億男のレビュー・感想・評価
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ありきたりな内容
偶々WOWOWを点けたらお金の話だったので、見ることにした。
先月母を亡くし、相続を控えた自分にとって、今後のお金の使い方を考えてみたかった。
高橋一生さんは良かったが、佐藤健さんの演技はやはりイマイチだった。
ありきたりな内容ではあるが、この作品の良さは、お金というものの正体を暴こうとしているところ。
お金は無くては困るものだが、人が考え出したある種の幻想のようなもの。
それに踊らされることなく、使いこなせるようになりたいと思った。
お金を一度は手にしたことのある人には向いているが、生活苦の人には響かない内容なのでは?
お金の魔力や怖さを説いたところで、現実に苦しい人には何の意味もなさないから。
ダラダラ流れてたらいつの間にか終わってた
終始主人公が周りのみんなに振り回されっぱなし。周りのみんなが好き勝手ぶっ飛んだ主張をして、それをひたすら主人公が聞いてるだけ。
何かすごく良いことを言ってるようにも思うのだが結局何が言いたいのかわからない。いろんなものを曖昧にしすぎてレベルが高過ぎる。わかる人はわかるのだろうか。
テーマは「お金って何だ」。
みんなして「お金とは」の持論を語りまくる。何か高尚な事を言ってる気がするのだがいまいち理解ができない。
主人公が宝くじを当てて「これで好きなものを買ってあげる!」と言ったら彼女が「あなたは何もわかってない」的な事を言ったのに、最後には宝くじの金で息子の自転車を買ってあげて普通に彼女は喜んでいる。なんなんだ。
全体的にふわふわしていて「何が言いたいのかわからない」という感覚がずっとあったまま終わった。
知見が深い人ならもっと深い何かが見える、のかも?
お金で買えないものは?
お金とは何か?お金で買えないものがあるがテーマ。
川村元気の小説を読んでから興味をもって見てみた。小説の方がおもしろかったというのはよくある話しで、これに限らない。むしろ、この小説をどうやって映画化しているのかが興味あった。少し、小説に忠実すぎて、場面をなぞってしまったような感じがして、もう少し、映画ならではのリズムがあってもよかった。
つまらねー!!! 佐藤健の作品は当たりばっかりだったのになー。。逆...
つまらねー!!!
佐藤健の作品は当たりばっかりだったのになー。。逆に、高橋一生はあまり作品に恵まれてるイメージない。
宝くじ当たってすぐに、他人にペラペラと、、、。そして、持ち逃げされたのに、妻にも話すとか。バカすぎてイライラする。
モロッコまで行く必要あるのか?
お金についての見方が少し変わる
TV番組の達×達に出られていた川村さんのコメントや意見が面白くて、映画を見てみた。
主人公がお金の意味や価値感を、あらゆる人々に出会いながら過去を回想しながら見出していくと同時に、自分もお金の見方が少し変わったようで、観ていて全く飽きなかった。
大金を複数の輩が奪い合うとか、そういう映画と思っていただけに、奪われたお金を通して主人公が自分や親友を見つめ直すところに視点の面白さを感じた。
全く本を読んでいないので、これから今作品や川村さんの他の作品も読んでみたいと思った。
また、夢になるといけねぇ
落語の芝浜が近い内容とは思うが、突然宝くじが当たった男がちょっと不安になり、金持ちの友人九十九に相談、金を持ち逃げされた事から九十九を探す為に変わった金持ちに会い「金とはなにか?」と悟らされていく。
寓話的な物語だから極端な人ばかりで、金を持っているのに彼らが幸せそうに見えない。
金を持っていると、チャンスに仕掛ける事が出来るはずだが、ギャンブルしたり啓発セミナーで荒稼ぎしたり、部屋の壁に札束隠して金に囲まれてるだけとかで、本当に変な人ばかり出てくる。まさに金に踊らされている人々だ。
急に三億なんて大金を持てば強盗や詐欺など奪われる不安感は誰でもが持つだろう。
市井の人々は日々を生きる為に働き、貯金してささやかな幸せを繋いでいくものだ。
勿論、金があれば…と誰しもが思うが、持っているからといって幸せではない。
「もっともっと」と金を稼ぐ事だけに生きた一男は妻に離婚を言い出されたが、あの妻の判断はどうかと思う。
ラストは芝浜らしくオチがつくが見る人によっては「ふぅん」で終わってしまうかもしれない。
「金の重みは人が決める」市場経済から株式取引やトレーディングによって異様な価値をもつものが出来、右から左に動かすだけで金が増える世界で、この作品のメッセージは大事な事と分かっているのに素直に受け入れられない気持ちも残った。
金をアゴで遣うようなおっきい人間になりたいけど、中々成れるもんじゃないよね。
テンポ感がいまいち悪くて、間延び感がありました。テーマとしては誰も...
テンポ感がいまいち悪くて、間延び感がありました。テーマとしては誰もが興味をひくものだと思いますし、面白いと思ったのですが、拡げ方と演出が微妙だったような…。
これならわざわざ映画の尺でやらなくて良かったのでは、と思ってしまいました。
家が火事になったらどうするの
お金とは不思議な物で貯めよう、貯めようと節約している時には大して貯まらず。。何かどうでも良くなって適当に使っている時にたまたま残高チェックしたら思ったより残っててビックリする事が何回かある。この映画を観てますますお金とは不思議な物だなと考えさせられる。そして何よりそんなに現金家に置いてたら地震や火事になったらどうするの!?と心配してしまった。
雲の上を飛ぶ旅で見た最高の映画だった
皆さん、ストーリーを話していますが、この映画はむしろストーリーを忘れさせる映画です。「黒いオルフェ」をレスペクトしているのではと一瞬思ったほどです。主人公が「お金」を探して行脚を重ねて会う人物がみなおもしろい。その特異な人物達が主人公にいろいろ話すのですが、存在感に圧倒的な格差があるため、ただ聞くだけの佐藤健。一瞬、佐藤健が俳優から何の取り柄もない普通の人に見えてくる。それから、モロッコの旅が物語に入ってくる頃から、この映画は怪物映画に変貌します。ただ、見ている、聞いているだけで楽しくなる。それに、この映画のストーリーを剥ぎ取るような音楽がいいんです。モロッコの挿話からは、音楽が他のすべてをリードして進んでいく感じかな。雲の上を飛ぶ旅の中でどの映画作品よりも最高に楽しめた作品です。
九十九さんの雰囲気に持ってかれる
まず、兄とはいえよく考えずに保証人になってしまった一男に腹が立ちます。家族がありながらよくもそんなぼけーっとした考えで生きてきたなと。しかも宝くじで3億円当選という大ラッキーを得ながら、安易に友人に使い方について頼る姿勢。借金さえ返せば家族は戻ってくるという根拠のない自信。主人公に魅力がなさ過ぎてうげーとしながら見てたのですが、高橋一生さん演じる九十九はとても素敵でした♡あの独特のカリスマ性を持つ雰囲気を演技で出せるのは流石です。モロッコ旅行での九十九さんとのエピソードは優しくて温かくて見入ってしまいました。
ただどうしても、どうしてこの二人が親友になれたのかという疑問が残ります。親友同士の魅力って同じくらいになるはずなのになぁ。
お金って何?
さてここで、お金があれば、幸せになれるのか?という問題。
私は、お金があれば、絶対に幸せになれるとは思わない。ただ、お金があることにより不幸は防げる可能性は増えると思っている。
そして、一番問題なのは、そのお金の出どころはどこかということが、結局は一番重要なことなんじゃないの?と思っている。
例えば、月収20万。毎月2万円貯めるのが精一杯だけど、頑張ってやっと貯めた100万円と競馬でいきなり万馬券を当てて、偶然にも手に入れた100万円。
これって同じ100万円だけど、全然違うでしょ。
ましてや人に言えないようなことをして手に入れたお金や、パパ活みたいなもので100万稼いだとしたら、それは、同じお金なのかなと思う。
自分の手にどうやって入ってきたかによって、お金の使い方も変わる。
あぶく銭を有効に使える人は、あぶく銭なんかなくても困らないような暮らしをしていると思う。(ここでいう困らない暮らしというのは、すごいお金持ちということではなく、身の丈にあった暮らしという意味)
よく、一生懸命働いてもお給料が安いから、もっと効率よく稼げることをしようと考えて別の手段でお金を得ようとすることがあると思う。
でも、そこで立ち止まって考えたときに、その得たお金はどういうお金なのかを考えてみてほしい。
そのお金は、ちゃんと申告をして税金も払って、その上で手元に残ったお金なのか。そのお金の出どころは、銀行に自分の収入として正当に説明できるお金なのか。
もし、マンションを買おうと思って、銀行にローンを申し込んだ場合、必ず審査が入る。この時に大事なことは、その収入が安定して入ってくるものなのか?なのだ。
月収20万だったとしても正社員で10年働いていたとしたら、貯金の額が100万円だったとしてもかなり信用される。
実は、お金は、額面としての価値の他にそのお金をどうやって稼いだかによって、その人の信用を生む基準になることがあるのだ。
人から信用をしてもらうのは、簡単なことじゃない。
ましてや銀行とか、公な機関から信用されることは、たくさんお金を持っているかどうかではない。誠実に堅実に自分の仕事に向き合って、継続してその仕事を続けているかどうかを客観的に評価される。
そこには、学歴とか、女性だからとかはそれほど影響しないのだ。大企業の課長なら、それはプラスにはなるかもしれないが、だからと言って、平社員でも年収が低くても、そこに大きな評価の差は生まれない。
私は、このお金で何が得られるのかという意味を、一番知らなきゃいけないのは10代だと思っている。
どんなお金の稼ぎ方が、自分の将来に大きなリスクが及ぶのか。
それを知っているか、知らないかで、人生大きく違ってくるんじゃないかなと思う。
いい大学に行くことよりも、大事なことは、ちゃんとしたお金の稼ぎ方を知っていること。どうすればお金+自分の信用を作ってくれるのかを理解すること。
すごくシンプルな話ではあるけど、決して派手な話ではないだけに、若い時にはつまらないことのように感じてしまうのかもしれない。
でも、お金って、その人の人生を変えちゃうからね。
だからこそ、お金さえ入ればそれでいい。みたいな人生は、結局、お金に振り回されて何も手に入れられない。ということになるのかもしれない。
理想ファンタジー風に、もし宝くじが当たったら…?
誰もが夢見た事ある宝くじ高額当選。
もし本当に当てたら劇的で、それこそ映画のよう。
そんな題材を映画化。
原作は川村元気。プロデュース作『君の名は。』は約250億円。
監督&主演は大友啓史&佐藤健。二人のタッグ作『るろうに剣心』は3部作で約126億円。
これだけだったら“百億映画”を期待出来るが、作品は今一つ“億万長者”になれず。(興行は不発感ある6億円…)
失踪した兄の借金を背負い、返済の為、ハードな仕事の毎日の一男。妻子とは別居中。
そんなある日、人生一発大逆転。まさかまさかの宝くじ3億円当選!
が、お金の使い道に困った一男は、ビジネスで億万長者となった旧友・九十九に相談するが…、持ち逃げされてしまう!
借金苦から“億男”へ、そしたら今度は全てを失い…お金に振り回される主人公の姿に何だか同情。
ボサボサヘアに眼鏡のステレオタイプだが、冴えなさを滲ませる佐藤健。
最低の友か、最良の友か。乞音症や落語披露など、高橋一生がなかなか巧演。
お金の周りには妙な連中が集ってくる。マシンガン関西弁の北村一輝と「叶いま~す!」の藤原竜也の怪演は見る価値アリ。沢尻エリカ、池田エライザも一癖アリ。
一男と九十九の“百コンビ”。
二人の友情のキーである落語とモロッコ旅。
落語の演目は作品とリンク。モロッコ・ロケが作品に意外なスケール感をもたらす。
九十九は本当に友情をないがしろにし、持ち逃げしたのか…?
その真意とは…?
お金って…?
お金で幸せになれるのか…?
お金、友情、幸せ…普遍的なメッセージをそつなく。
…と、まあ、それなりに面白いのは面白い。
が、不満足や難点も。
予告編の感じだともっと軽快で快テンポなコメディ、日本版『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のようなブラック・コメディを期待したが、良くも悪くも日本映画らしい真面目な作風。
普遍的なメッセージは悪くないが、ちと教訓や感動推し。
九十九がお金を持ち逃げしたのはある理由が。友を信じ続ける一男。
九十九のやり方にはちょいと周りくどさを感じ、信じる一男も人が良すぎ。
だって、実際だったらそんな美談は…。“お金”という人を狂わす魔なるものに対して、それに代えられないものを描いたのだろうが、何だかファンタジーみたいな理想ご都合主義。
大金に動じない黒木華演じる妻にリアリティーを感じられない。幾ら何でもあんな人、居ないでしょ。
ヒューマン・ドラマではあるが、先にも述べた通り、所々ファンタジーを見ているようだった。題材的にも理想的なメッセージ的にも。
3億円当選なんて、ある意味ファンタジーではあるけど。
見てて、もし自分だったら?…と、つい思い重ねてしまう。
胡散臭さ全開の輩の戯言に惑わされないか。
友を信じられるか。
…っていうんじゃなくて、
もし宝くじ高額当選したら、
各々支払いや借金を滞りなく支払い、ボロアパートからいいマンションか一軒家に引っ越しし、祝いに豪華な食事を食べたい。
旅行もしたい。
よく奢ってくれる先輩に驕り返したい。友達に気前よく奢りたい。
貯金は勿論として、自由に暮らしたい。仕事も辞めちゃうかな…?
別にこれは映画が優れてる云々じゃなく、あくまでお金持ちになった時の夢。
何分、自分も欲深いダメ人間なもんで。
さて、久々に宝くじでも買ってみるかな。…なんてね。
よくわからない。もやもやする映画。
すっきりする系の映画でなく、
良く言えば、余韻を残し、視聴者の想像を掻き立てる系映画。
悪く言えばもやもやが残る映画。
これといった抑揚というか、ハイライトは感じなかった。話が淡々として、飽きてしまう。自分は途中、眠くなってしまった。お金に関する説明が続く。
で、なんなんだ?
宝くじで3億手に入れたが、親友に持逃げされる。
そのお金で借金を返し、家族とまた暮らすはずだったのに。
親友を探す過程で、お金について色々な価値観の人たちと出逢う。自分も改めて家族と向き合い、お金のせいで何もかも上手くいかないと思ってたが、そうじゃなかった自分の過ちに気付く。
かいつまんで以上のお話ですが、合間でモロッコのシーンを挟みなんとなくそれっぽく仕上げてる感。
テンポも悪いし、最終的に、うん、で?って感じでスッキリもあまりせず。九十九くんはまたモロッコでも行ったのかしら?
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