未来のミライのレビュー・感想・評価
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山下達郎の曲を聴きに来たつもりが良かった
山下達郎の曲を1800円で聴きに来たくらいで見てみたら、なかなか面白かった。
自分への愛情が、新しい娘が生まれたことで一変してしまうという一種の大事件を乗り越えようとするキッズのファンタジー映画。
なんで!?と理由を求めたら破綻してしまうことが多い
けれど、隣に座った親子は時折笑ったり、最後はすすり泣く音がしていました。
声が合ってる合ってないに関しては良くあることだし特に気にせず、また、
家族ってすごい!とか、
こうやって今の僕たちに繋がってるんだ!とか
そういう映画から何かを得ようとしてみるのは
あまりオススメできないかと。
なぜならこの映画は
知らないことだらけの幼い子供が新しい家族と対面し、自分の居場所がわからなくなりかけつつも、
自分のアイデンティティ 兄であること、家族であることを強く認識する
すごく小さな、ありふれた世界の瞬間を切り取った話
だからだと思います。
テーマ自体は新しくもなく、クライマックスも、あーアレがクライマックスか、、!?
くらいの感じです。すごくオフビートですが、飽きも特に来なかったです。
唯一気になったのは映画館で見てるのになんで16:9画角やねん。。。
出来損ないの21世紀版トトロ、薄味。
考えれば、考えるほどイライラするのは相変わらずの細田護節。
スタジオジブリの入社試験で規定2枚の絵の提出に100枚以上の絵を提出した細田守監督は、第二の宮崎駿監督と言われ本人も悪い気はしていないと思う。
けれど、細田守監督と宮崎駿監督の決定的な違いは子供の子供らしさだと感じた、というか人物への掘り下げ全般…
くんちゃんは4歳児なのに女子高生みたいな声で10歳児くらいの会話力。
大人の話もよく分かっていて、ミライちゃんが未来から来ているのも3分くらいで理解する。それは子供の想像力とかで賄い切れるものではなく、観客も付いていけない速さ。
4歳児だったら「トトロ」のメイちゃんと同い年。だからどうしても比べてしまう。
妹が出来た事で子供帰りしてしまう話はあるあるだけどその前が子供ぽくなさ過ぎて、物語を作るためにやっているとしか思えない。
細かい描写や動きを積み重ねて人物の性格を見せる宮崎監督とは違い、絵的な細かいディテールを大切にする細田監督の気にしている、建築家のお父さんがデザインした子供には危ないであろうコンクリートの階段が多用された家の作り込みや、部屋、街など、物語に関係ない事ばかりで話には何も絡んで来ない。
さつきとメイの家とその隣にあるトトロの森が物語を物語るうえで重要な装置になっていたのとは大違い。
物語の重要な部分を占める中庭の木になんの説明も付いていず、この木はなんでこの家族を記録しているのかを説明しないから訳が分からなくなってしまう。
家を作った時に、代々大切にしていた木を移植したとかいろいろ物語は作れたはず。
くんちゃんの成長を描きたいんだろうけど、子育て宣言したお父さんは成長せずただオロオロするだけで、これが細田守自身の投影だとしたらお母さん以上にイライラするわ!
お父さんが子育てしていく上でこの家が子供には危ないと、建築家らしく自分で工夫して直していく事で父親らしい成長を見せるとか、それを見てイライラしていたお母さんも落ち着くとかどうとでもできるでしょうに…
細田守というだけでお客さんも入るだろうし、絵が綺麗でなんとなく見れちゃうだけにこの思考停止は悪質。
そもそもなんでミライちゃんは未来から来れたの?
ターゲット層がわからない
次回作に期待してます
ハラハラ感は薄め、幼児持つ親にオススメ
細田監督の過去作バケモノの子やサマーウォーズと同様、若者が成長していく様を描いています。これまで通り、子供が観た後に「一つ大人になった」という追体験を夏休みにできる仕様になってはいます。
ただ、ストーリーとしては、前述した過去作にあったようなスリリングなエピソードや展開に欠けた印象です。ワープしていく時代ごとのオムニバスを見ているようで、エピソード一つ一つが持つパワーが弱く、いまいちクライマックスの盛り上がりも乏しい感じを受けました。当サイトで本作の評価が低いのは、過去作のエンタメ感あふれる物語を期待した人々が面食らってしまった結果だと思います。
物語はいわゆるイヤイヤ期の幼児が主人公で、行動原理や台詞などは、子を持つ親であればよく理解できるのではないでしょうか(だいぶコミカルですが)。一方、イヤイヤ期を知らない人にとっては、ただの面倒な子供に映るかも知れません。
ただ、声優が残念に感じました。イヤイヤ期の子供を分からずに演技してしまっているのが、しっかり伝わってきてしまいました。
もちろん10代後半の若手が幼児を演じる難しさはあると思います。ただ、あの年代の子供は、感情の起伏は抑えられなくても、普段の話し方はもっと抑揚がなく、大人が思っている以上に一言で物事を言い当てる強かさがあります。どうせなら公園のシーンで出てきた他の子のように、子供の声優をあてがうことに挑戦してみてほしかったです。
東宝芸能一押しの今をときめくモデルさんのようですが、日本映画は本当にキャスティング主義だと思えてしまったのが一番残念でした。(もちろん細田監督が主役の人選にどれだけ関わったのか分かりません。ただ、実力で選んだとすればそれもそれかと…)
脇を固める声優陣を見ればわかるように、細田監督はそういう風潮と一線を引いていると思ってきたので余計にそう感じるのかも知れません。
話は逸れますが、お隣の韓国の映画を見れば、ソンガンホをはじめあまりお顔立ちがいいとは言えない俳優陣ばかり出る映画「タクシー運転手」が去年大ヒットするなど、実力主義で結果をつかんでいます(何だこれは、と失笑してしまうシーンもありますが)。
近年の邦画は、実力を度外視した某事務所の人が大体入っていますが、観客は本当にそれを望んでいるのでしょうか。話題作「カメラを止めるな」の空前のヒットから学ぶことは多いでしょう。本作を観ながらそんなことを考えてしまったのも、細田監督に期待するところが大きいからに他なりません。
もう少しストーリーを面白くできたと思う&犬に化ける、雛人形のくだりなどあまり必要に感じないシーンがあったことで減点1
主人公声優で減点1
そのため星3つにしました。
普通
共感や感動とは別のところで
4歳の主人公が成長する話を丁寧に描いた作品です。
夢とか幻とか白昼夢みたいなものと現実の境界が曖昧で、時間の連続性もほぼ意識していない幼少期の思い出を丁寧にアニメーションにした印象です。
私自身は主人公にもその家族にも、共感や感情移入をほとんどしなかったです。
たぶん、感動もほとんどしていないのだと思います。
でも、突き詰めた丁寧さと演出は「すごかったなぁ」と自宅に帰ってからも思い出します。
2018/09/03追記
その後数週間考えてみたのですが。
この映画は、すごく鈍感な大人のもとに生まれた子供の悲劇を描いている気がしてきました。
救いは、経済的に恵まれていることと、妹と仲が悪くないことなのかな。
がっかりでした!!!
子育て映画
みんなが怒るのは
傑作ではないけど、佳作になりかけた残念な映画。設定が上手く行ってないのは、この監督の場合、毎度のこと。映画監督ではなくてアニメ監督。自分も含めて「時かけ」の亡霊ばかり追いかけて低評価しがちだけど、ようやくアニメじゃなくて映画を作ろうと監督がもがいている感じが好感持てる。いわばアニメファンさようなら。映画ファンこんにちは。って映画。
ただ、主張と道具があってない。血脈や役割を知ることで4才児が成長するって、どんな物語やねん。
家族観、子ども観がいびつ。今風狙うのはよいけど、提示されたもの以上の何もない。表面的。
くんちゃんの声はアカン。本気で合うと思ってるなら、耳を疑う。
ケモナーがアカン。監督が思う以上に、大衆は喜んでない。
ギャグがアカン。笑いではなくてギャグになってるんだよね。だから白ける人は白ける。
タイトルとポスターもあかん。これはアカン。一番アカン。騙しすぎ。騙せる時代はもう終わりましたよ。
日テレ?東宝?ヒットさせるための下衆な戦略が見え透いてて、そろそろ割りきって本気で作ってみたらと思う。
みんなそこに怒っているんじゃないの?
面白くないと聞いていたけど
ケモナーだとかショタコンだとか散々なこと言われてるしつまらんだろうと何となく風の噂を聞いてる皆さん。細田守監督の自己満足だけの作品ではなかったそれは伝えておきたい。
アルバムを見せながらおじいちゃん、おばあちゃん、お母さんの子供の頃、お父さんの子供のころっていうのを聞かされませんでしたか?子供はそれを聞きながらすごい妄想をしているのかもしれません。ストーリーの流れとしては主人公の4歳の男の子くんちゃんが家族の過去と未来のことを体験して成長する物語です。
俯瞰から始まる横浜の景色はとても綺麗だったし、4歳の男の子ってのはわがままでお母さんっ子っていうのがよく表現されていた。
そして作品の肝である家族愛。一つの家族が形成されている中には様々な物語が詰まっておりそう言う物語を子供に受け継いでいくのだとそして成長していくのだと。
是非、カップルとかでみて子供についてお互い語ってみる、そう言う作品なのかな。とても感動する作品でした。
噂通り。 伝えたい事は少し好感が持てた。自転車のエピソードはちょっ...
何これ、うーん😔
解説。
一見しただけではわからないが、実は脚本がよく出来ているなと感じたのでそこを書いてみたいと思います。
細田監督は人は夏に成長するというテーマを描いてきた。
その象徴が入道雲。
夏に高く伸びていく雲は、人の成長を表現するには、ぴったりのモチーフだ。
夏には特別な経験をし、それが人を成長させる。
くんちゃんの独特な家の中庭、1本の木のある庭でファンタジーが生じる。
この特別な経験がくんちゃんを成長させる。
妹の誕生で両親の愛情を奪われ嫉妬していく中で、様々なファンタジーを通じて最終的に兄として成長していく。
この映画は5つのパートで構成されている。
くんちゃんに大きな不満がたまり、ファンタジーが生じるという構成。
この同じ構成のパートが5回繰り返される。
ただし構成は同じだが、内容が変化していく。
(構成を同じにする事で、変化を感じ取れるようになっている。
同ポジといって同じ構図の映像を別のシーンで撮る事で、変化を表現するというカメラの演出法を使う事で知られる細田監督だが、
今回は脚本でも同じ様な演出をした)
くんちゃんは家で両親と生まれたミライちゃんを待っていた。
(くんちゃんは風邪をひいていたから病院には行けなかった。お母さんが風邪は治った?と聞いていたから。それでおばあちゃんが看病と子守りに来てたんだろう)
雪が降ってきて中庭から空を「ふしぎー」と見上げるくんちゃん。
(この美しいシーンはこれから起こるファンタジーを予感させるような演出)
母親が帰った来た時に、くんちゃんは四つん這いで歩いて犬の鳴きマネをして、喜んでいた。
(犬に変身するファンタジーの伏線がはられていた)
待ちに待った母親はミライちゃんのことばかりで、全くかまってもらえなくなっていた。
寂しさや満たされなさでついにミライちゃんをドクターイエローで叩いてしまった。
(ドクターイエローがくんちゃんの心情をうまく表している。
ドクターイエローは線路の不具合がないか点検する新幹線。
暴力はいけないことだが、くんちゃんの心に大きな不具合が起こってるという事を訴えているようでもある。
攻撃であり、助けを求めた叫びだった(このシーンはラストにつながる事をのちほど触れる))
泣きながら部屋の外へ出た時に突如、庭でファンタジーが生じた。
庭がいつの間にか別の場所に変わっていた。
飼い犬のゆっこが擬人化していた。それでくんちゃんがミライちゃんに嫉妬していると教えてくれた。
かつてはゆっこもこの家で愛を一人占めしていたが、くんちゃんが生まれた事で同じ様に追いやられたという事も告白された。
(この映画のテーマがくんちゃんに教えられたのと同時に、観客にも教えられた。
両親の愛を一人占めしていたくんちゃんが、ミライちゃんの誕生によりその座を奪われ、精神的な危機を迎える。
親に依存している子どもにとって、その危機は自分の存在を脅かす程のもの(自分の存在を完全に否定されたように感じられた)で、くんちゃんはミライちゃんへの嫉妬に狂う。
この嫉妬が最後まで続く)
そして、くんちゃんが犬に変身して家の中を走り回る事で不満が解消された。
ファンタジーによって一時的ではあるが不満が解消された。
(細田監督は「おおかみこども」や「バケモノのこ」などで人ならざる者を描いてきたが、くんちゃんがファンタジーで犬に変身する事で本作でも人ならざる者を描いた。
人としての制約から解放され、家の中を自由に走り回る犬のくんちゃんは爽快である。
直前までのくんちゃんの鬱屈した気持ちが吹き飛ぶようだ。
また下の子に嫉妬した4歳児は、ある意味バケモノだろう。
くんちゃんが終始獣のように泣きわめくのもバケモノを描くという細田監督のテーマと一致する)
ミライちゃんは泣き、お母さんは鬼ばばのように怒り、くんちゃんは泣き叫び、お父さんは顔面蒼白。家庭の大混乱がファンタジーによってすっきり解消される様は見ていて痛快だった。
雛祭りの時期になり、じぃじとばぁばがやってくるが、ミライちゃんの動画ばかり撮ろうとする。
一生懸命にかわいいポーズをとるくんちゃんが痛々しい程ミライちゃんばかり。
両親は赤ちゃんを未来と命名。
(この時お母さんがたい焼きにわざわざバターを塗って食べていた描写がいい)
母は職場復帰、家に残されたくんちゃんだがお父さんは仕事で全くかまってくれなかった。
ミライちゃんの顔にお菓子をのっけるいたずらをし終えて庭の前を通ると、ファンタジーが生じ未来から中学生になったミライちゃんがやってきた。
(のちに高校生のくんちゃんが出てくるし、4歳で妹が生まれているのでミライちゃんは中学生だろう)
雛人形を出しっぱなしで婚期が遅れるのを防ぐためにやって来たのだという。
この時くんちゃんがミライちゃん結婚するの? かけっこするの?と聞いた。
(ひいじぃじのエピソードをさりげなく出すうまさ)
さらに好きな人がいるの?と聞いた。
(くんちゃんが両手で作った輪からミライちゃんを見ながら聞いた。
まるで双眼鏡で詳しく観察してるようでもあるこの演出がいい。
この時ミライちゃんはひどく照れて焦っていた。
おそらくミライちゃんは初めて本気で人を好きになったんだろう。
恋で頭がいっぱいの思春期真っ只中の中学生ミライちゃんは、迷信でも雛人形の事が気になって仕方がなかんじゃないんだろうか。
この年代の女子が占いとかおまじないにハマるみたいに。
因みにくんちゃんを保育園に送り届けるシーンで、さりげなく男子生徒に夢中になっていた女子生徒たちが描かれていた。
ミライちゃんの恋を暗示しているのかも)
蜂ゲームをしたが、この時のミライちゃんの両手の人差し指を立てて頭の上に持ってくるポーズがかわいらしい。
(細田監督は、女の子の可愛いしぐさを描くのがうまい。例えばサマーウォーズの冒頭のセンパイの女の子のしぐさ。(のちにもう一度女の子の可愛いしぐさ演出が出てくる))
ゆっこと未来のミライちゃんとくんちゃんは協力して雛人形を片付ける事が出来た。
まったく遊んでもらえなかったくんちゃんが、楽しく遊ぶことが出来た。
現実の遊んでもらえない不満が、ファンタジー(人になったゆっこと未来のミライ)によって解消された。
現在のミライちゃんには嫉妬しているが、未来のミライちゃんとは共同作業で仲良くなれた。
(ミライちゃんが現在にやって来た隠された目的は、くんちゃんを助けて家族(自分)を好きになってもらうことかもしれない)
(前回のファンタジーは犬になって一人で遊んでいたが、複数遊びに発展している)
母に片づけられない事を叱られたくんちゃんにファンタジーが起こり、また未来からミライちゃんがやってきた。
お母さと仲良くするように言ったミライちゃん。
この時くんちゃんは自分はかわいくないと言った。
(今まではミライちゃんを攻撃するのみだったが、今回は新たに自己否定の感情が生じた。
怒りの背景にある悲しみが表現された。)
魚の大群に飲みこまれ、今度はなんとくんちゃんが過去の世界にタイムリープしてしまった。
そこには泣いている子どもの頃のお母さんがいた。
くんちゃんはその子の頭を撫でてあげた。
(まるで妹を守る(ラストにつながる)兄のようだった。くんちゃんが兄としての成長のあるシーンだ)
この時、過去のお母さんはウソ泣きだったが、その後の舌を出してこの事を説明する時の感じがとても可愛い。
(やっぱり女の子の可愛いしぐさ演出は秀逸)
おばあちゃん(くんちゃんからはひいばぁば(ラストのインデックスに出てくる))に猫を飼ってもらうお願いの手紙を書いていたのだった。
そして二人で家の中を散らかし放題にしたが、お母さんはばぁばにこっぴどく怒られた。
(前回、前々回と同様に暴れまわって不満を解消したが、その後に過去のお母さんがばぁばに怒られた。
単に不満の解消だけではなく、自分の行動に責任を持つようにならなければない事を学ぶ機会でもあったんじゃないかな。
泣いてる女の子の頭を撫でてあげる優しいくんちゃんにとっては、一緒に暴れまわった女の子が怒られ泣きながら謝るのを聞くのは辛いことだったんだろうな。
自分が怒られるんじゃなくて、このようなつらい思いをして学んでいくんだろう)
ファンタジーが終わり寝ているくんちゃんに、お母さんは口づけしながら、くんちゃんはわたしの宝と言った。
くんちゃんをほったらかしにして、怒るだけに見えたお母さんだったが、ちゃんとくんちゃんの事を愛していた。
これに応えるように涙(理由はインデックスで明らかになる)をためて寝ているお母さんの頭をくんちゃんは撫でた。
(お互いにお互いの事を想っているが、それをお互いが寝ている時に表現したという演出がにくらしい)
(今回は新たにくんちゃんの感情が深まったり、女の子にやさしくしたり、つらい思いしたり、責任を学んだりした。
カッパを着ててわかりにくかったが、ミライちゃんの制服が夏服に変わっていた。
夏に人は成長するという細田監督のテーマを思い出す。)
お願いの方法を知ったくんちゃんは自転車を手に入れることが出来た。
くんちゃんは早速お父さんと公園へ練習に行った。
(自転車の練習は単に遊ぶのとは違い、技術を習得して自分の出来る事を増やす事でもある。
しかも父と息子の男同士の絆を作る事でもある。
それは女のミライちゃんでは決して出来ない、くんちゃんにとって特別な事だ)
しかし全然自転車が乗れるようにならないし、そんなくんちゃんをほったらかしにしてベンチで泣きだしたミライちゃんをお父さんはあやしに行ってしまった。
この2つの事にくんちゃんは泣くしかなかった。
家に帰ってきて、お父さんに八つ当たりして、庭でヘルメットを脱ぎ捨てた時にファンタジーが生じた。自転車用のヘルメットはバイクのヘルメットへと変わった。
前回、未来のミライちゃんからはぐれて過去にタイムリープしたが、今回はさらに時代をさかのぼった。
くんちゃんはそのことを知らずに、過去の父親の所へ行ったのかと思っていた。
そしてひいじぃじと一緒に馬に乗り、バイクに乗った。
父親との男同士の絆を取り戻すようだった。
そこで乗れなかった自転車の乗り方のコツを教えてもらった。
遠くをみる事、乗り物はみんな同じだとい事。
くんちゃんがかっこいいと言ったが、ひいじぃじは最初バイクの事を言っているのかと思った。
実は自分の事を言われているのだとわかると何とも言えない表情をした。(インデックスで表情の意味がわかる)
現在に戻ってきたくんちゃんはもう嫌になっていた自転車に再びチャレンジして、見事乗る事が出来るようになった。
(今回は父と子の代理の絆をファンタジーで得る事が出来た。さらに自転車の乗り方も習得できた)
コメントへ続く
泣きました。
想像なんだか、本当にあったことなんだか、よく分からない話を、子どもって、わぁ〜っと喋る時があるけど、そういう感じがすごく出てて、実は本当にあったことを喋ってるのに、大人は信じてないだけっていう、ファンタジーだけど、優しい世界観だなって思いました。
誰かの記憶の断片の中を、行ったり来たりしてる感じで、水槽のネオンテトラとか、悪いことしたあとの怒られるシーンとか、何だかちょっと懐かしくなるような空気感が素敵でした。
久々に余韻に浸れる映画でしたよ!
細田監督だなぁという感じ
くんちゃんの時代を超えた冒険シーンがなかなか面白いです。それぞれの時代、それぞれの家族だったものが、くんちゃんの家族に繋がっていきます。
そして未来ちゃんにかかりきりになって、はからずもくんちゃんの気持ちを無視してしまう両親の姿が、完璧な育児はないことを示しています。子どもや子育て世代向けアニメだと思うのですが、作画もよく学生の私でも楽しめました。ひいじいちゃんカッコいいです
マイナス部分は、やはりくんちゃんの声がどーーしても女性に聞こえます(実際そうなので仕方ないんですが…)。その声で4歳児の駄々をこねているのでとにかく合わない。俳優さんが悪いわけではないんですが、幼児声の上手い本業の声優さんにしてほしかったです。
それから、個人的に未来のくんちゃんが反抗期真っ只中にしてもちょっと4歳のくんちゃんとキャラが合わなくない?とは思いました。細田監督の趣味丸出しなんだろうなぁ…という感じです。細田監督の映画なのでいいんですけどね。
全788件中、281~300件目を表示