未来のミライのレビュー・感想・評価
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ファンタジー要素が弱かったかな?
過去の作品に比べ、ちょっとおとなしい感じがしましたが、十分ファンタジーしていました。
そのファンタジー部分が弱いので、評価が低いのかもしれません。
現実世界の中にミライちゃん達が入り込むシーンにはハラハラしましたが、くんちゃんが過去の世界で出会う話しが淡々としていた事で、作品の力が下がった感じです。
山下達郎のファンとしては、2曲も聴けたのが嬉しかったですね。
独身子供ナシの身にとっては「あるある感」は感じられないほどの内容...
独身子供ナシの身にとっては「あるある感」は感じられないほどの内容でありましたが、それでも兄妹という同じ境遇のため、遥か昔の少年時代を思い起こすエピソードもあり、なんとなくくんちゃん(上白石萌歌:上白石萌音の妹)の気持ちが伝わってきました。子育て中の親、子育て経験のある人は共感を得ること間違いなしでしょう。
『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(五百田達成)という本を読んだことがあれば、この兄妹の関係は切実なまでによく理解でき、両親の愛情をたっぷり独占できていた長男がある日突然妹によって奪われてしまう立場に納得なのです。鉄道が大好きでプラレールを部屋いっぱいにして楽しんでいた長男くんちゃん。部屋を散らかしても「片付けなさい」と両親やばぁばからかまってもらっていた。最初は妹ミライちゃんができて喜んでいたのに、自分に愛情が注がれないと感じてしまうようになっていくのです。
物語はSFファンタジーで、未来から来たミライちゃんに色々教えてもらうという展開。両親や曾祖父のわかい頃にも遭遇し、男の子としての成長物語を描いています。しかし、大きな展開もなく、せっかくのタイムトラベルという設定も十分には活かされず、ストーリーの醍醐味は感じられずに尻切れトンボのまま。くんちゃんとミライちゃんが大冒険を繰り広げるとばかり想像していたので残念な内容でありました。また、ひい爺ちゃんの戦争体験というエピソードもありましたが、生き残ったおかげで今の家族があるという、戦争描写がそれだけでは物足りなさすぎです。母親が猫嫌いになったエピソードも要りません。
今の政治家の中には「子供が産めないのは非国民」と訴える人もいるようだし、「産めよ増やせよ」とスローガンにした戦前の日本に戻そうとする今の風潮に迎合する作品なんじゃないかという危惧さえ覚えますが、まぁ頭を空っぽにして鑑賞すれば問題のないレベルでしょう。山下達郎のテーマ曲も良かったし・・・
期待はずれでした
とっても期待していたからなのか、なんだか映画の内容についていけず、途中、寝てしまいました。映画で寝ちゃうなんて本当にないことなんですが…
一緒に行った娘はまあまあ面白かったと言っていました。
やりたいシーンを詰め込んで、設定はガバガバ。
評価が低いことは分かって見に行きましたが、終始笑ってしまいました。
次のカットで直ぐに別次元に飛んでるし、犬が擬人化してて何も違和感を持たないのおかしいし、そもそもなぜ犬になって走り回れたのか。
タイムスリップする設定もガバガバだし伏線の回収も雑だし、細田さん監督業だけにしとこうよと笑えてきました。あんなにガッカリしたバケモノの子の10倍酷い...笑
妹が生まれて嫉妬するくんちゃんの姿は納得だったし、細田さんが言いたいんだろうなってテーマもわかる。ひぃじぃじとのシーンなんて、このシーンやりたかったんだろうなって。かっこよかったしまあ良いシーンではあったけれど。
お家も素敵だったし、カットカットは良かったけど、話しの脈絡なさすぎでしょ、もっとまとめてよって感じでした。
細田守監督作品の世界観は好きなので、お願い、誰か細田さんの為に原作書いて!とお祈りしておきます。
何故か懐かしさと、温かさと
私はまだ若者で、子供を育てた経験もないのですが、くんちゃんを見て、あぁ懐かしいなぁ、とか、わかるわかる、とか、何故かそういうふうに感じていました。
手がかかるくんちゃん。でも、そんなところが愛おしい。くんちゃんは私の宝、とお母さんが言うシーンは、何故か亡き母を思い出して、涙が出ました。お母さん、無条件に私を愛してくれてありがとう、って。
両親が構ってくれなくて、憎たらしくて意地悪してたくんちゃんが、最後は立派なお兄ちゃんになる。これからもこの2人は、喧嘩しつつ、大きくなるのだなぁ、なんて。家族って素敵だな、欲しいな、と思いました。むかしむかしから、今の自分まで。両親が結婚したこと、祖父母が結婚したこと、曾祖父母が結婚したこと。どこかひとつが変わっただけで、今の自分はここに存在してないわけで。一つ一つの小さな奇跡が積み重なって、自分は今ここに入れるのだと、当たり前だけどすごいことを、改めて突きつけられたられた感じがします。ああ、家族を、自分を、大事にしよう。そう感じました。
作品に描かれている描写はリアル!でも人間の温もりが無いのは何故?
本作は言わずと知れた「時かけ」「サマーウィーズ」と数々のヒット作を手掛けた細田監督の最新作で、勿論本作も最近の細田監督の作品テーマで有る、「ある一つの家族の肖像」を描くと言うもので、今回は4歳のクンちゃんと言う少年の目線で家族の姿を描いてゆくのだが・・・
やはりこの作品も家族を描いて有りながら、家族の中に脈々と流れ受け継がれていく筈の愛情や暖かさとか、命の繋がりと言えば良いのだろうか?そう言った家族の中に自然に備わっていると思う心の繋がりである筈の、絆と言うエネルギーが全く感じられない作品だった。
本当に母親がクンちゃんを大切に思って、涙を流している筈のシーンが出てきても、そこだけが取って付けたような不自然さで、映画全体の流れからは、この母親の愛情は滲み出て来てない。
冷たさしか見えてこなかった。
また、父と息子のクンちゃんが公園で自転車デビューを果たすシーン等を描いていても、それはまるで作り物の芝居のようなセリフに感じられてしまうのはなぜなのだろうか?
情景とセリフは家族の愛情有るシーンを描いているにも関わらず、サイボーグの様な人間味の無い一種の冷たさを感じてしまうのは、どう言う理由からなのだろうか?
家族を描いている筈なのに、血の繋がりが感じられず、人の温もりが希薄で無味乾燥としている。
妹の未来が初めて家に来るシーン、未来の赤ちゃんらしさとか、クンちゃんの動向と表情とかがすこぶるリアルに画的には描かれているのだが、でもそれら全てが計算し尽くして精巧に制作されたサイボーグにしか感じられない。
声優の方々が全く配役的に合っていないとか、声優として不自然と言う事でもない。
只々作品を観ていて居心地が悪くなる作品だった。
タイムスリップばっかり飽きた
打ち上げ花火や時をかける少女と全くおんなじでつまらない。タイムスリップばっかり飽きた。しかもみらいちゃん役上白石萌歌うるさい。
今回の作品は...
今までの作品とは違い、子供の成長がメインな感じでした。
絵がとても綺麗でした!
細田さんの作品が好きで今回も観て良かったと思いました。
子供ちょっとした成長がわかる作品で、作品のような出来事が起きて少しずつ大きくなっていくのかなぁと考えながら楽しめました!
点と点を散りばめただけの駄作
しっかりした監督が作成したにも関わらず、ここまでひどい映画は近年稀。1作目〜3作目までがヒットしたので期待した分裏切られた。声優がどうのこうの言う前に内容がひどい。男の子の成長過程を描いたアドベンチャーといったテイストにしようとしたが、成長過程に感情移入もしない。アドベンチャーにしては時系列がバラバラだしロジックがなってない。見る価値はない映画
家族が繋がる
「お兄ちゃんなんだから」って言われて納得できない……
お母さんや お父さんに言われた事をなかなか受け入れきれない……
子ども時代に抱いたこの気持ちを、くんちゃんは全力で表現しています。
最初は色々受け入れられない気持ちだったのが、幼い頃のお母さんやお父さんのお父さん、様々な人の過去に触れることで 少しずつ変化していく様子が良かったです。
私にはまだ子どもは いないけど、子どもが出来たらまたみたい作品。
親にだって、子どもの時代はもちろんあるし、その抱いた気持ちを少しでも忘れないようにしたい と思えた作品でした。
これはハマった!
我々家族にはドンピシャのシチュエーション、次女が生まれたときのこと、そのときの長女やら我々夫婦のことを思った。
ということで個人的には客観的に観ることができない作品だ。素晴らしい「家族の物語」だと思うが、子供がいない人、兄弟がいない人にはどう映るのだろう?
細田監督の最高傑作です。
以前の作品と比べて、テーマが深過ぎ、リアルで繊細過ぎるのが酷評の原因かと思います。
これからも、興行収入に束縛された作品から離れて、ガチで監督の真に作りたい作品をたまには世に出してもらいたいものです。
細田監督にしては…?
映像は綺麗で、巨大駅のシーンは、細田監督らしさがよく現れて面白かった。
でも、4歳のくんちゃんを主人公にしたことで、細田監督のストーリーを期待して観に来た人にとっては、物足りなさを感じたと思うし、自分もその1人。
声優陣は良かったし、福山さんまで出てるとは、予想外。ただ、4歳のくんちゃんの声は、上白石さんでは、どうしてもしっくりこなかった。
子育て真っ只中のママ達にしたら、くんちゃんのワガママや赤ちゃん返りも、アルアル的な共感も持てるのだろうし、それに、主夫してるパパも世相を反映しているのかもしれない。
でも、アニメだからこそ、4歳の子供の兄としての独り立ちのテーマは、今ひとつ入り込めず、賛否両極端な作品だと思う。
見れば、時間もお金も損!
子供を育てたことがない人たちが作った映画。
子供にも、ママにも全く共感することろがない。
仕草、言動、それを取り巻く環境、全て違和感。
酷いところ⑴声優が全く合っていない。
そのおかげで全員の歳が掴めない。
酷いところ(2)全体的に家族に愛がない。
→ママは子供をサッと置いて仕事に行く。
どんなに泣いていても無視。
→家の構造がメチャクチャ。
階段ばかりで子育てに向いていない。見ててヒヤヒヤする。
でも、パパのこだわりだそう。愛がないんだなー
→ママのパパに対する態度が冷たすぎる。
完璧に家事をこなせないと、ただただ、怒る。
見ててイラつく。
酷いところ(3)子供の言動に違和感ばかり。
赤ちゃんってもっと育てるの大変でしょ。
主人公は自転車にサクッと乗れたり。。。1週間は特訓してやっとでしょ。
酷いところ(4)ストーリーがない。
ってか、なんでみんな主人公の前に出てきた?
理由は何もない。ちなみに、オチもない。
もーーーーとにかく最悪!!!!
せめて子供や、子育て家族をちゃんと取材しなよー。
アニメどうこうよりも
映画化しようと思った人は、主人公が自分より幼い赤ちゃんが年上の高校生になって目の前に現れるという設定に触手が動いたんだろうけど、何も深まらなかったし感傷的になるところもなかった。
唯一、少しじ~んときたのは、ひいおじいさんが戦争で助かったところや、ひいおばあさんとのかけっこの場面。
観終わった後、アニメなんてこんなもんかと思ったけど、振り返るとアニメどうこうよりもストーリーそのものが映画化して見栄えがするものじゃないなと思いました。
あと、主人公のバカ坊主のわがままがひどすぎて(私は二人の子を育てましたが)、見ていてひっぱたきたくなりました。
(ひっぱたいたことはありません。)
「いやぁ。」・・・嫌ならやめろ。
「行きたくないぃ。」・・・じゃあ留守番でもしてろ。
うっとぉしい。
(でも、あんな子が本当にいるのかもしれませんが。すみません。)
最初はかわいいかもと思いましたが、最後は「このガキ。」
そう思いました。
昔の児童文学みたいな雰囲気は良かったが、対象がいまいち分からない
理由説明が重要ではないファンタジー展開。長くて深刻な話ではなく、短くて荒唐無稽な騒動(エピソード)の連続。でも最後には、その積み重ねが成長に…。
なんか、昔の児童文学みたいな雰囲気は良かった。でも、それにしてはかなり親視点や育児問題や新しい夫婦の役割分担にも重心があり、対象がいまいち分からない。
自分のことだけだった クンちゃんが、普段は意思疏通が出来ない犬や妹と協力して事を成し遂げ、本来なら会えないはずの母(幼少)と曾祖父(故人)とも交流する。他人の人生や気持ちに触れ、「兄」という肩書きを自覚し、少し大人になる物語。
兄弟なら味わう幼い頃のノスタルジーが旨く描かれていると思うのだが・・・・・
他の人のレビューを観て、まずびっくり!ここまで評価が低いとは思いませんでした。
個人的には冒頭の空撮シーンなんかは如何にも細田監督らしく、丁寧に凝った作りをしているなぁと・・・・・。また兄弟なら誰もが感じる愛情の希薄による嫉妬や、家族が抱える日常の疲れを淡々と描いているところなど、むしろ共感が持てるのだが・・・・・。
確かに今までの作品に比べるとドラマチックな部分が少ない分、物足りなさを感じる所はあるのかもしれないが、これはこれでいいのかなぁと思うのだが!
なんか奇をてらわず、日常生活における愛情をノスタルジー豊かに描いている演出に自分は共感できました。
監督はここまでの酷評を反省すべき
ペンギン・ハイウェイよりもかなり宣伝に力が入っていたので観ましたが、酷い映画でした。
冒頭くんちゃんの声優がくんちゃんになりきれていない感じが随所に感じられました。本職の声優さんでは無い方が担当されていたんでしょうか?声優さんもくんちゃんというキャラをきちんと理解出来ていないように感じました。監督もきちんとフォローすべきだったと思います。
ストーリーも支離滅裂、観ていても展開がよく分からず、全く楽しめませんでした。映画はストーリー性も一種の要素だと思います。それに、くんちゃん電車に詳しすぎませんか?あんな小さな子供で電車の形式まで正確に言える子は世の中にそれほど多くありません。小学生くらいなら理解できなくはないですが。
家庭の様子もみるからに上流階級の家庭、日本人の殆どがそのような生活とは無縁の生活をしています。ごく一部の上流階級の方々向けの番組であるならこれで良いですが、これだけ宣伝に力を入れたということは大衆受けを狙っていたと思います。それなら大衆らしい生活を表現した方が共感されたと思います。私から見ても羨ましくは思うも、共感はありませんでした。
監督は同時期に公開された、ペンギン・ハイウェイを一度観るべきです。同じ時期、未来のミライより宣伝は少なくてもストーリー性、声優の声もとても素晴らしいものです。
これだけの酷評はこれまでの映画を観た人達が、監督を期待してのものだと思います。
監督には今回の映画の結果を大いに反省し、正反対の評価になっているペンギン・ハイウェイについてもきちんと観て、観客の求める映画というものは何かということを今一度再認識して、次の映画に望んでいただきたいです。
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