未来のミライのレビュー・感想・評価
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家族の歴史から学ぼう
レンタルDVDで鑑賞。
原作は未読。
私はひとりっ子ですが、もし弟や妹がいたとしたら…と想像すると、その気持ちよぉ~く分かりますよ、くんちゃん。
だけど、お母さんもお父さんもくんちゃんへの愛情が無くなったんじゃなくて、ミライちゃんの分も増えて二倍になったんだよと言ってあげたくなりましたが、その必要は無さそう。
何故なら、未来のミライちゃんが教えてくれたから!
家族の歴史―過去・現在・未来を俯瞰して、些細な出来事や出会いの積み重ねがあったからこそ、自分はここにいるのだと云う当たり前のことを気づかせてくれました。
何事にも初めてはある。いろいろな経験を経て、人は成長していく。素晴らしき人生の営み。一歩一歩、確実に歩んでいきましょう。それには家族の支えが必須だよなぁ…
それらを表現する手法が巧み且つ幻想的で、印象に残るビジュアルばかりでした。でも少々しつこいので、観る人によって好き嫌いが分かれそうだなとも思いました。
[余談]
ましゃ(福山雅治のあだ名)ファンなので言わして下さい。
本当にいい声してるよなぁ…。カッコ良過ぎて痺れたぜ!
[以降の鑑賞記録]
2019/07/12:金曜ロードSHOW!
※リライト(2021/05/20)
※修正(2024/05/21)
細田守作品
史上最強につまらない
細田守作品は好きで全作品を見てきました。
今回ものんびり娯楽として見れたらと視聴しだしました。
30分ぐらい見たあたりから「ん??」
となりだし、これからラストに向けて何かあるんじゃないか?
と見続けましたが何も無く、とてつもなく苦痛な視聴でした。
単なるどこにでも居る家族にタイムパラドックス要素を足しただけのクソ映画でした。
主人公の声優の配役も大ハズレ。
主人公のクソガキ、両親もクソ。
家族愛?
成長?
全く何もありません。
物語の統一性も伏線回収もなくぶん投げ。
よくこんな作品を映画化できたなと驚くばかりの駄作でした。
評価は人それぞれかもしれませんが、沢山の映画を見てきた中でこんなにストーリー性も何も無いつまらない映画は初めてでした。
原作ありきの細田守。
単体になってからは凡作と性癖と自己満を押し出した見るも耐えない作品ばかり。
これからレンタルでもなんでも、お金を払って見る価値無しです。
好きなシーンもあるが
だって散らかして食べる方がおいしいんだもん
映画「未来のミライ」(細田守監督)から。
期待しすぎたせいか、場面設定も、ストーリーも、
なぜかわからないが、うまく入り込めなかったし、
作品中のメモを読み返しても、心に残る台詞も少なかった。
その中で、あえて探すとすれば、
子供たちが、オモチャでも食事でも「散らかす」理由。
「だって散らかってるほうが面白いもん」「ああ…確かに」
「だって散らかして食べる方がおいしいんだもん」「…おいしい」
この気持ちって、なんとなく理解できて面白かった。
私は今でもよく言われる。
「自分の部屋でも、机の上でも、もう少し片づけたら?」。
私は言い返す。「だって散らかってる方が落ち着くんだもの」
その感覚に似ていたからか、妙に頷いてしまった。
あっ、もう1つご紹介、母娘の会話。(祖母と母親と言うべきか)
「気づいたら怒ってばっかり。
こんなお母さんでいいのかなって不安になっちゃう。
でも少しでも幸せになって欲しいから…」
「それが分かっていればいいんだよ、子育てに願いは大事だよ」
「願い、か・・」
この「子育てに願いは大事だよ」のフレーズは、良かったなぁ。
細田監督の作品は大好きですが、これは残念
私映画
良く出来ている。しかし上位2割の人しか共感できない。
緻密な表現、限られた空間での効果的な演出、よく観察された子供の動きと独自性のある成長ポイントの表現。良いところも沢山ある意欲的な作品だと思う。子を持つ身としては共感出来る部分もあるし、あるあるを楽しむこともできる。しかしそれ以上の感動を得ることは出来ない。理由は先に書いた通り経験済みだから。得てしてクリエイティブを生業にする人は子供が出来ると子育てこそが最大のクリエイティブ業だという罠に堕ちいってしまう。特に映画に描かれている年齢層は強くそう思える時期だ。本当の子育てはまだまだこれからだということも多くの経験者は知っているからこういう時期もあったよねぇ以外の感情はそうそう湧いては来ない。何より見せ付けられるのはなんともオシャレな家に住み子供を二人育てる余裕のある今の日本においては上位2割の勝ち組リア充生活。この映画を見に来る人たちの殆どが共感できないだろうし、ただ不快な思いをするに違いない。リアリティがあるゆえに恋愛すらままならない今の日本の多数とは隔世の話だ。ミニシアター系の映画であるなら許せても細田監督はもうロードショー公開監督である。サービス精神とエンターテイメント性は必須の条件であることを忘れてはいけないと思う。
くうの声優が
くんちゃん
4歳児でしかない。大きな成長も大人の意に沿うような対応も示してくれない。「何してやがんだ、このクソガキ」という声も聞こえてきそう。ここまで徹底した幼児表現は画期的である。愛らしく憎たらしい。大人の思考では歩調があわない。くんちゃんのインサイドヘッドも見てみたい。
もはや巨匠扱いの細田監督。プロモーションも資本の後押しがあり、こちらがドギマギする。巷での低評価が追い打ちする。前作が不安要因。やはり失望はしたくない。ようやく恐る恐る見た。心配は見事に吹き飛んだ。「これだったらいいじゃないか!」十分に弾けている。
ディテールがよく描き込まれている絵作りの見事さ。ミライちゃんとくんちゃんの肌の弾力が伝わってくる。確かに断片的に5回繰り返される構成が最後の方できつくなるし、樹の説明のくだりは過多にも思える。しかし、個人的にはくんちゃんをもっと見たい。それだけで大満足である。
あれ?
層の豊かさ。
この監督の作品は正直今まで微妙でしたが、
今回この作品を鑑賞してファンになりました。
ドキドキワクワクを期待して鑑賞すると
確かに肩透かしを食ってしまいますが、
大人の視線で鑑賞するととても表現豊かに
子供のリアルな様子を描いていて
そして家族として一番新米だった主人公が
後輩未来ちゃんの誕生によって
責任感が芽生える心情が微笑ましく力強く感じました。
自分としてはハラハラドキドキ作品は
ハリウッド映画などに見られるように
展開パターンが決まっていて、
どんなにピンチになっても
スレスレのところでハッピーエンドに
なるのが分かりきっているので食傷気味という
こともあるからかも知れません。
逆にこういう作品は特定の立場の人に共感を求めながら
実は普遍的なテーマを描いているので
それについて深く考える機会を与えてくれると思うのです。
普遍的なものというのは一見当たり前過ぎて
素通りしてしまうことも多いものです。
やさしく分かりやすいエンターテイメントも良いですが
こういう作品が作れる日本映画はとても層が豊かになったんだなぁと
嬉しく感じました。
今見てつまらないと感じても、10年後20年後に見直してみると
違う感想を持ちそうな、そんな息の長い作品なのではないでしょうか。
盛り上がりに欠ける
期待ハズレでした
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