アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダルのレビュー・感想・評価
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周りの環境に恵まれてたら…
トーニャの周りの人たちが本当にひどい人たちばかり。
まともなのはコーチくらい。
せめてお父さんが一緒にいたら。
とにかくあの母がいわゆる毒親。
子供は小さい頃から愛されているっていう安心感と自己肯定感が本当に大切なんだと改めて思いました。
でもトーニャが普通の家庭で育っていたらあんなに精神的にタフじゃないだろうし、オリンピック選手になれていたかどうか。
そう思いながらも、周りの人たちに恵まれてたらもっとすごいスケート選手になれていたように思うし、今もスケートに関わって人生を送れているように思います。
せめて結婚した人がまともな人だったら良かったのに。
そしたら「ケリガン事件」は起きてませんよね。
過去のトーニャを考えれば自業自得かもしれないけど、判決を言い渡された時の「私にはスケートしかない」にはトーニャが可哀想にも思えました。
終盤の「アメリカは愛される人と憎まれる人が必要」の言葉が心に残りました。
キャストの演技はマーゴット・ロビーはもちろんですが、母役のアリソン・ジャネイはすごいの一言です。
見応えのある映画でした。
「アイ,トーニャ 」の演技に乾杯!
共感出来る人いません
親が親なら子も子
☆☆☆★★ 映画の後半でこんな台詞が有った。 「ソニア・ヘニーはみ...
☆☆☆★★
映画の後半でこんな台詞が有った。
「ソニア・ヘニーはみんなから愛された」
ソニア・ヘニーはオリンピック女子フィギュアスケートの金メダリスト。後にハリウッドに進出してミュージカル女優として活躍した。
『銀嶺セレナーデ』 YouTubeから
https://youtu.be/FZn8uU-FNSw
こちらの方がその愛くるしさゆえ、愛された魅力が伝わりやすいかな?
おそろしい話だけれど、この当時は現役を退いてからかなり経ち。これでも全盛期にはほど遠いってのが凄いんですけどね∑(゚Д゚)
YouTubeから。
https://youtu.be/7sjnfkEOpsE
そして発見しました。これが正真正銘現役時代のソニア・ヘニーの映像。
1932年レイクプラシドとありますね。
まさかこれがオリンピック本番の映像?公式練習では無く? YouTubeから。
https://www.youtube.com/watch?v=2ZLU-NhDfBU&sns=em
明確な記録で勝敗が決するスポーツと比べて。フィギュアスケートの様に、他人の採点によって勝敗が決まる競技では常にトラブルが付き纏う。
現実に即して言えば、現状の採点方式になったのも、オリンピックで採点者に対するアンフェアな金銭授受が発覚したから。
またそれ以外にも、採点者には感情が有るので。選手によっての好き嫌いが、どうしても採点に反映されてしまう。
この辺りは、どんなにルール変更が施行され、より公正になろうとも。採点競技で或る限りは、永遠に言われ続ける事でしょうね。
そんな中でもトーニャ・ハーディングこそは歴史に残る《銀盤の魔女》で間違い無いでしょうね。
何しろ当時は(襲撃事件後は)日本でも、彼女の一挙手一投足が朝の番組で連日報道されていた程だから。
採点競技に於いては、採点者に対する採点批判は絶対にご法度。
なのにどうしても黙ってはいられない性格が災いし、次第次第に嫌われていく悪循環。
彼女の様に、ジャンプが得意な選手には 「芸術点が低い」と言われ易く。それは彼女以前に、伊藤みどりにもず〜っと付き纏った意見でも有りました。
映画はファーストシーンからかなり挑戦的。
有名な事件の真実を暴く作品で有りながら。一見すると、当時の本人達が本当にインタビューを受けている…かの様に見せ掛ける。でも実際は、そのインタビューの数々が直ぐに【fake】で有る事を隠さない。
フィクションの部分と、ノンフィクションの部分を同時に描く。
その為にドラマ場面に於いて、多くの出演者達が時々カメラに向かい演技をする。その事で面白い効果を上げている。
…のだが!
その反面で、その場面が多く有り過ぎるからか?段々とその効果が薄れて行ってしまっている気がするのが、個人的には勿体なかったのでは?と思えた。
エンドクレジットにて、本人映像が流れるのですが。今見ても、そのジャンプは素晴らしく。伊藤みどりの革命的なジャンプや。ロス五輪の時の、女子体操のレットンを彷彿とさせるゴムマリの様だった。
そう言えばボクシングに転向した時期も確かに有りましたね〜。
映画はその辺りも描いていましたが。
「オリンピックで4位止まりではスポンサーは付かない」
貧困から抜け出す事を目標としていたこの母娘。
だけど、この娘にしてこの母親有り!
又は、この母親にしてこの娘有りと言うべきか?
更には類は友を呼ぶ…と言うのが適切なのか?どうしようもない馬鹿夫とその仲間達。
ちょっとは同情しないでは無いのだけれど。結局は全て…。
【自業自得】
ですわな〜(^^;;
2018年5月5日 TOHOシネマズ/シャンテシネ1
怪作ですね
お馬鹿ばっかり
良い作品です。
スコセッシ映画かよ!
スコセッシ映画かよ!これは「フィギュアスケーターのブルーカラー」を描いた『グッドフェローズ』だ。才能ひとつでどん底からのし上がることはできない。「私のせいじゃない」が口癖のトーニャが哀しい。実はこれは『レイジング・ブル』だったと気付く
製作も兼ねた主演マーゴット・ロビーがとにかく素晴らしい。白眉はリレハンメルオリンピックの演技前。鏡に向かって必死で笑顔を作ろうとするが、涙がこぼれてしまうあの表情が絶妙。『レイジング・ブル』のデ・ニーロが重なったほど。アリソン・ジャネイはアカデミー賞も受賞したし言わずもがな
映画ではよく見るどん底の「引力」が本作でも描かれる。毒親、暴力夫、そしてバカ。トーニャは抜け出せず、「あの事件」が起きてしまい、世界中から嫌われた。でも自他共に認める「人生最高の瞬間」があるだけで大した人生じゃないか?俺にはそんなものはない。トーニャ、それだけで生きていけるだろう
人生の悲哀が詰まった物語でありながら、どこまでも軽やかで面白いのが良い。『グッドフェローズ』のように既存のポップスをバックに、第四の壁を破りながら、ボイスオーバーと小気味良い編集でとにかく「見せる」。『ラースと、その彼女』のクレイグ・ギレスピー監督がこんなこともできるとは
当然、製作・主演のマーゴット・ロビーが『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でスコセッシの演出に触れたことも無関係ではないはず
『アイ,トーニャ』も今年ベスト級の傑作。今年は傑作が多過ぎる。幸せだなあ
スキャンダラス。
三面記事ネタ。
トーニャは、この事件を起こさなくても、別の事件を起こしていただろう
トーニャ・ハーディングによるナンシー・ケリガンの襲撃と言う衝撃的な事件の映画化。主演で、プロデューサーも兼ねたマーゴット・ロビーは猛練習を行い、トーニャ・ハーディングのスケートシーンも演じています。
“関係者へのインタビュー映像”を模した再現映像を挟みながら、ナンシー・ケリガン襲撃事件について迫っていきます。見ていて思ったのが、「アメリカの社会って、昔から分断されていたんだな」と言う事。この映画を見るまで知らなかったのですが、トーニャ・ハーディングって、労働者階級の出身なんですね。子供にスケートを習わせるのにお金がかかるのは、古今東西変わらないと思うのですが、ああ言う生活でスケートを続けるのは、中々大変だったのではないでしょうか?だからと言って、事件が許されるわけでは無いんですが。
本当にあんな“自分は諜報機関の工作員だ”と主張する人がいて、それを何とも思わずにいる人たちがいると言う事に驚きです。エンドロールで、実際の画像が流れていましたが、本当に映画の中で主張している様な荒唐無稽な主張をしていましたからね。ビックリです。
それと思ったのは、個人攻撃のつもりは無いんですが、起きている事は全て他責のトーニャ・ハーディング(の再現)を見ていて、もし仮に、こういう事件を起こしていなかったとしても、いつの日かの将来に、何らかの問題や事件を起こしていただろうなぁと言う事。まぁ、成功した起業家やトップのアスリートは、常人には理解できない何かがあるとは思いますが、なんかマイナスな方の“何か”でしたけどね。ナンシー・ケリガンには気の毒ですが、起きるべくして起きた出来事でしたね。
トーニャ・ハーディング選手は類まれなく心が強い人
ザ・70年代
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