6年愛
2015年製作/79分/アメリカ
原題または英題:6 Years
スタッフ・キャスト
- 監督
- ハンナ・フィデル
- 製作
- ケリー・ウィリアムス
- ジョナサン・ダフィ
- アンドリュー・ローガン
- 製作総指揮
- ジェイ・デュプラス
- マーク・デュプラス
- 脚本
- ハンナ・フィデル
- 撮影
- アンドリュー・ドロス・パレルモ
- 音楽
- ジュリアン・ワス
- ライアン・アドラフ
- 音楽監修
- クリス・スワンソン
全てのスタッフ・キャストを見る
2015年製作/79分/アメリカ
原題または英題:6 Years
福山雅治、石田ゆり子との初共演は「運命」 最新作「マチネの終わりに」で“6年愛”演じる
2019年10月7日日本映画界を担う若き天才撮影監督・近藤龍人「ストレイヤーズ・クロニクル」を語る
2015年6月25日主演タイッサ・ファーミガは、「ディパーテッド」など大作に多数出ているヴェラ・ファーミガの21歳下の妹だそう。親子ほども離れた歳の差に驚くが、落ち着いた美女という雰囲気の姉に比べ無垢なキュートさが魅力だ。本作の撮影当時は二十歳前後、はじけるような若さも当然、魅力の一部になっている。
タイトル通り、6年間付き合ってきた若い男女の恋愛物。ご近所の幼馴染、メラニーとダニエルがそのまま恋人同士になり、お互いが初体験の相手なのだけれど、どちらも経験人数一人であることをそれぞれの友人や異性の上司にからかわれたりするうち、関係がぎくしゃくしてくる。
残念なのは、メラニーがすぐ切れて、ダニエルを傷つけるというパターンが何度も繰り返されること。長年付き合ったカップルの「あるある」エピソードの域を出ず、タイッサの魅力を活かしきれていないと感じた。20代後半になった今後、大人の恋愛を演じてくれるといいのだが。
強い一本。支持。
そうだ、恋は花束みたいなんかじゃない。
そうであってたまるか。
愛し合う程に傷付け憎しみ合うかの二人。
愛の痛みをこそ撮ったロマンポルノ秀作群を想う。
これを撮れるから米映画は強い。
ネトフリ、侮れぬ。
三宅隆太氏推薦作。