人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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泣くだけ、の話ではなかった
よくありがちな話に、プラスαがあって面白かった。
内容を知らずに、観るのがオススメ。
日曜日、朝イチの上映。観る気満々の人の中に入っておりました。
感情移入して泣いている人がいっぱいいた。
篠原、西島秀俊でなくてもこの内容なら売れると思う。
原作とは違っても・・・。
原作を読んでからの鑑賞です。原作とストーリーは若干、違うのですが、映画の時間内に収めるとしたらなかなかの出来だと思いました。
個人的には原作の「本を読みに来る人」の部分が好きなのですが、やはりカットされていました。まあ、映画にするには無理な部分があるのでしょうがないのですが・・・。あそこに物語の「肝」があるように思うのは私だけでしょうか?
もしこの映画を見るなら、私はぜひ原作を読んでみてみて欲しいと思いました。
とはいえ、篠原涼子さんを始め以下俳優さん、女優さんの演技は良かったと思います。
子供を持つ親は自分がその立場にいざなったら、一体どうするでしょう?
ありきたりと言う人も中にはいますが、個人的には考えさせる映画でした。
絢香さんのエンディングの曲「あいことば」も良かったです。映画の余韻浸れる曲でした。
ラストは私は好きです。
時間のある方、単純に泣きたい方は見てみて損はない映画と思います。ぜひ映画館で!
最後は涙が止まらなかった
#98 最初から最後まで冗長さがなく一気に話が進んで行く。
頭では死を理解しても心では認められない親の気持ちや、周りの人間の気持ちに共感できて最後は涙が止まらなかった。
今年一番の秀作📽
新鮮味のないストーリー
映画の作りは丁寧で、それなりに完成された作品です。
ただし原作が良くない。
東野ファンには申し訳ありませんが考察が不足してストーリーに深みがありません。
脳死となった娘の死を素直に受け入れられない母親という話だけでわざわざ撮る必要があるのかなと思います。
例えば篠原涼子が我が娘に包丁を突きつけるシーン。
原作とは別物になりますが、このまま彼女が娘を刺した時に彼女の罪を周囲の人物がどう捉えるか?裁く側、裁かれる側の心情を映画にしたほうがテーマにより深く迫れる気がしました。
緊迫感から希望へ
篠原涼子役の母親と装置エンジニアが徐々に異常となっていき、これは一種のオカルト恐怖映画なのかと。だが、母親の異常と思えた行動はラストの伏線であり、クライマックスの警察との対峙での発言さえも、そりゃそうだと納得してしまう。
結論として、この映画は非常に深い愛を描いた良作と素直に感じた。何の邪念も疑念も無く素になって観る事が大事だが。色々と突っ込みどころもあるから。
人の技術が許される範囲と許したい気持ち
以前から気になっていた作品で重い設定に少し気が重くなりながらも観賞しましたw
感想はと言うと、良くまとまってます。
伏線の張り方もまとめ方も上手いので、原作を読んでなくても、映画だけでキチンとまとまっているのが良いです。
ただ泣かせると言うよりも心に迫るキューとなる思いに心が揺さぶられる感じでしょうか。
ただ重いですよねw それでも何処かでラストでは憑き物が落ちた様なスッキリ感がありますが、この辺りは好みの分かれる所かと。
我が子を脳死と判定されながらも心臓は動いていると言う事実に最先端技術で生かす(動かす)事で生きていると思いたい気持ち。親でなくても物凄く分かります。
脳死を受け入れると娘の心臓も止めてしまい、死が完全な形になってしまう。
実の親なら受け入れられないでしょう。
周りの人達との思いに差異はあるのは当たり前ですが、途中から最新技術機で動かされている娘に満足な母親とそれを奇異に見ている人達。
死んだ娘の可愛がってた人形を自分の娘と思い込んでる母親みたいな狂気と言うんでしょうか。
篠原涼子さん演じる薫子の演技もだんだん狂気染みた感じになってきますが、ラストでそれだけでない伏線にまとめ方に唸らされます。
テーマがテーマなだけに面白いと言うよりもこのテーマをどう捉えるかで感想も変わると思いますが、周りの人達の思いや判断はどれも間違っていないだけにやっぱり難しいテーマだなぁと思います。
圧巻は篠原涼子さんの母親としての狂気に近い思いがヒューマンミステリーとして成り立ってますが、まさしく鬼気迫る演技です。
瑞穂役の稲垣来泉ちゃんは動かない(動けない)中にもかなり難しい役を静かに熱演してます。
稲垣来泉ちゃんの演技や作品のテーマから、なんとなくは40年前の怪作「震える舌」を思い出しましたw
多分、この映画を観た後でも自分の周りに同じ事が起こっても、どの判断が正しいのかの答えは出ないと思いますが、自分の中で1つの答えとしてハッとしたのは、田中泯さん演じる播磨多津朗の“人間の技術が許される範囲”と言うセリフでそれは確実にあると言う事です。
それでも人の思いは理由や理屈ではないからこそ、この映画は面白かったと言うよりも、いろんな意味で考えさせられる骨太な作品ではないかなと思います。
ラストもありきたりかも知れませんが変に奇をてらうよりも良いかと思います。変に脱線もしないので割とスッキリまとまっていると思うので結構お薦めです。
泣けるよ、確かに。
原作を読んでからの映画。
東野氏の小説の中では、ずっと暗く重い、重すぎて吐きそうなくらい、難しいテーマ。読み終えても絶望感が強く残る。
映画はというと、泣けます。それも何回も。だけど、原作を変え、クソみたいなシーンを感動を見せつけるかの如く組み込む。
アホちゃうか?
時間的制約とかあるけど、母親の狂気と心の変化でクライマックスやろ、原作。
ワレ、何勝手にストーリー変えてんねん。
ホンマに残念です。
作者は細かい設定を散りばめながら小説に盛り込む方やねん。アホ脚本にしたら、魅力が激減するやろ!
客席に1割くらいの人入りやったのに、何でゆったり見ようとしている俺の横の席、おばちゃん座るかなぁ。口も臭いし、たまらん(怒)。映画には関係ないけど。
納得いかないシーンとおばちゃんの相乗効果?で、自分には何回も泣いたけど、60点
でした。
個人の考え方による
脳死判定。その宣告をされたらあなたはどう考えますか?意識はないが心臓も動いていれば、体も暖かい。人工呼吸器も必要で、食事はチューブで永遠に補給しなければならない。
突然の事故で娘の脳死判定をされた親が受け入れられないのも分かります。ただ物語が進むにつれて下の子がそれが原因でいじめに合う場面は胸が痛みました。生きてるってなんでしょう?私は後半まで胸くそ悪かったです。
ただ最後のシーンで次に命を繋ぐところでは涙ぐみました。
う〜ん
東野圭吾ミステリの到達点見事に映画化
なあんてキャッチコピーに騙された感じ。
物語は淡々と進んでいきラストエピソードの
回収もイマイチ。
泣けませんでした。
もし脳死の子を持つ親なら
気持ちがわかったでしょうが、
なかなかそんな方いないでしょ。
感情移入できぬまま。
絢香の主題歌は良かった。
ただただ号泣
娘を持つ母なら誰でも共感してしまう選択でした。
弟の気持ちもすごくわかるので泣けてしまう。
家族全員の気持ちが個々ですがすごくわかる。
ラストは涙が止まらない。悲しいのとかんがえさせられるのと、綺香の歌がマッチして胸がいっぱいでしばらく余韻がきえませんでした。
おすすめです!!見た方がイイ!!一緒に行った小5男子達も泣きそうになった、グッときたとのコメントです!!
同じ立場だったら…
一見、荒唐無稽に見えつつも、よく出来たドラマだと思った。医療技術の進歩は凄まじいので、リアルに起きる話だと思うと、複雑な感情が湧いてくる。
確かに命は重いが、だからといって何でもかんでも延命すれば良いというものではない。無理矢理生かされている体は誰のもので、本人の意思はどう活かされるのだろうか。
でも、子供を持つ親として、もし同じ立場に立たされ、活かす手段があったら、飛びついてしまうだろう。脳死だから生きていません、というのは簡単に割り切れる話ではない。
重いテーマではあるが、映画としては比較的見やすい形に仕上がっているので、それほど後味は悪くない。篠原涼子、西島秀俊も良い。展開としてもありきたりではあるけど、お爺さん役の田中泯の「人間超えてはいけない線を超えてるよ」という言葉が重厚で良かった。
もし自分ならと思うと・・・
初日に50割発動〜鑑賞者の平均年齢高っ^^;
先日のSUNNYは、イマイチ彼女らさがないかな!?って思ったけど・・・
今回は、予告見る限りハマってると思った通りの雪平オーラ全開でしたw
子を持つ親なら子供が、何処かに出かける度に心配は尽きない。
付き添いをした時に、預かった子供がもし・・・・><;
どの配役に自分を置き換えても切なく辛く虚しい。。。。
出てる俳優さん全ての演技スキルの安定感は、見応えあり!
最後は、久々の絢香が沁みる〜☆4
とても重いテーマ
テーマがテーマだけあり、深く考えさせられる。
母親、父親、研究者、医者、周りに関わる人達の思いや願い、考えが入り混じって、何が正解で何が不正解かわからなくなる。
最後は嫌な感じで終わらないのが救いかな。
泣けますか?気持ち悪いだけですよ。
先に言いますが、感性は人それぞれですので、これを見て泣いたという感想を貶めるつもりはありません。僕がよかったと思った映画を駄作という人もいるし、それはそれで構いません。
この映画は、僕にはとても薄気味悪い映画でした。
狂っても守りたいものがある、とは言うけれど、狂っている奴の言葉を素直に受け止めてくれるほど、世間は甘くはないですよ。
はじめ、テクノロジーの素晴らしさに驚嘆し歓喜した旦那が、徐々におかしさに気付き始めたでしょう?
科学者の恋人は、まるで啓蒙セミナーにのめり込む人間と同じような科学者の変化に、初めから気付いていたでしょう?
弟の同級生は、皆気持ち悪いって言ってたでしょう?
公園で行きかう人々は好奇と嫌悪の眼で遠巻きにしてたでしょう?
そういう感覚の方が普通なんじゃないのかな?
科学者の恋人の言葉や態度こそ、僕の感覚そのものでしたよ。
随分以前に、どうしても子供が欲しいと欲した芸能人夫婦がアメリカに渡って願いを叶えたことがあった。彼らはとてもすがすがしい笑顔で記者会見をしていたけど、見ているこっちはどうしてそこまで?という違和感がぬぐえなかった。生命に対する冒涜じゃないかと。この映画も同じ。財力がありたまたまその研究が身近にあった夫婦が、自分たちのエゴを叶えようと突き進む、そんな話。
あのあと誰も止めてあげなかったとしたら、おそらく母親は『青頭巾』に出てくる、鬼になった坊主のように変わり果てていったんじゃないかと思う。例えば、心臓が止まっても認められず、その肉を食らうような。
おまけに、夫婦役ふたりの棒演技に興ざめさせられる。ああ、そうだ、監督はあの人だったっけ、とさらに冷める。
鑑賞後の気分は、不愉快しかなかった。
奥深い
何度も身震いしました。
久々に、こんなに胸に突き刺さる作品を観た気がします。
平坦に進むかと思われた物語の急激な加速、圧巻の演技力、そして何より、現代ならではの最先端技術。
人は技術を進化させ、技術は人を狂わせる、そんなことを思いながら観ていました。
一歩誤ると暗く狂気に満ちたものになりかねないこの題材。キャストの本気の演技と決して飾らない脚本、印象を与えつつも大袈裟にはなりすぎない演出。
これらの要素により、観ている側が引き込まれる素晴らしい作品になったのだと思います。
にしても、子供の涙は反則です、、途中涙が止まりませんでした。
「脳死は人の死」というフレーズをどこかで聞いたことがありますが、この作品によりその考えも覆された気がします。
父親は生きているとは思えず、
母親は生きていると思いこみ、
研究者は自分の研究に利用し、
周りの人たちは希望を持たせるために生きていると信じるふりをする。
どれが正しいのかはわからないし、誰かが決められることではない、とわたしは思いました。
脳死の娘を「人魚」としたのは、
水の事故に遭って、もうここにはいないけど、あの時の水の中で今も生きている、という意味が込められているのでしょうか…?
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