劇場公開日 2018年5月26日

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ファントム・スレッドのレビュー・感想・評価

全130件中、21~40件目を表示

3.5歪んだ愛?

2020年4月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

弱った彼が愛しくて、
その愛を受け入れた彼。
その愛の形が完全に歪んでいるのかは他者には評価出来ない。
愛の形は様々。

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上みちる

1.0退屈でした

2020年3月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

4.0静寂の美学

2020年3月22日
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朝食にこだわる いわゆるルーティンで、あの朝食じゃないと全てが上手くいかないという囚われ人の考え方 朝食に宗教性、霊性を与えている、ああいう芸術家は多いような気がしました

この映画は静寂がキーで、俳優人の喋る時の口腔粘膜の接着する音、離れる音、舌の接着する音などが鮮明に聴こえる それが特別な雰囲気を与えるエッセンスな映画でした

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Shuhei

3.5感情

2020年3月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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R♪

3.0普通位

2020年2月16日
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鑑賞方法:VOD

普通位の映画でした☆

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hide1095

4.5【人よりも衣装を愛する男の倒錯した恋愛劇を気品溢れるドレスの数々と共に描き出す】

2019年10月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

 レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は毎朝、ルーティンで身なりを整え、朝食を摂る。この風景だけでレイノルズの性格が明らかになる。
 彼が作業場で布(レースだろう)を裁断するシーンの美しさ。

 彼の前に現れた大柄な素朴で垢抜けないウェイトレス、アルマ(ヴィッキー・クリーブス)に心惹かれるレイノルズ。だが、その理由は徐々に明らかになる。

 レイノルズは昼夜問わず、自ら作った絢爛豪華なドレスをアルマに着用させるが、徐々に二人の間に不協和音が生じていく。

 仲直りのためにアルマの淹れた紅茶をレイノルズが飲む。徐々に体調を崩していくレイノルズ。

 <今作で最も印象的だったシーン>
 アルマは更にレイノルズが嫌いなバターを使ってある食材を炒め、料理を作る。微笑みを浮かべながら口にするレイノルズ・・・。

<マーク・ブリッジスが手掛けた数々の衣装の美しさをベースに禁断の愛を描く物語>

<2018年5月26日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

3.0デザイナーの夫婦をスマートに

2019年10月5日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

ロンドンで活躍し脚光を浴びているオートクチュールの有名仕立て屋:レイノルズはあるレストランのウェイトレス:アルマと出会い、恋に落ちるが芸術家らしい振る舞いのレイノルズはアルマと何度も激突してしまう。

オートクチュールのデザイナーらしい偏屈な生活。
そこに、ごく一般的な幸せやサプライズを持ち込みたかっただけのアルマだが、ことごとく粉砕される姿には「偏屈だからそうなるわな」としか思えず、そこまでしてまだレイノルズのそばに居ようとするアルマに視線が集まる作りに。

時にはぶつかり、時にはあっさり引き合い、そんなデザイナーと1人の女性の人生をファッション業界を通じて描き切っており、起伏はあまり無く、あくまでスマートに描いて見せたな感があります。

レイノルズが当初スタイルに惹かれて付き合いだしたが、自分の弱さを知るアルマに別の意味で惹かれだし、対してアルマは当初ダンディだが偏屈な彼を知るも、自分の信念を貫いて彼を支えようとする。

「全て相手の事を理解出来なくても、一部一部相手の役に立てればいいじゃないか?」と夫婦の勉強にもなる映画でした。

大人しい作品ですし、淡々と語る様な映画ですので、夫婦で落ち着いた頃、奥さんの作った茶でも飲んで鑑賞下さい。

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巫女雷男

5.0アルマが毒キノコ。

2019年9月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

男目線と、(たぶん) 女目線と、半々に均衡のとれたシナリオ運びだったと思います。
観賞者男女それぞれ、共感納得する部分が多くてこのハウスの物語に呑まれて行ったのではないでしょうか。

カメラと光が秀逸だと思ったら、フィルム撮影だそうです!発泡酒を飲み続けていて久しぶりに瓶ビールのラガーを味わった時の「これだよ、これ!」感です。
音楽もロケもgood。衣装の美しさは言わずもがなですが助演の姉シリルの出で立ちの美しいこと。

【ストーリー】
オートクチュールに全人生をささげていたレイノルズは、田舎町のウェイトレス アルマをスカウトして連れて帰るんですが、このボディ (トルソー) が何故かそのうち喋り出すわけですよ。
「私は何時間でも誰よりも長く立っていられる」と心に呟き、“仮縫いのボディ”でいたはずのこのウェイトレスが沈黙の禁を破るのです。

で、そんなつもりではなかったレイノルズの慌てぶりが可笑しいのです。想定外の展開への混乱ぶりが。

つまり、町娘アルマが恋人となり、夫の仕事の擁護者でありつつ批評家の地位を固め、ついには彼女は妻を経て母となる。
初めて体験する女性とのお付き合いに苦戦惨憺するレイノルズを応援したくなります。
一日の計画を立て、創作のための霊感を整えるあの朝食のシーンに“粗野な闖入者”が現れて静寂を乱す。あれには爆笑でした。

僕自身の体験ですが ―
「この僕の前に居る人は一体全体なにものなのだ?!」と妻の顔をまじまじと見たのは僕が「いま書き物しているから5分だけ待っててねー」と言ったのにその女性は15秒しか黙っておれなかった衝撃の事件からでした。
男にとって女は厄介。女は仕事の邪魔者です。
女はミステリーです。揺さぶりをかけてくる。そして思いもよらなかった新しい世界を男に与えます。それが女。

すったもんだの結末には、レイノルズはバターたっぷりの毒キノコのオムレツを破顔の笑いで飲み下しましたね。あんなに頑なに手料理を拒絶していたはずが 恋はもーもくですわ。
毒キノコとわかっていて彼は“妻アルマの存在を食べた”のです。

引っ掻きまわしてくれたアルマの毒気を受け容れて人生の脱線を選んでしまったレイノルズの転戦・退却に、同性としては称賛の拍手を送りたいと思います。
こっそり言いますが年上の彼レイノルズは、負けた振りをしていてパパ活の小娘アルマに克ったのですよ。

DVDを見返してみるとこの映画は純愛物語であったことが判ります。
旧約聖書の箴言にこんなくだりがあります
「世の中に不思議なものが3つ、いや4つある~男の女に出会う道」。
自己チューの堅物だったのに恋に陥ちた瞬間のレイノルズは、まるでリチャードギアのようにはにかんだ少年のような表情を見せていました。
「人を好きになるっていい事なんだよ」
「人を好きになったって構わないんだよ」と、
この作品は教えてくれます。

【さいごに】
ダニエル・デイ=ルイスはこの出演で引退と決めていたそうですね。
出演作を絞り脚本を吟味する孤高のアカデミー主演男優が、定席であった主演の地位をウェイトレスに喰われるという“お粗末な”幕引き役を敢えて自分に選んだのは何故か。

ガンジーとしてインドを救い、リンカーンとしてアメリカを救ったDDL は最後に乳母車を押す家庭人として、そして喜劇俳優として一人の女を愛して救い上げた。そんな市井の男になって平凡なラストシーンを自分に贈ってみたかったのかもしれません。

(特典映像の”家庭人になったレイノルズ“のカットは微笑ましいんですよ)。

3回観賞。

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きりん

4.5PTAらしい、滑稽な狂気。しかしPTA作品らしからぬ美しい物語。

2019年8月10日
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鑑賞方法:映画館

 美しい映像と美しい音楽を纏った美しい物語は徐々に狂気に満ちていく。その狂気は踏み外しているわけではない。人間らしく、滑稽。しかし観ていくうちにその狂気が美しく見えてしまうのがこの映画の不思議な所。

 ダニエル・デイ=ルイスの圧巻の演技と役作りは非常に説得力があり、どんどん作品にのめり込んでいく。レイノルズは人に好かれる様な人間ではないのになぜか憎めない。それはデイ=ルイスの品があり、時に子供らしい一面がそうさせているのだと思う。

 ジョニーグリーンウッドのスコアは非常にシンプルで、この物語はイギリスのとても小さな美しく狂った出来事なんだと思わせる。

 PTAらしからぬ、上品でゆったりとした雰囲気の作品だが、人物達の内側に強い愛情を感じた。

 余談だが、観終わった後にアスパラガスとオムレツを食べたくなる作品だった。

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MOTTO

5.0ダニエルDルイスの弱い役どころを愛してました

2019年7月18日
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昔からずっと見守ってきたけど、強く正義の人よりは、女性のエゴに自らを捧げる弱さと優しさを演じる時に恋をしてしまう。『存在の耐えられない軽さ』の彼は私が一番愛した人でした。
今回引退なんて知らなくてショックでしたが、でも本来ならもう精神的に限界なんだろうと思うと、愛おしくて心が揺れます。今までにして最高に美しい彼を心に留めておきます。私の生涯において素晴らしい俳優との出逢いと別れです。ありがとうの一言に尽きます。

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300

4.0ドレスが美しい というのは言わなくてもわかる

2019年6月16日
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ロマンチックなピアノのメロディーとは裏腹にストーリーにはホラーを感じる けど美しい

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ちゃんりょう

3.5いっちゃってる

2019年5月26日
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デイルイスの職人芸が炸裂!
青筋までコントロールしてるw

お姉さんが割と理想の上司なんだが。

こんな結婚絶対やだ。

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アリンコ

3.0これが究極の愛と言うものなのか…?

2019年4月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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☆ユウ☆

3.0仕立て屋の愛、ウエイトレスの愛

2019年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

一流仕立て屋(ダニエル・デイ=ルイス)とウエイトレス(ビッキー・クリープス)が恋におちる。
この二人の恋の行方を追いかけていくが、最後までどうなるか分からない。
人間のやることは矛盾に満ちている。

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いやよセブン

4.0姉は多くは語らない

2019年3月12日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:4.2
双方の特性を理解した上で、多くは語らず中立でいる姉の存在が、物語をよりシックにしている。
独占欲と狂気を帯びたアルマの愛を、歪に受け止めるレイノルズ。身体のライン以外は全てにおいてダメ出ししかないアルマを何故身を呈して受け止めるのか。それはアルマへの贖罪と、向けられた愛の刃を飲み込める程の自身の気持ちを確認できたからなのか。ラストの食卓のシーン。言葉は無く2人の視線だけで、初めて本当の意味で愛を確かめ合ったのだろう。
まるでカズオ・イシグロが原作かのような、こんなにも気品漂いエレガントでシックな恋愛映画を見た事は無い。

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カメ

4.0上質の衣を纏ったコメディ

2019年3月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

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Masa_king01

4.0PTAのいつもの映像美に良い余韻。

2019年3月11日
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PTAのいつもの映像美、特にストーリーにひねりは無いものの、引き込まれるのは、ダニエルデイルイスの演技なんでしょうか。相変わらず良い余韻が残ります。

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KoN

3.0ヒロインが無理だった…

2019年3月8日
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悲しい

怖い

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Ao

4.0Paul Thomas Anderson

2019年2月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

ポール・トーマス・アンダーソン初鑑賞。
前々から、彼の作品は芸術として価値の高いものだと言われてきたのですが、難解な作品ばかりだとも聞いていたので、見るのを躊躇していました。今回ようやく友人の力も借りての初鑑賞。

結果やられました。難しすぎるー。ストーリーもさることながら、キャラクターを感じることがかなり難しい。多分素直に見ることが一番わかりやすいのだろうが、どうしても深読みしてしまう。このキャラクター実はこう思ってるんじゃないかとか、この表情の裏には何かあるんじゃないかと思ってしまう。それをせずにこの表情や行動から感じられることを素直に従っていけば、この映画に見えてくれるのかもしれない。
難しいのは、ヴィッキー・クリープス演じるアルマのキャラクター。彼女のキャラクターが二重人格なのかという疑念を抱くぐらい謎だった。最初に彼女は「彼には夢を叶えてもらったの」というセリフがあり、映画を見てる中で、何が夢なのかというのを探していたのですが、最後まで見つからなかった。それゆえ、彼女の行動や表情を見ていて「何が目的でこれをしているのか」というのに路頭に迷った。単純に考えると”愛”という大きな感情がそうさせているのがわかるのだが、そこに執着する自信がなかった。そこに彼女の過去と将来を少しだけ見せてくるから、さらに考えさせられる。

一緒に見た友人に気付かされたのだが、洋服の仕立て屋という仕事と、メイクアップ、毒キノコ。それらを使って、表面は美しいが、中に隠れている、隠されているものの醜さというものを表現している。それを踏まえると、それぞれのキャラクターが少しだけ見えてくる。特にダニエル・デイ=ルイス演じるメインキャラクターのレイノルズ。このキャラクターは一筋の軸があるキャラクターなのだが、それ一辺倒で、それ以外の部分が見えなかった。しかし、美しい表面の一方で、中に隠されている醜いものは、彼の本質というか、アルマを動かしている動機に繋がり、そこからアルマのキャラクターがさらに、見えてくれる。

このように細かい表現にこだわり、視聴者にヒントを与え、視聴者にそのヒントを繋げさせ、答えまで導くのが、ポール・トーマス・アンダーソンの手法なのかもしれない。こういう作品は疲れていて眠いときには見ないほうがいいのかもしれない。彼の作品にはとても細かい工夫が多く隠れている気がする。こんだけ普通じゃない作品ばかりなのに、視聴者から評価を受けているのには何かがある。

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vary1484

3.0美しい映画

2019年1月28日
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鑑賞方法:映画館

一言で言うと、美しい映画。

映像が文句無しに美しい。

オートクチュールのドレスの美しさと、アトリエの縫製シーンが見もの。

予告編を見た印象とは違い、ほとんど官能的なシーンが無かったのは意外。

そして映像に負けないくらい音楽が素晴らしい。

ピアノの旋律が実にいい。

役者さん達の演技力の高さは言うに及ばず、とても上質で、完成度の高い作品だと言える。

ただし、この二人の愛の形は理解の範疇を超えているし、才能ある気難しいマザコンオヤジに感情移入はできないし、好意的に見ることも出来なかった。

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META坊