人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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圧巻のエンディング!
原作は未読ですが、ストーリーもわかりやすく後半になるにつれ、グングン引き込まれ迫力の結末で、さすがのキャスティングでした。監督さんは、大好きな映画ばかりなので安心していましたが、コメディからシリアス、サスペンスなど幅広いですね。日常に有りうる状況と感情が、たくさんありましたのでとても考えさせられ、泣きました。
泣きたいなら是非
試写会にて観させて頂きました。
期待以上に良かったです。なぜ何処と無くかんじるホラーテイストに感じるのはなぜだろうと
思っていたら監督が堤幸彦と知り納得です。
今年のアカデミー賞主演女優賞は篠原涼子さんで
いいのではというような迫真の演技でした。
子供が死んでしまう映画はしんどくて嫌だと
思う方はいるかもしれませんが
親になった事が無くて親の気持ちが解らずに
死にたいと喚いている人にぜひ見てほしい映画
私は親になった事がないから子供からしたら、そこまでしてまで私という存在を大事にしなくていいよ。見捨てていいよぐらいに今まで思ってたけど親からしたら、子供は唯一無二でどんな事をしてでも手放したくないそれ程尊い存在なんだなぁと考えたら涙が滝並みでした。
ヒットすると思うので是非。
涙が止まりません!
篠原涼子に感情移入できなかった
実年齢的にはありえないんだけど山口紗弥加と篠原涼子が姉妹逆であった方がこういう役柄ではこの作品を生かしていたと思う。
特に篠原涼子が警官と対峙する場面はアンフェアの雪平が出ていた感じでせっかくの良い作品が少し台無しにしている。
きっと私でもそうした
子と親の関係や思い
人魚の眠る家
作ってくれてありがとう
テーマは良いのだが…
エゴイズムがぶつかり合う作品
非常に重い映画です。
脳死や臓器提供というテーマに加え、子供の脳死状態に直面し、治る見込みがないにもかかわらず、延命を選択する親のエゴ、会社の社長でありながら、娘の為に製品開発の方針を変えるエゴ、自分の研究開発に没頭し、婚約者や人間性よりも研究を優先させるエゴ、人のためにとはわかっていても、研究に恋人を取られたと思って嫌なことをしてしまうエゴなど、様々な思いがぶつかり合い、一段と重いストーリーに仕上がっています。
役者さんの演技は皆さん大変素晴らしいですが、富裕層の家庭環境、臓器移植を待つ子供との対比、警察沙汰の騒動やラストの一瞬「!」なシーンなど、不自然な点と、泣きのシーンは子役頼みで、イマイチで感情移入できず、良い映画だけど1回見たらでお腹いっぱいって感じです。
良かった。
テーマの共感は難しい?
試写会に付き添いで行って来ました。
あまりこういう邦画はみないのですが 純粋に 「とある一家の物語」としてはよい作品だったと思います。
ただし テーマとなる「脳死」については 一見考えさせられたりする と感じますが冷静に考えると 映画の内容は主人公一家がお金持ちだからこその悩みや取り組みばかりであり 「まぁ金持ちだからこうできるよね」というような感じになってしまいます。一般人は映画の内容のように考えたりする暇や余裕すらないのだろうな と思うと ちょいと感情移入は難しい物語の設定なのでは… と思いました。
テーマ性を与えるのであればもう少し庶民家族が主役で 介護のために身銭を削って結果借金までして家族関係も複雑になって… みたいな感のほうがリアル感を感じられるのかなと。
当事者ではなく自分が第3者になってそういう人をみたときどう接してあげられるか という程度なら充分考えられる内容かとは思いましたが。
あとはいわゆる 東野圭吾ミステリー と言われてるみたいですがこの作品にはミステリー要素が感じられませんでした。意外な真実などもなく……(まさか指輪のくだりがミステリーなのか…?)
色々書きましたが 純粋に物語としてみれば楽しめる作品と思います。
重々しいテーマで2回は観たくないかも
寝不足の日に観たのに全然眠くならずに引っ張られた120分。観終わってのどっぷり出た疲労感は体調のせいだけではない。
脳死 ➡︎臓器移植と簡単に言うけど自分の身内や愛する人だったら「はい、はーい」とは簡単にサインはできまい。ここにこの映画(原作)の普遍的テーマがある。
誰もが篠原涼子や西島秀俊が演じる母親・父親になり得る可能性がある。
泣けるミステリー と銘打ってはいるが、涙のポイントはあまりなくラストのわかばの独白によるミステリーの解明、死の真相のくだりからが圧巻だ。
母・父、祖母、弟、従姉妹、星野が総出となり、大人の身勝手な欲望と虚構がそれぞれの人物から見え隠れする。(舞台っぽい演出!)
純粋な子どもの事故当時の懺悔によりそこにいる全員が自分の罪に苦しんでいたことを浮き彫りにしていく場面はこの映画の息もつかせぬクライマックスである。
ラストはライティングも穏やかになり、薫子(母)がなぜ脳死の娘を連れ歩いていたかが明かされるという小さなタネ明かしもあり、希望を見出せるエンディングとなっている。このラストに絢香のちょい重い歌声がマッチしていていつまでも残る。
難しいテーマ
プールの事故で脳死状態になった娘と両親、周囲の人間模様を描くヒューマンドラマは、医療や科学の進歩と同時に、私たちに倫理観を問うているかのようでもありました。
脳死、心臓死、臓器提供etc.に加え、現時点では神の領域だろうテーマが切なく、それぞれの葛藤や、ちょっと衝撃的な展開にも息を呑みました。
ただこの状況、この環境で同じような提案や選択肢があったとしたら、藁をもつかむ思いで″やってみたい″と思うのが普通の感覚のような気もします。
いきなり目の前の大切なものを奪われて、ただでさえ普通の精神状態ではないのですから。
そして、その結果、心が壊れかけてしまうのも、これもまた十分に考えられること、誰にでも起こり得る事なのだと思いました。
そういう怖さや危うさがあるのが人間なのだという想いの反面、限りない優しさも秘めた作品、映像的な見せ方も完成度が高く、堤監督らしいジャンルを超えた面白さを感じました。
原作者自身もそうですが、″涙がとまらない″みたいなプロモーションで、実際途中からすすり泣く声も聞こえてきて、ラストは号泣した方も多かったようですが、私は泣くことはなかったし、そういうタイプの作品にも思えず、これには少々違和感を感じました。
考えさせられる映画
子を思う親の心
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