猫は抱くもののレビュー・感想・評価
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癒し系ではありません(笑)。芸術的感性が光る、異色の動物映画。
【賛否両論チェック】
賛:不思議な雰囲気の世界観の中で、人間や猫達が織り成す人間(猫?)模様を通して、「自分」というものへの尽きない問いかけを体現していく様が、非常に芸術的。
否: 猫の擬人化や舞台セット、シュールな展開等、演出の好みはかなり分かれそう。猫目的に観るのはオススメ出来ない。
最初にまず好みが分かれるのは、何といってもその独特すぎる世界観です。屋内のシーンはほぼ舞台セットの中で描かれるほか、猫もほぼ擬人化されて役者さんが演じていらっしゃいます。なので、
「カワイイ猫の姿を観て癒されたい!!」
なんて思っている人が観てしまうと、相当期待外れに感じてしまうかも知れません(笑)。大体の役者さんが2役以上こなしていらっしゃるのも、なんだか舞台劇っぽいですね。
そんな不思議な世界観の中で描かれていくのは、夢に破れたヒロインと、自分を人間だと思い込む猫が出逢っていく、これまた不思議な人々・猫達との人間(猫?)ドラマです。
「本当の自分ってなんだろう・・・?」
誰しもが悩むそんな問いに、芸術の観点からそっと光を照らしてくれるような物語に仕上がっています。
ラストも結構芸術的すぎて割とブッ飛んでいる感じなので、好き嫌いは極端に分かれそうなところですが、とっても異色な動物映画ですので、気になった方は是非。
沙織と良男
観る前はたくさん猫ちゃん出てきて
抱っこたくさんしてモフモフするシーンなんかがたくさんあって猫好きにはたまらない!映画なのかなと思ってすごい期待してたら…
猫ちゃんがほんの少ししか出なくてほとんど
人間が出てたので猫好きには物足りない内容でした…。かわいい猫ちゃんたちを
もっと映して欲しかった…。 すてねこ橋で野良猫たちが集まって集会をするシーン。
最初少しだけ猫が映ってそのあとすぐに
人間たちに変わるから
「色んな世代の人間がたむろしてる」みたいな感じに写ってしまった。
実際は猫なのだから
人間の姿と猫の姿を交互に映してくれたら
良かったのにな…と。
全体的に演劇みたいな感じで進んでいき、セットも舞台裏に作ったセットを行ったりきたりする感じで…監督の計算なのかな…。 コムアイさん演じる猫のキイロと
峯田和伸演じる画家のゴッホのストーリーをもっと観たかった…。 でも猫たちは実際こんなこと考えてるのかな?と思ったり猫目線の会話は面白いシーンもあり
良かったし、
吉沢亮さん演じる良男が沢尻エリカさん演じる
沙織に抱かれるラストシーンは
幸せな気持ちが伝わってきて
嬉しかった。
世界観が独特
舞台風に撮影されていて、入り込むのに時間がかかる。
やっと入り込めたと思ったらまた転換で一から入り込む努力がいる。
そこを出演者の演技力でカバー出来ていました。猫擬人化のシーンは覚めますが・・・
大島弓子さんをパクってます。
沢尻エリカさんは私の好きなエリカさんでした。最後に猫を抱きしめて言う言葉は旅立ってしまったウチの猫を思い出して泣いてしまいます。
大島弓子さんを知らない人は検索してください。『綿の国星』は私の一番好きな
まんがです。苦手な猫が大好きになった気付かけでもあります。
こういう映画もある
戯曲の翻案かと思ったら違うのね。演劇の芝居がかった台詞でテーマを語ってく貧乏くささが、そのまま映画に持ち込まれてて「いや、それやるなら、舞台で観るから」と思ったよ。
ストーリーは超単純で「そこに落ち着くので良いんだ」と思うの。「そこに落ち着くのは単純だけど、確かに解るわあ」というほどは書き込まれてないのね。
作中で絵が出てきて「すげえ絵、描けた」ってことになってるんだけど、これ難しいよね。いつも思うけど映画で出てくる「すげえ絵だ!」って大したことないもん。この絵、画廊に持ってっても渋い顔されるでしょ。
色々とあるんだけど、岩松了、吉沢亮が引き締めるから観てられるね。沢尻エリカは往年の凄さはないけど、やっぱり可愛いし。
世界観が…?
レビューを読んで悩みましたが、猫大好きだし観てみました。
一体わたしは何を見せられてるの…???となるシーンが多かったです。
好きな人は好きそうですが、自分にはちょっと合いませんでした。
でも好きなキャストが多かったし演技もよかったです。コムアイさんかわいい。
そして、本物の猫はあまり出てこない。
じんわりと優しい映画
舞台みたいな映画だった。映画なんだけど、作り込まれた舞台セットがきれいで、見入ってしまった。じんわり泣ける。優しさとつらさにじんわりと。
猫はそんなにたくさん出てこない。猫が出てくると自由さに魅了される。
華やかな都会でスポットライトを浴びるアイドルと田舎の片隅で一生懸命働くスーパーの店員。
対照的な世界で沙織は生きてきた。
アイドルをやめてもメンバーカラーの水色をカバンやマフラーにまとい、彼女が出会う画家のゴッホの服は大好きな黄色の絵の具が飛び散る。
沙織の良男と、ゴッホのキイロ。
昔、絵本で見たあおくんときいろちゃんみたいな。2人の旅にも目が離せなかった。
映画を観に行ったきっかけは、なんか毎日に疲れていたのと、吉沢亮くんが猫を演じるらしいというので、気になって久しぶりの休みに電車に乗って観にきたのだけど、すごくよかった。吉沢くんが演じるロシアンブルーの良男はすっごく可愛い。沙織に撫でられて気持ち良さそうにゴロゴロしたり、沙織がトレイに流し込むキャットフードに食いついたり。これは吉沢亮くんだっていうことを忘れて良男可愛いよと完全に良男だと思って見てた。
沢尻エリカさんは女神のように綺麗だし、峯田さんは自由なゴッホにぴったりだった。歌もちょっと歌っていて嬉しかった。コムアイさんはほんと猫がそのまま人間になったような、キュートルックスと透き通るような声。
魔法にかけられたような、長い夢を見ているような素敵な時間だった。
上半期最悪😱
原作は未見だけど、このタイトル見たらファンタジー系ほんわかラブコメを想像しますよね?
固い役の多いエリカさまの素敵な笑顔とか、お気に入りの亮くんのゴロニャン姿を期待しましたが・・・
しかし、なぜに舞台風演出???
ただでさえ安っぽい画面が救いようもなく貧相になった上、ストーリーも何の工夫も無く、俳優陣もオール横滑り。
この監督にはこのジャンル不向きだったようですが、芸術作品じゃないんだからもっと観客を楽しませる努力をすべき。
同時期の「焼き肉ドラゴン」も酷かったが、まだ救いがあったと思います。
「沢尻エリカ、いい」
53本目。
沢尻エリカと言えば、ドラマ「1リットルの涙」で、錦戸亮が沢尻エリカを探して走るシーンで、レミオロメンの粉雪が流れて、号泣したのを思い出しますが、
この作品も沢尻エリカを代表する、映画の1本になったのではないでしょうか。
演技凄い良かったです。
不思議な世界観です。
⤴沢尻さん唄も上手
⤴耳に残る主題歌
⤴観終わってほっこりした
⤵劇中劇・ミュージカル・アニメーションと斬新な世界観演出だけど、私の好みではなかった
彷徨い血迷い見目好い人
私は猫がそんなに好きではないし、猫と見ればすぐ可愛い可愛いと騒ぎ囃したてる世の中の風潮を常より甚だ疑問に思っている。
それでもこの映画に出てくる猫たちは、なんだか愛しく可笑しく可愛く見えた。
擬人化させることで猫に対しての見方が変わって、一々ハラハラしたりホロリとしたりホッコリしたり。
純粋な子供のような話し方の良男に感情移入してしまい、全然何とも無いような場面で涙が出てきた。
元アイドルの超絶美女である時点で共感も何も無い沙織の、絶妙なダサさには気の抜けた笑いが出てきた。
「ツンデレ、デレ抜き」な職場仲間への態度といいゴッホへの高飛車な物言いといい、ちょいちょい引っかかる点はあれど。
一度丸裸になって、今までの自分を認めて今の自分を許し愛することが必要なのは、彼女だけでなく世界中のどの人にも言えることで、それを許してくれるこの映画に救われたような気になる。
ゴッホのような人や良男のような生き物がそばにいたら面白いだろうな…
観て良かったと思える映画だった。
舞台のような演出やアニメーション、音楽の使い方がなかなか今までにないようなもので面白かった。
沙織を軸にした本筋はわりとシンプルなんだけど、あちらこちらに展開し寄り道するストーリーを夢のような演出で無理無くまとめていたので全然飽きることなくずっと観ることができていた。
拍子抜けするようなトンデモ展開に萎えることも幾度かあるけど、すぐに持ち直す力があった。
好き嫌いは分かれるだろうけど、私は好き。現実味の無さが非常にマッチしていて良かったと思う。
水曜日のカンパネラが手がける音楽も良かった。
そもそも普段から聴いている音楽なので耳馴染みが良く身体に浸透してくる。
沙織と良男がじゃれ合うシーンにて、沢尻エリカの顔が小さすぎて遠近が狂うことが多々ありちょっと面白かった。
猫が大好きなのです。
舞台みたいな
撮り方でした。
キサラギとか
ニコールキッドマンの
ドッグヴィル?だったかな?
みたいな
すぐ
お芝居でありそうです。
一緒に見に行った人は
意味わからんって
言ってましたが
私は結構好きでした。
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