人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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瑞穂ちゃんこわい。。
いやー!泣けた!
でも瑞穂が脳死状態になって、
お父さん(和晶)が電気?で脳の信号を
送って体が動けるようになったり、
機材が取れて外に出れるようになった時、
お母さんがその機械にのめり込んで、
顔の表情まで動かしたり、
あのシーンなんか怖かった。
子どもが脳死なのに、、
子どもたちも可哀想だったな😵
篠原涼子演技すごすぎ(笑)
あれ友達の美晴ちゃんが指輪をとろうとして
代わりに瑞穂ちゃんがひろおうとしたら
溺れちゃったんだね。。
美晴ちゃん辛かっただろうなー😓
最後は移植したけど、
移植した相手がまさかの
1番最初にボール落としてそれを拾おうとした
しょうごくんだったっていうね。
なんかすごい映画だったな!
原作よりスッキリしてる
タイトルに惹かれて買った本が映画化、 いつもなら映画をみて原作を読むのが多いので 頭の中で先を見ながらゆっくり観れました。 東野圭吾さん特有のごちゃっとした感じから いくつか設定が省かれているからか、 スッキリとした印象でした。 キャスティングも良かった。 特に子役は3人とも幾つの時から演技の勉強してるの?!っと思う程上手。 1番は従姉妹の女の子、この先に期待。 あと監督を見ないでみたけど、最後堤監督の名前がクレジットされてびっくり(笑) 堤作品の中では上位の出来なのでは?
最新医療技術は脳死を超えられるか
脳死の状況に置かれた我が子の救いの手は最新の医療技術であった。しかし、それはあたかも生きているように見える見せかけの「生」でしかなかった。
生き返ってほしいという親の強い願望はあらゆる手段に望みをかけるが、他人からは狂気の行動としか映らない。
何をもって「死」とするのか、そして、それを判断するのは誰なのかを問う映画だと思う。
外野は黙ってろ
美しくも悲しい話です。
薫子の異常とも言える行動や考えに寒気を覚えたと、ここのレビューでは多く見られるし、私も正直気持ち悪さを感じたのは事実です。
しかし、当事者にしか理解出来ない事って世の中に無数にあるし、それを非難する権利は誰にも無い。
ただ、観ていた誰もが薫子が瑞穂に包丁を突き立てたとき止めて欲しいと思ったのではないでしょうか?それは瑞穂は生きていると思っているからではないでしょうか?
勿論、臓器移植の為に意思表示する親が非常だと言いたいのではなく、当事者が生死を判断すればいいというのが最終的な私の思いです。
従ってこの映画のテーマの1つである、法律については他国に追従するのでは無く、親が判断して決める現行法で良いと思います。
それもまた親にとっては非情な判断を強いるのだとしても、それも親の責任の一部ではないでしょうか。
リアリティーがありすぎてこわくなる
少し前(原作を読んだ頃)なら、こんな技術を信じられなかったし、ありえないと思っていたが、技術研究の進歩はめざましく実際にありえるかもと感じさせる映像、演技だった。もしも自分がと思うとこわすぎる。
取捨選択
東野圭吾原作 絶対的話題作だし、 予告編観た時にあ〜これ絶対観るやつだわと 思ってしまってた作品で、 案の定、 私好みの映画でした。 ヒューマンミステリーだから 家族のお話だから 泣かせにかかってくる系かな、、 なんて思ったりもしてたけど とにかく 何もかもが苦しい世界だった 何かを得るためには 必ず何かを失わなきゃならなくて それが突然であったとしても 答えを出さなきゃいけない この物語に出てくる人達は きっと最初は私たちと同じ目線だったけど 一瞬にしてその立場に立ってしまった 選択を迷えば 答えを出せと急かされ 答えを出せば悲観され 何を選んでも正解じゃないって言われて 取り戻せる事象には限りがある事なんて たぶん全員がわかっていたけど それでも失くさないで持っていたいものを 必死に狂ってでも守ろうとしてた。 その強さ、あるいはその恐さが人間の愛情なんだろうなぁ、 それをお芝居で見せられる技量がほしい、、 熱量とか単純な言葉じゃなくて 表せられない事がもうすでに素晴らしい事で 素晴らしい役者さん達なんだなぁ、と思います。 捉え方とか見え方は人それぞれだろうし 現実的に考えるのも大事だけど 奇跡とか希望とか目に見えない抽象的なものを 信じられる綺麗な心を持っておきたいと、 ふと思いました。 何かが人間を超えてしまう瞬間の 例えばロボットとか、 そういう恐さが凄くありました 感情を持たないままに生きてても 結局人はだめになっちゃうから 綺麗事を言うつもりはないけど、 人と人が繋がって共鳴し合って生きて欲しいし そういう世の中だと生きやすいですよね 生き難いって思う事沢山あるし 自分より下にいるなんて人を見つけて 安心しても惨めになるだけだから 自分をちゃんと認めて信じてあげられるようになりたいです、 私普通に生きてる時はあんまり現実に感情移入しないタイプなんですけど 映画とかお芝居観てると完全に持ってかれちゃうタイプなので 苦しいとか全部引きずってしまうけど その感覚が大好きだから この作品はいい意味で後を引く作品でした。 偽りの希望で終わらなかったところ、 凄く好みでした。
泣けた…
とにかく子役の女の子が可愛いらしいです。それが救われます。 にしても西島さんの棒読みな演技が自分はあまり好きじゃないなぁ…旦那さん役が田中さんの方が良かったなぁ。 あと川栄李奈さんも良い女優さんですよね、好きです。 映画で泣きたい人にはオススメです。
子役がよかった
脳死、心臓死、どちらを一生の終わりとするか。 テーマはシンプルではある。 次第にやり過ぎた方向へいく母だが、お金があってあの方法が取れるならば仕方ないのかなと理解できる。 過剰ではないもののお涙ちょうだい感がやはりあり、そこで冷めてしまった。 ただ、子役はよかった。いやらしい演技感がなく安心して見られた。
AKBヲタなら見るべき
大スクリーンに映る川栄李奈は見事に美しい。 三太郎シリーズからこのようなシリアスな演技までこなせるりっちゃんはもう大女優の仲間入りだ。 AKBの時から応援してきて本当に良かった。 これからの彼女の活躍を心より応援したい。 脳死、臓器移植においては第三者としてではなく、実際自身が体験すると苦渋の決断を強いられる事になるのだろうと、感情移入に捕らわれた作品でした。 子役のお三方の演技は神レベルで、映画でこんなに泣けたのは、AKBのドキュメンタリー映画の時以来でした。
リアルな家族の話、命の話
今、ここに在ること、周りに人やペットがいてくれること、自分の意志で、自由に好きなことをできることに感謝したくなる。そんな映画。
子供がいる大人は、より色々な想いをするような気がする。
他の人のコメントにある通り、非常に重いテーマではあるが、篠原さんが演じた母親の心情、行動は、色々なことを考えさせ、気づかせてくれる。そして、やはり母親は強いと感じる。
映画が終わったあと、自分が同じ状況になったら、どうするのだろうか、必ず考えると思います。命、意識は、どこに宿るんだろうね。脳が死んだら、人ではなくなるのかな。なんか、魍魎の匣の話を思い出してしまう。
生と死の境界線
生と死の境界線はどこにあるのか、そんなことをずっと考えながら見ていました。 愛する我が子の死を受け入れられない母親の気持ちは、察するに余りあります。そんな母親が一縷の望みをかけて延命措置を希望し、最先端科学に頼る気持ちもよくわかります。その願いを受け、若い科学者が希望を夢見て研究に没頭していく姿も、共感的に受け止めることができました。 しかし、それが脳死者の肉体的健康を維持する目的を超え、周囲の人間の願望を具現化するための操り人形と化してしまえば、そこにはもう人間の尊厳など存在しません。あるのは生身の人間を傀儡とする狂気だけです。そんな異常さを感じてからは、もう共感などできず、あとはずっと第三者として傍観、いやむしろ引いて見ていたと言ってもいいでしょう。 かたくなに「死」から目をそらし、必死で「生」にすがりつき、しだいに壊れていく母親を、篠原涼子さんが熱演していて、実際そうなってしまうのかもしれませんが、それがどうも空回りし、暴走しているように感じられてしまい、共感できませんでした。娘の「生」を必死にアピールするかのように連れまわしていたのに、終盤でがらりと心情が変化するのも、イマイチ腑に落ちなかったです。 ただ、奇異な行動の理由が明らかにされ、それには十分納得でき、心のどこかでは娘の死を受け入れていたのだと思い、ちょっとホッとしました。ラストも予想どおりの決着のつけ方でしたが、無難な落としどころだと感じました。 人の生死を操作するような研究は、科学の進歩か暴走か。いま一度、一人一人が考える必要があるように思いました。
辛く重いテーマだが、このような状況が不幸だけをもたらす存在では無い事を気付かせてくれた
毎度の事ながら、本作の東野圭吾に因る原作は未読の為に、何処まで原作の良さを描き出しつつ、映画としての面白さを表現出来ているのかは判断が私には出来ない。 だが、ファーストシーンとラストシーンの繋がり方が心地良くて、重い筈の本題のテーマである、臓器移植や、脳死判定等の医療制度に付いての問題点及び、それに纏わる家族みんなの葛藤と言うとても深くてしんどいテーマを見事に、描き出している作品だったと思う。 人命そのもの重さは勿論の事だが、人間が生きているとはどういう事なのか?その命の尊厳と、生きている事の意味を深く考えさせられるヒューマンドラマに仕上がっていると思う。 流石は堤幸彦監督ならではの、エンターテイメント性溢れる画作りに感服した! 私は父親の立場と祖父母の立場で物語を注視していたが、もしも自分が瑞穂の親ならばどう言う決断をするかが、ずーっと最後まで付き纏っていた。 西島演じる瑞穂の父が偶然にも、最先端医療の機器に関わる会社の経営者と言う事も有り、尚更瑞穂の延命が可能となる分、問題を長引かせる結果となったのは、果たして瑞穂にとっては幸せな事だったのか?私には結果が分からない。 余談だが私も、今年、年老いた母の末期がんの介護で最後は延命処置をするか?しないかの決断は自分一人の問題ではないので、物凄い葛藤があった。 実際にこの主人公のような家庭を持つ立場に自分が陥ったならば、経済的なゆとりの有る無しに関わらず、延命させる事の是非の判断は易々と出来るものでは決してないし、下した判断が正しい物であったのかについての疑問は、常に長く付き纏う。 本作を観ていて一番心が痛かったのは、矢張り瑞穂の祖母を演じた松坂慶子の存在が重くしんどい。 彼女は被害者では無く、同じ家族の中でも唯一の加害者になってしまうと言う不幸を更に背負い込む分、瑞穂が回復する事をどれ程望んで止まなかったかを想うと、今でも心が痛む。 そんな中で、瑞穂の治療を手助けする事になる、星野を演じていた坂口健太郎の存在に救われた。真面目で嫌味も無く純粋で少し天然要素を含んでいる彼の優しい存在感にかなりほっと出来た。 母親の薫子もきっと、この研究者がいてくれていた事はかなり希望と救いになっていただろう。 そして少しずつ、壊れて歪んでゆく薫子を演じていた篠原涼子は完全に夫を演じた西島の影を薄くしていたね。 何と言っても母親の子供救いたいと願う事に対する執念の強さに敵う者は存在しない。 それにしても、邦画界でも最近の子役は芝居が上手になってきたものだ。ちゃんと役柄に成りきっているのに、驚きと関心をする。今後が楽しみな三人だ。 薫子が介護疲れで寝入っている時に観る夢に更に、感動する。現実にも似たような出来事はきっと起こるだろうし、何よりも人間が肉体という身体だけの存在だけではなくて、人の本質は魂で、それはどの様な状況でも、家族と繋がって離れるものでは決してないと言う事実にも納得出来るシーンだった。それ故に、私は脳死を持って、やはり死亡判定をする事は認められずに、心肺停止を持って人の死と捉えている日本の今の医療の考え方をどちらかと言うと指示するかも知れない。本作は観る人それぞれの立場や、考え方で評価が大きく分かれるかも知れないですね?
様々な問題を考えさせられる映画だが〜
様々な問題を考えさせられるいい原作・映画。でも篠原涼子・西島秀俊の演技は上手かったけど、どっかで会った感じがして、なんか新鮮さ感じなかったなー それぞれの演技に飽きたのか、二人一緒だから尚更そう感じたのか。 新鮮さないから、感動も薄れたな。
やはり東野圭吾の原作はいい
原作にある程度則っていて良かったと思います。原作はもっと重く感じ、考えさせられましたが、映画ではその辺は薄い印象に映りました。 しかし篠原涼子の迫真の演技には感服しました。 最終盤は涙でした。
少しホラーのようでもあり
わが子の突然の「脳死」にどう向き合うのか。痛切だが単純で面白味のない展開になりそうなテーマを、最新科学と絡ませて少しファンタスティックなテイストに仕上げている。二人の盲目的に突っ走る人物がいる。娘の死が受け入れられず、なりふりかまわぬ愛で周囲から浮き上がる母親と、自分の科学技術の意義を信じ、少女を実験道具としてしまう研究員と。物語は二人に引っ張られながら、一方でそれを引き留めようとする良識ある人たちとの葛藤でもある。母親には夫であり、妹や母などである。研究員には恋人であり、社長であったりする。このあたりの人のバランスがとても良く、うまい具合に納まるべき所に話が納まる。何も問題が解決したわけではないが、最終的には娘の優しさに全員癒されてなんとなく解決したかのように思わせられるそんな映画でした。
この作品で注目したのは、まず坂口健太郎である。一途な理系男子がとてもよく似合う。そして娘役の稲垣来泉は「この世界の片隅に」の晴美以来であるが、控えめで稀有な可愛らしさがある。
死の尊厳について改めて鋭く問い掛けられたように思いました
脳死に陥った娘を特殊な技術で生きているように見せることに執着する母親とその家族たちとの愛と葛藤を描くヒューマンタッチの近未来フィクションドラマ。技術が進み、多種多様な延命治療が可能となった現在、人の生死の境が徐々に曖昧になってきているのかも知れません。そんな中、この作品で描かれているような「延命治療(工作)」はまだ実用化されていないとは思いますが、ひょっとしたら案外近い将来実現するかも知れません。そうなると、本当は死んでいても、周囲の人間が「死んで欲しくない」と望めば、あたかも生きているかの如く肉体を維持し続けることも可能になってしまう。そんな社会に生きてみたいと私たちは思いますか? そんな風に生かされたいと私達は望みますか? この作品はそのような問いを改めて投げかけてくれているように感じました。篠原涼子さんが「痛い」母親を熱演。終盤に近づくにつれ、話がドンドンエスカレートして行くだけに最後はどう着地するのか気を揉みましたが、作中の伏線を見事に回収して大団円に持ち込む監督の演出もお見事でした。
ドナーとレシピエント
冒頭、「人魚の眠る家」の庭に侵入した少年は、ラストで、心臓移植を受けて元気になり、病院から自宅に戻ってきた少年と同一人物ですね。
つまり、ドナーとレシピエントが既に一度会っていたということ。
少年は、もしかして自分に心臓を提供してくれたのは、あの「人魚の眠る家」で会った少女かもしれないと思い、それを確かめにもう一度その家を訪ねる。
しかし、その家は取り壊されて更地になっていた。でもそれは、そこに住んでいた家族が、昔経験した辛いことを乗り越えて、新しい生活を始めたことを暗示する。
少年もそのことを悟り、自分に新しい命を与えてくれた心臓が、かつてこの家で会った少女のものであることを確信する。
ラストが前向きで良かったです。
あと、篠原涼子のおばさん顔が、子供を覗き込むようなアングルで、急にどアップで画面いっぱいに映し出されるのにはびっくりしました。心臓に悪いのでやめてください。
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