シンプル・フェイバーのレビュー・感想・評価
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したたかさに目覚めた聖人
WOWOWにて前情報なく視聴。
ストーリー知らずに観たので楽しめた。
吹替で観たので、次は字幕で観たい。
映画冒頭の、典型的なお人好しで純真がゆえのおせっかい焼きで「聖人ぽい」ステファニーが、物語を通じてしたたかに、最初は躊躇しながらも人を欺くことを覚えていく。
「シン・ゴジラ」のセリフを借りれば、「危機というものは日本でさえも成長させる」。
プラスかマイナスの成長かは分からないが、とにかくステファニーの成長ヒストリーは観ていておもしろかった。
人は誰しも秘密があり、それを共有できる相手を親友と呼ぶのかもしれないが、そもそも秘密自体が虚構だったならば親友との関係も虚構なのだろうか?
でもこの2人はその後よい友だちになりそうな気もする。
また、ステファニーの亡き夫も、実は義兄のことを知られたので…という可能性もあるのか、いやそれはないか。
以下、印象的なセリフ。
「強く言わなきゃ分からない、特に強い相手にはね」
「私はパン屑を追うだけ、着くべきところに着く」
「嘘じゃないです掃除してます」
「これぞハイブリッド車、死ぬほど静か」
「車にはねられたばかりよ、あなたの膝が心配」
「ごめんね…いいえ謝らないわ、約束だもの」
女優2人の演技が光るサスペンス
アナケンドリックとブレイクライブリーの女優2人の良さが際立ったいました。
夫を亡くし保険金で暮している、空気の読めないお節介な明るく天真爛漫なアナケンドリックとキャリアウーマンでお金持ち、気怠く気の強いブレイクライブリーの2人がとにかく光ってて。
内容としては、サスペンスとしては格別ではないかも知れませんが、女優2人の良さが際立っていた作品かと思います。
エンターテインメント作品としてオススメです。
全てライト感覚
ザ・ブラックコメディ。早口でまくし立て、ダンスするアナ・ケンドリックはcuteでした。クールで上から目線のブレイク・ライブリーははまり役。しかし、妻が死んだのに妻の親友と、すぐにそうなるって、どっちもだけど…。展開は目まぐるしく変わって予測できなかった。結局旦那が一番情けない
タイトルなし
アナ・ケンドリックは可愛いし
ブレイク・ライヴリーは美しい
.
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ママ友となった正反対のふたり
親友だと思っていたのに…
.
サスペンスなんだけど
コメディ??
しかも…ブラック
女はしたたかです🤭
.
楽しめる1本🍸️🍸️
ママ友には気をつけろ
ブログで料理などを公開している明るいシングルマザーが主役(アナ・ケンドリック)、ママ友になってよ、と近付いてきたのがブランド物を身につけたセクシーなキャリアウーマン(ブレイク・ライヴリー)。
ところがこの女が殺されてしまい・・・。
主役二人ははまり役で観ていてとても楽しい。
ブレイク・ライブリーVSアナ・ケンドリック 勝者はどっちだ!
原作小説の評価が高く、出版前に映画化が決まったという触れ込みで映画化されたミステリー&サスペンス。(そんなことあるのか?)
だが、映画の色調がブレイク演じるエミリー(派手だがセンス良い)とアナ演じるステファニー(こちらやや地味)の服装の鮮やかさや、コメディタッチの部分が合ったり、サスペンスなのに昼のシーンが多く(監督曰く”郊外ノワール”、今までにない作りが斬新だった。
が、矢張り原作及び、脚本の捻りに見事にやられた作品。
後半、怒涛の勢いで物語は進むがここがもう少し作りこまれていたらなあ、と思った作品。
<2019年3月8日 劇場にて鑑賞>
ミステリーなはずなのにコメディ色が顔を出す
結末も完全にミステリー寄りなのに、処理の仕方がコメディ!!
ミステリーとコメディの2層構造映画の新境地ではないだろうか。ドラマで言うと『デスパレートな妻たち』『デビアスなメイドたち』が好きな人にはオススメ!!
おもしろい!飽きない!
メイン女優2人が美しいうえにストーリー展開もテンポがよかったのでずっと楽しく、飽きずに見れた。
何が起こるか予想がつかないので、あらゆるシーンに期待感を持ちながら観ていられる。
おもしろかった。
「オシャレ」に潜む、虚飾と自己顕示欲
〈衣服〉は、身に纏う者の“虚勢”であり“虚栄”
〈楽曲〉は、その時々の“心情”と“感情”
それぞれを表現に全面に用いた
新しいようで、どこか懐かしい作風でした
本作『シンプル・フェイバー』
颯爽とポルシェから降り
雨の中から登場しイッキに心を鷲づかみ!
な「エミリー」もさることながら
先代のスバル・クロストレック(日本名:XV)
アプライドモデルE型、しかもデザートカーキ色の車で
疾走する「ステファニー」の姿と相まって
ポップで豪胆なほどの行動的な彼女が
とってもチャーミングで、わたしはステキに見えました♪
「女は秘密を着飾って美しくなる」
某探偵マンガの登場人物、
コードネーム “ベルモット” の言葉です。
カクテルの王様とされるマティーニは
そのベルモットとジンを合わせたものです。
花言葉ならぬ〈カクテル言葉〉は
《知的な愛》だそうです。
「シスターキラー」、「ブラザーファッカー」
…と罵り合ったエミリーとステファニー。
ふたりの違いは何だったのでしょう?
秘密を隠すため、偽りで塗り重ねたエミリー…
秘密を隠すため、誰にでも甲斐々しく振舞う姿を、
聖人ぶった偽善者だと揶揄されていても
好奇心の赴くまま、自分を貫いたステファニー…
ふたりの対決を仮に〈 傲慢 vs 欺瞞 〉という
構図に置き換えてみたらどうでしょう?
どっちもどっちでしょうか?
ネットが普及した現代において “評価経済社会”
という考え方があります。
お互いを評価し合い、監視と管理を
同時に行う社会の仕組みを言うそうです。
「もっともな偽善は、真善と区別がつかない」
「やらない善より、やる偽善」
という言葉があるように
《相手にどう見えるかではなく、どう見せるか》 が
勝敗のポイントだったのだろうかと思いました…
まあ、そんな理屈は抜きにして
久し振りに胸がスカッとする気持ちのいい
作品を観れてよかった!
無理して強行スケジュールで
劇場に行った甲斐があった!!
でも最後にこの作品の字幕にツッコミをいれます!
エミリーを車で突き飛ばした
ママ友仲間代表の父親!(この時点でわたし失笑!)
「さすが静かな国産車!!」というセリフ!
いや、トヨタ・プリウス日本車だからッ!
アメリカ人が国産車って言うの間違いだからッ!!
2019/03/31 劇場にて鑑賞
おまえは名探偵コナンか!
あっけらかんと し過ぎ!
騙しあいが過ぎるわ!
やっぱ女は恐い…
て 観ながらツッコンデました。
でも面白かった!
テンポいいし飽きさせないし
ちょっと サスペンス物 観たいなー
て気分の時にドンピシャ! でした。
オチとかどうでもいいと思える
大好きなブレイク・ライブリーとアナ・ケンドリックコンビの作品なのでめちゃくちゃ楽しみにしてたんだけど、ライブリー演じるエミリーの宝塚バリのイケメンファッションと口の悪いバリキャリキャラが小気味良く、アナ演じるステファニーの生真面目でへんな靴下も似合っちゃう底抜けに明るいさえない主婦キャラが愛くるしくてそれだけでもうお腹いっぱいに!
展開としては親友の不可解な死と、死んだ後になぜか姿を見たりしてビビったステファニーが独自に調査を始め、パズルのピースを埋めてくお決まりなもの。
オチが双子ネタだった事には残念な気持ちを隠せないが、オチが明かされて計画が失敗してからもエミリーはひたすらにタフ!!刑務所でのバスケシーンとか、なんかもうかっこよくて笑ってしまった。でもさ、愛する人のお母さんの指輪盗むのはナシでしょ。飛行機でのあのシーン、ふざけんなと腹パン食らってもいいと思うんだけど・・・ああいういきすぎシーン見るだけで感情移入もくそもなくなるから不思議なもので。
ステファニーは小型カメラでどんでん返しを録画し、ブロガーとして成功!ブラックユーモアが溢れんばかりに詰め込まれたミステリ、いや、これはもうコメディと言っていいでしょう。
つまらなかった
私も含めてこの作品に何を求めて観るかなんですけど、私的にはサスペンス要素があるとの事でブレイク・ライブリーも好きだし、サスペンスも大好きなんですけど、これは全くつまらなかった。ハラハラドキドキも無いし、え?そうだったの?もない。三つ子は流石に予想してなかったけど、双子かなって予想は出来た。まだ2時間サスペンスの方が面白いかと。
実際だったら怖い、映画だから面白い! THEママ友バトル!
日本でもTVドラマやワイドショーなどの題材になる“ママ友”。
その付き合い方のあれこれは、万国共通。
そんな複雑なママ友関係を、スリリングとブラック・ユーモアを巧みに織り交ぜ、極上のミステリー・エンターテイメントに。
全米公開時から気になっていたのだが(理由は後ほど)、期待以上の面白さだった!
家事や育児などのブログをやっている平凡な主婦ステファニーは、子供たちを通じてキャリアウーマンのエミリーとママ友に。
何もかも対照的な2人だったが、お互いの秘密を打ち明けるほど親しくなる。
アナ・ケンドリックとブレイク・ライヴリー。
好みの女優2人の共演。見たかった理由というのが、これ。
このキャスティングも見事。どっちがどっち?…なんて考える必要も無いくらい、役柄もイメージも各々にぴったり。
キュートなアナは、明るくお人好しのステファニー。着る服もまるで子供のよう。
親しみ易いが、その“いい子ちゃん”振りがかえってちょいとウザい。アナの好演でそのバランス加減が絶妙。
圧倒的な美貌のライヴリーは、クールなエミリー。家の中でも着る服はモデルのよう。
強気勝ち気な性格で、生き方も考え方も何もかもカッコいい。が、何処かミステリアス…。
対照的ではあるものの、それなりに自分の人生を満喫している2人。
が、腹を割れば、不満や秘密を秘めている。
夫を亡くしたステファニー。夫だけじゃなく、仲の良かった義兄も。
同乗した2人は事故死し、その原因は自分にあるのではないかと。
エミリーが問い詰めると、実はステファニー、義兄と…。
作家で大学講師である夫とラブラブのエミリー。が、実際は…。
スランプ中の夫や仕事面で不満が蓄積。
昼からマティーニを飲み、黒い噂も多々。
また、写真を撮られる事を非常に嫌う。
こういう場合は大抵…。
そんなある日、子供を任せ出張に行ったまま、エミリーが行方不明に。
親友の行方を追うステファニー。
その甲斐あって、遂に見つける。が、湖の底で、遺体となって…。
ミステリーあるある。真っ先に疑い掛かるのが、ラブラブに見えて実際は関係ぎくしゃくしていた夫。多額の保険金も怪しいが、夫にはアリバイ有り。
そして、ステファニー本人。これまで彼女が語ってきた事は嘘偽りで、実は…って事はミステリー作品によくあるが、彼女の動向は本物。
すると、何かしらの事件に巻き込まれたか、事故か、自殺か…?
妻/母を亡くしたエミリーの夫と子供の力になるステファニー。
傷心の親友の伴侶と…定番の関係に。
ある日エミリーの子供が、母親らしき人物を見掛けたという。
それ以降、ステファニーの周りで、エミリーは実は生きている!…と思わす陰が。
エミリーについて調べ始めると、徐々に驚くべき過去や本性が…!
ネタバレチェックを付けてオチに触れてもいいのだが(一応ネタバレチェック)、やはり結末はご自身の目で。それがミステリーの醍醐味♪
少し触れるとしたら…、
はっきり言って下世話なストーリーで、見終わってしまえばステレオタイプ。『ゴーン・ガール』のようでもあり、『ガール・オン・ザ・トレイン』のようでもあり…。
でもそれを、実に面白く捌いている。
書き出しでも触れたが、スリリングとブラック・ユーモアの織り交ぜ方が本当に絶妙!
シリアスかと思ったらコメディ要素(特にアナの類い稀なコメディエンヌとしての快演)が作品を軽快なものにしている。
そのコメディ要素も邪魔にならない程度で、本筋はサスペンス・ミステリー。
謎めいたエミリーに終始翻弄され、明らかになっていくエミリーの過去と物語の顛末にグイグイ引き込まれる。
音楽の使い方も巧く、展開も快テンポ。洒落てて、スタイリッシュで、ちょいブラックで、ユーモアもいっぱい。
コメディが多いポール・フェイグ監督がミステリーに初挑戦。手腕は上々!
二転三転。どう相手を出し抜くか、翻弄されているのはどっちか…?
○○○○・ファッカーvs○○○○・キラーの“ママ友”バトル!
本当に女って、強かで怖い…。
もし近くでこんなママ友いざこざがあったら…?
是が非でも関わりたくない…。
好みの女優を眺めて、ミステリー映画として見るのが一番!
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