未来のミライのレビュー・感想・評価
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細田監督大好きだから頼むからがんばってくれ
よくこんな破綻したシナリオでアニメーターや予算を注ぎ込んだものだと感心してしまいます。唯一かっこいいと言われているひいじいじのところで、そういう小さな恋が今に至るまで家族をどんどん繋いでいくみたいなのはさ、わかるんだけど、話散らかりすぎだよ。
一体どんなワクワクする冒険なのかと思いきや拍子抜けで怒りが収まらない。中途半端、支離滅裂、もはやホラー映画
話がめちゃくちゃだからこの映画においてはネタバレも何もあったもんじゃない。
声がよければ声だけはよかったよねとなるはずが、声もアニメ史に残る大失敗キャスティング。どう好意的に聞こうとしても男児の声じゃない。成人女性にくんちゃんすきくないーっ!とか大騒ぎされても気まずいわ なんでおおかみこどものときみたいにオーディションで子役とらなかったん?
成人女性でもちゃんと子供の声に聞こえる声優さんはたくさんいただろうに。
しっぽをつきさして犬化したり謎のダンスやこちょこちょをおねだりなど脈絡も目的もなく、監督が入れたかったシーンが断続的に登場し観てるこっちはポカーンです。
少しは半獣を我慢できないものなのでしょうか?
こんなにも半獣が関係ない話でよくまあ入れてくるもんだと逆に感心してしまいます。
そしてタイムリープの理由の貧弱さ…。
こういった批判を雑音だとか言いまくるキャラが登場したり、ネットのコメントを暴力的に描写して応戦してきた嫌味たっぷりの駄作2、竜とそばかすの姫。
監督、批判は雑音じゃないよ!ちゃんと受け止めてください。みんな細田監督のこと好きだからこうやって頑張って指摘したりがっかりしてるわけ!
深海に勝って欲しいんですよ!
大ヒットした時かけサマウォも奥寺佐渡子さんの力と細田監督の映像美のタッグだったからもともと細田・奥寺ですよってもっというべきだったのに、まるで全部細田監督だ、みたいになってたのもずるかったかな。今は露呈してきているけど。
関係ないけど、90年台半ばに大ヒットした学校の怪談、あれとかも脚本奥寺さんなんですよね。
うーん、すごい。
思っていたよりは良かった
ここでの平均評価がとても悪くあまり期待しないでTSUTAYAでレンタルしたが想像より見応えがある作品でした。
私は一人っ子で育ってきたのと、現在は子供がいないので子育ての大変さや兄弟が増えた時の気持ちは残念ながら全くわかりませんが、話を見ていくにつれお母さんとお父さんが互いに成長していくのが面白かったです。
家族一人一人のエピソードも断片的ではありますが見ていて、くんちゃんやミライちゃんに対する心情も理解できましたし、何よりひいおじいちゃんのかっこよさが一番響きました。
戦争で足を負傷してしまいビッコを引かないと上手く歩けないのにも関わらず、それにめげる事なくバイクでくんちゃんを乗せ、颯爽と走る姿はカッコよすぎ。
二輪免許を取りに行こうかな?とつい感じました。
黒木華・星野源の声優がとてもよく、特に黒木華は連続ドラマ小説"純と愛"やイチケイノカラスなどで幅広く活躍している女優さんですが、声優も上手いとは…演技も上手ですが声優も上手いとは…
上白石萌音には賛否両論がかなり沸いてますが、確かにもう少し幼い雰囲気の声を起用した方が良かったと感じます。
これで小学校低学年の役なら頷けますが、くんちゃんの設定は"4歳"ですから…
Eテレのおじゃる丸ですらこんなはっきりとは話せませんし、自分の幼少期ですらここまで話せた記憶は皆無です。
違和感あり
見てる間中、ずっと違和感を感じ続けた作品でした。
色々と原因はありますが、一番の原因は主人公くんちゃんの4歳という年齢設定だと思います。
両親に駄々を捏ねる場面でのくんちゃんは、赤ちゃん帰りしてしまった設定なので問題ないのですが、それ以外の場面でのくんちゃんの知的レベルと行動は4歳児のものではありません。お子さんがいる人なら分かると思いますが、小学3年生以上下手したら高学年の思考レベルにしか見えず、どう見ても幼稚園の年中児には見えないのです。
この点がどうしようもなく気になってしまい、話に入り込めませんでした。多くの方が声優さんの違和感としてレビューされてますが、キャラクターの年齢的な違和感が声の違和感となって感じられている方もいるのではと感じます。
竜とそばかすの姫を見た時も思ったのですが、キャラクターの発言や行動に蓋然性を感じない場面が多すぎるのです。「こういう人物だ」と設定した登場人物が果たしてこの場面でこう発言するだろうか?みたいな推敲が全く足りてないように感じます。そういう推敲があれば4歳児くんちゃんの発言や行動がもっとリアリティを持って描けたのではないかと思うのです。或いは、そういう推敲をすれば、このストーリーで主人公が4歳児という設定そのものにムリがあるという結論になったかも知れません。
監督ご自身が子育ての経験があるのに何故こんな描き方になったのか…もしかしたら、ご自身が子育てに向き合って来なかったのかな??なんて邪推してしまいました。
あと、両親・祖父母がみんな揃ってくんちゃんをないがしろにしすぎに感じます。母親の態度はイヤイヤをワザと起こさせてんのかい!とも思え、全く気分がいいものではありませんでした。家族の繋がりを描く作品で、くんちゃんが酷くないがしろにされるシーンをあそこまでしつこく見せる必要があったのかと疑問です。現実の多くの親や特に祖父母は上の子にもっと優しいのだから、そう描かないと大多数の共感は得られないと思います。
全体を通してモヤモヤを感じる作品でした。話の着想自体は面白くなり得るものだと感じるだけに残念に思います。
ただの家族の形だけではなくて、それぞれの家族にひとりひとりに人生が...
こんなにイライラするとは、、、
くんちゃんの成長物語なのか、家族の系譜の大切さを思う話なのか、何を見せられてるのかわからない。内容が薄すぎる。
くんちゃんの成長物語とは言ったけど、成長した感が殆どしないし、ストーリーの展開が微妙すぎてイライラするし、、、。
評価の高いオオカミこどもの方もさして面白いと思わなかったし、スタジオ地図の作品自体が私に合わないのかもしれない。
声優も有名人ばかり使ってるけど、パッとめをひく人はいなかった。
山下達郎の曲は良かった。
インディビジュアリズムに対する警鐘
行き過ぎた個人主義に警鐘を鳴らしている作品だと受け止めました。
主人公は今まで親の愛情を独占していたのに妹が誕生して両親が妹ばかり世話を焼くので嫉妬心や疎外感により感情を上手くコントロールできない。大人なら下の子の世話が増えるのも上の子に対する愛情が希薄になった訳ではないのは分かります。が、主人公は子供(自己中心的=個人主義)なので理解できない。
そんな主人公がタイムスリップして幼少期の母親や既に亡くなっている祖父等に会い今の自分が存在するのは歴史の連続性、連綿と続いてきた流れの途中に自分がある、と実感し最終的に妹もその流れの一部であると認める(個人から集団、共同体の一部である)ことで成長を果たす。
印象に残っているシーンで未来の駅にて親の名前が言えない(歴史が断絶している)とおぞましい電車に吸い込まれて虚無に落ちるところ。人は個人では生きられない、もしそうだとしたら、ただ生きているだけ、というメッセージを感じました。
年齢重ねてもそんな大人いるよね?早く本当の大人になろうぜ、という監督の皮肉?も感じ取れ楽しく鑑賞できました。
人間離れした魅力的な人物、ど派手な演出、どんでん返しのストーリーが好きな人には退屈と感じてしまう映画かな。
声優がホント酷い…全く馴染んでない。
くんちゃんの成長日記
良かったですよ。(成人してる息子がいるオッサンの感想)
これの前に観た「おおかみこどもの雨と雪」が最悪で、期待値が最低だったのが良かったのかもですが、他の方のレビュー見ても「細田守さんの作品は観る人選ぶんだなぁ~」と痛感します。
要は「みんな色々大変だけど、肩の力を抜いて受け入れて少しずつ進めれば「まあまあ幸せ」それで良いじゃん」ってお話。
作品の世界観に浸ろうとしちゃうと矛盾だらけで嫌になっちゃいますので、片手間にぼーっと観流す位が丁度いい気がします。
いきなりお兄ちゃんにさせられたのを受け入れられない駄々っ子くんちゃん(4歳♂)の妄想なので淡水の熱帯魚と海水魚がなんで一緒に泳いでるんだ⁉とか思っちゃ駄目です。
あくまで暇つぶし程度で…。
そう考えるとやっぱり声優さんも含め、細田作品に関わることになった人達ってなんか可哀そう。
なるほどね〜👏
源殿の声と麻生御前の声からの萌歌姫
細田サイケ
金曜ロードショーで初めて見て、相当困惑しました。
が、再度見て検討した結果、細田守監督作品では「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」と並ぶ好きな作品になりました。
…別の意味で。
まず、公開規模を完全に間違えてます。
都市圏のミニシアター単館上映が相応しいです。
全国公開するには相当前衛的な内容です。
意味不明なストーリーラインと、主人公たる「くんちゃん」はじめ個性的な登場人物は全て細田守の投影であり、つまりは「家族人となった細田守の自己開示」です。
(この解釈はとあるレビューからの受け売りですが、一番腑に落ちました)
家族人としての不安感、異物としての乳児、ケモノや少年への思慕、グイグイ来る妹etc...が巧みな演出と共に描かれます。
描かれますが、特に合理的な説明は一切されないので観客はおいてけぼりです。
…が、この各シーンこそが表題の「細田サイケ」と称せる箇所です。
ぶっちゃけそれだけの映画です。
が、先に挙げた「細田守の自己開示」という補助線があるとメタ的に楽しめます。
そんな難解かつ私小説みてぇな映画を全国公開すんな、って話ですが。
結構好きなんだけどなぁ
脈絡がなさ過ぎて後半割と苦痛
文句なく良かった「時かけ」「サマーウォーズ」から「おおかみこども」「バケモノの子」と順調に右肩下がり(個人の感想です)を続ける細田守監督の2018年作品。
ストーリーがなんだろう、脈絡がなさ過ぎて後半割と苦痛だった。
犬が人間になる意味は?まして主人公がその尻尾を自分に付けてケモノ化するのは謎が過ぎて感情が行方不明よ……。
ひな人形の件(くだり)も必要だったかアレ。
それよりもJK未来の魅力を描くことに尺を割くべきだったのでは。
曾祖父のシーンも事前の掘り下げがないのでいまいち入り込めず。
映像は綺麗。ネオ東京駅(適当)にはワクワクした。
とは言え今どきの劇場アニメってみんな綺麗だから群を抜いてと言う程じゃない。
そしてあのホラー要素は子供にはトラウマもんで見せづらい思う。
あとね主人公の声が絶望的に幼児らしくなくて向いてない。
上白石萌歌が悪い訳じゃないんだ。これはキャスティングした奴がクソ。反省してどうぞ。
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