らく年下の甘えん坊の男の子のイメージなんですが、ロシアンブルー感が無く、サバトラに見えます。そもそもこういうのは、華奢で少年っぽい菅田将暉さん向けです。吉沢さんは美しいとはいえ完全に男顔でがっしりしているので似合ってないです。
ここで、吉沢さんに似合う衣装を妄想・・・
たぶん「ベルばら」のアンドレみたいなクラシカルな衣装はすごく似合う。あと、ヨシオ(山口良一さん)つながりで、仕立ての良いブルーグレーの学ラン姿は、一定以上の年齢層に受けること間違い無しです。
それとも、綿の国星のラフィエルみたいなゴージャス衣装は?見てみたいけど岩松了さんとかぶりますね。まあ、映画の雰囲気を壊さない、サテンのシャツに細身のパンツなどが良かったと思います。
演出は舞台的で、猫たちが擬人化されているのでこういうのも有りで楽しいと思いました。これも映画版CATSを観ていたおかげです。
話も予想より面白かったですが、猫たちが生き生きしていたのに、人間の心の動きについてはあまり丁寧には描いてない所がありました。いっそ、吉沢さんを主人公にして、猫の視点で人間を眺める、という演出にしても良かったのではないでしょうか。
猫は抱くもの?
吉沢亮さんが気になって(今は大ファン)過去作をいろいろ観てた頃、沢尻エリカさんの衝撃的なニュースが飛び込んで来て 配信が止まったら困る!と焦って観た。(杞憂でした)
舞台劇風な演出が私にはユニークで楽しめた。むしろ もっと舞台風でも良かった。キイロと良男が林を彷徨うシーンなどは ラスト近くでゴッホの家付近の林でキイロが謳うシーンのような雰囲気でも良かったのでは?
沙織の人間世界を実写で、猫が観る世界を舞台風にしているのか?と思いきや、スーパーのシーンもカラオケも舞台風。ゴッホのアトリエは良かった。違いの基準が何なのか解らず、そこがイマイチ映画に没入出来にくかった。でも 全体的には 痛くて切なくて あったかいファンタジーであって良い作品だと思う。
沢尻エリカさんは、パッチギや手紙などの演技に感動させられた私としては この映画でも繊細な表情と演技で魅せてくれ、本当に勿体ない、残念としか言いようがない。まだまだ これからだったのに…。
吉沢亮さん=ロシアンブルー!って どっちが先の配役?どっちにしてもピッタリだよ~!(笑)
いかにもな猫の仕草や反応、幼子のような話し方で 良男の可愛さを魅力的に表現していた。 ただ 髪の色はロシアンブルーに寄せてたけど、衣装がね…、ピチピチはアリ?(笑)だとしても もう少し他に無かったのかなぁ?と。
でも 横顔と涙の美しさよ!
吉沢亮さんは リバース・エッジなどでも大きく見開いた目が印象的だけど あんなに惹き込まれる眼ってなかなか居ないような気がする。
ポン・ジュノ監督さえ 「吉沢亮の目は吸い込まれそうで見てると うっとりしてしまう。」と言うくらい。(嬉)(ポン監督には吉沢亮を誉めてもメリットは無いと思うから この言葉は本心だと思ってる。)
ただ、この映画の中で一番魅力的だったのはキイロ。コムアイさんはdeleで独特な雰囲気を持った人だと思ってたが このキイロという役は 彼女に当て書きしたのではないかと思うくらいハマっていた。衣装も可愛いし 演技も表情も華奢なメス猫といった儚げな雰囲気が良かった。
そして特筆すべきなのは
その歌声!彼女の魔可不思議な?旋律の歌が この映画のなんとも言えない味を醸し出していた。エンドロールで キイロだけが2パターンでキャスト紹介されているのは監督さんのキイロに対する愛を感じた(笑)
さて「猫は抱くもの」
というタイトル。これがずっと引っかかっていた。
何故なら 我が家にも猫がおり猫はあまり抱かれたがらない。抱くというのは束縛されたようで彼女らは嫌がって腕から飛び出す。だから このタイトルは何を意味するのかイマイチずっと違和感。
でも この映画へのコメントを寄せてらした大林宜彦監督の言葉で やっと これか!と思った。
「人間は抱かれるもの?」という言葉である。 そうなのだ。「猫は(人間を)抱くもの」 なのだ。
確かに猫は気ままで何を考えてるか解らない生き物だ。
だけど 飼い主が弱ってる時、凹んでる時、何故か側に寄り添ってくれる。飼い主の人間を包む。抱いてくれる。のだ。
沙織と良男の関係も それなんだ!と納得した。
良男はゴッホに描かれ再生していく沙織を見て 自分には真似出来ないとショックを受け 「僕は、猫だね…。」と呟く。が、それが 正確だったて事。
良男はまた沙織の元に戻り 沙織を抱くのだ。猫として…。
(このロシアンブルーは沢尻さんに引き取られたそうな…。今 彼女に寄り添っている事だろう。)
【追記】
沙織の中学生?時代を演じた女優さんが、凛としてて可愛い。これからの活躍を期待したい。
ロマンス交差点 耳に残る 中々の名曲ですね。
不思議な世界観がいい
他の方のレビューが低くて驚きました、、!擬人化であったり、非日常的な雰囲気があり最後まで夢中で楽しめました。演出も斬新で、沢尻さん吉沢さん、峯田さんのお芝居も素晴らしかったです。
特にファンの方にはたまらない癒しだと思います。
【猫を擬人化した劇中劇。世にいう意欲作である。】
びっくりするほどクソ映画!
開始2分程で面食らう
元アイドルのスーパーで働くアラサー女と猫の物語。
可愛い猫映画と思いきや、、、猫はほぼ擬人化。
映画内容の7割位は舞台上という演劇に近い内容。
変わった映画内容に面喰らった。
「これなら演劇観に行った方がよくね?」と思ってしまう人もいるでしょう。
映画人に舞台演劇の面白さを伝えたく、あえてミックスした作風にも見える。
(分かりやすい様に映画ならではの映像フォローも有りますし)
変わった内容ならではの面白さに期待するも、う〜む。。。後半はまずまずだが、前半が暇!
コムアイが出始めた頃から面白くはなる。
じわじわは来る。
「ジョゼと虎と魚たち」が個人的に好きで、その監督作品として期待はしたが、らしさは出ているものの少し肩透かし。
主演は沢尻エリカで無くても別にいい。
内容も生の演劇で観た方が面白そうかな?とも思った映画でした。
長く感じた…
猫は抱くもの
猫が人間だと思い込んでいる姿が最悪であり早く終わらないかと考えなが...
不思議な世界観
・沢尻エリカさん、唄も上手
・耳に残る主題歌良かった
・観終わってホッコリした
・劇中劇・ミュージカル・アニメーションを取り入れた斬新な世界観演出だけど、私の好みではなかった
新しい!!!
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